大人のスイート・ロマンス。

嫌よ嫌よも好きのうち?

iyayo iyayo mo suki no uchi

嫌よ嫌よも好きのうち?
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神65
  • 萌×275
  • 萌36
  • 中立9
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
26
得点
742
評価数
192
平均
3.9 / 5
神率
33.9%
著者
月村奎 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784403523144

あらすじ

貧しくても幸せに暮らしていたクラフト作家の裕貴。
ところが、幼馴染で天敵の大介が、東京からこの街へと戻ってきてしまった。
しかも裕貴が住む借家が取り壊されることとなり、なぜか大介と同居する羽目に陥る。
いやいや居候を始めたものの、大介とそして新たに加わった子猫のメイとの毎日は予想外に楽しかった。
けれど、この生活がずっと続くわけがないことに裕貴は思い至り……?

(出版社より)

表題作嫌よ嫌よも好きのうち?

裕貴の幼馴染の弁護士、27歳
クラフト作家、27歳

その他の収録作品

  • 恋は思案の外?
  • あとがき

レビュー投稿数26

アプリで追跡しちゃういじめっ子ジャイアン攻め!

笑っちゃうぐらいジャイアンな攻めを堪能できる作品でした(*´艸`)‪

幼馴染×再会×両片想いもの。裕貴(受)は当初自分の気持ちに気付いていませんが…。

7歳の時から裕貴のことが好きでやたらと絡んでくる幼馴染、大介。
運動が苦手な裕貴を自分と一緒にリレーの選手に推薦し、放課後毎日一緒に練習、中学でもなぜか大介と同じテニス部への入部を強いられ、しょっちゅう怒られてばかり、四六時中一緒にいて…。無理矢理一緒に受験勉強をさせられ、高校まで一緒に。

大学ではそばを離れたものの、ジャイアン的言動で苦手意識のある大介が裕貴の住む故郷に帰ってくることになりー

というお話。

も〜、7歳の時から大好きな裕貴を囲い込むために色々な策をめぐらす策士な攻めに笑いました( ̄∀ ̄)
裕貴の大好きな猫を21万円で買ってきて、「捨て猫を拾った」とかね。
一緒に住むために涙ぐましい努力(?)をする攻め、いい!!

めちゃめちゃ偉そうな態度なんですが、すっごく好きなんだな、ってことが伝わってきて、なんだかほのぼの笑
コンビニバイトを始めた裕貴が疲労で倒れてしまった時は、わざと眠気の起こる薬を飲ませて、自分が代わりに出勤しに行ったりしちゃう!弁護士なのに!!
…と、傲岸不遜ぶりと溺愛ぶりのバランスが面白く、いい攻めでした(笑)

受けの裕貴は、ポヤポヤ天然っぷりがちょっと心配になるぐらい「オイ!」って言いたくなるシーンもあれど…
このポヤポヤ具合なら、偉そうでグイグイっぷりがハンパない大介ぐらいの相手がちょうど良いような気も。「割れ鍋に綴じ蓋」ってやつでしょうか。

やんややんやと日々やり合いながら、なんだかんだ仲良く暮らしていく二人の生活が目の前に見えるようで、楽しいお話でした◎

0

鈍感と不器用のラブコメ

裕貴の天然は、ラブコメだと思って読まないと アホすぎて・・。

「嫌よ嫌よも好きのうち?」
天涯孤独の裕貴を何かと気にかける、原田夫婦。
裕貴は、大介の不器用に気付けず、接触を嫌う。

「恋は思案の外?」
古家で27年間エアコン無しの生活だった裕貴、
エアコン+雌猫の提供者・大介への感謝を素直に言葉にできない。
思わせぶりと誤解が生むラブコメ。 


鎌田裕貴:27才 母子家庭 
手仕事が好き男子 女顔 幼い頃のあだ名は「オカマちゃん」
手作り品の委託販売で得るだけの低収入で暮らせていた幸せ者
借家が建て直し、原田の口利きで大介宅にルームシェア

関 大介:27才 地元名士の父 親子で弁護士 文武万能イケメン 
好きな子に意地悪をしてしまう 不器用で優しい男

原田夫婦:高校同級生 夫は歯科医 嫁は裕貴の作品ファン

1

月村先生の俺様攻め様は憎めない

月村作品にハマり中で今3作目を読んでます。
「ボナペティ」「ロマンス不全〜」そしてこの作品です。
この3作品を読んで受けくんは家族が居ないという共通点がありますね。月村作品は天涯孤独な受けくんが多いのかな?
今回の受けくんは天涯孤独だけど、毎日ハッピーに暮らしてる。とにかく仕事が好きっていうのは最高に幸せですよね。料理も裁縫も好きって羨ましすぎるよ。どれも私は苦手です。
「ロマンス不全〜」に引き続き俺様攻め様でした。裕貴は大介を好きになれるのか心配だったけど、ちゃんと自分の気持ちに気づけて良かった。勘違いして、コンビニバイトしたり、そのせいで大好きなクラフトの仕事が楽しくなかったりして、読んでる私も辛かった。仕事が楽しくないのなんて普通の事なんだけど、裕貴には好きな仕事をして癒しオーラを出し続けて欲しい。
大介は小学校の時から裕貴が好きだったなんて、意外に可愛いところあるなぁと思いました。もう大人なんだから、好きな子を虐めるのは卒業して欲しい。
月村先生の俺様攻め様は一途な所があるから憎めないんですよね。
これからは甘い言葉も囁いてケンカップルじゃなくて、甘々カップルになりますように。

