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omae no mune ni kiitemiro
出会いからお互い嫌いで会えば喧嘩ばかり、いろいろあって最後は両思いに…というパターンは多々あれど設定は一風変わっていて面白いとは思う。
でも、ドタバタしたコメディーはあまり得意ではないので萌えるまではいかなかったです。
斎藤は、恋するドキドキや好きな相手に対面したときの赤面や胸の痛みは未経験なんですね。彼女が阿久津に乗り換えたときも。
きっとそれは恋じゃなかったんじゃないのかな。
だから彼女がじゃなくて取られたことでプライドが傷つけられたことがショック。
それも取った相手が容姿にしても人を惹きつける性格にしても自分にないものを持っている男だったから。
もし違った出会いだったらいい友人になり、やがてもっと早くに友情以上の感情に変化して行くこともあったかもしれないし、一生の親友になったかもしれません。
でも、そうではなく斎藤の一方的なものではありましたが、阿久津はライバルで会えばバチバチやりあう関係になったわけです。
それがどうして、恋愛関係にまで発展できたのでしょう。
一つは、阿久津の感情でしょうか。
一方的にライバル視され気にされていたことで逆に気になりいつしか特別な感情が生まれてきたのかもしれません。
それから同期の友人君島くんの存在。
体の変調が、アレルギーだと言い出し緩和療法を勧めるのですからおかしくて笑えます。
でも、一緒に飲んで酔った勢いで弾みで寝てしまうのまでは唐突すぎてそれはないんじゃ無いのと思ってしまいました。
ま、男は快感に弱い生き物ってことで…
でも、寝てしまった後斎藤の方は一気に突き抜けてしまったようでアレルギー反応も収まりやれやれなんですが、今度は阿久津の方がアレルギー反応?
その頃になってやっとそれが恋する乙女の心境だってわかるんですけどね。
君島は最初っから二人の反応が『好きすぎて反発してる』、そして『自覚しかけて挙動不審』とわかっていて笑いを堪えながら密かに応援していたに違いないと感じました。
いいキャラしてます。
いつもながら、みずかねりょうさんのイラストはとても素敵でした。
カバーの絵がバックの色使いなど、いつもと少し違う感じですがこういうのもいいですね。
第一部では受けと攻めがいがみあって受けがアレルギーを起こすまで
第二部では受けのアレルギーについて
ここまでは予想通りの展開だったのですが、ラストの部分がちょっと予想外で面白かったです。
第二部と対照的に描かれていてうまいなーと思いました。
喧嘩っぷる好きなのとストーリーも面白かったので神評価。
ノンケ同士が恋愛関係になるのも好きなので良かったです。
リーマン設定が好きでキライキライが反転してスキになるのも
ツボなので手に取りました。
同期で同じ営業、斉藤には過去、阿久津(に乗り換えた元カノ)に
つけられた傷があり、そのせいで恋愛に対して臆病になる気持ちが
あります。
ようは恋下手さんです。
一方の阿久津は大雑把な人情派で、やたらと突っかかる斉藤の
ことが気になりながらも仕事面ではちゃんと斉藤を評価している
いい人キャラ。
だけど途中で路線変更してヘタレキャラに。
ヘタレに変身するまでは「あーコイツわかっててこの反応?」と
思ってたんですが、あまりに同じ反応すぎて二番煎じという
悪い印象ばかり強くなってしまったのが残念でした。
かき回す同期の君島の適当命名、アレルギーとか、かみ合わない
のもいっそ運命だ、とかのシニカルな表現が合間でいい味出して
いるものの、斉藤の双子の妹たちは電話に出る以外なんの役目が
あったんだろう…と思います。
恋下手さんとヘタレさんなので、それぞれが自覚した時点で
お互いに逃げに走るのでなかなかまとまりません(笑)
それが読んでておもしろいんですが作者の書きたかった喧嘩っぷると
いう意味では後半はまったく成立してないです。
BLだから赤面・腰が抜ける・動悸・息切れ・過呼吸寸前という
大げさすぎる反応も読み流せるんですが、いったいいつの時代の
深窓のお嬢様なんだょという突っ込みもきっとあるはず。
トータルではドタバタコメディといった印象だけど読みやすく、
文章も特にアクがなくて読みやすかったと思います。
犬猿の仲のハズの二人。
顔を合わせれば、繰り返されるイヤミの応酬は実は相手に関する関心の現れ!?
それで保たれていたはずの均衡が
ある日犯したミスをカバーするのをてつだってもらったのに端を発して
心臓バクバクのまともに相手の顔も見ることもできず、過呼吸発作の一歩手前までいく有様を呈し、友人にアレルギー反応だと言われ、
奇しくも同じプロジェクトを一緒に進めなくてはならない間柄ゆえに、
そのアレルギーを克服すべく、慣れる努力が酔った勢いで欲情に姿を変え、
「やっちまった・・・」
と思いきや、主人公のアレルギー反応は治ったものの、相手に今度はアレルギー反応が!?
果たして、これやいかに?
