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安定安心の月村印♪と思って読み始めたら…予想を上回る肌色成分と面白さで、永遠に読める感じだったので”神”評価にしました。受の自虐思考にぐふぐふ笑えるというのは定番ですが、本作は他の追随を許さないかも!?というくらい月村先生のコメディセンスがキレッキレで…とにかく楽しかったです。
ゲイばれした心の傷を抱えて漫画を描いてひっそりと暮らしている受(朋樹)と、その隣人のイケメン大学生・攻(玲央)のひとつ屋根の下、コーポラブでした。マンションでもアパートでもなく、”コーポ”ってゆーのがいいです。隣人で苦学生の攻に親切にするうちに、”好きです”と告白されるも、トラウマゆえに、どーにも信じられなくて、徹底的に悪い方に考えちゃう受…大枠はお馴染み月村節なんですが、ディテールが大胆な印象!
ツボその① 遊び慣れた大人を演じようと、人懐こい大型ワンコ攻に、マグロを強要するというプレイ。しかも初回特典として、エプロンのヒモで攻の手首を縛るという、ほのぼの緊縛シチュ。その後もしばーらく、このお預けマグロプレイが2人の定番になります。”俺の言うこと聞かないならエロいことやらない”⇔”いいです、動きません!”の掛け合いが笑えます。
心と身体がちぐはぐな状況下のシュールなセッススに受が、”恐ろしく気持ちがよくて、恐ろしくもどかしくて、恐ろしく満たされて、恐ろしくむなしかった” という表現があるのですが、”恐ろしく”×4!!、恐ろしく印象的でした。
ツボその② 書き下ろしの”~☆パラドックス”が、好きすぎました。晴れて恋人となった2人でしたが!受の元・同僚でゲイバレの原因、細野が登場して、ねちこく受につきまとう展開にハラハラどきどき。”俺の言うことを聞かないと、恋人のイケメンモデルがゲイだってばらすぞ~”という古典的な脅迫手法で受に迫るんですけど! ”どうやってあんなイケメンだらしこんだ?”( *´艸`)”おまえのケツを犯しながらアヘアへいってるのか”(爆)!!と容赦ないセクハラを展開する細野の前に、攻が颯爽と登場して ”アヘアへいっちゃってますけど、なにか?”と、平然と赤裸々に性事情を語って、細野をやり込めるところが最高でした。”アヘアへ”がやけに気に入ってしまったのと、肝の据わった年下攻めが頼もしすぎて萌えました。
というわけで、ちょっと懐かしい表現も含めて一周回って新鮮!と思える作品でした。
月村先生の過去作品あさり中。2012年刊。めっちゃ王道ですが、軽やかな、くすっと笑える可愛いお話で、攻めさんが好きだったので萌2より萌にしました。雑誌に掲載された本編150Pほど+その続き80Pほど+あとがき。陵クミコ先生の挿絵がぴったりで超可愛かったです♡
築10年の二階建てコーポに住み漫画を描いて生計をたてている朋樹。望めば連載を増やせる程度の人気はあるのですが、ゲイバレした時の経緯もあって人と関わるのが超苦手。なぜか隣に住んでいる大学生(攻めさん)だけは部屋に入れても馴染んでしまい、請われるがままベタ塗りなどを手伝ってもらい・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
泉美(受けの担当編集、♀)、細野(受けのかつての同僚)ぐらいかな。泉美が気持ちよい方で嬉しかったです。逆に細野は通報もの。
**攻めの好きなところ**
攻めが年下わんこなんです!!!後半のお話の中表紙が「わん♡」って鳴いてる表情なんですが、「!これよ!」と思わず叫ぶ可愛らしさ。ああ大好き。勿論イケメン(実はモデル)。最高。しれっと「これからは何でも隠さないで」と執着心丸出し、甘え上手、月村先生作にしては攻めの桃色シーン頑張り度大。
受けは過去経緯からちょっとこじれちゃった、ひきこもり気味漫画家さんですが、いざそのシーンになったら「遊び慣れてる大人」を演じて、初めてなのに騎乗位で「今度動いたら殺す」等と言うキャラ変させてて、めちゃ笑える。
コメディより月村先生作品がお好きな方+年下わんこ攻めがお好きな方でしたら、是非是非。クミコ先生の挿絵もほんとに可愛いです!