1

傲慢で横暴で乱暴だけど愛が重い攻め

何度も何度も読み返してます。今日はあまりにも切ないお話を読んだので、甘々なこちらで回復しようと読みました。

読み返すと大介が、そうだったの!?ならこの時もあの時も?なんですがね。
いくら好きでも横暴で乱暴で俺様で、好きな子ほどからかうレベルではないですよね。

裕貴は手仕事好きなクラフト作家で、誰にでも優しくて穏やかでほんわりしてて。
だけど天敵大介だけは珍しく苦手なのに、親友なんでしょって誤解されてて。

でも裕貴がわりと打たれ強くて、大介に嫌なことばかり言われても言い返したり、二人暮らしが心地よくて、猫まで家族になって

大介の気持ちがわかり、これまでの意地悪の数々の理由がわかると、そうだったのね!と感動もするのですが。
天使な裕貴にいきなり、20年間我慢してきたんだやらせろって強引すぎ!

しかもお友達の旦那さんを好きだと誤解して、俺のいない時に家に呼ぶなとか。

大介の重くて大きな愛に包まれて、裕貴は好きなクラフトに専念できて、かわいい猫もいて良かったですね。

毎回読み返すたびに萌えたのですが、久しぶりに読むと大介の傲慢ぶりに、お前はいつまでも小学生か!と言いたくなりました。

0

鳥の巣頭の可愛い生き物

2012年作。昔読んでいたのにレビューしていなかったので読み返したら、いじめっこ攻めとぽわわん受けの掛け合いがめっちゃ面白かったです。神にしたら月村先生の全作神になるので、萌2にしました。月村先生の作品の中で個人的ベスト5には間違いなく入ります。いじめっ子がお好きな方でしたら絶対おススメな本編140Pほど+その続き90Pほど。

衣食住全てにおいて手作りの才があった母の血を受け継ぎ、家でクラフト作家として生計をたてている裕貴(ゆうき)。東京で働いていたはずの天敵大介がUターンしてきて、ほぼ一日おきにあれやこれやと苛められるようになっていましたが、ある日住んでいた古家を建て替えると大家が言い出し、金も行く当てもない裕貴は大介のマンションに転がり込むことになり・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
原田+明日香(歯科医+妻、高校時代からの友人)、メイ(仔猫、しゃべらない)、宮原(小・中時代のいじめっ子)、攻めの姉ぐらいかな。

++ 攻め受けについて

攻めがとにかく「腹黒」で「底意地が悪く」「態度が悪い」!ぱっと見、良いところがない!なんだけど可愛い・・「アホ」だの「バカ」だの受けに悪態つき放題なのに、小学生の時から受けに執着していたってどんだけ・・・。最初っから最後まで甘い顔、笑顔なんてミリも無く、ぶすくれた表情のみの攻めって少ないのでは。

ぽわわん鳥頭の受け。クラフト大好き、なんか手を動かして作っていられるだけで貧乏とか関係なく超幸せ!という、ある種の人生勝ち組。素晴らしい。自分では忍耐力が無くなって最早できなくなった「荷造りロープを編んでカバンを作る」等という行為を楽しんでスイスイするというところを超尊敬。めちゃくちゃ天然で、ちょっと会話が成立しないかもしれないという懸念はありますが、真の癒しキャラ・・・攻めが絶対GETすると意気込むのもとっても良く分かるレアキャラだと思います。

そんな二人をそっと見守る原田夫婦と、巻き込まれた気の毒な宮原とサブキャラも面白く、休日にキャハキャハ読むのに最高の1冊でした。あー楽しかった。

3

攻めがダメだった……後半は受けも……

好きな子をいじめちゃう系は嫌いではないのに、この攻めはアウトでした。

相手が大切にしているものや好きなものを貶すってところが、いや。
自分にはさっぱり理解できないけど「好きな人が何よりも楽しそうにやっている」のを暖かく見守ってくれる人が好きなんです。

受けにとってのハンドメイドってライフワークそのもので、ハンドメイド作家って天職だと思うんですよね。
それを「趣味のおままごと」「仕事じゃなくて単なる趣味」とバカにする。

