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パリを舞台におくる、セミスウィート・ロマンス。
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
プリティ・ベイビィズシリーズの番外編的なお話でした。
主役は彼方君で、亨と秋守の関係を知って完全に亨に失恋し
どんだけ落ち込むんだと言うくらいになっていて、逃げるように
第二の故郷と位置づけているパリでのお話になってます。
シリーズを読んでいない人でもこの作品から単独で読める内容
でもシリーズを読んでる人には彼方の人となりがよく解るので
余計に楽しめる1冊になっていると思います。
受け様は母親に捨てられて影響で女性が嫌いなのですが
その屈折した思いがあるながらストレス解消にたまに化粧をし
完ぺきに女装をすることが誰にも秘密の趣味に・・・
これもひとつのトラウマなんだろうなと思う設定ですね。
突き詰めるとかなり奥深い内容だと思いました。
そして失恋を癒す為にパリで女装を・・・そんな時に娼婦と間違われ
無理やり見知らぬ男に追いやられ客の元に連れて行かれる。
そして飲み過ぎて気分が悪かった事もあり客である攻め様に
ゲロっちゃうんです(笑)攻め様のタキシードをダメに・・・
そこで少々お痛をしちゃって攻め様の怒りを買ってしまい
無理やり身体で弁償と言われ抱かれてしまうのです。
翌日空腹でめまいがした受け様にチョコを、それを食べた受け様の
感想を聞いていた攻め様は弁償代の不足分を再度身体で払えと・・・
そして攻め様に付いて行った先は有名なショコラティエのいる店で
攻め様はそのオーナーショコラティエだったのですが、受け様に新作の試食を
依頼したいと・・・日本進出に向けて日本人の意見が聞きたいとの
申し出に流れで受ける事になる受け様、そして流れで攻め様の
所に滞在する事になるのです。
この二人はちょっと境遇が似てたりするんですよね。
理由は違うが共に養護施設出で、そして二人とも口が悪くて
素直じゃない捻くれ者だったりするのです。
でもだから余計に分かり合える事もあって受け様は攻め様の為に
色々協力する事になり、いつしか失恋の痛手も薄れているのです。
不器用な感じの甘くないラブストーリーですがかなり心惹かれます。
互いに影響しあえるかなり素敵なカップルになっていました。
スパイシー・ショコラ ~プリティ・ベイビィズ~ のタイトルの通りで、
この作品は「プリティ・ベイビィズ」の関連作品。
プロテスタント系教会の養護施設で育った享、秋守、伊吹、彼方と、
主教・凛太郎の息子・梗一。
凛太郎が引き受けた厄介事を 秘密裏に処理する裏稼業のメンバー。
メモ:
①プリティ・ベイビィズ
2008年6月 小説
2011年12月30日 漫画
②スパイシー・ショコラ ~プリティ・ベイビィズ~ 2012年1月10日
③ヘビー×ビューティ “プリティ・ベイビィズ ” 2013年11月30日
④ホーム・スイートホーム ~プリティ・ベイビィズ~ 2013年12月7日 完結
★資料集め不足=プロテスタント教会の実際と小説の設定が食い違う部分がある。
ファンタジーだから、実在しない団体を背景にしているんだけれど、気になる所があると小説の内容の面白みが欠けていく。
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★「カトリック」と「プロテスタント」の違い:
ルターの宗教改革で「カトリック」から「プロテスタント」が分裂
★プロテスタントは「人間は神様以外みんな同じ」と考える
マリア像があったらカトリック、なかったらプロテスタント
カトリックでは「神父」「司祭」と呼び、プロテスタントでは「牧師」と呼ぶ。
日曜日の行事、カトリックは「ミサ」、プロテスタントは「礼拝」
★カトリック教会に女性の司祭は未だ存在しないが、
プロテスタントの場合、牧師になるには4〜6年かかり、教派によっては女性も牧師になれるし、結婚もできる。
牧師は配属制で、全国に転勤異動があり、断れない。
★教会で孤児を預かれるか?
・・・タイガーマスクの時代なら可能だったけど、最近の福祉法では無理。
福祉制度の発達してい居ない時代設定か、フィクション。