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寮でルームメイトの吉井有也と二ノ宮荘士は内緒の恋人同士。しかしある日、荘士が事故に巻き込まれてしまい…!?
yakusoku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
お話は2部で構成されています。
1部は学生時代で2人が同室で恋人同士だったときのお話です。
ハイスペ人気者でイケメンな攻め様と生い立ちが不憫で美人さんだけど、誰ともかかわらないようにしている受け様。
世話焼きで最初からグイグイくる攻め様と2人の距離がちょっとずつ近づいていくのがいいです。
受け様は最初は誰とも関わる気がないのだけど、
攻め様と関わるようになってデレたときがとても可愛いです。
デレた受け様をみて攻め様の抑えられないってかんじがとてもよかったです。
きっとこれからもっと幸せなふたりがみれるのかな?と思いましたが、幸せな日々は続かず、
2人でいった夏祭りで別れたあとに攻め様は事故にあい記憶喪失になります。
2部は攻め様が事故にあい連絡が取れないまま4年経過した時のお話です。
攻め様は美大生、受け様は専門学生でありながらカフェでアルバイトをしているときに4年ぶりに再開します。
自分と過ごしていたときの記憶がまるまる失われていて、攻め様には幼馴染の婚約者もいる状態。
自分と過ごしてなかった4年間が幸せだったと言われてバス停で立ち尽くすシーンがまじでしんどすぎて泣いた。
攻め様には婚約者がいるし好き!!な気持ちを押し殺して、離れようとする受け様が健気でとても好きです。
2人で過ごしていくうちに記憶が戻ることもないのがリアルなんだけど、最後はしっかりハッピーエンドです!!!
今までずっと気持ちを押し殺していた受け様からの今が一番大好きだ!の告白がとっても良かったです。
(お互いの気持ちを伝え合う前に婚約者についてもすっきりするので良い!)
受け様が攻め様のことを好きで好きでたまらないのが伝わるし、余裕がなく求め合う2人が見れてただただ幸せでした。
記憶が戻らないからこそみれる、過去の自分に嫉妬する攻め様みれるのいいよね…。わかる…。
記憶を失っても細胞レベルで惹かれ合うって最高すぎじゃないですか!
素敵な作品を読めて幸せでした!
買ってよかったよ〜!!
挿絵も綺麗でした。
あと石田くん君は最高の親友です!!!!!!!!!
石田くんは2人の学生時代のクラスメイトです。
その当時は石田くんと、受け様の関係はいいと言えなかったけど2部では親友になっているのです。
ぜひ石田くんと受け様のやり取りを見ていただきたい。
石田くんがいなかったら2人は再会しなかったかもしれないし、本当に石田くんいいやつだなぁとほろりときてしまった。
そしてそれと同時に2013年に同人誌が出てることを知り、今読むすべがないことに絶望しています(T_T)
きっと甘々であろう2人が読めるのかなと思うと読みたすぎて狂いそうになりました。
どこかで読める機会があればいいのですが…。
拙いレビューで申し訳ないです!!
私はこの作品が大好きです!!!!!
