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seiyaku no daishou
前作のヴァル×キリハの話に出てきた、ギル×リュセの話。
対の絆であり主のギルを信じたいけど、なにか隠してるような気がして信じきれない。
リュセは選定の儀について調べようと無断で外出し、ギルにバレる。一緒のときでないと外出するな、と監視・監禁・束縛するギルの独占欲がつよい。
他の小説と違って、受けが攻めを拒絶する理由が明確に書かれているから全く嫌な感じがしない。ただ単に照れ隠しとか突慳貪ではない。愛憎ゆえ。
戦死から生まれ変わりのくだりはずっとつらかった。
ただ最後はずっとニヤけるぐらい可愛い。
君たち!会話しようよ!!!!
読み進めながら何度も悶々として本を閉じ、ううううと唸ってしまうくらいには終盤までのすれ違いは本当に痛々しくて辛いものがありました。
だってどっちも悪くない。
私はどちらかというと、ギルの誰の愛情も与えられずに育った孤独や、言葉に出来なかった過去の出来事、心情に共感してしまって、リュセがギルを遠ざける度に辛くて辛くて仕方ありませんでした。
終盤真実を知ってからのギルの言葉や態度もほんとにほんとに切なくて、2人が別たれるのはわかっていたのに(前作を読んだので)胸が締め付けられて仕方ありませんでした。
なのでギルが身を裂かれるような喪失からの奇跡に出会い、「愛しい者の名を、呼べば答えてくれる奇跡にどう感謝すればいい」といった心情に至ったときには号泣でした。
この物語は色んなものが欠けて寄り添った2人が再生するお話なのと同時に、ギルの救済の物語だと思いました。
とにかく書き下ろしの幼いリュセと接するギルが幸せそうで、でも切なくて、ほんとに読んでよかったです。
できれば2人の甘々をもっともっと堪能したかったなぁと思います。
聖獣と主の、信頼と愛を育む物語。
聖獣が繭卵の中にいる間に行う儀式があり、その通りに行わないと、聖獣は本来の力を発揮できない。
皇帝の嫡孫・ギルレリウスの父が、弟の、皇帝の四男ヴァルクートが育成中の繭卵を盗み、息子に与える。
繭卵の時期に聖獣の契約を二人と交わしたこと事から、リュセランの意識は混乱する。
王命で、盗んだ繭卵をヴァルクートの元に戻す途中、事故による孵化の失敗で、リュセランは虚弱な体になってしまった。父が盗んだと、ギルレリウスは知らない。
6才になり、感情表現が不器用なギルレリウスの真意が伝わらず、存在意義に悩むリュセランは絆を信頼出来なくなる。
(※虚弱なリュセランにとって、戦闘力は9割精神力。メンタルが落ちると戦闘力=愛する者を守る力が出ない。)
大きな戦いで負傷したギルレリウスに「本当の「対の絆」を見つけて幸せになってほしい」と言い残して、リュセランは単独出陣。ひと房の遺髪がギルレリウスに届く。
リュセランの死後、森の中で繭卵を見つけて、二人の「絆」の作り直しが始まる。
12章から、ギルレリウスが光る繭卵を森で見つけて、リュセランによく似た雛を育て始める。
ここの描写がマンガ的で絵になる。
★他人が居るところで読むとき、ご注意ください。泣ける場面が続きます。
「生きて」「幸せにしてあげて」「幸せになって」とリュセランの幻影と幻聴が、ギルレリウスを励まし続けます。
生れ変りの幼獣の記憶から出る心話に、泣けちゃう。今度こそ、幸せな「対」になってほしい。
読後、続きを讀みたくなって関連本を調べたら、この「モフモフ物語」は沢山あるんですね。
(*_*; 読後に数の多さを知ってに青ざめちゃった。
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★「絆シリーズ」商業作品は、夫々異なる主人公、絞りこんでリュセランだけ読むことに。
①忠誠の代償 ~聖なる絆~ 発売日:2011年12月29日 キリハ,
②誓約の代償 ~贖罪の絆~ 2012年4月27日 リュセラン
③奪還の代償 ~約束の絆~ 2013年4月30日 カイエ
④彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ 2014年6月30日 キース
⑤裏切りの代償 ~真実の絆~ 2014年11月28日 リオン
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★同人誌「モフモフの代償」は リュセランを扱ったものだけ読みたかったけど、完売だった。(11/19 在庫無し)
モフモフの代償~添い寝の絆~ 同人 発売日:2012年4月1日 キリハ,
モフモフの代償~添い寝の絆~ 2 同人 発売日:2012年10月8日
モフモフの代償~添い寝の絆~ 3 同人 発売日:2013年8月11日 カイエ
モフモフの代償~添い寝の絆~ 総集編I 同人 発売日:2014年8月16日 キリハ
モフモフの代償~添い寝の絆~ 4 同人 発売日:2014年10月19日 キース
