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houou no kaktayoku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
シリーズでは13作目、劉×遠藤カップル2作目となる鳳凰の片翼。
今作も奈良さんの表紙は眼福です!(まさかの先生半裸だしw)
ただの赤い炎に包まれてると思ったら、先生の背中は翼になってて、遠藤くんが抱きかかえるようにしてるのは片翼の鳳凰(先生の象徴)なんですね。
タイトルで隠れてる部分もジックリ見たい…。
前作で興味なかった部分から一気に萌えた鳳凰カップルなので今作も楽しく読むことができました。
受け→敵対組織に捕まる
攻め→助ける
とシリーズ毎回お決まりの展開ですが、個人的にその辺りは気にしてません。(シリーズ物の予定調和は嫌いじゃないので(^^))
今回も遠藤くんは可愛いです!
体格がシッカリしてる大人の男のハズなのに、何故だか子犬のような可愛さを感じる…w 先生が好きで好きで、必死の片思いをしている様が健気でキュンキュンしました。
読者的には、先生が"いつもの先生"と全く違って、遠藤くんは特別な存在なんだなぁっていうのがわかるんだけど、遠藤くん本人は"いつもの先生"を知らないから、自分がどう思われてるのか不安に感じてて…。
「劉さんが誰のことが好きでも、俺は劉さんが好きだから」
と、素直に気持ちを伝えるのが精一杯。
でも、先生からすればそのセリフは心外な言葉で。
"こんなに大切にしてるのに何故伝わらないんだ!?"と苛立ちを見せて舌打ちする先生の不器用さにニヤニヤしちゃいましたw
特殊な育ち方をした先生は「愛という感情」「愛し方」「愛され方」というものを知らなくて。遠藤くんに対して目覚めた特別な感情を通じて少しづつ「愛」というものを知り始めたと思ったら……まさかのとんだヤンデレっぷりに笑った!ヾ(*´∀`*)ノ
次回作では遠藤くんをガッチリ腕の中に閉じ込めてメタメタに可愛がってるんじゃないかなーと妄想してニヤニヤしたんだけど、現段階では鳳凰カップルの新作は出てないのですね…。先生のヤンデレ執着愛に捕まって甘やかされてる遠藤くんが是非とも見たいです゚+.((人д<o))゚+.
これの前に当たる『鳳凰の天翔』が09年でしたから約4年ぶり!
その間に、先生と龍の対決の『龍の覇道』があったものの、時系列的には天翔の半年後という形になるので、どちらかというと”遠藤君、久しぶり!”感でいっぱいです。
このシリーズの中で一番地味キャラかもしれない建築士の遠藤くんですが(なして勝手に遠藤君呼びw)かなり健気です。
最初に書いてしまいますが、龍に高柳の存在は欠かせないように、鳳凰(先生)にとって遠藤は、その高柳と同じような存在になったようでありますよ♪
そして、高柳といえば「高柳の食いしん坊万歳」ですが(?)今回は遠藤くんが食いしん坊万歳をやっておりました。う~ん、なんか嬉しい。
しかも遠藤くんは、台湾の美味しい処はレオンに教わったといいますから、おっ、これは番外で是非とも、”高柳、レオン、遠藤の食いしん坊アジアの旅”とかいうのをやってくれないかとか(笑)
余談はさておき、
麗人である先生が攻め!?でびっくりして、しかも襲い攻めという肉食な面を見せているこの鳳凰シリーズ。
冒頭も、二日仕事し続けて汗臭い遠藤を襲うエロな先生というシーンからはじまりほぼ50pまで(驚!)前作の回顧をしながら始まりました。
今回は、遠藤に持ちかけられたあのとん挫したはずの香港のウォーターフロント開発が再び後援企業が変わって持ちあがったということで、レオンの紹介で遠藤に話が行きます。
香港に帰らせてあげたいと願う遠藤と、それを頑なに拒む劉(先生)と。
しかし、持ちかけた相手アレックスというのは実は香港の黎一族に恨みを抱く者で、その復讐の為に劉(先生)を引き出したい思惑もあったのです。
そんなこんなでお約束監禁など遠藤が危険な目にあったりという図式を周到しながら、
前作で「あなたを愛したいと思う」といっていた先生が、遠藤を「離しませんよ」まで昇格させる、先生にとって必要欠くべからざる愛しい人に遠藤がなったというお話でありました。
遠藤についてはとにかく健気一筋。
仕事は才能ある建築士で認められているから問題ありません。
それにレオンと友達ということですから強力なバックでしょう。
そして今後香港プロジェクトでは高柳とも?この組み合わせどうなるんだろう?ちょっと楽しみかもしれないです。
さて、先生ですが、もうっ!!っていうくらいちょっとヤンが入ってるツンデレ。
生まれと育ちが複雑でワケアリの人ですからちょっと心というものの表現が自分でもよくわからない。
ティエンに対しては間違いなく恋だったと思うのですが…
今まで愛されることに慣れていなかったから遠藤の愛にどう答えていいかわからなくて、それでエロ攻撃しちゃうのかしら?とか、そう考えると先生不器用さん?
