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koibito ni naritai
何気に最近読む火崎作品は男前受けが目立つような気がするのは気のせいかw
いやぁ~今回はですね、実に面白かった!
コメディじゃないんですけど、無茶男前なんですよ、主人公♪
一番いい盛り上がり部分で、気に入らない奴にお仕置きと称して2発ぐらい殴ってましたから!!
それが小気味いいのと同時に、相手の攻めがイケメンで一見クールなんだけど実はちょいヘタレで拗ねてて、本当は甘えん坊じゃないか?って言う感じで、通常の受け攻めがまるきり逆転してるのがよかったんですよv
しかも、自分でよぉ~く考えて一応悩んで、そして筋を通して自ら告白に行ってるしw
その分、色気というものは若干足りないかもしれないけれど、こんな男前じゃぁ男も惚れるってもんでwww
この攻め受け性格逆転は、火崎作品にしては思わず笑ったのと、その意外性からちょっと高評価をつけさせて頂きますw・・・あくまでも個人的趣味ですからwww
優は祖父母・父母・男ばかりの4人兄弟の下から3番目。
大家族だから毎日戦争なんだけど(?)大家族なりのルールがあって、それなりにいい家族みたいなんです。
そんな彼が数合わせの合コンで出会って趣味から意気投合したのが河乃。
初対面なのに、思わず家で呑もうと誘ってお泊りまでしちゃうのですが、一緒に寝た勢いというか流れで触りっこをしてしまい、
翌朝気まずいかと思えば、「仕切り直しな」と言って友人関係を続ける術を心得ている。
そうして、二人で趣味の古い映画のDVD鑑賞をする週末を過ごすのだが、ある日、突然河乃の兄がやってきて、河乃をさんざんののしって帰っていく。
それから少しきまずくなる二人。
しかし、優はそれが気になり、もっと河乃の事が知りたいと思うようになり、そしてその気持ちが何なのか自分で見つけるのです。
或る意味、両極にある兄弟・家庭環境の対比であり、
それぞれの育ち方の違いの対比でもありました。
大家族だから沢山あるルール(これが実に的を得ていてうんうん、とうなずいてしまったのだがw)きっとそれは大家族でなくても必要なことかもしれないし、これがきっとあるべき家族の在り方なんだろうな~
そんな家庭で育って、ちゃんと言いたい事は言い、思いやりもあり、相手の事も考えて裏のない素直な優ができあがっている。
河乃はそんな自分にないものをたくさんもっている優に惹かれるし、
優は優で、自分とは違う河乃に惹かれる。
相反する自分の知らない部分を持つもの同士なんで、この組み合わせはベストマッチングなんでしょう♪
それに、優の兄弟達もガサツなのかと思いきや、男気にあふれ、この弟にして兄あり、という感じがして、優の兄弟はいい関係ですね。
方や、河乃のお兄ちゃん・・・いただけませんねぇ~
優にゲンコツ&殴られた時は思わず”やったね♪”って思っちゃいました。
その兄のせいで、うっ屈して歪んでいた河乃はきっと留飲が下がる想いでせいせいしたと思います(笑)
告白の言葉と共に、優の男前さは「俺がお前を幸せにしてやる!」ですからw
ちょっと、ちゃっかりさんな面も見せながら、一見河乃にひきずられてシリアスなのか?と思いきや、実にすがすがしい男前受けが光るお話でありましたv
イラストがね。。。河乃のイケメンだけど本当はヘタレっていうのにこの絵は似合ってるんだけど、優がちょっとお子様っぽい部分が、あとカラー口絵だとハゲに見えるのがwww
余談ですが、優には白ブリーフを穿いていてほしいです(爆)
男だけの4人兄弟の3番目が受け様として登場するのですが、この受け様は
とても社交的だし、物事をかなり思慮深く自分の中で考えるタイプで、性格は
竹を割ったような潔い性格でとにかく男前なんです。
受け様なのに、精神面では攻めかもしれない潔さがあって、相手を幸せにするなんて
真顔で言えるような情熱も秘めてるのです。
対する攻め様は、寡黙でどこか暗い影を背負っているようなアンニュイな雰囲気で