ここがどうしても許せませんでした。

そりゃ弁護士様とくらべたら遥かに低収入かもしれないけどさ。
自分の職場で働いて欲しいという気持ちから出た言葉だとしても。

受けは天然でボケボケでアホなのは確かなので、「トロトロすんな!」とか「アホたれ!」みたいな口の悪さなら全然いいの。

受けはイシノアヤさんの「椿びより」の椿みたいだなぁと微笑ましく思いながら読んでたのだけど、後半、予想以上のアホの子というか考え無しなところが目について、げんなり……。

再読はないなと思ったのでこの評価です。

2

イマイチ。

久しぶりに月村萌えが戻ってきたような気がしたので、買ったままで積んであった本を消化中。
これは気が弱いマイペースな受け、言葉が足りない攻め、好きな子をいじめるというよりも暴言を投げつける攻め、それに懲りない受け、このあたりが月村定番のテンプレ。
おもしろいか、といえば、イマイチ好みじゃない。
読めたし、悪くないと思うけど、自分の萌えはなかった。
受けに都合よすぎに思えるし、そもそも、この受けはちょっと頭が弱いんじゃない? と思う。アホの子受けは好きなんですが、これはアホじゃなくて、あまりにも愚か。エダユウリのキュレーターの万能攻めとマンガ家のアホの子受けに通じるものがあったけれど、こちらは自分の好みからは外れた。
小椋さんの絵はきれいだけれど、このはなしには合っていなかったような?
仔猫もあまりかわいくみえなかった。ざんねん。

3

嫌よ嫌よ



面白かったです。

小椋ムク先生のイラストが可愛くて手に取りました。
この、裕貴の文句ありげのムスッとした表情と大介の文句あるなら言ってみろ的な表情が。

買う決めてとなりました。

裕貴はまだ大介の事が好きって自覚してなかったから、ツンデレとは違うかもですがそんな裕貴が可愛い。

大介が色々とちょっかいを出すけど裕貴は本気で嫌がってないし、そのやり取りににやけました。

裕貴がおバカさんで、大介が裕貴をキング・オブ・バカと呼んだ時には笑っちゃいました。

乙女系男子ってあまり好きじゃないんだけど、これは裕貴がキャピキャピしてないから楽しめた。



勘違いの宮原がめっちゃ可哀想だった。
勝手に勘違いしてるから、もう本当に残念な人だった。

裕貴も悪いんだけどね。

子猫のメイ。大介が裕貴にプレゼントした猫。
大介がプレゼントしたのに裕貴と仲良くしたり裕貴を舐めたりしてるのに嫉妬して邪魔扱い。
「そんな雌猫より俺の方が舐める権利持ってる」的なセリフには以外と大介って子供と思いました。

いや、子供なんだけどね。
約20年も裕貴の反応が可愛くて面白くて意地悪してきたんだし。

そこも含めて好きです。

可哀想な人がもう一人。
友人の原田。大介に勝手にライバル視されてる。
奥さんもお腹に赤ちゃんもいて、奥さんとも友達なのにね。

1

不器用なハイスペック攻め様とおっとり天然乙女男子の恋の行方は...?笑

月村先生の本を読むのは4冊目になりますが、これは結構好きなお話でした。 元いじめっ子の大介と、ポメラニアン系?乙女男子裕貴のすれ違いラブコメディーです。読んでいてふんわりとした気分になり、ほっこりしました。
裕貴はこれまで読んだキャラクターの中で一番乙女な男の子でした。クラフト職人という職業は言うまでもなく、女の子みたいに可愛い〜と連呼したり、言葉遣いが子供みたいに丁寧だったり、とにかく乙女でした!!笑ただ、あまりにも天然バカ過ぎて、これを管理するのは大変だろうと思います...大介ファイト...笑
一方の大介は、スーパー攻め様よろしく全てにおいて勝ち組ながら、裕貴に対する態度が不器用で、それが玉に瑕でした。裕貴に対して、素直に可愛いと言えばいいのに、『お前を俺のものにする』だとか『アホエロいフェロモンを出すな』とか、そんなことしか言えません。大介は大介で馬鹿なのです...。そんなこんな言いながら、裕貴のためにアメショを買ってきたり、何より裕貴と住むための住まいを整えたりしてる辺り、不器用だなぁと思いました。

2

好きな子ほどイジメたい

あらすじから想像したとおりの可愛らしいお話でした。

攻の大介は「好きな子ほどイジメたい」を地で行く男性で、小学生の頃からその姿勢が変わっていないのがある意味すごい。弁護士としてちゃんとやって行けているのだろうか…。一方、受の裕貴は素直で鈍感な可愛いキャラクターですが、自主性に欠けるというか思考が女性っぽい気がしてもうちょっと精神的に逞しくなってほしいなーと思いました。

で…最後まで気になったのがイラストです。裕貴は本文中で「男性としては華奢」「小柄」というような描写が何回もあって線が細くて可愛いイメージで読んでいたのですが、表紙と口絵はともかくモノクロイラストの裕貴は随分体格がいい(大介とそう変わらない)ように見えて私は違和感がありました。数年前の(?)小椋ムクさんの絵だったらピッタリだったと思うのですが…。

2

初々しい

幼馴染の裕貴と大介のお話。

最初から最後までほのぼのと優しいお話でした。
小椋ムクさんの優しい絵が合う合う!

