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heaven knows ashiato
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
萌えないが面白い気がしなくもないシリーズ二巻目。冒頭で一巻のおさらいができる親切設計。
一巻からの雰囲気を引き継ぎ、とってものんびり進行。旭はやはり気が強くキツめの性格に見えるし、渋澤は謎のままだった。
主軸となるお話は、たぶん薫の幽霊話。だが事件はあっさり解決するし、渋澤でなく薫を深堀りしていて、一巻同様何が言いたいストーリーなんだろうと思った。
ラスト付近の、タイトル「足跡」に納得させられるシーンはすごく良かった。ここが全体のストーリーとしっかり繋がっていると思えたら好きな話になっていたかもしれない。なんとなくしっくりこない。
渋澤は重みや深みがありそうなセリフをそこかしこに散りばめてくるのに、裏に潜む感情を推察するほどの情報は、読者側にまだ与えらえていない。何かあるんだろうという伏線だけで、この一冊の中でも明かされない。
薫はしきりに旭を口説いていて、本気っぽくなればなるほど違和感があるように思えた。薫が本気になるほどの旭の魅力が私には分からないからだろう。
渋澤と薫の中にある旭像が、私が受けた旭の印象とことごとくズレていて、二人が旭に夢を見ているのか・書き手が設定した旭の性格がこうなのか、どっちなんだろうと思った。裏表があり、表の顔だけ見るとこの二人のような印象になる、という計算の元ならすごいが、まあ私の受け取り方の問題なんだろうと思う。
旭はたまにキャラブレしているようで、捉え辛かったのもある。
旭と渋澤の関係性が、表面上だけ大きく変わった本作。旭のやったことは、一言で言うと“寝取り”では?と衝撃が。速水の位置に自分を置け、って要求はもうそうとしか。いや斬新な主人公だな……。当て馬女がやると大批判なのに主人公がやると大正義になるやつ。
速水がそこまで酷い扱いを受けるべきキャラに思えなかったこともあり、その後の旭の恥じらいエロは冷めた。純情ぶって寝取るとはタチの悪い……もう斬新だなと言っておくしかない。薫にもふらふら惹かれてるとこあるしなあ。ドロドロが大人の恋愛ってのじゃなく、皆子供っぽいのもマイナス。
渋澤はまだ過去も心の内も見せてくれず魅力を感じるまでに至らないし、旭は好感度ゼロ。それでも最後まで読みたいと思ってしまうのは何なのか。表紙が好きすぎるので、どうにかしてハマりたいのかも。
ストーリーに期待して次も読もうと思う。
2012年刊、ヘブンノウズ2巻目。
渋澤の厚意を受け入れて彼の屋敷に同居する事にした旭、ミツル兄弟。
常に暖かく見守ってくれる大人達との交流もあり、ミツルも徐々に子供らしい表情を見せるようになった。
同居人達は皆小さい子供に接するのが上手くて感心させられる。
一方の旭もイラストを描くのに集中できて申し分のない環境の中で、渋澤に惹かれ始めて意識してしまうようになる。
そんな中、温泉旅行、クリスマスパーティーで同居人達との親睦を深めていく様子はますますホームドラマに近づいていく…
それにしても旭は酒グセが悪いな。
まー人生経験上、己の酒グセの悪さってのは早く自覚しておくに越した事はないが(笑)
正直、ほのぼのしているねぇ(´_ゝ`)…から、ほのぼのしすぎじゃね!?(・_・;)ってな心境に変わっていった2巻目ではあった。
薫絡みの幽霊ももう少し騒動があるかと思ったが、結構あっさりと解決した気がする。
薫自身の過去についてはさらりとした文章の割りに結構派手な事しでかしたものだったが。
更に渋澤は「恋人は作らない主義」と断言したのもあってか、旭の気持ちに気付いていながらもごく普通に接している。
ひとつ屋根の下の生活、といっても恋に落ちたら平静でいるのは難しい。
旭一人だけが空回りで終わるのかと思いきや、渋澤も内心ぐらついていたとはね…
「セフレでもいいから」と迫った旭に折れてしまうとは意外だったが、まだ安心し切れず、この二人がすれ違う気配は残っている。
悪い大人に魅入られてしまった旭くんですが、渋澤の方もまんざらではない模様です。
とは言っても、経験も豊富な大人ですし保護者としての立場も大切に思っている澁澤ですから、そう簡単に旭の誘惑には堕ちませんね。
恋をしないで体だけの関係になるから君に手を出せないなどとよくわからないことをいいます。