他人を拒絶しているようなオーラを出しているんです。
二人は共通の友人の誘いで合コンで出会う事になります。
そこでの攻め様は寡黙で誰にも関心の無いような態度で、ほんとに人数合わせだけで
来たような感じ、そして受け様も友人に頼まれた口なんですが何故か攻め様を見た時
攻め様に影を見たような気がして気になって、自分から積極的に声を掛けて行くんです。
そして趣味の古い映画で意気投合した二人は友達になりますが、出会ったその日に
酔った勢いで自慰の延長みたいな事をしてしまうのです。
受け様はその事実を冷静に受け止めて、そして攻め様がバイであることも理解しながらも
仕切り直しで友達になろうと・・・
その日から二人は趣味の合う友達として親しくなるのですが、受け様は自分に向ける
攻め様の笑顔が外の人間には向けない、向けないだけでなく、不愛想に徹してる姿を見て
攻め様の事をもっと知りたくなるのです。
でも、攻め様に訪ねてもはぐらかされ、拒絶する壁を感じて踏み込めない受け様。
そしてこれ程攻め様が気になるのは何故かと一人自問して行った先に得た答えは
攻め様を友達以上の気持ちで好きになってしまったと言う事なのです。
自分の気持ちを自覚してからの攻め様の行動はホントに男前の一言に尽きるのです。
攻め様のヘタレ具合が余計に目立つんですよね。
攻め様の兄に対する受け様のとった行動と言葉は攻め様を一方的に庇うだけでない
公平さや正義みたいな感じもして可愛い見かけと違う受け様に惚れそうでした(笑)
きっとこの受け様ならどんな困難にも立ち向かって攻め様を何処までも押し上げて
引っ張って行くような感じがしました。面白かったです。
今回は人付き合いを避けている出版社に勤める編集者と
8人家族の三男で建設会社に勤める営業マンのお話です。
攻様が受様との出会いをきっかけに
家族との確執を乗り越えるまで。
受様は男四兄弟の三番目で
両親、祖父母とも同居する大家族です。
男ばかりの兄弟は賑やかを通り越して
トイレも食事も風呂の順番までも
日々戦いの毎日ですが
たまにおせっかいで面倒と思う事があっても
受様は家族8人の生活に満足していたので
建設会社に就職後も
独立を考えた事は有りませんでした。
しかし大多数の人にとっては
そんな生活は想像外らしく
友人からのヘルプで出席した
数合わせの合コンの場では
相手の女の子にも引かれてしまいます(笑)
その合コンで受様は
受様同様、友人に数合わせでと呼ばれた
出版社に勤める編集者と知り合います。
彼が今回の攻様になりますね♪
攻様は孤高な雰囲気をまとう寡黙な男で
その他人を寄せ付けないオーラは
受様を放っておけない気分にさせるのです。
しかも攻様は
受様の家族の話にも興味を持ってくれた上
受様と趣味も合いそうで受様は女子よりも
彼と盛り上がってしまうのです(笑)
結果、2人は2次会をパスして
一人暮らしの攻様の部屋で宅飲みするに。
ところが盛り上がり過ぎて
受様は攻様とコロがったベットで
キスされて手でイカされちゃうのです♪
翌朝、
起きた受様はかなりのパニックですが
バイだと言う攻様も
かなり動揺しているのを見て
お互い様だと仕切り直しを提案します。
このまま攻様と別れたくはないけど
恋人になりたいとまでは思えないという
受様の率直な提案は
攻様にはとっても意外なものでしたが
新たな付合いに同意してくれます。
こうして2人のお付き合いが始まり、
受様は攻様を知る程
一緒にいる事が楽しくなっていくのです。
そんな時に
受様の長兄の結婚話が具体化し
受様は家を出る事を考えるようになります。
で、一人暮らしの先輩として
攻様宅での飲みの際に相談を持ちかけるのですが
その場に偶然訪問した
攻様の兄と攻様との会話に
居たたまれない思いを抱いてしまいます。
もしかして俺が見ている攻様は
俺のために取り繕った姿なのか?
攻様の兄の出現で
彼への気持ちを自覚した受様ですが
頑なな攻様にどう近付いたら良いのか、
悪いのか、とても悩んでしまいます。
受様の恋の行方とは?!