幼い頃から弄られからかわれていた裕貴は大介に苦手意識を持っていました。そんな大介が地元にUターンしてきてからのお話。
とにかく裕貴は天然?!と思ってしまうほどピュアで可愛いです。
一方の大介は大好きな子に意地悪しちゃう感じで、裕貴にちょっかいを出しまくります。

驚きの展開があるわけではないのだけど、二人のやりが初々しくて可愛かったです。

1

非常にベタな展開

幼なじみものとして、非常にベタな展開ですね。
だからこそ安心して読むことができます。
逆に言うと、新鮮味はそれほどない。
でも、私は幼なじみ設定が大好きなので楽しめましたし、ほのぼのとした可愛い雰囲気を堪能しました。

残念だったのは、攻めが弁護士としての仕事をするシーンがほぼなかったことと、受けの仕事であるクラフト(手仕事)が儲からず、結局は攻めに養っていただく形で収まってしまったこと。
クラフト(手仕事)の描写は詳細で、私も欲しいなぁと思わせるほど、生き生きとした表現でした。
それだけに、弁護士業ももう少し詳細に描写して、恰好いいとこを見せて欲しかった。
これじゃ、攻めが弁護士である必要性が全然ない。
そして、クラフト(手仕事)一本でもせめて普通の生活が成立できるぐらいは稼がせてあげたかった。
(一人暮らしができても、攻めと一緒にいたいと決意してほしい)
「大好きなことだけを仕事にして自立できる」という「夢」をせめて本の中ぐらい味わわせてもらいたかったですね。
攻めと同居する前に一人で暮らせていたのは、周囲の善意に支えられた結果で、普通だったら無理な状態だったですもの。

4

長い長い片思いの果て

月村奎先生の作品にはとにかくやさしい人が多く出てきて、人の温もりっていいなって改めて誰かと一緒にいるって言うことが素敵なことだと思わせるところがイイです。癒されます。

幼馴染同士。小学生時代から長い長い片思いをしている大介とずっとずっと大介をただのいじめっ子だと思ってきた裕貴のおはなし。

大介、辛抱強いなーと言うのが感想のほとんどを占めてしまうそうな程、俺様で強気なのに「健気」な攻。
だって、20年以上も片思いで想いが通じ合ってもえっちは裕貴を気遣ってなかなか最後まで出来なくて、普段は傍若無人なタイプなのに本当は優しいのね。
いや、表現の仕方は確かに間違ってるのだけれどね、かなりの執着だしねw
反対に裕貴は世間ズレしてなくてむしろかなりの天然で人がイイと言うのか、大介をただのいじめっ子だとずっと思っていて、想いに気付いたのは最近とか言ってしまう。そこは大介がかわいそうじゃないかー。

小さなすれ違いがありひと悶着ありますが最後はまるっと収まって、猫のメイと幸せな三人家族。
その猫のメイも何十万もするのに捨て猫とウソをついてまで裕貴にあげる大介ってかわいいですよね。
まっ不器用過ぎるって言うか…

大人の恋と言うには不器用で幼い感じもしますが、幼馴染のふたりがいろいろこじれた感じを乗り越えて幸せになったのは良かったです。
ただ、家族や友人、まわりの人たちへのカミングアウトで確執とかも生まれずあまりにもさらっとあっさりだったのはちと物足りなかったかな。
あと、取ってつけたように当て馬になった幼馴染のひとりの宮原、かわいそすぎる。
という事で萌ひとつ評価です。

4

こういう話待ってました!

攻めの言霊が受けと同じく怖かったですw
読んでいてアパートのくだりはフラグなんだろうなとは思っていましたが、
まさか本当に問題が起きて出ていかなくてはならなくなるなんて・・・
恐るべき言霊の力でした。

受けのことをすごいバカにしている攻めですが、
好きな子ほど・・・という典型的ないじめっこタイプです。
受けの代わりにバイトに行って、受けよりも使えると言われたり、
買ってきた猫を拾ったとうそぶいたりします。
やることなすことは、素直になれよといっそ哀れになるくらいに
遠回しなことしか出来ないんですが
受けのことが本当に好きなのだと、そのために
金も時間も惜しまないのだと、大変愛を感じさせてくれました。
「バカすぎて話にならない」と馬鹿馬鹿連呼してキスをされるシーンに
受けと同じように固まりました。この流れでしてくるか、と。
そのあとも行為に及ぶまでの会話とか、聞いていたら
ばかばかしいのに、大変甘くて、塩をなめたくなりましたw
気持ちを確かめ合った後は、変態的なことばかり言うんですが、
最後の最後に持ち上げるようなことを言うので憎めませんw
言えるんだったら、さっさと言ってあげなさい、と思わないでもないです