モフモフの代償~添い寝の絆~ 5 同人 発売日:2015年3月8日 リオン
モフモフの代償~添い寝の絆~ 6 同人 発売日:2018年3月4日 キース
モフモフの代償~添い寝の絆~ 7 同人 発売日:2018年10月21日 リュセラン
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★これは、関連なさそうだけど、メモ。
空の涙、獣の蜜 2012/04/11
空の涙、獣の蜜【番外編】 極北に灯る愛 2019年8月30日~
もふもふシリーズ第2弾。
雑誌掲載されたのが第1弾より前だったので作品順としては1作めになります。
時系列でいうと少々さかのぼり1作目の事の発端や顛末を含めて描かれています。
この1作だけでも楽しめるよう書かれているので問題はありませんが、前作と重なる部分が違う視点で読めることから、世界観や登場人物の心情などの理解が深まり一層楽しめるので合わせて読むことをお勧めします。
虚弱な成獣が主のために力一杯頑張る健気さに胸打たれました。
聖獣のかわいさが前面に出ていて騎士の気持ちがよくわかります。
ギルに櫛で髪をとかされ思わず喉を鳴らしそうになりまずいと思うリュセランがかわいかったです。
飼い主の膝の上で毛繕いされごろごろ喉を鳴らして気持ちよさそうにしている猫みたいです。
不安になったとき尻尾のもふもふを抱えてゴロンゴロンしたりパクッとくわえたりするところもかわいすぎて、抱きしめて一緒にゴロンゴロンしたくなりました。
前作でも第1王子の非道さにあっさりと死んでしまったところでは因果応報と思いましたが、聖獣との絆が魔獣との戦いという目的以外に利用しようという方向に理を捻じ曲げたことによる被害者の一人だったと思うと哀れに思えました。
その息子ギルレリウスがまた視野が狭く自分本位な部分は父親譲り。
それがリュセランに出会って使命感に目覚めたり他者の痛みを知り成長していく姿を見て負の連鎖が断ち切れたと思えました。
自分をめぐる争奪事件の真相を知ったリュセランがギルレリウスの裏切りや欺瞞が許せず心が離れていくところから、それを取り戻したいと足掻くレギの行動が益々悪い方向に進むあたりのリュセランの心情が哀しかったです。
本編終盤の戦闘シーンと結末には涙涙です。
主を思う聖獣の本能だけではないリュセランの愛と結ばれた絆を感じました。
最後の場面ではギルレリウスも生まれ変わった気持ちで反省し出直しなさいと言いたい気分でした。
雑誌で書かれた本編に追加された書き下ろしの短編のリュセランが可愛くて可愛くて。
虚弱なリュセランがしたくてもできなかったことやの本心が見えてほっこりしました。
獣化したキリハがリュセランに覆いかぶさるようにしてぺろぺろと毛繕いしているイラストがすごく可愛い。リュセラン涙目だし。
本作も前作と同様『うちの子が一番可愛い』が溢れてました。
昨日からどっぷり六青さんワールド浸り中。
リュセ 読了できなかった。
いや読んだんだけど、すべてのワードを脳みそが理解することを拒絶しちゃったー辛すぎて。
本編最後らへんまでは痛すぎて涙も出やしない。
(メンタル的にキツいという「痛い」です)
最後のショート(書下ろし) と その少し前あたりを
繰り返し繰り返し繰り返し読むことにより、
号泣し、涙によって浄化され、復活。
私としては かなり感情の上下動激しい一冊でした。
■上下幅の下部分
リュセもギルも途中は嫌い。
もし自分がおんなじ立場だったら、おんなじように振舞うかもしれないけど
傍から見るのは辛すぎたー。(すれ違い、お互いに傷つけあい)
誰かが悪いとは言いにくい。可哀想なギル、可哀想なリュセ。
ごめんなさい、二人に辛い酷い思いをさせてという気持ちでいっぱい。
てか 書いた先生が悪いんじゃん と八つ当たり(すいません)
わー本編 振り返れば振り返るほど、訳がわからなくなる。
なんしか二人とも嫌いで好き。
■上下幅の上部分
最後の方になって、やっと救われる。
リュセ有難う。赦してくれて。帰ってきてくれて。
ギルよく頑張ったね、会えたよ。
二人のことをまとめて ぎゅ させていただきたい です。
■書下ろしのショート
本編では (私としては)皆無だった気がする 糖分が
全てこっちに凝縮。
といっても、涙の混じった糖分、泣き笑いっていうところ。
最後の方にある、ちびリュセ(人型はここだけ!)の上目遣い
& しっぽ抱え(!!!) の図 は 超反則。
目にした人間全て陥落される破壊力抜群の表情。
最後に大好きなリカコ先生のことを。
表紙、カラー口絵ともに、今までのリカコ先生の作品の中で
№1,2を争います。
カラー口絵が、本当にたまらない。本編すべてを表している気がする。
(膝立ちの表情ないリュセ、その前で深く頭を垂れるギル・・・)
その他、中に描かれているモノクロも全て、本当に素晴らしい。
ギルの絶望の図が 私を泣かせるー
どなたにもおススメできる ハピハピものではないです。
ですが リカコ先生ファン! な方には 超絶オススメ!マジです!
