恋もよう、愛もよう。

koimoyou aimoyou

恋もよう、愛もよう。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
19
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
28.6%
著者
きたざわ尋子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
角田緑 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784344827844

あらすじ

憧れていた絵本作家は、残念なイケメンだった!?自堕落な性生活を送る逸樹に惚れてしまった紗也の運命は…!?

表題作恋もよう、愛もよう。

絵本作家
25歳,逸樹に憧れるカフェアルバイト

その他の収録作品

  • 愛と欲のパズル
  • おまけ
  • あとがき

レビュー投稿数4

ドロドロしてないあっさり感

この作家さんの描くお話にしてはかなりあっさりした感じがするかもしれません。
それでも、変にドロドロしているよりは読みやすいのかなとも思いましたね。

内容的にはパワハラセクハラで2度会社を辞めた後にカフェでバイトをしている受け様が
同じくバイトをしている大学生でワンコのように懐いてくる攻め様の弟に自宅でオープン
することになったアトリエとカフェを併設した店の店長として声を掛けられる。
初めはこの大学生とのラブかと思ったのですが、実はその兄で絵本作家の攻め様との
ラブで、後に解るのが弟が受け様を気に入り実の兄へ下心があって紹介した内容。

この弟は幼い頃に実母に捨てられ、危うく施設行きになる所を歳の離れた異母兄に
引取られ育てられるのですが、母が恋しかったせいか、受け様を理想の母親像に見立てて
甘え倒していたりもするのですが、個人的にはこの弟が好きキャラかもです。

そして攻め様は素敵な絵本作家で受け様は本人と会う前から攻め様のファンだったのですが、
実際の攻め様は絵本のイメージを裏切るような軽薄で下半身のユルイ男で、セフレの数が
尋常でないし、男女問わない無節操人間。
そんな攻め様は受け様を初めから気に入っていて、出会って直ぐから口説きまくるが、
受け様は相手にしない。
しかし、毎回告白されスキンシップを仕掛けてくる攻め様に絆され気味。

受け様の何人も恋人がいる相手を旦那にしたくない発言で攻め様は密かにセフレと
手を切り始めるのですが、受け様には伝わらない。
以外に恋愛でドロドロしちゃうような設定なのに、キャラに重みが無いのであっさりしてる。
節操無しで軽薄な攻め様を攻め様の言葉以上に信じたいと思ったところで受け様は既に
攻め様に落ちているのですが、意地っ張りで強気な面もあるのでなかなか認めない。
実の兄が父親代わりでそのセフレ生活も心配していた弟が母親スカウトした受け様を
引き合わせた事で出来上がるカップル。

恋愛的な面もあるけれど、お互いに一緒にいて、家族に恵まれなかった男3人が疑似家族
になって、家族経営のカフェをしてる疑似ファミリーものの雰囲気。
もっと色々掘り下げて描く事も出来た気がしないでもないけれど、たまにはこんな感じも
アリなのではと個人的には思いながら読みましたね。

5

ちょっと物足りない

きたざわ尋子さんは好きな作家さんの一人なんですが、最近いまいちツボに入らないです。

絵本作家兼喫茶店のオーナーな攻・逸樹とその喫茶店に店長をすることになった受・紗也
逸樹の弟・洸太郎に見込まれて、紗也は新規開店する喫茶店の店長をすることになります。

今まで大量のセフレがいた逸樹がゲイじゃない紗也を口説くけど、本気だと思えない紗也
っていう構図なんですが、紗也が逸樹とくっつくくだりがなし崩し的で「あ、そう…」と話に入り込めませんでした。

逸樹、洸太郎、紗也、それぞれ家族にあまり恵まれなかった3人が、『家族』にあこがれてるっていうのはいいと思うんですけど、結局、洸太郎が紗也に「お母さん」になって欲しかっただけ、というか。

逸樹はずっと誰も本命にはならず、フラフラしていたような人間だし、紗也はゲイでもなくサバサバしたキャラなので、この二人がくっつくにはもっとちょっと動機づけが欲しかったです。
もっと二人がくっつく過程が長かった方が面白くなったんじゃないかな、と思います。ページ制限とかあるので、難しいとはでしょうが。
洸太郎の紗也お母さん好き好き~な感じは嫌いではないんですけどね。

ちょっと物足りなかった、というのが全体の感想です。

続編では逸樹の悪友が出てきて、紗也にちょっかいを出してきます。
きたざわ尋子さんの作品はサイドのキャラのカップル率高いので、洸太郎と逸樹の悪友くっついたらどうしよう、とどきどきしましたが、洸太郎が大型わんこキャラなので、その心配は必要なかったです。良かった(笑)

2

『残念なイケメン』に惹かれたけど・・・

きたざわさん作家買いです。が、このところ個人的にいまひとつが続いているので『残念なイケメン(すごく好みのキーワードだ)』に今度こそ!と勢い込んで買ってみましたが・・・