受けはクラフトを仕事にしているので、かわいい小物の描写が多くて
読んでいて大変楽しかったです。BLにおける受けの女子力の高さは
異常なくらいですよねw そこがいいんですけどw
攻めに翻弄され、怒りつつも、最後に甘いことを言われて
ほだされてしまう単純なところも好感をもてますし、
とってもかわいいと思います。ただし、あんなにも扱いにくいオトコを
物にしてこれから一生苦労していくんだろうなーと同情しますw
思いあってたらなんだって乗り越えられますが、
ちょっとは性格矯正してもらうように働きかけないと
これから先大変なことになりそうで仕方ないですw

友達夫婦とのやりとりも可愛かったです。
途中で出てくる当て馬の同級生は素直に可哀そうだと思いました。
よく勘違いしたなーと思いましたが、彼がスピンオフで
スポットライトを浴びるような人材でないことは明白なので
ただこのカップルのスパイスにされた
哀れな存在に成り果ててしまいましたね・・・。
でもこういうキャラが居てこそ、二人の愛が燃え上がるんですよねw

追跡アプリはさすがにやりすぎだと思いますけどね
それは犯罪ですよ!訴えられても抗議できません!w

2

とにかくかわいかった。

かわいい、ぜんぶが。
その一言に尽きる。
男性が苦手でかわいいものが好き、女の子といるほうが好き、どこか浮世離れしてる。
そういったキャラの受けはわりと多い気がしますが、だいたいが女々しすぎてイラっとくることがある。そうなると当然、好感の持てないキャラクター視点の物語に入り込めない。
と、いうようなことを数度繰り返しておりまして、こういった受けの出てくる小説は避けていたのですが…
小椋ムクさんのほんわかイラストに惹かれてあっさり購入。
そしてそんな自分がグッジョブ。

ここまでアホかわいい受けは見たことがないです。
「あー、こいつアッタマ悪いなぁ」と、ついつい思ってしまうのだけれど
なぜか憎めない。
馬鹿だなぁ、と小突きながらも手を貸したくなる。
そんな攻めの心情に共感してしまいました。うん、あんなに俺様的思考にはなれないけれど。

会話が軽快で読んでいて楽しい。
早口で言いあう二人の姿が想像でき、それを脳内で再現するようにやたらと駆け足で読んでしまいました。
あまりにも世間とずれているキャラなので「こーんなヤツいるわけないだろ」などと冷めた考えが浮かんでしまいそうでもありますが、
そんな常識を凌駕するほどかわいかったので、自分は最後まで入り込んで楽しむことが出来ました。
うん。おもしろかったです。

6

受けがちょっと…

大好きな月村さんの作品ということで一気に読んでしまいました。
相変わらずかわいらしい文章で、切ない部分もあって作品の世界観に引き込まれすらすらと読むことができました。

文章も読みやすく素敵だったのですが、個人的に受けと攻めの両方の性格がちょっと苦手で
攻めの小学生のころから変わっていないようなメンタリティとか(もっと言葉にして伝えろよと思ってしまいました)
受けも天然なのか馬鹿なのか…天然寄りの馬鹿と私の中では結論付けましたが、本当に世間知らずでふわふわした受けちゃんで攻めに頼っているのをもっと自覚しろ!と言いたくなってしまいました。

苦手な性格な受け攻めでしたが、それでも最後まで本を手放すことなく文章をすらすらと読ませてしまう月村さんの文章力は本当にすごいなと思う作品でした。
世界観や設定は好きだけど、主役二人の性格がちょっと……だったのでこの評価にさせていただきました。

4

猫かわいい

タイトルもかわいいですが
小椋さんのイラストしかも猫
内容を考えずに即買いしました

あらすじは、幼馴染の2人が大人になって
再会しつきあうようになる話です

受けの男の子はクラフト作家をしており
自宅でこつこつ仕事をしている
猫のモチーフが多い

このくだりだけで、なんて可愛い人なんだろと
勝手に判断しましたが
オネー系じゃいやだし
弱すぎても嫌だなと思ったりもしました

かわいいですが少々内向的すぎるというか
男としてはどうなのかという部分もあります

攻め男性は、昔から口が悪く
強引なところがありますが
俺様的なわがままからくるものとは

少し違って頭が良いかんじがします

同級生夫婦が友人でもあるのですが
この夫婦が良いからみとなっています

女性が登場してくるのは好きじゃないのですが
この奥さんは出過ぎず邪魔にならず
良かったです

最後まで読むと安堵感が生まれました

途中は何度もムカムカしたり
ため息ついたり、受けの子の方向性の違う
頑固さにいやになったりもしました

最後までまでよめば、それは払拭されました

1

幼馴染愛。

ちょっと頭がよわくて、でも素直なおっとり男子と、えらそうで強気なくせに、実はベタ惚れなパートナー、という組み合わせに弱いので、それだけでもう楽しかった。

小椋ムクさんのイラストにひかれて買ったのですが、表紙でトキメいた人はまず買って間違いない気が。
イシノアヤさんの『椿びより』の椿くんのように、手芸で生計を立てていてかわいいもの好きで、ちょっと(かなり?)天然でズレてる。
かわいさに振り回されるってしあわせなことだ。

