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ロイヤル色の薄い花嫁ものでしたね、攻めの王子様よりも受け様が活躍する
お話で、受け様と攻め様は大学の同級生同士で、攻め様が留学で大学の4年間を日本で
過ごす事になり、ある理由から二人は急速に仲良くなるのです。
それは、攻め様の王国の伝説の女神と受け様が似ていた事で更に名前まで似ていたから。
立場を越えた親友みたいに、共に過ごしていた二人ですが、大学卒業を控えた年の夏に
攻め様からかなり重い頼まれごとをされてしまう。
それは、長生き出来ない攻め様の妹王女との、結婚式の相手役だったのです。
本物の結婚式と言うのではなく、儀式的なものなので受け様は聞き入れることに・・・
でも、それには下心が働く受け様なんですよね。
受け様はゲイで、攻め様に片思いしていて、この結婚式で卒業した後も繋がりを
持てるのではと言う願いがあったからなのです。
大学の夏季休暇を利用して二人で攻め様の国へ行き、身体の弱い王女との結婚式を
控えた日に、王女の指輪が無くなり、その事であわやピンチになると思われた受け様
なのですが、王女の幼なじみで庭師がその指輪を持っていた事で罪は庭師に・・・
庭師が好きで仮初の結婚式を挙げるのが嫌だった王女の哀れな行動の為に
逆に庭師が腕を切られてしまう刑になると知った受け様は、身代りに・・・
そのトラブルが切っ掛けで受け様と攻め様はお互いに思い合っていた事を知り
幸せの関係を持つのですが、翌日に刑が執行される事を知った受け様は密かに
身代りになって王女の大切な人を守る為に行動を起こし、結果投獄されてしまう。
国外追放で二度と攻め様に会えないと知っていても、自分が幸せだったから
王女の幸せも守ってやりたかったなんて、健気で男前な受け様なんです。
攻め様の国での立場もかなり微妙なんですよね。後半は攻め様の為に受け様が
戦う事になるのです。攻め様の守り神、女神として・・・
受け様が幸せな花嫁になるのではなくて、攻め様を幸せな王子にする為に受け様が
傍にいることになるようなロイヤルラブストーリーでした。
結構突っ込みどころ満載な感じではあるのですが・・・ファンタジーなら許せるけど
違うからなぁ~なんて思いながら読みました。