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モデルの暁斗は恋人に手酷く捨てられたところを拾ってくれた桐原と恋人同士になったが、桐原の多忙ですれ違いの日々が続いて…?
kiss wo douzo
BL版マイ・フェア・レディ「お手をどうぞ」の続編。桐原に大抜擢されて世界的なホテルチェーンの専属モデルとなった暁斗。今作でも国民的ゲームの新作の衣装モデルに抜擢され、イベントでファッションショーのようなものをすることに。
モデルなのに剣を振り回しての立ち回りや、キャラになりきってのセリフもあったりでかなり大変そう。
正直、モデルなのに演技もするの? どこに向かっているの?とちょっと最初は疑問に思ったが、つらい思いをしながらも、何事にも一生懸命取り組む姿には好感が持てた。前作でその「努力」のシーンが具体的に書かれていなかったので、その不満を埋める意味でもよかった。
恋人の桐原は、仕事上のことにはあまり口出しをせず、見守るというスタンス。暁斗もかっこ悪いところは見せたくないと強がっているので、ちょっとすれ違っちゃう。
でも、ちゃんと愛されているという自信を得られると、人は変われるもの。そこはまあ、BLなんでエッチしたら解決みたいな流れにも見えるのはしょうがない。どんなに足を引っ張られても堂々と振る舞えるようになった暁斗は、成長したのだなあと嬉しく思った。
桐原の忙しい一日を描いたSS「24」がおまけのストーリーにしては違った切り口な気がして面白かった。勿論仕事に大忙しなんだけど、なにかと言えば暁斗のことばかり考えていて微笑ましい。特に暁斗の大きなポスターの前で写真を撮るエピソードが可愛かった。けど暁斗は、いつまで「桐原」って名字で呼ぶのかな?
シリーズ第2弾。
前作でシンデレラストーリーの最後で幸せになりましたとさ、の続きです。
世界的規模の有名ホテルの専属モデルとして活動し始めた暁斗が、モデルとしてさらなるステップアップをしようとあがきながらも成長していくストーリーでした。
意地悪なモデル仲間のやっかみ、好奇の目、暁斗を排除しようとする暴力行為など暁斗の頑張りを阻む障害が立ちはだかる中、自信を失いそうになり桐原にやつたりをしてしまうあたり可愛らしく見えてしまう。
桐原が、大人びてクールに見えるモデルとしての暁斗が自分の前では子供っぽくて可愛らしく見える自分だけの暁斗がますます可愛くて愛おしくて仕方がないというのがよくわかってしまいます。
そして、時として保護者目線で見てしまう自分と暁斗との年の差を感じて暁斗に(ベッドの中でも)不満を感じさせないように体を鍛えようと密かに決意する桐原もちょっと可愛かったです。
モデルの先輩で桐原の従兄弟が新キャラとして登場。
魅力的でした。
そして、桐原パパが息子の嫁的な意味で暁斗のことを気にしている様子。
そんな話が次巻に登場です。
シリーズ2作目、文庫化再販のこのマイフェアレディー王道もの続編も
甘い中にも受けである暁斗の成長が感じられるストーリーでやっぱり好きかも。
15才の年の差、子ども扱いされ、自分自身にイーズの専属モデルなのに
未だに自信が持てない。
そしてオーナーでもあり恋人でもある桐原が忙しくなって来たことで時間的に
すれ違う事が多くなり必然的に寂しさが募ると同時に不安も抱く。
過去に恋人にフェードアウトされるように捨てられたことが心の奥底にあり
桐原にもこのまま捨てられる時が来るのではと言う不安が付きまとう。
そんな時に外部の仕事が入るが、その仕事はセリフまであるゲームキャラの
イメージモデルで、何もかもが初めての暁斗は前作同様な不安を抱く。
そして前作同様に暁斗の足を引っ張る輩も登場してトラブルに発展するが
ここで暁斗の普段見せるお子様で不安な様子を払拭するような結果になります。
自信のなさから何か保険的な場所を無意識でとって置こうとするように、
モデルとしていつまで出来るのか解らない不安から桐原に大学を辞める事を
言われても頷けないし、求める気持ちのまま桐原にいつも傍にいたいと言うことも
言えないもどかしさが、今回のトラブルが逆に光明になる感じです。
そして同時収録されているのは、桐原視点での話で歳の離れた可愛い恋人が
可愛くて仕方ないって雰囲気がムンムン感じられるのですが桐原の
過酷なタイムスケジュールも垣間見る事が出来る話です。
次回はいよいよ最終巻の「秘密をどうぞ」です。
スピンオフ中心だと思うのですがそれでも楽しみですね。
2001年の旧版シリーズ(三部作)の2作目。
前作『お手をどうぞ』のシンデレラ・ストーリーの続編ということで、
恋に仕事に頑張る暁斗と、見守る桐原のお話です。
ゲームの製作発表としてファッションショーが催される。
ステージ上でゲームのキャラを演じるという趣向で、その主役に抜擢された暁斗。
ショーも演技も初めての暁斗は、共演者との差をひしひしと感じ
主役抜擢に陰口を叩かれながらも、地道に練習を重ねる。
その一方で恋人の桐原も多忙のためすれ違いが続き・・・
まず、ミステリアスが売りのモデルがゲームショーに参加ってところに驚きましたw
プロとして悩むのは結構ですが、「そっち(演技面で)?」という違和感が。
色物に走らず、モデルとしてスタンダードな努力が見たかったかな。
そして、前作では身長も容姿もとりたてて・・・のはずだった暁斗が、今回はやたら容姿を賛美されているのも違和感。まあその点は桐原に磨かれ生まれ変わったシンデレラと捉えればいいのかな。
シンデレラらしく、ピンチを乗り越えショーを成功させる暁斗はアツくて良いけど、
いかにも「子供が元気いっぱい頑張ってます」って感じの書き方にどうにもノレない。
ピンチのさなか心の中で桐原にすがるシーンなど、
なんか無理に「ドラマティックに盛り上げよう」とするような演出にちょっと冷めてしまう。このへんは隔世の感かなと思います。
よいなと思ったのは、水壬さんらしい年の差カプの片鱗が見えるところ。
桐原35歳は、そんな大人ぶる歳か?とは思うのですが
年上として暁斗にしてやれることを探している健気さとか、
若い暁斗に捨てられないよう、影で必死になっている姿とか・・・
書き下ろし【24】でもチラ見えする可愛さが結構好きです♪
ただ、一冊通して二人一緒のシーンが少なく、恋人同士の後日談の割に甘さが足りない感じはしました。
さて来月出るシリーズ3作目は、キタ━━!な桐原パパとリックのスピンオフ。
50代×20代後半?水壬さん史上もっとも年の差が大きなカップル!
今度の受けはだいぶ大人なキャラだと思うので、書き下ろしも含め楽しみですv