久しぶりに古い月村作品を読み返していて、やっぱり好きな作家さんだと思ったので、買ったままで積んであったものを読んでみました。
どうして、これを手に取ってしまったのかと思うほど、イマイチでした。
モデルとかマンガ家の設定にまるでリアリティがなかったし、いつものパターンで、うんざりするくらい月村節でした。
しかも受けが仕事を辞めるきっかけになった同僚が絡んでくる理由が、イマイチはっきりしないままで、ムカムカするだけで終わってしまいました。攻めにタンカを切られて、それで引き下がったんでしょうか?
古いものをほとんど読んでいる分、この月村節に慣れすぎていて、まだやってるのかと呆れ返るというか、同じテンプレを、あれこれ設定を入れ替えて書いているだけなのか、と驚くばかり。
もうひとつのドアとか、レジーデイジーとか、もう気に入っている旧作だけ読み返すほうがいいのか、チェリーあたりで愛想が尽きて、買ったままで積んであるものは、そのままてばなすべきなのか・・・・・
表題作と続編の、中編2作品が収録されています。
両方とも志方(受け)の目線でストーリーは進んでいきます。
「恋愛☆コンプレックス」で、二人は出会って恋人同士になります。貧乏大学生モデル×ネガティブ漫画家。二人は同じコーポに暮らしており、志方(受け)が長谷川(攻め)の憧れの漫画家であったことから親しくなります。
「恋愛★パラドックス」は、志方が県庁を退職した元凶の細野に脅されて付き合うことになりますが、それを察した長谷川が撃退するという話です。
表紙イラストでは、長谷川(攻め)がちょっと意地悪そうな目つきにも思えますが、カッコイイワンコです!挿絵だけでなく扉絵にもイラストがあるのですが、とにかくカワイイので、陵クミコ先生のファンにはお勧めです!
とにかく志方(受け)がネガティブでおかしな方向に予防線を張りまくりです。自身でツッコミを入れていますので、私は楽しかったですが、「何、この男?!」と引いてしまうと難しいかもしれません。特に、長谷川に好きだと告白されても素直に受け入れられず、自分上位で襲うところとか理解しにくいかもしれません。
切ないよりコミカルで甘い雰囲気の作品です。男前ワンコ年下攻め、ネガティブな年上受け、年の差カップルがお好きな方にお勧めです。
表紙から楽しそうなラブ・コメディを想像しました。
期待を裏切らず、楽しいコメディには違いなかったのですが、
主人公があまりに卑屈。
そして恋の相手は、外見が王子様。
月村奎さんらしい設定なのですが、主人公が過去の嫌な恋愛経験から、
恋愛に関して臆病すぎて、滑稽というか可哀想になります。
でも、そこがカワイイとか思っちゃうんですよね~~~♪
◆◆ ◆◆ ◆◆
《CP》
外見の良い大学生の隣人・礼央 × 恋愛に臆病な童貞漫画家・朋樹
二人の出会いがロマンチックで素敵だと思ってしまうのは、
私だけでしょうか?
雨の中、礼央がお腹を空かせて、びしょ濡れになって倒れており、
それを朋樹が助けます。
助けると言っても、カップ麺を渡そうとしたり、お湯を提供したりと
それだけなのですが、「雨の中」というところと
「助ける」という設定にズキュン。
まるで雨の中、捨てられた子犬か子猫を拾うかのような設定。
萌える~~~なんて思っちゃいました☆
ちょっとわたしのツボ、変ですかね(笑)
あと萌えどころとしては、年下攻め!
しかも一回りの下の攻めです!
12歳も下!
うおお、年下攻めスキーにはたまらない!!
