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あの人は、泣きたいくらい優しい
タイトルが気に入って買いました。
受けマサキ(大学生)はメインのバイトはカフェで週末だけ趣味と実益を兼ねて「売り専」のバイトをしています。
14歳の初恋が無残に砕け散ってしまったときから、自分はゲイだからと恋も幸せもあきらめて割り切っているつもり。
大学で突然声をかけられた攻め稲葉(会社員)に「話がしたいならここに来て指名してくれない?」と言って名刺を渡します。
それから、稲葉はマサキのところに通ってほんとうに話だけしていきます。
亡き恋人に似ているマサキに恋人との過去の思い出を語って癒されたいと。
いまなお過去の失恋の傷をひきづって生きているマサキと「売り専」を買って話だけしていく、ただひたすら優しい稲葉。そんな、稲葉にマサキは惹かれていきます。二人の心がどこで寄り添っていくのか、じれったい感じがしましたが、後半、人目も気にせず熱く稲葉がマサキへ告白するシーンはよかったです。
愛と幸福をあきらめていたマサキがついにそれを手に入れて、二人は結ばれます。
そして、これがお互いにとっての本当の恋愛だったというオチはすがすがしかったです。
実は発売された当時、
切なそうで読みたいなぁと思いながら
見送ってしまった作品でした。
タイトルすら覚えておらず(すみません)
真面目攻め×ビッチ受けしか自分の中でキーワードが無くて
こちらで検索をかけても見つけられず
こうなったら質問させてもらうしか…と思っておりました。
ようやくご縁があって、
見つけた時の高揚感はなんとも言えないものでした!
という私の事情は置いといて、なんですが
それゆえハードルが上がってしまったのかもしれません。
大学生の将貴はカフェのバイトと
売り専のバイトを掛け持ちしていましたが
ある日いかにも真面目そうなサラリーマンに声をかけられ
その切羽詰まった様子に驚きながらも
売り専用の名刺を渡し、「指名してよ」と言い去ります。
数日後、本当にその男が店に現れ指名してくれますが
ただ話をするだけで何もしない客で…。
亡くなった恋人が将貴に似ているという設定、
そこからどんな風に二人が恋に落ちるのだろうと
とてもわくわくして読み進めていきました。
優しすぎる稲葉が自分の思い通りにならず
その純粋さと一途さに嫉妬しながらも
将貴が惹かれていくのは自然な流れのような気がしましたが
とにかく稲葉が頑な過ぎてだんだん困ってしまった私です…。
しかも亡くなったのが恋人と言ってたけど事実は異なるもので
お人好し過ぎなんじゃないかなーと…。
「君を元恋人の代わりに出来ない」と言いながら
雰囲気が似ている将貴と話をすることで
当時の恋と決別できる気がするのは
まだいいとしても
自分は将貴を抱けないけど
「他の客が抱いてくれるんだろう?」だなんて
それはないべな…とショックでした。
もちろんハッピーエンドですので
ちゃんと稲葉も将貴への恋を自覚して
お互い本当に好きな人との触れ合いも叶いますが
もやっとした気持ちがなかなか晴れなかったので
中立とさせていただきます…。
あらすじを見て面白そうだなーと思って読み始めて。
途中、攻の頑なさに「うーん」と思ったりもしたのですが、読み終えてみるとなかなか面白かったです。
学生時代の幼い恋の痛手に恋することを諦めてしまったマサキ。
愛の無い、ただ抱かれるだけの関係を求めてウリ専のバイトをしてしまうくらいに傷は深い。
そんなマサキの前に現れた稲葉。
彼はマサキが死んだ恋人に似ているというが、稲葉はその男とはプラトニックな関係で。
実質的な触れ合いなどもない関係だったのに、拒否されず遠ざけられることもなく振る舞ってくれたことに「幸せ」を感じていて。
その思い出は男が死んだ今も「幸福な日々」として残っていて。
稲葉がそんな日々を送っていなければ出会うこともなかった稲葉とマサキ。
愛を信じ続ける男と愛を信じない男。
客として稲葉はマサキの元を訪れては過去を語る。
その中で徐々にマサキの中に芽生えてくるもの。
それは苛立ちであり嫉妬であり羨望であり。
真実を知っても尚、「幸せだった」と言える稲葉はすごいなぁ。
芽生えてからのなんとか必死にそれを見せまいとするマサキのせつない感じが好きです。
会えば苦しくなるから会いたくない。
でも、会いたい。
乞われれば断れない。
ぐるぐるしちゃう感じいいなぁ。
そして、晴れて両想いになった暁のえちシーンがまたいいんだ。
ここまで、やさしい穏和な男のようだった稲葉が本気の愛に目覚めた結果、結構ガッツた感じになってて。
三十路童貞のくせになかなかなんですよ。
アナタ、相当妄想で訓練したでしょ?とでも言いたくなるというか。
初めてのたどたどしさみたいなのはないんですよ。
年齢重ねてますからそれなりにいろいろお勉強はしてたんでしょうか。