自らの性癖と兄との確執故に
人付き合いに距離を置いていた攻様と
大家族に揉まれて培った真っすぐさで
攻様に本来の自分を取り戻させた受様の
恋物語になります♪
火崎作品は男前な受様が多いですが
本作は攻様との対比も合って男前さが
より際立つ受様でしたね。
人間の思考回路や性格はある程度は
その人の家族環境から生まれるものです。
大家族でワイワイ育った受様は
家族ゆえの遠慮のなさと親密さを
良くも悪くも受け止めて育ったが故に
自分にはない暗さを秘めた攻様に
惹かれていきます。
コレって男女間でも
結構王道なパターンですが
本書では受様が男である事の潔さが
随所に見られるのが
これぞBL読みの楽しみって感じで
とっても面白かったです♪
ノーマルだった受様が
攻様に引かれていく過程で
自分の恋に悩む様子も
今の攻様が本来の攻様じゃないなら
ソレをどうにかしてあげたいと思って
行動する姿も常に前向きです。
自分の気持ちにも悩んでも
攻様が大切だと思う気持ちはゆるがず
その根本をこそ見つめるところに
男義が感じられます。
こんな受様に
攻様が惚れられる自信がなくても
仕方がないのか?!
とか思わなくもないと言う時点で
既に攻様は負けてますよね(笑)
何だかんだと結構ヘタレた攻様ですが
こんな受様が惚れた男なので
コレからは前向きに矯正されて
素敵な男前になりそうです。
本作は通販書店特典で
攻様視点での書き下ろしの小冊子があります。
本編後、攻様が男前度を発揮するお話です。
今回は本作と似たカップリングで
頑なな攻様と鷹揚で男前な受様のお話、
清白ミユキさん『月夜の子守唄』をお奨めします。
ノンケの明るい男性が、どこか翳のあるバイ男性に惹かれていく物語。
出会いは男女の合コン。
数合わせで呼ばれて、女性陣の前で大家族だとバラされて射程外になった秋山優。
わざわざフリーターだと発言し、自ら射程外になった河乃のどこか孤高な雰囲気が気になって声をかける。
古い映画が好きだ、という共通の趣味がわかり、その晩河乃の部屋で飲み直し、2人ともしたたかに酔ってひとつのベッドで寝ようとする時、なんとなく抱き寄せられてキスをして…
全く嫌悪感がなく触りっこまでしてしまった。
気まずいが、河乃といると楽しい、河乃が笑ってくれると嬉しい、河乃、河乃、といつも河乃の事を考える秋山。
だが、河乃は家族、特に兄との間に問題を抱えているらしいとわかり、上辺の付き合いではなく本当の顔を見たい、とまっすぐ河乃にぶつかっていく…
この秋山がほんとに男前というか、河乃にとっては眩しい存在だっただろうなぁ。
それまでは特に何も考えずノンケで、でも河乃に惹かれる気持ちに戸惑って。考えて考えて認めて。それからは行動のみ。傷ついても失うことになっても、自分の考え想いを伝える。
河乃とこじれた関係の兄にもズバリと物申して、確かに正論すぎる気もするけど河乃を袋小路から救い出してくれましたね。
Hシーンは最後に1回だけの描写ですが、結ばれる幸せが伝わってくるシーンでした。
秋山の家族なら、きっと2人を応援することでしょう。
1冊すべて表題作です。優(受け)の視点でストーリーは進みます。
この作品は一言で説明したら「男前な受け」です。あと脇キャラが魅力的です。
ゲイの河乃(攻め)に初対面の夜にベッドで触りっこをした後、友達になりたい→河乃の暗い顔が気になるけど嫌われたくないから本人には聞けない→嫌われたくないのはなんで?→俺、河乃が好きなんだ!と気が付く優の感情の動きは自然ですし、河乃もイケメンです。
とはいえ、優と河乃の恋愛話だけならキーポイントが「河乃が暗い顔をしている理由」だけなので飽いてしまう部分もあるのですが、登場する優の家族という脇キャラがなかなか良い味を出しています。
優は8人家族で4人兄弟の三男坊なのですが、最強の母親も、おじいちゃんの教えも、兄弟もとにかく理想的な「温かい家族」で素敵でした。特に、長男の烈はタバコをくわえたイラストもあってカッコイイです!河乃の兄や母親との確執と良い比較対照になっていて、登場する意味があるのも良かったです。
イラストで少しだけ気になったのは、優と河乃の髪型が似ていること。黒髪同士は黒髪大好きなのでむしろ歓迎なのですが、もうちょっと違えても良かったのではと思いました。掻き分けされているので、どちらがどちらかはカラーでも挿し絵でもきちんと分かりはするんですけれどね。
個人的に面白いと感じたのは、表紙タイトルの言葉を発するのは河乃だというところです。主人公である優じゃなかったのが予想外でした。
外見と異なり男前で包容力のある受け、暗い過去のある攻め、社会人カップル、温かい家族が登場する話がお好きな方にお勧めの作品だと思います。