萌えます。
しかも好きになってくれたのは礼央から。
こんなカッコいい男の子から空かれたら、ゲイの朋樹としては
喜ぶべきところなのではないかと思ってしまうのですが、
過去、騙された経験から人間不信であり、
恋愛に臆病になってしまっていた朋樹は簡単に信じようとしません。
ううう、そんなに頑なになることないのに……。
それでも何度も果敢にアタックし続ける礼央。
一途だなぁ。
最後にはやっと両想いに♪
今までSを演じてセックスに関して一方的に主導権を握ってきた朋樹。
殆ど肌も見せず、騎乗位だけだった朋樹。
しかし両想いになってから、礼央がセックスの主導権を握ります。
うんうん、やっぱり襲い受けのような一方的なエッチは
朋樹には似合わないよ。
礼央にいっぱい可愛がってもらうと良いと思う☆
次の章「恋愛パラドックス」には両想いになってラブラブの
2人が描かれています。
過去に朋樹が恋愛不信に陥った原因の同僚も登場しますが、
もうこれが完全に当て馬。
2人の愛は揺るぎません!
当て馬くんの前で、礼央が朋樹とのラブラブっぷりを暴露し、
挙句の果てに2人のセックスの様子を事細かく説明した挙句
目の前でキスまでしちゃいます!!
あー、胸がスカッとしたー!><
ザマァミロォ~~~!!!
◆◆ ◆◆ ◆◆
設定は月村さんらしいものでしたが、
話の中身が一捻り以上にきいていて、
やられたなぁという感じでした。
楽しく読ませてもらった1冊でした。
落ち込んでる時や、なんとなく気持ちが晴れない時に、
よく手に取る1冊です。
展開が分かっていても、気付けば口元が緩んでしまって、
笑いを堪えながら読み進めていると、いつのまにか元気に♪
内容は、軽めのラブコメで、
特別斬新だったり、ひねりがあったり、というわけではないのですが、
他のラブコメ本や他の月村さん作品と比べても、
なぜかダントツでこの本が癒されるし、だからこそ再読率も一番高い。
ということで、わたしにとっての大事な神本です。
過去に騙されたことがあり、
ネガティブ思考の漫画家、童貞32歳(受け・表紙左)が、
隣に住む12歳年下のイケメン大学生(攻め・表紙右)相手に、
遊び慣れたバイの女王様を演じて、
ぐるぐるしてテンパりながらHする様子が、とにかく堪りません☆
攻めから告白されて、
自分だって好きなので本当はすごく嬉しいはずなのに、
昔のトラウマゆえにまた騙されるのは嫌だ!という気持ちの方が強くて、
どうしても素直に告白を受け取れない受け。
だからって、
お酒の勢いもあったからって、
攻めを後ろ手に縛ってその上に馬乗りに乗っかって、Hってw
受けは童貞なので、血も出て痛いのに、
遊び慣れている演技をしないと!自分が先にイクわけにはいかない!と、
強気に頑張ってたら、すっかり女王様キャラになっちゃって、
そんな自分を滑稽だと思いながらも、もう止められなくて…
受けなりの必死さがものすごく伝わってくるので、
可笑しくて笑っちゃいながらも、気持ちが吸い寄せられて、
受けと一緒に一喜一憂して、愛しい気持ちが溢れてきます。
月村さん作品でよく見られる「イケメン × ネガティブ 」ですが、
この本は、攻めが色々お膳立てしてくれてハッピーエンド!じゃなくて、
受けがぐるぐるしつつもちゃんと自分で考えて、
途中は斜め上に向かって変な事をしたりもするけれど、
それも含めた自分の今までをちゃんと反省して、
受けの方から行動に移してハッピーを掴むところが、とても好きです。
そして、対する攻めが、
イケメンながら素直でおっとりめな年下大型ワンコ~というのも、
読んでてとても気持ちがよく癒されるのです。
「セックスの相性が悪いのなんか全然気にならないくらい、大好き」
この攻めのセリフは、何度読んでもキュンときちゃいます。
年下で可愛いのに、非の打ち所がないイケメン!という感じなのが、
最後に20歳らしい、ちょっと子供っぽい独占欲と強気な部分が見えて、
それがまたとても魅力的でした。
レビューを書くのに再読して、また笑いながら萌え萌えしちゃいました、
本当に大好きな1冊です♡