1

愛すべき天然クラフト作家

大介と裕貴は幼馴染。
でも、俺様で事あるごとに裕貴に意地悪をする大介が、裕貴は大の苦手。
そして高校卒業後上京していた大介が、地元に戻る所からお話が始まります。

子供の頃から手作りが大好きだった裕貴は、現在ははクラフト作家。
お話の中でも裕貴の作品の描写が多いですが、これが本当にカワイイ!
実物を見てみたい~、というか、私も欲しいかも(笑)
私自身はそれ程器用ではありませんが、手作り品は大好きです。
だから明日香が羨ましい!私もこんな友人が欲しいです~(笑)

地元に戻った大介は、昔と変わらず裕貴をいじります。
そんなある日子供のころから住みなれた借家を出なければならなくなった裕貴は、
嫌味を言われながらも大介のマンションで同居する事になります。
裕貴にとって仕方なくの同居だったはずが、思いのほか居心地がよく、
お風呂事件(?)をきっかけに、意地悪な大介の事が本当は好きなんだと気付きます。
自分の気持に戸惑い、大介と離れるために早く自立すべくバイトを始める裕貴ですが、
世間知らずでおっとりした裕貴に、本職と両立できるはずはなくて・・・

裕貴にいつもキツイ事を言う大介ですが、
実は好きな子につい意地悪をしてしまう子供の心理と同じだったんですね。
しかも7歳の頃から好きだったという、見事なほどの執着ぶり(笑)
広いマンションも、初めから裕貴と暮らすつもりで借りていた物だったんです。
気持をぶつけてしまってからの大介は、いきなりエロ魔人に大変身。
まあ、20年想い続けていた相手をやっと手に入れたんだから、仕方ないですね(笑)

そして続編は、大介の裕貴に対するストーカーの様な執着っぷりが大全開!
裕貴の天然っぷりも大全開。裕貴、ボケすぎ面白すぎ!
私は好きです、このタイプ(笑)

ストーリーはホントに甘いです、甘甘です。裕貴、愛されてます。
甘い執着愛で癒されたい時に、おススメです!

1

正直ちょっとイライラが・・・

こんな可愛らしい雰囲気の本にイライラなんて、どんだけ心狭いの・・・わたし。
いや、自分でもこんなはずでは!・・・と思っているのですが、はぁ~。

やっぱり月村さんはいいなぁ~
ぐるぐるなってる受けが可愛いわぁ~
そういう満足満足♪という感想で読み終わると思っていたのですが、
残念ながら、自分はどうにもダメでした。
月村さんのお書きになる文章が好きなだけに、ここまでダメだととても悲しい。

最初は、出てくるキャラクターもみんないいなぁ、やっぱり素敵だ☆と思っていたのです。
受けが心躍らせながらクラフトのお仕事をする姿も、とっても温かい雰囲気で。
攻めの受けに対する意地悪も可愛く見えて、
もう、好きだからいじめるにしても、もうちょっと優しくしてあげなきゃ~と、
どちらかというと受けの肩を持つ思考だったのです。

でも、ふたりの思いが通じてくると、比例してだんだんムカムカが・・・。
受けが素直になれず&すぐに怖気づいて、
やだやだ、ダメダメ、無理無理、バカバカと言いすぎだよ~
本当はそんなに嫌じゃないよね~?
好きならもうちょっと相手の視点で考えてあげてよ~
・・・・・・と思うことがあまりに多すぎて、途中でギブアップしそうになりました。

嫌よ嫌よも、ありすぎるのは、どうやら自分は苦手みたいです。

10

ケンカップル♥

楽しいケンカップルです。
ケンカップルって言っても一方的に裕貴が怒ってるって感じでしたが。
2人のやり取りが漫才のようで楽しい!
まさにボケとツッコミでした(笑)

全編、受の裕貴視点で書かれていますが、裕貴はアホっ子です。
アホっ子が苦手な方は注意していただきたいですが
話がおもしろいのでそんなには気にならないかもしれません。

攻の大介の方は地に足の着いた弁護士で、受の裕貴は極貧で自分が楽しい事ばかりしているクラフト作家。なんとなくアリとキリギリスを思わせる2人です。
裕貴は経済観念がかなーり欠落しているので、
しっかりした大介がいてくれて本当に良かったですね。
その辺がイマイチよく分かってない辺りもオモシロイんですが。

何度も笑いながら読みました。
オススメです。

2

ヒット!

