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純愛と言うべきか一途なで執念深いと言うべきか!攻め様の受け様の為に
童貞を守ってきたような発言には思わずニヤリですな!
そして受け様は、姉夫婦が事故で亡くなって、義兄の連れ子の攻め様と暮らした
10年は、叔父と言うよりも母性愛溢れた愛情満載の日々だったように感じます。
これをされたら攻め様がよそ見なんか出来ようはずもなく運命だと思える。
でも、攻め様にとっては初恋で、10年も愛し続けてる受け様に思いを告白なんて
かなりの難題なんですよね。
自分を家族で子供だと思ってる受け様に性欲込の愛を感じてくれなんて
簡単には出来ないのですよ。
それが友人に愚痴満載で相談してる・・・なんとも可愛い攻め様なんです。
大学進学を控えて、受け様と4年も離れる事になる事実は攻め様にとって切実な問題
攻め様曰く、ピュアで天使のような受け様ですから、離れてる間にムシが付くのではと
心配は尽きない訳で、その前にどうしても恋人になりたいのです。
そして、好きな人が出来たからと、模擬デートに誘うことに・・・
されど、なかなか思い描くシチュエーション通りに運ばない。
そんな時に、受け様の友人で、受け様狙いが丸わかりな男に嫉妬して
無理やりコトに及んでしまう攻め様(本番手前)なんです。
そして受け様に逃げられてしまう・・・・
でも、これは受け様が攻め様を拒み切れなかった自嘲的な行動で攻め様を好きで
思えばこそなんです。
11歳の年の差と、保護者としての10年があるから受け様も辛いのです。
攻め様にしたら、何が何でも受け様を手に入れたい、一過性のものではない
真剣な思いなのだと受け様に告げるのです。
受け様は、一旦は受け入れる素振りを見せつつも・・・・
応えは大学を出てからと引き延ばす、4年の間に熱が冷めるのを期待して・・・
そして受け様は攻め様に何も言わず、待っていると言った約束をたがえて消える。
何度も微妙に擦れ違いながらも二人で共に歩く道を信じて進む攻め様と
攻め様に愛情があるから逃げる事を選ぶ受け様とのラブストーリー
簡単にハッピーエンドにならないもどかしさもじれったさもあるけど
形は違ってるけど互いを思う気持ちはとても強い、そんな二人が同じ思いになるときに
ホントの幸せを掴むようなお話です。
真船さんといえば、花嫁とメイドのイメージで基本甘甘だとは思うので少し敬遠気味なのですが、沢山出版されている方なのでそれなりに気になる。
今回、花嫁らしき表示がなかったのと、血は繋がらないが甥×叔父、そして好み設定のぬいぐるみ作家というのに、惹かれて購入いたしました。
結果・・・甘いは想定内でしたが、本質は花嫁に近い!?
受けになる叔父の巴が、小さい頃から甥の皓哉をかわいがり、彼が寂しいだろうからと作り始めたぬいぐるみがいつの間にか職業になり、
皓哉の父母(巴の姉と義兄)が亡くなってからは親代わりで子育て&溺愛してきたという経緯もあるが
皓哉が巴を好きだといういう気持ちに葛藤し結ばれた後、彼が大学の為に家を出る4年間彼の気持ちが変わるかもしれないからと、大人な決断をして彼から離れることにしたのはいいけど、
何かその雰囲気が、おくゆかしいヤマトナデシコ風味で、耐え忍ぶ女の面もあるような、
そして、行きつく先は養子縁組の入籍までになりましたので、
自分的イメージとしてやっぱり根本は花嫁だったか、、と。
そして何より、巴のルックスイラストが自分的にイマイチ(涙)
髪が猫っ毛でまとまらないから伸ばし気味にしているとはいえ、イラストの巴の髪の長い事!女性とみまごうような。
せめて、肩上までにとどめるとか、後ろで一つにくくるとか、どっか男性らしさがほしかったんですよ~。
そんなで受けちゃんにとても自分的不満を残したものの、攻めである皓哉は結構よかったんです!
彼は小さい頃初めて巴に会った時から彼に一目ぼれして、そしてずっとずっと好きで。
大学という進路を決める際に、巴から離れなくてはならないんだけど、巴は大学合格を喜ぶばかりで自分と離れることを全然考えてくれないと、拗ねるわけです。
そして、友人の前では、またやっちゃったよーーー、、、って落ち込むわけなんですが、このギャップが♪
そして、はじめてエッチが、実は童貞×童貞だったので、とっても不器用さん同士でうまくいかないw
そんな部分は美味しく頂きましたv
一応アテ馬になる巴の友人・坂崎という、皓哉を脅かし、皓哉が牙をむく相手があるんですが、イイ人でね~、、もうちょっとひっかきまわして、天然巴をオロオロさせるくらいの出張りをしてほしかったかも?とチラとおもったのですよ。
或る意味、執着愛の物語ですが、重いものでもなくて、ライトでサクサクっとな感じがします。
この皓哉と巴の温度差がひょっとしたら面白いのかもしれないですが、変に大人な巴があるより、徹底的にコメディになるくらいの天然さですれ違う、面白展開だったらこのお話は好きだったかも?と・・・思わなくもないのです。
これは、あくまでも個人的趣味で・・・
まずポイントなのは両方とも童貞という点です❤
典型的なのはだいたい攻めは経験済みというパターンが多いのですが、
両方とも…❤というのが新鮮で、初々しくて良かったと思います^^b
しかも、攻め様がひたすら健気&一途っていうww
受け様のために純潔を守りぬいた発言にぐっときましたbb
そんな年下攻めwww
るのあ先生、GJ!!!
また、冒頭の方では皓哉が巴にクールな態度(tk、冷たい)なのですが、
皓哉の親友に愚痴るときは残念っぷりが120%でまたそのギャップが><b
見た目良くて頭良くて運動もできて、でも残念っていうのがたまらなく愛おしく思えますw
はたから見たら想いほどの愛が大変溢れているところも良いですねぇ^^
若さから来る暴走も見ててニヤけましたw
また、受けの巴がマジ妖精さんでマジ天使で大変愛らしかったです!!
流石はサマミヤさん><b
真船さん、コバルト文庫の『花嫁シリーズ』をいくつか読んで結構よかったので、設定で避けていた(年の離れた年下攻も義理とはいえ甥×叔父もすごく苦手な要素)こちらも読んでみました。
設定がダメなわりにはすんなり読めて楽しめました。面白かったです。
まあ、ストーリーは相変わらず王道テンプレートでほぼ完全に想定内です。三人称交互視点なので双方の心情がわかりやすいのはいいんですが、ちょっと(いやかなり)わかりやす過ぎな気も。そのぶん浅くて安易に感じてしまいました。
ただ、いったん思いが通じてHもしたあとの巴(受)の思考回路や行動はちょっと予想外でした。なんでそうなるの!?と正直置いて行かれそうになったよ。でも、この2人にはこれも必要だったのかなあ。
でも、苦手な年下攻(しかも11歳差)なんですが、皓哉(攻)は若さがいい方に出ていて可愛かったですね。
とにかく一方的な好意の押し付けや無理矢理から~がキライなんですが、皓哉は私の最初のイメージと違って自分勝手に暴走しないし(いや、してると言えばしてるんですけどね。特に気持ちは)、意外と残念ヘタレで(←スゴイ好みだ!)なかなか男前でよかったです。結構好きですね。
結局はお互いに『溺愛』だったんですよね。