育ちの良い美形大型わんこ攻め×月村先生のいつものネガティブ受け。
攻めの礼央がとってもいい子!ネガティブが一回りして変にねじけている受けの朋樹に対して、常に明るく従順で「好き」という気持ちが溢れています。育ちが良くてモテるせいか、ぐるぐる考えすぎて女王様を演じる朋樹にいいなりのエッチをしていてもさわやかで愛情が感じられます。
月村先生の作品の中ではエロ多め、受けが大好きなわんこ攻めが好きな方 にお勧めです。
毎度おなじみネガティブ受け。
でも今回は年上で、相手は血統書付きの美しいワンコ。
初めてできた同じ職場の恋人にドッキリ的な騙され方をしていたと知り、辞職したあと、友人の導きで漫画家になる志方。
才能があってコンスタントに仕事をもらえているというだけで成功と言えるのに、元来の自信のなさから仕事に対しても消極的。
人付き合いも苦手で内にこもったままの志方なもんだから、他者が自分に寄せる好意にも気づかないんですよねえ。
若く美しく出自も性格もよく将来性もある青年との恋愛なんて、お伽話かよ!と思えないのは、志方のこの後ろ向きな性格だからこそだろうなあ。
後半になってから、志方にひどい仕打ちをした元同僚がストーカーっぽく入り込んできます。
どこまでも勘違い野郎で、いったいなにがしたかったんだかわからないままだったけど、 コイツはもっとひどい目にあわせてほしかった。
過去の恋愛での失敗(?)がトラウマになり、人との関係を築くことが億劫になってしまった朋樹。
引き込まるような生活の中、漫画家生活を送ることになるのだが。
そこで出会ったのが隣人の大学生・礼央。
ひょんなことから親しくなって、気が付けばそれは恋になって。
けれど、臆病になっている朋樹は同性相手であることもあって必死に隠そうとして。
ところが、礼央の方から告白されて…。
これでびっくりして信じられなくて振ってしまうっていうのなら、それはまあよくある話ってことになるんですよね。
しかし、朋樹はそうはならない。
その時、酔っ払っていたからなのかどうなのか。
遊びに慣れた大人のフリをして関係を持ってしまうんですよね。
それも、礼央を縛って自由を奪って自分だけが動く女王様スタイル(笑)
そんなことなんてしたこともないのに。
それからは時々身体を繋ぐような関係。
礼央的にはホントに好きだからちゃんと付き合いたいんだけど、ごちゃごちゃ言うと「じゃ、やめよ」って朋樹に切られてしまうので仕方なくそのポジションに収まってるような。
それでも、気持ちは本物だからことあるごとに伝えたりもするんですけど。
とにかく、朋樹がなかなか信じられないからなかなかうまくくっつかないんですよね。
…1人でぐるぐるウジウジするのが好きじゃない方にはお薦めできないけど、この焦れったい感じが好きな方は結構いるんじゃ?
コミックでは好きな作家さんが結構いますが
小説ではごとうしのぶさん以外は
進んで読む事ないのですが
ここ数ヶ月でわずかながら小説も読むようになりました
月村さんの文章は読みやすく
イメージしやすいです。
難しい表現や言葉が続くと、賢くない私の頭は
動かなくなるので。
読みやすいが1番嬉しい。
この作品は、たまたま隣人の
若くてきれいな大学生と32才漫画家、ゲイ
付き合い経験なしの
二人の恋話です
漫画家の心情や過去、わかりましたが
大学生がなぜそんなに好きになったのかが
わかりませんでした
若くてきれいな大学生は申し分なく良い男ですが
それゆえに、彼に夢中になる
部分は想像し難いままでした
漫画家として敬愛していても
LOVEになるには難しい気も。
難しい事は抜きにして
若くてきれいな大学生に熱烈に求められる
羨ましい。
人懐っこい大学生×コンプレックスを持つ漫画家。
個人的にツボな作品でした!
どうやら私は受に犬のように懐く攻め様が好きな模様(笑)
過去のトラウマで恋愛に奥手になっている受と、ぐいぐい押してくるわんこな攻。
突然の攻からの告白にてんぱった受は、Sな女王様キャラを演じて攻を押し倒してしまう。
そのままなし崩しにエッチ。
本当は経験もないクセに嘯く受が可愛いです!