この作品、結構ヒットです。
小椋さんのイラストも、ステキ。攻の傲慢な感じ?が
にじみ出ていて、ニヤケテしまいましたよ。

クラフト作家の裕貴は、幼馴染の大介と再会する。
大介は、裕貴のことを馬鹿にするため、
裕貴は、大介のことが苦手なのですが、
何と、同居しなければならない状況に。

私はあほっ子受は苦手で、読む前は不安でした。
裕貴が結構ポヤんちゃんなのですが、
嫌いじゃないヌケっぷりでした。

大介の可愛い子ほどいじめちゃう心理ってのも
楽しく読めてしまいました。

4

アラサーの意味を今更ながら調べてしまいました…

アラサーって30歳以上のことかと思ってましたよ(゚Д゚)
27歳以上33歳未満の方たちのことなんですね。
いや、こちらの作品で、受様が攻様に「アラサーらしからぬアホ可愛らしさで~」って言われてて、受様って27歳では?
と、1人引っ掛かってしまいましてね…すみません。
勉強になります。
改めまして。この作品、皆さんの評価通りとっても良かったです(*^^*)
凄く可愛いお話しで、同級生の幼なじみものというベタな設定ですが、お話し自体が丁寧でキャラクター設定にも愛情がこもってて、物語に引き込まれました。
ジャイアン的な攻様ですが受様に対する執着が半端ないのが良かったです!
攻様視点のお話しも読んでみたいです。
天然の受様を7歳の頃から好きって、さぞかし色々ため込んだ想いがありそうです。
一目惚れなんですかね?続編とかあったらその辺
も読んでみたいです。
新婚生活の様子も知りたい。
こういうちょっと傲慢な攻様の溺愛ぷりってホントツボです。
小椋先生のイラストがまた、ハマってましたっ
神評価に近いですがやはりもうちょっとイチャイチャが欲しいっ
これで攻様視点でシヨートとかで蜜月話があったら間違いなく神評価でした。
後は、7歳から執着してるなら攻様も童貞でいてくれてもよかったかな。

7

この二人は凄くいい!

幼なじみの再会ものなのですが、仲良し子良しで何でも分かり合える関係で無く、
会えば嫌味の応酬だったりじゃれ合いのようなケンカだったりする二人が、
攻め様の大学進学と共に若干疎遠になりながらも攻め様の帰郷で、年に数回ながらも
交流のあった二人が攻め様が地元に戻って来たことにより、関係が深まる。

受け様はクラフト作家、それも細々となんとか一人食べていけるくらいの仕事で、
そんな受け様に弁護士の攻め様はいつも何かと嫌味を言っては受け様を怒らせる。
攻め様が進学でいなくなった時にはこれで苛められないとホッとしながらもちょっぴり
寂しさも感じていた受け様が、再び頻繁に現れるようになった攻め様との関係に
日々怒りまくりながらも、微妙に餌付けされていたりする。
タイトル通りの関係で、受け様の気持ちが物凄く現れていると思います。

攻め様は弁護士ゆえにかなり口も達者で、いつも受け様を凹ましているのですが、
全ては可愛い受け様にちょっかいをかける愛すればこそのツンデレ、クーデレ態度。
そして攻め様に散々嫌味や貶されている受け様ですが、一歩間違えればアホの子と
言っても差し支えない程天然でそのおかげもあって腐れ縁のような間柄なんです。
受け様には攻め様の気持ちなんて全然伝わるはずも無く、たまに攻め様が不憫に思える。

受け様を手元に置きたい為に姑息な手段も使ってるのが微笑ましいと思えるのです。
受け様の長年住んでた家が耐震性の問題で住めなくなり、攻め様の家にシェアする事に。
受け様は今までたった一人で暮らして来たので、誰かと会話しながらの生活に
相手が攻め様だと思いながらも天然で嬉しいと感じてる。
次第にその気持ちが好きなのかもに変化していく様子も微笑ましいのです。
頭にいいはずの攻め様が、受け様の事になると嫉妬深くで、狭量になる様は
思いの深さを感じさせるのですが、相手は天然受け様、素直じゃない攻め様の態度では
なかなか伝わらない感じで話は進むのです。
切なさなんて感じない、明るくコミカルでほのぼのしてる作品で二人の日々の生活
なのですが、その日々が物凄く楽しめるのです。
読み終わっても楽しさが残る素敵な作品でした。

4

あなた、それはジャイアンすぐる(爆笑!)