前作は未読ですが、あまりリンクしていないということだったので、、、、
学園、学生ものはあまり好んで読まないんですが、おすすめされたということもあったので読み始めたのですが、若い二人の葛藤というか切なさ。そして結ばれたはずなのに、想い人は来らず…
再会した時には、記憶がなかったとわかり、過去の関係もすっかり抜け落ちているし、婚約者までいるという。
切なさが目一杯で、最終的にはもう一度好きになられる、という王道もの。
想いが通じてからのやりとりは良かったんですが、やっぱり自分には学生もの、記憶喪失ものはあんまり好みじゃないんだなと思っちゃいました。
大好きで、何度も何度も読み返しちゃうお話の1つです。
受け様の有也は、高校時代、寮で攻め様である颯と同室になる。
石ころのように、と自分の殻にとじ込もって、他人と親しくならないように振る舞う有也に、気にする様子もなく、くったくなく接してくる颯。
優しく触れてきて、何気ない優しさとまっすぐな好きという気持ちと言葉をくれる颯に、有也は少しずつ惹かれていく。
夏休みに帰省中の颯を訪れて、有也はやっと「好き」と告げる事ができて、これでやっと晴れて相思相愛。
すぐに帰る、と約束して別れたのに、颯が事故にあい、その約束が守られることはなかった。
ここまでが前半の高校生だった2人の夏の章。
頑なだった有也が颯に気持ちを寄せていく様がまさに純愛できゅん(*´∇`*)
残された有也が部屋に1人でぽつんと佇んでいる様子が思い浮かんで切ない(ノ_<。)
その後の冬の章では、あの頃から4年後に2人が再会してからのお話。
事故のせいで、有也と過ごした高校時代の2年程の記憶が抜け落ちている颯。
有也と再会した時も、颯は有也を覚えていなくて、有也だけが動揺していて。
ごく普通に接する颯の態度が悲しい。
打ち込める好きなこと、気のおけない仲間たち、綺麗な婚約者。
自分がいなくても幸せに笑ってる颯が、嬉しいけど苦しい。
そんな気持ちを抱えた有也が、もうね〜(;つД`)
有也の苦しくても捨てきれない恋心、きらきら幸せな高校時代を思い出すにつけ、切ないったらありゃしない(T_T)
そして、有也のことが気になって仕方がない颯。
ちらちら有也の様子を伺ってる感じがいい。
恋をしなおす2人の純愛ストーリーにきゅんがあふれて、何度も読み返しちゃいます(*´∇`*)
評価は神寄りです。
お話は大きく2つに分けられました。
~夏の章~は高校時代編で、
~冬の章~は時を経て再会するとなっています。
可南さんの作品の健気受けがすごく好きなので
この作品も涙ダパダパ流しながら読み終えました。
特に後半の切なさが堪らない…。
目の前にいるのに、いない。
同じ人物なのに、まったくの別人。
そんな淋しさや苦悩が切々と語られ、
身を刻むような片想いがとても切なく萌えました。
(傷ついてるキャラクターに弱い質なので…)
前半の高校生編は
「夏祭り」「綿菓子」「繋いだ手」「秘密のキス」etc
キラキラした胸キュンワードが次々と。
キーワードのひとつひとつが詩のような描写に感じました。
全く接点がなかった2人が少しずつ距離が近くなり、
相手に心を委ねるような安心感と濃密さが描かれていました。
これがもー穏やかでとても甘ったるい時間なんですよ(∩´///`∩)
お互い家庭事情があって、
攻め:颯はいつもニコニコと"良い人"でいることで自分の居場所を作り、
受け:有也はなるべく人と関わらず世界を遮断して生きてきた。
孤独を抱えた少年が寄り添い合う姿は古き良きなところもありますね。
しかし2人の幸せな世界はある日突然、呆気なくプツリと切れる。
あらすじにもあるネタバレですが、
颯は大きな事故に巻き込まれて記憶喪失に。
怪我を治すために渡米し学校もそのまま退学となります。
有也と颯は最後にあった日に約束を交わしていました。
人によってはベタすぎてつまんないかもですが、
"早く帰るね"と"待ってる"が果たされないのは切なさの極み…!
誰の身の上に起こってもおかしくないことですからね。
私はこういうのに弱いのでボロ泣きでした;;
帰らぬ颯をずっと想い続ける有也は
颯の声を、笑顔を、温もりを、忘れないよう1日1日反復します。
『大丈夫。ーーーまだ、思い出せる。』
これには泣きました。
2度と手に出来ぬ幸せを思い出すほど辛いものはありません。
それでも颯から愛されていたのは有也にとって宝物で。
その記憶があるから前向きに生きられるという健気さが…(;///;)
そんな中で再会するわけです。
声も笑顔も昔と変わらぬまま、
けれど有也と過ごした時間を知らない颯と。
有也が過去を口にせず耐える姿が痛々しくて…!
