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yoakemae made
やくざで真幸を性処理の道具にしている美園とフラワーアレンジメント販売店を隠れ蓑にして拳銃の売買を手伝っている真幸のおはなし。
とにかく真幸のおいたちがかわいそうです。かなり悲惨。親に見捨てられ養父には犯され売られやくざの美園の慰み者に。
いいように大人たちに翻弄されて利用されてもそうやって生きていくしかない。
悲惨すぎるのですが、そのいきさつは語られるだけで物語は今の真幸を中心に進むので読んでいてそれほど嫌な気分になったりしません。
それでも美園への届かない想いを抱えながらの美園のいいようにされるのは切ないですし、自分を売った養父に再び連れ戻されそうになったり、やっぱりかわいそうです。
そのかわいそうを畳み掛けた後に受け入れらると言うところがもちろんいいのですけれどw
しかし、そんな真幸に対して美園は気持ちがあったならなぜもっと早くにやさしくしてあげなかったのだろうって思ってしまいましたヨ。
まっ、いろんなことが重ならなければ、想いを告げることはなかったとしても、もうちょっとやさしくしてあげてもいいのになー。そもそもやくざさんのやさしさはとにかく分かりにくい!w
が、やくざのくせに自分の恋人には犯罪の片棒は担がせたくないんだとか、若干もやもやしないでもないですが、ふたりのそれぞれ葛藤し続けていた気持ちがやっとひとつになったのだから、いいか…
想いがひとつになった後のえっちはもうエロエロです。えっち長いです。
あまあまです。ごちそうさまでした!
真幸が幸せ過ぎて疑っててでも幸せに溺れそうになっていて良かったです♪
真幸(受)は、革命思想運動家の父に捨てられ、父の友人伊藤に育てられながら、売春を強要されて、三年前に暴力団に身売りされた。
その取引先である関西系暴力団の浩二(攻)は、自分の想い人に似ている真幸を譲ってくれと交渉し、それから三年間、真幸は、拳銃密売の隠れ蓑として東京でフラワーアレンジメント専門店を営み、浩二だけの「性処理」を担ってきた。
真幸は、自分が浩二の想い人に似ているためであっても…浩二に求められている事に胸を熱くし、浩二がいればそれでいいと思って生きてきた。ところが、ある日浩二が想い人と再会している場面に遭遇し、更に自分がその想い人に似ていない事実に愕然とし、「どこが似てると思ったんやろうな」という言葉を浩二から聞き、真幸は自分の存在意義を投げ捨てられる気がした。
そして、そんな時自分の育て親でもある伊藤が、真幸の実の父親が中国で病気で死にそうなので会いにいこうと現れて、伊藤とともに中国へ行こうと決心をする。
浩二は、最初はなんて酷い男だと思いました。
ある日突然関西からやってきては、仕事中の真幸を有無を言わさず勝手に抱きます。真幸の感情を無視して…鬼畜のようだと思いました…エロエロだし…。
でも、真幸はそんな浩二を愛していて、そばにいるだけでも、身体だけの関係でも良いと望んでいたけど、浩二の想い人に似ていない事に気づき自分の存在意義に疑問を持ち、捨てられる前に消えたいと思うのです(>_<)。だから、伊藤と中国へ行こうと…(>_<)。
後半の浩二は、鬼畜からりっぱな男へと昇格しました…我がままで自分勝手だけど、自分から去って、不幸になろうとした真幸を引きとめてくれたから…。
雨の中…浩二の前から消えようとしている真幸に「おまえは、俺もんや!忘れたんか!」と言う浩二に萌えました(^-^)。それ以外にもちゃんと気持ちを言葉にしてくれて、真幸の想いはやっと実を結べました。
この先、我がままで身勝手でエロエロな浩二のそばで、真幸は幸せになれるのかと、ちょっと心配にもなりますが、どんな苦労も…浩二が側にいるだけで真幸が幸せならそれで良いのでしょうね(^-^)。
萌えは…萌×2に近い萌えです。
ふゆき
ココナッツ様
こんばんは!
コメントありがとうございました(^_^)♪
最近ますますKindle版にハマっていてBLで検索しては
ついぽちっとやってます^^;
表紙のイラストもとても気に入っています。
お好みに合うといいのですが、機会がございましたらぜひ♪
ふゆき
ココナッツ
ふゆきさま
こんにちはー、ふゆきさま!
高月さんのヤクザ物はけっこう読んでいるのですが、こちらはちょっと二の足踏んでいたんです。
でも、俄然興味が湧きました。
レビューありがとうございました(*^^*)