なんで恋しないのでしょう?過去に辛い恋があったのかな?などもやもやしながら二人の心模様は3巻に続きます。
そんな風に旭の揺れれる心情とは別に、今回の事件は、屋敷の同居人薫の過去の想い人だった女性に関わる物語です。
悲しいお話です。ろくでなしだった過去の自分を後悔しまだひきずったままの薫に寄り添って助けになりたいと思う旭が一生懸命で可愛かったです。
そんなに無防備に可愛いと悪い大人にぱっくり喰われちゃうますよ。
奈良さんの絵は裏社会の派手だったりうすら暗かったりするイラストでいつも萌えを演出してくださいますが、今回のホームパーティのほのぼのとしたイラストも暖かな家族の集いのようで良かったです。
ヘブンノウズ2作目。
1巻では渋澤先生にじれじれしてましたが、
なんだか、彼の不思議なペースが楽しくなってきました。
彼の、すっぽり包み込んでしまうような愛情がとても好き。
艶っぽい部分より、人が人を想う気持ち等を書いている部分に
魅力を感じます。
年上変人に萌♡する人でややオカルト的な要素あっても大丈夫な方には、
オススメしたいです。
(すいません、2巻からの途中参戦は難しいので1巻からお読みください)
奈良先生の挿絵が本当に素敵です。
中表紙で、宇喜田、永一、ミツルのクリスマスツリー飾りつけのほっこり図を
拝見できます。
嬉しそうにしているミツルに、こちらまでニコニコ。
中の挿絵もどれもこれも好きなんですが、あえて一枚言うなら、最後の旭。
海岸で、来し方に思いを馳せるように自分の足跡を見つめています。
嬉しいなあ、ここにこの絵を持ってきてくれて。
とってもイメージが膨らみます。
2巻からの登場人物
田坂京香:旭とミツルの母である花枝の高校時代からの友人。
旭とミツルをとても心配している。
将人:千葉で温泉旅館を営む、薫の小学校時代からの友人。
今回ここへ皆で忘年会でお出かけ♡荻野が腹踊りを披露します(笑)
お話は、この巻でも事件発生です。
薫の子供のころのエピソードが少し明かされ
自死してしまった幼なじみを救うという事件でした。
そちらに絡めて、色々お話が進みます。
1.ミツルが少しずつ良くなって声を上げて笑うようになり、
旭と一緒にこちらも感極まりました。
2.渋澤先生と旭の関係も少し進み、また薫の包容力たっぷりなフェロモンも
くらっくらするぐらい迫ってきます。
(英田先生、当て馬がいつもかっこよすぎます)
3.嫌われネズミのイラスト1巻目分が完成しました!
1巻の切羽詰まった状況が少なくなり、
「旭、頑張れー」というと「おー」と返してくるんじゃないかと
思える2巻でした。
4冊ものシリーズの2作目。
1作ごとに幽霊・心霊絡みの事件があり、そして渋澤と旭の距離が段々と進むのか、そこに薫が絡みつつどうなる?という物語ですね。
本作は、渋澤家のみんなが薫の地元で友人が営む旅館に忘年会旅行に行くところから始まります。
楽しい一夜をみんなで過ごした翌朝、浜辺を散歩した渋澤・薫・旭・ミツルは、海の上に浮かぶ幽霊を目撃します。正しくは見たのは渋澤とミツルだけど、外見を聞いた薫には思い当たる人物がいて…昔薫に関わっていた女性がその海で自殺していました。同時に薫の自堕落だった過去が明かされます。
渋澤と旭の関係は急展開。なんと旭がセフレ志願⁈
渋澤は旭に恋心を告白させないようにしていた感じなのに、若さゆえ暴走してくる旭と結局最後までじゃないけど致してしまいます…
旭視点なので渋澤の本心が見えてこないけど、旭を大事にしていたはずの渋澤よ、なぜ抱いてしまったの?優しいくせに恋人にはしてくれない渋澤。
BL的には切ない展開になってきました。
BLで一番好きな表紙です。ああ、素敵。
内容も読みやすくてさらっと読めました。
今回は薫さんの過去の話。
何かすっかりめぞん一刻というか、わいわい集団ものになってますね(笑)
のんびりした話で、その場の空気を楽しむ話も好きなので、確かに何も進んでないですがこれはこれでいいかなあ。
何となくぶれるのは、澁澤が好き!といいながら、薫にぐらぐらしているからでしょうか?
澁澤も澁澤だし。
主人公の旭もちょっと微妙なところがあるから、旭に共感して読んでいないのですけれどそれでも矢張り速水と速水をセフレにしてる澁澤は微妙かなあ。
最も萌えキャラなのが、宇喜田さんなのでBL小説としてはどうだろう。
老年の執事に勝る萌えは少ない気がします。あああ、矢張りたまらない。
あと、もしかして英田さんエッチシーンは不得手ですか?
あまり色気を感じられないのですけれども。
そう思うのは私だけでしょうか?