ずっと想い続けた颯とまた会話が出来る喜びと、
有也の記憶の人物とは同じようで全く違う落胆と、
感情が綯い交ぜになっているのがとても切ない(;ω;)
最後まで颯の記憶は戻らず
キラキラした記憶が有也だけのものになり少々悲しい気もしますが、
記憶が戻らないままのハッピーエンドもとても良かったです。
記憶があってもなくても颯は颯のままで安心しました(;//;)
記憶喪失ものを読むたび思うのは、死んでなければ大丈夫ということ。
颯と有也はお互いの想いを確かめ合ったところで、颯が事故に遭いそれっきりになってしまったけど、生きていたおかげで再会出来、もう一度恋に落ちた。
終始、有也視点だけど、それでも颯が有也を大好きなことは夏の章から充分伝わってきたので、再会後、また有也に惹かれても当然に思えた。
鵜飼の正体が意外だった。
颯の代弁をするなら「もっと早く教えて欲しいしその機会は十分あっただろう?」
甘くて切ない雰囲気の作品です。後半と特に、切なくて胸がギュッと締め付けられる思いもしましたし、涙がポロリとこぼれてしまったシーンもありました。
派手なエピソードなんてありませんが、心理描写に心が揺さぶられていきます。相手を思いやる心が美しいと思います。
有也のツンデれっぷりが本当にかわいいですね。つんつんしていた子がほだされ、心を開いていく様子がたまりません。
三角関係なのに、ドロドロにならなくてよかったです。ドロドロも嫌いではないし、その設定により得られる感情もありますが、あまり不幸な人間ができてほしくないので。
一番好きなシーンは、二人がファーストキスをするシーンです。思わずキャーと叫びだしたくなりました。
甘酸っぱく、切ない感情がたくさん詰まった宝箱のような小説です。ぜひ読んでみてください。
王道で切ない恋物語です。
高校時代、ルームメイトであり恋人同士だった二人がある日突然引き裂かれてしまい、片方は事故により記憶喪失となる。そして、四年後偶然の再会を果たしまた恋をするという…わりとベタなお話ではありますが、私は好きです。
とくに好きなシーンは
“自分がいなくても幸せだった、なんて聞きたくなかった”
と、有也がバス停で立ち竦むところ。
好きな相手の幸せを願いたい気持ちはもちろんあるけど、結局のところそれはきれいごとで、できることなら“自分がいるからこそ、幸せ”と言って欲しかったんだろうな、と。
健気でピュアな受けに弱い私は、『飛んでいきたい』という場面でもらい泣きしましたわ。
颯の記憶は最後まで戻らなかったけど、記憶が戻ることよりもまた同じ人に恋する事の方が奇跡だと思います。
可南さんの作品は、やっぱりいいですね。
高校の寮を舞台にした第一話+数年後の再会を描いた第二話から成るお話です。分量的には同等ですが、第一話はまるっとプロローグで第二話がこの物語の本編になっていると思います。第二話…あまりの切なさに胸が苦しくなり、休憩しながら読みました。ふう。
前半は学生寮を舞台にしたお話。人嫌いの吉井と世話焼きの二ノ宮が出会い、恋をする様子が甘く描かれています。後半では少し大人になった二人が再会し、探り合いながら交流を深めていきます。
BL作品に限らず、記憶を失くしてしまった恋人との再会という設定自体は珍しいものではないけれど、現実には遭遇しえないシチュエーションなので、どうやってハッピーエンドに持っていくかが難しいと思います。いわゆるドリーム展開を盛りに盛って終わらせることも可能だと思いますが、この作品はそういうことはなく、現実を受け入れて前を向いて進んでいく二人がとても良かったです。あと、ちょっとした役割を果たすクラスメートがとてもイイ奴で好きでした。
風景の描写が多く、吉井が思い出す過去の二ノ宮の様子や転換点となるシーンがとても色彩豊かなので、映像で見てみたいと思わせる作品でした。こういう作品に出会えると、BL小説が好きで良かったなぁとしみじみ思います。