自分的に月村作品はムラがあり、いつも博打なところがあるのですが、今回はムク絵に釣られ迷いなく購入したクチであります。
=冒頭結論=
非常に楽しくて、主役のキャラクターはもちろん、取り巻く人々との関係もずべてが魅力的でよかった!!
特に主人公の天然リア充が迷いを覚えて迷走する姿、そして思わぬ誤解、相手の見事なジャイアンぶりが素敵~☆☆☆

母親を亡くしおんぼろな借家に独り住まいの祐貴だが、何よりも好きな手作りの雑貨の仕事でつつましながらも生計を建てられているので、とても今の生活に満足している。
ある日、高校からの友人が訪れたとき、小学校からの幼馴染で大学進学時から少し疎遠になっている弁護士になった大介が地元に帰ってくることを知る。
大介は何かと祐貴に構い、苦手なことを強要して自分のペースに引き込むので大変に苦手にしていた相手なのです。(なのに友人達は、親友だったろ?と言ってくるw)
折しも、住まいの借家が取り壊し建て替えすることになり、立ち退きをしなくてはならなくなったために、大介の部屋に同居させてもらうことになる。
苦手に思う相手だけに、最初は遠慮があったものの、祐貴の存在を受け入れてくれて、しかも猫が好きという祐貴のために、拾ったという猫を部屋で飼うことになったりと、大変にいごこちはよく、大介を見直すようになるのだが、
家に訪問してきた友人夫婦に赤ちゃんができたという話を聞いたときに、自分の存在と居場所を改めて考え直してしまい、無理をするようになる祐貴。

こんな展開の中で、天然であるがために(?)独りでも好きな事ができていれば大丈夫だった主人公が、人と暮らす楽しさを知ったために、
周囲の変化に自分が取り残されると感じたときに感じた焦燥と不安が、それが恋の始まりだったというとても不器用な主人公が愛しい。
また大介も不遜で傲慢で俺様なんだが、大体うっとうしいとか嫌だと思うやつと一緒に住もうなんて言わないわけで、そしてその見せる優しさがツンデレに包まれてるからまるきりジャイアンなのです♪そう、映画版のジャイアンw
子供みたいな組み合わせなんだけど、これが思わずキュンしてしまうんだな♪

この祐貴の天然が炸裂して思わぬ誤解を生むのがその後の【恋は思案の外?】
偶然、買い出しに出かけたホームセンターで再会した過去祐貴をいじめた苛めっ子が、祐貴が贔屓にしている材料の会社の社員だったことから、過去は忘れて懐く祐貴の態度に、そいつが誤解して・・・
再会しただけの相手に、自分のセックス事情を話すか(爆)
それが、天然所以でもあるんだけど・・・
本編が挿入までなかったための、主人公性格を生かしたオマケの合体まで行くためのエピソード。
大介のキングオブバカ発言は的を得た発言だw
余興のような短編でした♪

最初、手芸男子ということで思わず外見も含め「椿ひより」のたろちゃんを想像しました。
ほんわか男子には天然は鉄板イメージですねw
今回、この祐貴の天然にイラっとさえしなければ、かなり楽しめる、そしてキュン萌えも共感できるおはなしじゃないかな?なんて思ったのであります。

13

いじめっ子の幼なじみの、思いがけない優しさに…、という王道です!

月村さんの作品は、秋霖シリーズですっかりファンになり、新作が出たらとりあえず手に取る。
悲観的な受けのグルグルぶりは正直あまり趣味ではないのだが、
でも繊細で切ない独自の世界を、安定して描く作家さんだと思っている。

ところが、ここ数作なんだかちょっと感じが違うかも。
前々作の「恋愛☆コンプレックス」なんて、タイトルに星なんてついちゃってるよ?
彼女の作品は個人的にはコミカルな方が好きなので、☆がついていてもいいし、
エロ増量も歓迎なんですけれど、微妙にピッタリこないなぁという気分だった。

そして、この作品。これは、そうそうこんな感じ、という月村節だった。

貧しくとも好きなことを生業にして楽しく暮していた、クラフト作家の裕貴。
ところが母の存命中から長く住んでいた家を出なくてはならなくなり、
幼なじみの大介の家に居候することになる。
大介は土地の名士の息子でイケメン弁護士だが、尊大ジャイアンで、そしてツンデレ(笑)
20年の長きに亘る腐れ縁だが、裕貴は大介が苦手。
側にいるとドキドキしてしまうのは、
すぐに馬鹿だのと言われて叩かれるせいだと思っていたのだが
同居の日々を過ごすにつれて…

裕貴がミシンをかけたり刺繍をしたり、作品を作っているところがなかなかいい。
ほわーんと天然で乙女趣味だが、プライドをもって楽しげに仕事をしている感じは微笑ましい。
さりげない日常的なコネタもいいなー。煮豆を作るアラサー男子(笑)
ネコも可愛いなぁ。
(どうでもいいのだが、「青の軌跡」記憶退行→「Punch↑」ネコ→本作と
なんだか連想ゲームしているみたいな、最近の私の読書。)

と、憎めない俺様攻めも悪くなかったし、笑いながらキュンとしながら読了。
ただしHは触りっこまで(笑)
それだとBLのお約束に反するのか、後半書き下ろし「恋は思案の外?」がついている。
こちらは、受けが馬鹿に見えてイライラして個人的にはNG、蛇足だった。
月村さんは、朝チュンでもスマタだけでも構わないのになぁw
ということで、評価は表題作のみで。

9

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