代償シリーズ2作目。
1作目で登場したギルとリュセランのお話しです。
最高位の聖獣でありながら身体が弱いリュセラン。
対の絆であるギルの優しさに守られながらなんとか生活していたリュセランでしたが、自身の出生にまつわる秘密を知ってしまいギルとの信頼が揺らいでしまいます。
リュセランを愛しているのに上手く伝えられない不器用なギル。
そんなギルの振る舞いがかえって疑心につながってしまい、ギルを信じられなくなってしまったリュセラン。
どちらが悪いわけでもないのに、すれ違ってしまう二人がせつないです。
そして、ようやく気持ちが通じた二人に待っていた別れだなんて・・・。
その後お話があったので救われましたが、何ともやりきれない二人でした。
ヴァルとキリハの裏とも呼ぶべきこの『贖罪の絆』。
痛い。そして、哀しい。
何度も胸が苦しく、そしてやるせない気持ちになりました。
人の欲望はときに理(ことわり)を歪め、負の連鎖を生む。
読み終わって、この苦しみを一体誰にぶつけたら良いのかわからなくなりました。
皇帝?皇太子?ギル?でも、なんだか誰も責めることが出来ない。
リュセランだけでなくみんなが、哀しい運命に飲み込まれたのかもしれません。
ヴァルの兄でありギルの父も、きっと『選ばされた』聖獣と対の絆を結んだのだと思います。
期待が大きかった分、聖獣との絆が脆いことを本能で感じ取り、だからこそ余計に息子のギルはと躍起になり、ヴァルに辛くあたったのかな、と。
勝手な想像ですが…。
絆、とは一体何なんだろう。
本当の主はヴァルだった。けれど、確かにリュセランはギルを愛していた。
本来の理とは違う形で引き合わされたとしても、そこから新たに絆を作ることはできるんじゃないかと、そう思ってしまう。
最期はとても悲しく、こうでもしなきゃきっと雁字搦めになった悲しみが解けることがなかったのかもしれません。
悲しかったけど、リュセランの最期はどこか美しかった。
愛に気づくのは、本当に最後の最後で。
憎しみと愛は表裏一体なのだとつくづく思いました。
生まれ変わったリュセランとギルの新たな物語が、どうか幸せいっぱいでありますように…。
モフモフシリーズ2作目。
これはもう涙腺崩壊コースまっしぐらでした。
表題作に至っては、後半から終盤にかけてはティッシュ箱が手放せない。
前作のカップルとは、陽と陰のような関係になってます。
そして前作でこのふたりの悲劇のラストを知ってたので、戦々恐々としながら読んだのですが、もう切なくって切なくって。
嫉妬 誤解 すれ違い
と、BLの定石もしっかり押さえてばっちりです。
なによりも攻のギルが自分の間違いを知った時の落胆シーン、そこからラストに向かう流れが神がかってました。
六青さんもおっしゃってる通り、あっこまでお互いの心がすれ違って溝が深くなってしまったら、もうああする他ないと思いますが、これはファンタジーだから有りなんだよなぁ、と。
お話の大半が痛々しく、切なく、読んでると辛くて辛くて仕方がないです。
すれ違いの末に、それでも心の底にはちゃんと残っていた、小さく光るカケラのような愛が、リュセをあの行動に駆り立てたのだと思うと、嗚咽が止まらなくなって先に進めなかったです。
前回の幸せカップルが明るいだけに、鏡の裏のようなこのカップルの重苦しさは尋常ではないくらい痛い。
そして挿絵が硬質で透明感たっぷりなのがまた、この世界観にピッタリはまっていて切なさに拍車をかけています。
読み終わった後にもう一度表紙と口絵を見直すと、収まったはずの涙がまた噴き出てきて困りました。
書き下ろしでの育成にも、なんだか無性に泣けてしまって、ぐずぐずです。
今度こそ、ふたりで幸せになろう。
そんな決意が伝わってきて、あたたかい気持ちになりました。
ふさふさの尻尾を抱えて添い寝をねだるリュセとか可愛すぎて、その身体に思いっきり抱きついて腹をモフるぞコラ! ってくらい悶え狂う。
