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koibito wa picaresque
シリーズ第2巻!
前作で一応恋人同士になった2人。
研究の成果は上げられていても、業績としては全くの赤字状態。
そんな状況の中、能勢の義理の兄がグループの傘下から、能勢の会社を外してしまいます。
グループが手を引いたことで、販売ルートも打ち切られ、研究どころか会社の存続の危機に立たされてしまいます。
新しい販売ルート確保の為、仕事に奮闘!
恋人関係は、相変わらず能勢の一方通行な感じで…煮え切りません。
能勢は、恋人なのだから一緒に住みたいし、もっと打ち解けて行きたいのだけれど、天羽は中々能勢の懐には落ちては来てくれません。
そこには暗い過去の理由が隠それていて…。
高校時代、交通事故で家族を失い、一人だけ生き残ったという過去を持つ天羽。
その後、妹の治療費の為に世話になっていた愛人がいて…今でもその時の治療費の返済をし続けている事実を能勢は知ります。
お金がトラウマになってしまっている天羽には、能勢のとった行動は許せないんですけど、
能勢は能勢で、どんに卑怯で嫌だと言われても、とりあえず天羽と恋人として向き合いたいんです。
恋人として自分だけをみて、自分の隣にいて欲しい…ただそれだけなんです。
能勢の行動は、いいのか悪いのか微妙ですけど、一途な想いが凄く伝わってくるので、切なくてキュンとしました。
仕事も恋もドタバタながらも、最終的にはどちらも落ち着き、一応平和な日常が訪れます。
能勢の住む独身寮に天羽も移ってきて、能勢の思い描く甘々な生活がスタートするかと思いきや⁉︎
やっぱりツンデレな悪い人天羽(笑)
少しは能勢の想いに応え始めてはくれたものの…甘々デレ2にはほど遠そうです(笑)
『ごはんを食べよう』シリーズのあの2人も大活躍してくれているので見所です。
攻・能勢勇二(25) 能勢フードエンジニアリング社長
受・天羽芳純(25) フードコーディネーター
「1」ですったもんだの挙句、一応「恋人」になった(?)2人です。
研究に夢中で会社の業績など全く考えていなかった能勢。
本社の兄を怒らせてしまい、能勢食品グループの傘下から外れることになってしまう。
新製法の売り込みにグループの販売ルートを使えなくなっただけでなく、グループから追い出されたことで今までの取引先からも手を引かれてしまう始末。
新たな販売ルートを開拓すべく、見本市に参加したり、天羽の過去の仕事のツテを頼って営業をかけたりと忙しい日々です。
仕事も忙しいのですが、恋愛の方も一筋縄ではゆかないようです。
天羽は高校生のときに交通事故でただ一人生き残っています。
妹の治療費の支払いの為に、世話になっていた男性・岩村の愛人をしていたという過去が…。
尊敬する人が、治療費の代償に身体を求めてくる。
そんな経験から天羽は恋愛に臆病で、自分の感情だけでなく相手の感情も素直に認められないし信用できないでいます。
能勢フードエンジニアリングに出向になってはいても、東京のマンションは契約したまま残してあるのですが、能勢はそれが不満です。
折角恋人になったのだから一緒に住みたい。
自分の会社で本腰入れて働くと決めたんだから、マンションを引き払って欲しい。
そーいう気持ちを素直に…素直すぎて押し付けがましいくらいに天羽に訴えるのですが。
天邪鬼で意地っ張りで照れ屋で素直になれない天羽には、能勢の素直でまっすぐな愛情表現は…嬉しくないわけじゃないけど、簡単に頷けないんですよ。
能勢は天羽が「妹の治療費の返済」をしていることが気にいらない。
岩村に返済を続けている限り、天羽が岩村にこだわっているようで嫌なんです。
こっそりと立替えて返済した能勢に「俺を金で買わないと気がすまないのか!」と怒る天羽。
最初に関係したとき、天羽は「金(仕事)」が目的で能勢を誘惑しましたから、今の関係は「金」ではなく自らの感情の結果だと信じたいんですよね。
過去のトラウマも「金」がらみですし。
天羽の怒りは覚悟の上で勝手に返済してしまった能勢の言い分が、
「恨んでもいいから、俺のことだけ考えてくれ」ですからね~。
ツンデレ女王様の天羽も、落ちるってモノですよ。
新しい販売ルートの開拓も成功し、東京のマンションも引き上げた天羽。
会社の独身寮で甘い甘い生活が始まります。
でも、ツンデレは健在。
すこしデレが幅を利かせるようにはなったみたいですけどね。
この作品、別シリーズ「ごはんを食べよう」とリンクしてます。
ごはん・シリーズのカップルが登場してます。