う~ん、確かのものすごく残念には違いないけどその『残念さ』が私の好みと違いました。まだこれなら超絶ヘタレで情けない攻の方が好きだなあ、私は。←いや、逸樹もヘタレで情けないのかもしれないけど、私好みの『ヘタレ』とは違うんだよ。我ながら好みの幅狭いなあ。

紗也(受)の口が悪いのが私の苦手要素ではあるんですが、別にどうしてもダメってほどじゃなかったし、設定やキャラクターの関係性自体は結構よかったんです。

ただ、逸樹(攻)のキャラクターがどうもよくわからないというか・・・『残念なイケメン』なのは間違いないんですが、その設定だけって感じでどうも掴みどころがなかったんですよね。

山ほどいたセフレと片っ端から手を切って、初めて本気になった紗也に全力投球!というのが説明でしか伝わってこないんです。逸樹の『本気』が見えない。

そして何より、ラブになる過程がなし崩し過ぎて入り込めませんでした。いったいいつラブになったんでしょう。一目惚れですか?性格とか雰囲気とか言いつつ結局は顔か!?と言いたくなってしまいます。

きたざわさん、好き作家さんではあるんですが、最近当たりと言える作品はないですね~。逆にどうしようもない大ハズレもないから、望みをつないで買い続けてはいます。
でも、たまには中当たりくらいは欲しいです。作家買いのモチベーションを保つためにも。

ただ、そこまで悪くはなかったんです。『読まなきゃよかった』とも思っていません。
作家買いの好き作家さんですから自然要求は高くなりがちですし、その分(期待したほど面白くなかったという)ガッカリはあっても決して『まったくダメ』というわけじゃないんですよね。ここ最近の中ではまだマシな方でした。

あとはイラスト。
角田さんの絵柄そのものは綺麗でほんわか可愛くて好きですし、作品のトーンには合ってると思うんですが、キャラクターのイメージはちょっと違う気がしました。

きたざわさん作品にはよくあるパターンでキャラクターがみな相当の美形揃いなんですが、角田さんイラストはもっと(いい意味で)庶民的な感じで、すごい美形って感じがしなかったんですよ。確かに、特に紗也は中身は庶民的なんですけどね。
正直、ちょっと違和感ありました。

3

メルヘンで可愛らしい作品

ほのぼの・まったりしたお話で、受けがカフェで働いてるシーンなんかは結構雰囲気あって好きですが…

すみません、受けが「妻」とか「お母さん」とか呼ばれる話苦手なんです…。
そう多く呼ばれてはないですが、扱いとか立ち位置はそんな感じ。
攻めの弟が受けの喘ぎを度々聞いてたり、ベッドでの受けについて攻めに聞かされたりしてるのも、遅い再婚をした夫婦+いい歳の息子 みたいな気恥しさがあってダメでした。

受け本人は、美人だけど男っぽい口調のさっぱりした性格なんですが、
攻めと弟が、男というよりサバサバした女性や良妻賢母のように受けに接してる気がして(うがちすぎですかね)、BL読んでる感じがしませんでした。
表紙とあらすじから男×男的な方向性ではないと察するべきでした…私のミスです(泣)

主人公は、パワハラやセクハラで二度も退職経験のある美人カフェ店員・上島紗也。
同僚・洸太郎の兄で絵本作家の「ほしやまいつき」(本名:宮越逸樹)が立ち上げるカフェ(ギャラリーも兼ねる)の店長になってくれと頼まれる…という話。

条件の良さと、もともと逸樹の絵本のファンだったことから快諾し、逸樹と洸太郎の家に同居することになる紗也。料理したり、二人に甘えられたり、本当にお母さんのようです。
逸樹は王子様のような雰囲気とは裏腹に、セフレが何人もいて紗也のことも口説いてくるような奴で…という展開ですが、紗也を好きになってからは遊びを一切やめたり、物腰もジェントルだったりで、あらすじほど「残念なイケメン」ではありません。
逸樹のセフレや友人が紗也にちょっかい出してきたりもしますが、ドロドロ修羅場にはならず。逸樹がスパっと彼らを追い払います。紗也も、嫉妬したりするキャラではないので(このへんもちょっと物分かりよすぎな気が??)、二人の関係も基本的にずっと良好。

色っぽいシーンは、中盤に両想いになってからの初めてが一回だけで、甘いけどエロさは控えめでした。
気になるのは、逸樹の絵本がメルヘンで可愛いってこと以外、情報が少ないような??
紗也が惚れ込み、逸樹も一度仕事にかかると普段とは別人・・・という設定なのだから、
絵本的にどう凄いのか、もう少し説明がほしかったかも。
カフェの描写や、ほんわか可愛い二人(ときに擬似家族)を楽しむ分にはいいかもしれませんが、個人的にはちょーっと好みに合いませんでした、ゴメンナサイ!

4

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