いつも中華服の先生ですが、今回ジャケットにデニム(絵柄ではシャツはマオカラーでしたが)というちょっと普通の格好を見られてよかったです。
自分が汚してしまった遠藤に服を貸しあたえるのですが、チェックのシャツ!?先生もそういう格好するのね、と新鮮に。
それと、遠藤に誘われて台湾観光をするのです。
そこでティエンと高柳の香港観光エピソードが重なって・・・それで冒頭の感想となったわけです。
さて、先生は本当に香港に戻れるんでしょうか?
できうれば、1年くらいで続き出してほしいですね。
「龍を飼う男」シリーズのスピンオフの先生シリーズ2作目、結果からすると
香港へ帰還することはまだ先になる展開のようで、続編がまだ続くのかも知れませんね。
でも、一応今回の作品で互いに思いが通じ合ったのではないかと言う展開になっていて、
人を愛することを知らずに生きてきた先生だから、遠藤さんへの思いに名前を付ける
術がまだ見つかっていない、でも実際は言葉以前の行動で愛を示してるような感じで
一旦手に入れたものだと思っていた以上の深い情を見せるのかも知れないと感じるような
ラストの盛り上がりだと思います。
でもこの二人、一般的な恋人同士みたいにラブラブな感じになる事が今後あるのかと
疑問に思うカップルでもあるのですよ。
でも逆に重いくらいの愛情を互いにかけそうな気もしますね。
是非香港帰還篇で甘いカプになったところも読んで見たいと思わせる二人です。
「鳳凰の天翔」の続編。
そして、ウェルネスシリーズという大きなシリーズものの中の一編なのです。
さて、「天翔」から半年後、劉の心の内は測れないけれど、断続的に体の関係を続けている2人。
そしてまた、新しい罠が!
上海の獅子ことレオンからもたらされた香港でのプロジェクト。元々遠藤が劉と出会う事となったプロジェクトがまた動いていた。その黒幕は、元黎一族の一員で今は台湾に追放された男の息子チャン。
黎一族への復讐のために劉をおびき出すダシとして遠藤を使ったが、劉に完璧にやられました。
おしまい。と、事件は結構呆気なく終結。遠藤は建築家として、無事にプロジェクトに参加する事となります。(このプロジェクトにはウェルネスも参加しています。高柳も最後に登場!)
萌えどころは、事件を通じて愛し方も愛され方も知らない劉が、素直で健気でワンコでしもべで、何より劉の知らない「愛」という感情をまっすぐぶつけてくる遠藤という存在に、まずは戸惑い疑い、何より癒されたのでしょう。今までティエンしか存在しなかった劉の心の中に遠藤が棲みつき、執着愛を深めていくさま、そのものです。
ただ一つ、このウェルネスシリーズは本編(…と私は思っていますが)の「龍」編も長いのに、いろんな別CPやらスピンオフやらで今更手を出しづらい感があって、実にもったいない。