可愛いお話が読みたい方におススメです^^
恋愛にコンプレックスのある三十路マンガ家志方が、懐いてくる好青年な大学生・玲央に魅かれていくけれど、疑心暗鬼になりすぎてトンデモ行動に・・・・!
志方の超・後ろ向きネガティブっぷりはかなりのもので、玲央もよくイヤにならないなぁwと思いながら読んでいましたw
カモフラージュにエロ雑誌とか、なんちゃって女王様プレイとか、こういう童貞の描かれ方は・・・好きです!いい童貞ものでしたw
志方のトラウマの元、細野・・・彼は本当は志方が好きだったのでしょうか。徹底的にイヤな奴で冷やかしだったのかなぁと思いきや、再会後のアプローチに冷やかし以上のものを感じたり・・・。
受が攻に告白された時に、過去のトラウマのせいで素直に信じられず、おかしなドS女王様キャラになって襲ってしまう展開は、多少無茶な印象を受けなくもないですが、読んでいてすごく楽しかったです。
相手の手を縛って馬乗りになって最後までしてしまうとか…初めてでそんなこと出来ちゃうのか?とも思いましたが、なんか受が必死で(笑)
その後も引っ込みがつかず、女王様キャラを継続し、キスも禁止して身体だけ繋げるのはちょっと切なかったりもするけど、紆余曲折あってちゃんと最後には攻に素直になる受がかわいかったです。
過去のトラウマの原因になった、受を傷つけた男も出て来ますが、いいところで攻が登場してくれて!
その男を撃退してくれるのですかっとしました。
帯『好きすぎてドキドキしすぐて、怖い。』
月村さん作品にしては珍しくエロシーンが多いです、といってもあくまで月村さん作品比ですけど。
かつて会社で男の同僚から告白されて本気になったものの、実はそれは罰ゲームだったと知り、それ以来会社を止めマイナーなマンガ家としてひっそりと暮らしている朋樹〔受〕
そんな彼が、ひょんな事からハンサムな苦学生の隣人・礼央〔攻〕と知り合います。
しかも彼から告白されてしまうんですが、かつて同僚の事件が尾を引いている朋樹は素直に受け止められず、遊びなれた男のフリをして自分が主導権を握ってセックスしてしまう。
ともかく恋愛に対してコンプレックスを持っているから、途中で礼央が金持ちの御曹司で人気モデルだと知り、やはり自分は騙されたのだと思い込んでしまう。
けれどそんなコンプレックスから引きずりあげてくれるのが礼央なのです。
恋愛に臆病な30代が落ちた恋、そして相手はハンサムな若い青年、好きなシチュです。
この作家様にしては、エロ表現が今回かなりお下劣傾向みたいでした(笑)
でも内容はとっても良かった作品です。
受け様はゲイでお堅い公務員をしていたが職場の同僚に性癖を貶められるような
手酷い賭けの対象にされて、好きになり始めていた人の仕打ちに耐えられず
仕事を辞めて、学生時代に趣味的に書いたことがある漫画を仕事にして5年
細々と一人で出来る範囲で書いているが5年間連載も続けているくらいには
そこそこ売れている漫画家さんなんです。
そして受け様の職場件住まいの隣人が大学生のさわやかイケメン攻め様です。
5年前に傷つけられた事で自分に自信が持てなくて、人付き合いの苦手も
拍車がかかったように酷くなり、根暗な引きこもり漫画家になってるのです。
隣人の攻め様は受け様の好みなんですが2度と恋なんかしないし、
一回りも歳の差がある攻め様に対しては眺めているくらい
でも攻め様がお腹を空かせて倒れているところを助けた事から話をするようになり
そのうち、アシスタント的な手伝いを何度かしてもらう関係に・・・
攻め様は今どきの大学生なんだけど、意外に真面目でワンコみたいでとても素直な
好青年なんです、受け様は密かに惹かれていきます
でも前の痛手で人を信じる事が出来なくなっていて、攻め様の事も何かあるのではと
疑いを捨てきれない、全てをネガティブな方向へ持っていって最悪な妄想を
ぐるぐるしちゃうのです。
攻め様に好きだと告白されても、飛び上るほど嬉しいのにでも怖くて信じられない
でも攻め様を欲している・・・・
そして受け様はぶっ飛んだ発想で、攻め様を逆に押し倒し、動けないようにして
肉体関係を持つって言う行動に出てしまう。
攻め様はそんな受け様をドSな性癖だと思ってしまうのです。
受け様の本来のキャラとは180度違う誤解を受けながらも悪い大人を気取って
遊びだから、どんな物笑いのネタにも今度こそならないと・・・
繊細で傷つき猜疑心の塊のようになってしまった受け様が年下の彼と
今度こそ幸せになるストーリーなんです。
初めに受け様を傷つけた同僚は・・・受け様を本気で好きだった気がする。
攻め様はなんとなく解かってる感じがしたけれど受け様は案外ニブイかも
不慣れなSキャラで必死に攻め様を翻弄しようとしてる受け様の姿は
読んでるとMキャラにしか感じられなかったりして結構萌えでした。
真っ先に驚いたのが、エッチがあるーー!しかも結構あるーーー!!