そして、言葉が甘い。
マサキ曰く「天然たらし」ですから。
普段がおとなしめな感じだったのでギャップにやられました。
すみません、この展開の内容と言うか過程がイライラしちゃって好みから丸ごと
外れてしまいました・・・。
内容的には、初恋が悲惨で残酷なものになってしまい、ゲイの恋愛や幸せなんて
絶対ありえない、ゲイは所詮一時の肉体の快楽だけでちょうどいいなんて大学生なのに
過去の出来事のせいで妙な諦めと悟りを開いたような受け様と、学生時代の恋人が亡くなり
その面影を持つ受け様に思わず声を掛けた事から知り合い、過去の恋をの幸福を語り
愛なんて信じられなくなった受け様に、素晴らしいものだと、きっと出会いはあると
そんな考え方が丸ごと違うような二人が、少しずつ惹かれあい恋に落ちるお話。
でも、受け様の過去と攻め様の恋が、実は同じような悲惨なものだったりするのですが、
受け様は恋する事自体に臆病になるが、攻め様は恋人だと思っていた相手の裏切りも
過去のあの時は幸せだったと思えるような優しい人なんですよね。
実に、お人よしで騙されやすくて利用されやすい優しい人設定の攻め様。
その優しさに傷つき、嫉妬し、イラつき、最後は求めるようになるストーリーですが、
やっぱりどうにも好きになれない感じでしたね。
まぁ、初恋の相手で、プラトニックな関係の恋人の事を思い続け童貞だった攻め様の
ある意味怖すぎる一途さは、見ものかも知れません。
前作、前々作、ちょっと今ひとつ感があったのですが、今回は「愛」を主題に二人の男性が対比的に描かれて、その主題がとてもわかりやすかった。
流れもごくごく自然に感じて、この主人公たちの気持ちがなんとなく共感を呼んで、どちらの気持ちもわかるような気がする!って、結構気に入りました。
このラストのハッピーエンドは幸せが漂って、こちらまで嬉しくなるような。
そんな物語に感情移入して疑似体験しているような、いい作品だったと思います。
14歳の頃、親友に告白してその気持ちが裏切られたことで激しく傷つき、自分のマイノリティの性癖にネガティブな思考を持ち、恋も幸福も諦めてきた大学生の将貴は、生活の為カフェのバイトをする傍ら、性欲を満たすため趣味と実益を兼ねた「ウリ専」のバイトをしている。
大学で突然声をかけてきた男に、軽く売り用の名刺を渡したところ、彼が客としてやってきます。
その人は会社員の稲葉。
彼はそれ以来毎週通ってくる常連になるのですが、将貴を抱くでもなくただ話しをするだけ。
そこで知ったのは将貴は稲葉の死んだ恋人に似ているということ。
稲葉の話す元恋人との話しに、複雑な気持ちを抱く将貴は稲葉を誘惑するが激しく断られ、逆ギレして稲葉を拒絶するのです。
そんな時、もう一つのバイト先のカフェで稲葉と偶然に会い、そこで同席していた稲葉の同級生によって、稲葉の元恋人との恋愛の真実が語られるのだが、それはとても屈辱的で、稲葉の代わりに怒る将貴。
将貴は稲葉を好きになっていたのでした。
しかし・・・
この将貴と稲葉の対比が面白かったのです。
バカがつくほど真面目で正直で人を疑うことをしない稲葉。
その親友に告白して彼は受け入れてもらった、そして付き合う仲になったというのに、キスはおろかセックスもなかったという。
それでも、稲葉は彼が自分を受け入れてくれたことに満足で、そして幸せだったという。
そしてセックスは好きな人とするものだという。
だけど、将貴は同じように親友に告白して彼は裏切られているのです。
だから稲葉はよかったなーと羨ましく思うのだが、身体の関係がないと聞いてそれを疑うのです。
彼等は結構いつまでも平行線なようでいて、実はじわじわと接近しているんだというのが、くり返し訪れる稲葉とのやりとりや、将貴の変化でそれは知ることができます。
だけど、稲葉も将貴も正反対のようでいて、裏表のように同じだったと思われます。
稲葉も将貴も本当の恋愛ってしてなかったからです。
スタンスも、稲葉はポジティブで将貴はネガティブのようでいて、実は稲葉はハードルを低くしているだけで、将貴はそのハードルを高く(ひょっとしてそれが普通?)設定していて。
それぞれの思いに気がついたとき、ハードルの高さが同じになる。
それを稲葉が飛び越えてくる。
そんなお話だったと思うのです。
客に奉仕をしているときに稲葉を想像して興奮してしまうとか、稲葉を思って自慰をするシーン、そして二人の思いが繋がって初めてする交わりのシーンの感情の昂ぶりは、臨床感が伝わってくるようで、中々見所になっていたと思います。
しかし、三十路童貞、おそるべし!(笑)
【sweetbitter】は稲葉が東京に転勤になり、将貴も四年生になった頃の、将貴が稲葉にプレゼントをするお話。
だけど、中々逢瀬の時間がとれない二人にはエスプレッソの苦さより、二人の甘さのほうが優っているような~そんなラブラブひと時のお話でした。