これだけ殺人的に可愛い生き物だと、ギルは自制心の限界との戦いでしょう。
シリーズ中、このカップルが一番好きです。
こちらはシリーズ2作目ですが、六青みつみ先生がこちらのお話を先に書いたと言われていたので、先に読ませて頂きました。
とにかく、葛西リカコ先生のイラストが好きでたまりません。
夢と似たような内容とゆうのは、私が見た夢の話です…。(頭おかしくて申し訳ない)
王が森の中で生まれたばかりの妖精のような人間のようなものを拾うんです。
獣耳とかはなかったから、聖獣とか獣系ではないと思われる。
その子の成長を見守りながら、共に暮らして行きます。
やがて、国同士で戦争が始まります。
その子がとてつもない不思議な力の持ち主で、その子の力を使えば国が勝てる。
でも、その力を使えばその子は死んでしまうかもしれない。
王は躊躇うけど、その子は王の為に内緒で戦地に向かい戦っちゃうんです。
それを知った王は急いで戦地に向かうけど、間に合わなくて…その子は光になって消えちゃいます。
その後、王が森に向かうと、また拾っちゃうんです。
そしたら、その子の生まれ変わりだったってゆうね…夢でした。
かなり、端折ってますが、私的にはかなり似てるってなって読んでてデジャヴか!?と思ってしまったくらいです。
この夢を見たのは去年で、今年になり葛西リカコ先生のイラストが好きになり出会った作品です。
そして、本の感想ですが…生まれ変わったリュセランが可愛い過ぎます!
キリハに舐められるの(毛繕い?)とか可愛い可愛い。
それまでのギルレリウスとのすれ違いがもどかしいったらない。
違うんだよー 信じてあげてー とか心の中で叫びながら読みました(笑)
でも、病んでたり傷ついてたりする受は大好きです!
ニノミィ617さんの夢がすごいです。この話とそっくりではないですか。
こんなことってあるのですね。
そして、こんなにいい話とそっくりな夢を見られたニノミィ617さんが、ものすごくうらやましいです。
「頭おかしくて申し訳ない」とのお言葉も面白い、たいへん良いレビューを読ませていただき有難うございます。
第一作の「忠誠の代償」の裏側の話というべきか、時間的には同時並行の話。
前作を読んでいるとこのカップルの悲劇的な運命はすでに分かっているのだが、
それでもあまりの切なさに涙をぬぐわずにはいられない。
発表されたのはこの「贖罪の代償」の方が先だったそうだが、
個人的な意見としてはこちらの方がインパクトが強いので、
ノベルズの刊行順に読むことをお勧めしたい。
明るくそして正義の側とも言える「忠誠」のヴァルとキリハが太陽だとすると、
こちらのギルとリュセランは月。
前作で語られた物語の奥にあった、二人の本当の心を読むと感動がひとしお。
この作品世界は……
1500余年の長きにわたり、人類が聖獣と共に魔獣に立ち向かってきたラグナクルス帝国。
聖獣クー・クルガン族は、本性は獣の形で人型を取ることもでき、
魔獣を倒す力を持ちながらも、
魔獣同様本来この世界のものではないらしく、空気を吸うことにも苦しみが伴い、
特定の人間と絆を結ぶことによってだけ、生き延びていくことができる。
運命の結びつきとも言える、聖獣と騎士。
この巻の主人公たる聖獣と騎士は、皇孫ギルレリウスと世にも美しいリュセラン。
不幸な経緯から誓約を結ぶのが生後一日経ってからとなってしまったリュセは体が弱い。
しかし、二人は世の絆達とと同様互いを無上の存在と思い大切にしあっていたのだが……
冷静で理知的で時に怖い印象を与える切れ者のギルは、実はとても寂しく不器用……
リュセが不信感を抱き、二人の歯車が食い違い不幸に向けて加速していくさまは
結末が分かっているだけに余計に切ない。
書き下ろしの「世界で一番大切な花」。
ちっちゃなリュセが本当に可愛く、その彼を溺愛するギルも微笑ましい。
幼獣の可愛さに、最後にほのぼの幸せな気分を味わって、読了。
最後に……
口絵のギルとリュセランが、ものすごく好みです。