月村作品というと薄い印象があるんですが。
と思ったらあとがきにも作者さん書かれてましたw
決して無理矢理じゃないそうです。
確かに読んでみると別にこれはとても自然でしたよ。
エチシーン多いけど全然エロくないです。
何かほのぼのしてね、可笑しな感じもするんですよ。
最中の会話のせいかもしれません。
積極的なワンコ攻めと、年上の恥ずかしいのと意地っ張りな部分とのやりとり。
がっつりヤりながら会話してるから、何だかほほえましいんですよ♪
主人公の朋樹は、元は県庁職員だったのですが、元来ゲイであることを隠しながら地味に生きてきたのですが、同僚と酒の席の余興とはいえキスをして本気になってしまった気持ちを、酷く踏み躙られたのが原因で人づきあいが大変に悪い人間になってしまう。
何につけても懐疑的で、すごく自虐的なネガティブ傾向の強い人です。
大学の時イラストが上手かったということで現在編集をしているサークルの同窓生に誘われてマンガを描いたののがきっかけで、中堅マンガ家としてコンスタントな仕事をこなしている。
ある日、住んでいるコーポの階段でうずくまっている青年に声をかけると、彼は隣に住む大学生の玲央で、お金がなくて水道・ガスも止められて食べるものもなく弱っているようなので、ほんとうは関わりたくない朋樹ですが、彼を家にあげてご飯をたべさせてあげる。
玲央を苦学生と思った朋樹は、普段アシスタントを使わないからと、玲央にアシスタントのバイトをさせてご飯をたべさせるという、交流が始まるようになるのです。
玲央の明るさと素直さと人柄のよさに、だんだん好きになる朋樹。
朋樹の優しさに好きになる玲央。
だけどね、朋樹のネガティブが影響してとんでもない展開が!!
女王様を偽って、自分に触らせない。キスはさせない、触れさせない。
それでも体の関係は続くのです!!
もう、朋樹のネガティブどんだけなんだよーーって、、彼が変わるのを見守るしかないのですが、苦学生と思った玲央が本当は。。。という玲央の真実を知ってよけいに距離ができてしまう二人。
朋樹と大学の頃からの付き合いで、誰よりも彼をみてくれている友人の存在があったればこその決着をみるのですが。
次の『パラドックス』で朋樹のトラウマの原因となった男が登場することで、少し面白くなります。
ここでも、人のよい優しい玲央を思いやる朋樹の気持ちが裏目にでてしまって、ああー、どんだけトラウマが深かったのかより思い知らされると共に、この細野と言う男、とんでも嫌な奴!って最悪の男でした。
しかし、年下ワンコは男前でしたよ。
男前でまっすぐな年下ワンコ攻めと、ヘタレで意地っ張りでネガティブな年上受け。
予想される定番なお話ではありましたが、陵くみこさんのマンガチックなイラストも好感度があり、全体的にかわいいお話になっていたようです。
32歳にかわいい、、て変なんですが(w)
意地張って嘘をいうけど、ほんとうの事をちゃんと後で言うから、何かかわいいのかも?