といったお話デス。
かなり愉快ではあります。
元々二人共、それぞれに興味はあれどライバルで嫌なヤツと思ってた同士ですから
それが恋の症状であろうなんて、思いもよらない♪
しかしながら、どんだけ乙女な症状が出るんだよ!!とつっこみますともwww
阿久津も、ちょっと面白半分なところがあり、かまってたような感じが最初ありました。
直哉は、本当に困ってしまっていて、それでも阿久津はそれなりにいたと思うのですが、
一度間違いを犯して、立場が逆転したとたん、
結構直哉・・・冷たいんです。
自分が体験していたはずだから阿久津のこともわかると思うんですが
この期に及んで意地張って素直になれなくて、自ら離れていこうと移動願いを出したりして、、、
そういう意味では阿久津のほうが素直だったと言わざるを得ない。
どんだけ直哉、意地っ張りなんだと。
この直哉の意地っ張りが過ぎて、阿久津に引っ張られる形が、喧嘩っぷるらしくていい味が出ているといえば、そうであるが、
いや、それを通り越してヘタレだろう?と思うのでした。
いい年した男が顔真っ赤にして心臓バクバクなんて、しかも顔見るたびにとか・・・
ありえないからこそ、面白い。
そんな話ではあろうと思います。
あとがきで、作者さんが、作中に収められたエピソードの目撃談の萌えを語っておりましたが、確かにそういう些細な部分の萌えを収められたのはいいのですが、ユーモアに埋没してしまって、あとで、あ、そうだったか!と思った次第。
もうちょっと押し出してもよかったかも。
序盤の印象……、
ううっ、文字が襲って来る~、句読点つけて~読みにくい(泣)
ダラダラ無駄に長い補足文、それだけで話を進行してしまいがち。(←また前作と同じパターンか!?)
しかし御安心を!
途中から別の人が書かれたのかしら?と思う位、スッキリ読みやすくなりました。
この変化にビックリしました(←何様発言でスイマセン)
序盤…趣味じゃない
中盤…中立
終盤…萌え×2
トータル評価で「萌え」とさせて頂きました。
さてこのお話ですが…
受けの直哉
仕事はできるが、人付き合いが苦手な女顔のクールビューティ。
対する攻・阿久津、
男らしく精悍な容姿、面倒見がよく、誰からも好かれるタイプ。
営業成績にムラがあるものの、クライアントからの信頼は厚い。
鈍感な受・直哉が、原因不明の動機・息切れ・目眩に悩まされ、恋を自覚するどころかアレルギーのせいだと悪足掻きするお話。
これだけですとよくあるパターンですが、この作品の面白い所は、途中でヘタレ選手交代(笑)
今度は攻・阿久津が同じ症状にみまわれ、グルグル悩んで敵前逃亡。無駄に足掻いて逃げ回るのですよ。まさかのアレルギー感染!?
ベタな展開ですが、読者側からしたら、
いつ気付くんだ?
どのタイミングで?
どんなキッカケで?
このワクワク感が堪らないんですよね。
さとむら先生、冒頭の失礼な発言の数々をお許し下さい。
次、脇キャラの君島のお話を是非お願い致します。
大学の同期で同じ会社で同じ部署で同期の二人、そして互いに反目しあい、
いつの間にかまわりにも知られるほどの犬猿の仲になった二人。
そもそもの発端は大学時代に受け様の彼女が、攻め様を好きになりフラれたことが原因。
大学時代は学部違いで、互いに知らない相手だったが、元カノが好きになった相手が
誰なのか気になり、受け様が一方的に見知っていた。
それがどんな運命の皮肉か、同じ会社で再び攻め様を見た時に、受け様は過去の失恋の
八つ当たりのように、入社早々攻め様に噛みつき、売り言葉状態で互いにケンカ越しに
なって、5年目の今は犬猿の仲なのですが、仕事で受け様がミスをしてしまい
それに気が付いた攻め様が手助けをした翌日から、受け様は何故か攻め様を見るだけで
動悸、息切れ、胸が苦しくなり顔まで赤く火照ると言う症状に見舞われてしまう。
同じく同期の友人に、それは攻め様に対するアレルギー反応で、原因物質が攻め様だと
断定され、くしくも同時期に同じプロジェクトを二人で担当する事になり
受け様のアレルギー反応は日々強くなるが、友人の勧めで逆療法で親しくするように
助言され、渋々従う事になるんです。
受け様は攻め様が嫌いで、毛嫌い過ぎて変な症状が出ていると思い込んでるのですが
もう、りっぱな恋の症状なんですよね(笑)
酔った勢いでハプニングのように1度抱き合ってしまってからは受け様の症状は改善。
しかし、今度は攻め様が同じような症状になってしまう。
まるで思春期の少年みたいな反応が互いに身体に現れるような設定のお話で、
ケンカするほど仲が良いを二人で実践しているようなお話でした。
嫌い嫌い!も好きのうちみたいなノリのオフィスラブです。
恋愛と仕事と奮闘する2人でした。
よくあるリーマンものではありますが、アレルギーということで、
少し変わった趣向であります!
真面目な斎藤は、同期の阿久津と犬猿の仲。
でもある日斎藤は、阿久津に仕事を手伝ってもらってから、
阿久津に会うと動悸がしたりとアレルギー反応が起きるようになってしまいました。
眼さえ合わせなれないほどの反応をしてしまうのに、
仕事でプロジェクトを一緒になることになてしまいました。
こんな反応をしていては、仕事もできないと、
アレルギー反応を軽減させるために、慣れさせるように
阿久津に協力してしてもらうことになりますが・・・
というものです。
会社で犬猿の仲と言われるとかは、
正直、社会人として失格のような気がしますが。
それは、BLということで置いといて。
アレルギーについては、
犬猿の仲と言ってても、無意識のうちに心を寄せていたことから、
体が過度に反応していたのではないか?という解釈でした。
1ページ目のカラーイラストが、胸がドキッとするように良かったです。