ちなみにこの前半の舞台になる学校と学生寮はシリーズものですが本作だけ読んでも問題ありません。むしろ前作とはテイストも展開も全く違うので、前作が趣味に合わなかった方にも手に取ってほしいです。私はたまたま前作から続けて読んだのですが…諦めずに本作を読んで良かったです。本当に。
可南さんは初読みです。あらすじが面白そうだったので手に取ってみました。
うん、良かった。作家さんの「ここで泣いてほしい」という意図は凄く良く読み取れましたが、それでも素直に泣けたし萌えました。
内容は皆さま書いてくださっているので感想を。
スキャンダラスな噂が途切れることのなかった女優を母に持つ有也。
資産家の息子ではあるが複雑な家庭環境で育った颯。
どちらも一見華やかな家庭であるように見えて、内面に暗いものを抱えて成長した二人は年齢にそぐわず精神的に大人であり、また鬱屈したものを抱えています。そんな二人が寮で同室になり惹かれあう。
惜しみなく愛情を注いでくれる颯に有也が惹かれたのは理解できましたが、颯が有也に恋愛感情を持つようになったその過程が分かりづらかったのが残念でした。それでも孤独を感じていた二人が共鳴し合うように惹かれあっていく姿にはきゅんときました。
特に有也。自分にはまったく価値が無いと思い込んでいる彼が、颯に愛され、世界がどんどん広がっていく姿を見るのは嬉しかった。
そんな二人がある事件をきっかけに引き裂かれてしまって。ここがまさにこのお話のキモなのですが、そこがあらすじに書かれてるのが納得いかないです。ってちょっと思いつつ。
また偶然に出会ってお互いまた恋をする。そこでとある女性が二人の障害になるわけですが、この女性がもっと腹黒い女性ならもっと面白かったのになあ、と思いました。
個人的に颯の記憶が戻らなかったところも良かったです。記憶が戻らなくても、離れ離れになっても、また同じように恋をする二人っていうのが良かった。お互いが唯一無二の存在なんだなあって。既視感のあるストーリーではありますが、それでも有也の健気さや颯の優しさが甘い空気感のあるお話にしています。
あと可南さんもあとがきで書いていらっしゃいましたが、鵜飼さんの話が読みたいです。ぜひスピンオフで出していただきたい!あと石田くん。天然ちゃんの有也に「純情を木っ端微塵」にされてしまいましたが、彼にも素敵な恋人ができると良いなと思いました。
「健気な受け」が大好物の私には非常に萌えの詰まったお話でした。
この作品、学園のシリーズものになるのですね。でも全然単発でOKでした。
高校時代を描いた「夏の章」
その後の再会を描いた「冬の章」の2部構成。
奔放な女優だった母親の私生児として生まれたために、他と交わらないようにして生きてきた高校生・吉井が、寮で同室になった二ノ宮と恋人関係になる話が「夏」
せっぱ詰る想いが盛り上るまでの高校生活の話のエンドはとても驚きの結末がありました。
そこから4年後の再会のはなし。
ああ、、、何かどっかで見た話に、、、と思わなくもない。
自分を忘れてしまった二ノ宮。
でも、彼によって変わることのできた吉井は自分を思い出してほしくて、要所要所で自分を控えめにアピールします。
そして、とても切ない展開が待っています。
この場合として、新たに恋愛をし直すというのはもっともなパターンでしょう。
しかし、その根底にはやはり忘れてしまってもどこか本能で惹かれるものが、という
若干甘い展開ではありますが、雰囲気に酔うには十分な展開でした。
萌え?と言われるとやはりこれも「いい話だった」とは思うのですが、キャラに萌えたとか何かすごくインパクトに残ったという突出したものはありません。
悪くはなかったので「萌え」というところか。