でも話としては好きですし、あの洋館でわいわい暮らす雰囲気がたまらないので三巻、いってまいります!まとめて買うと本当続きがすぐ読めるので幸せです。
そうだ。表紙の絵解き?が大洋図書のサイトにございますので、是非!こういうの大好きです。
しかし、本当にこの絵好きです。たまらない。
このシリーズは1冊めより2冊め、2冊めより3冊めと好きになる。
3冊めまで読めたらまた1冊めから読み始めそう。
って2冊めのとこに書いてしまったけれど。
気になって3冊めちょっと見てからこちらを読んでしまったので(*´Д`)
表紙は今出てる3冊のうちこの足跡の表紙がいちばん好き。
というか、どの表紙もじっくり見ちゃう。
たぶん、奈良さんのこの表紙じゃなかったら、このシリーズ読んでなかったと思う。
旭の描くイラストもこんな感じで描き込みいっぱいなんだろうなぁって想像しながら表紙を見るのが楽しみ。
今回はなんか淡々と、というかなんかすーと流れていくような感じで読んでしまった。
と言っておもしろくなかったわけでもなくて。
全体通しての流れの一部としてはこれでいいのかもと思った。
終盤の方の旭が先生を誘惑(笑)するところはすごく好きだった。
頑張れ、旭って思ってしまうよね。
3冊目赦罪読みますー
『ヘブンノウズ』の二冊目です。
今回も最後まではいかないふたり(笑
こちらまでモジモジさせられます。
そして、前巻を読んでいないとちょっと無理かなと思います。
タイトルにナンバリングはありませんが、完全に二巻ですので。
受けの旭は21歳。
渋澤の作品のイラストをつけることとなり、弟のミツルと共に屋敷に同居することになりました。
攻めは人気ミステリー作家の渋澤、34歳。
ゲイでかなりの変わり者ですが、動物と子供には優しい人物。
前巻で渋澤への恋心を自覚した旭。
幽霊が見えるだとか、世間の常識からちょっと離れた渋澤を、始めは胡散臭く見ていた旭でしたが、徐々に渋澤に惹かれていっていました。
同居人の薫はひたすら旭を甘やかしていますが、渋澤は正論で諭してくることもあって、今はそんなところも時折はイライラしながら喜んでいて、恋する乙女ですね。
Mですね…(笑
幽霊話は、今回は薫に絡めてありました。
前巻のものよりもソフトでしたね。
若干、この霊が見える設定はなくても良いのでは?と思ったりするのですが…
前巻はかなりストーリーに絡めてあったので思いませんでしたが、今回はちょっとつけたしっぽく感じられてしまいました。
ふたりの関係は、最後まではいかないもののちょっと前進しましたね。
旭がおぼこなのに渋澤を他の男の元へ行かせたくなくて、あんなに積極的になるのは意外でした。
忘れがちですが、旭って気が強いんでしたもんね。
続きも買ってあるので、はやく読みたいなーと思っています。
久々に楽しんで読めている英田作品です。
楽しすぎてすぐ読み終わってしまったです。
幽霊が見える偏屈でゲイな小説家、イケメンな占い師、やたら女癖の悪い大学生、可愛いゴールデンレトリーバー。ブサイクな猫、素敵な執事に寡黙な料理人。そんなメンバーの仲間入りをした旭とミツル。
ミツルは前作より感情豊になり、執事のおじいちゃまの冥土=死んだらのたとえ話で泣いてすがるなんて泣きそうになりました。
いいですよね。いろんな人が一つ屋根の下に一緒になってご飯食べたりテレビ見たりおしゃべりしたり楽しそうな光景が目に浮かびます。
ミツルがサンタクロースに願ったのは旭への願いだった。
小さなミツルが兄を思う気持ち、、、泣くー_| ̄|○
今回も幽霊でます。薫さん繋がりで薫さんの過去が語られまた魅力がぐっと増します。
渋澤のヤキモチ?保護者顔?旭が一喜一憂する姿が痛々しい_| ̄|○
恋人は作らない主義で子供なんか相手にしないと目もくれないようなこといって端々に旭を舞い上がらせることを言う渋澤、、、。
旭の子供ぽさが抜けないまま渋澤への気持ちが爆発して縋る姿は痛々しいくらいで、傷のついてもそばにいたいと言う旭はまだまだ幼く恋愛をしたことのない危なっかしさがあって萌えます(笑)
お尻使いますか?を二回言うとか笑かして頂きました。
薫の包容力ぱない。
渋澤がなぜ恋人を作らないのかまだまだ謎のまま終わります。
ラストの旭って魔性かっ!!
シリーズ2作目。
今回は、謎解きやサスペンス色は薄め。
母親の子供への愛情や、温泉旅行、クリスマスや年末年始の心温まる風景など、
1巻以上に穏やかでのんびりした進行。
それでも、個性的なキャラクターや、薀蓄・文学作品の引用、ミツルのサンタさんへの「お願いごと」など、心に引っかかるものはあり、場面場面を楽しく読めました。
渋澤が恋をしない理由は何なのか?
旭を含め、無理な詮索はしない屋敷の人々は多くを語らない。
その優しさは心地よいけれど、ヒントなり伏線なりないと、読者としては焦れったいw
恐らく過去に何かあった渋澤は、旭に好意を持ちながらも恋人にはできない。
セフレでもいいからそばにいたい、と食い下がる旭に渋澤が根負けして、
ついに関係をもつ二人。最後まではいかないけど一応距離は縮まったのかな。ウブイけど積極的な受け、個人的には好きですw
旭に足枷をつけたくない渋澤。
自分の人生に、あるいは誰かの心に、何らかの足跡を残せたらと思う旭。
二人の想いが重なる日は来るのか?ということで次巻へ。
(煮え切らない渋澤よりも、優しくてハキハキしてる薫の方が魅力的だしキャラ立ってるなと思うのですが笑)旭の恋の成就を応援してます。