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罪シリーズも13冊目になりましたねぇ~
著者のデビュー作でもあるシリーズですが毎回楽しませて
頂いてますね。
前回ではごろちゃんのアパートが爆発されてしまったので
今回からは高梨の警察官舎での夫婦生活ですね。
とてもキャリアとは思えない程オープンな攻め様ですが
関西弁キャラで愛されるゆえんの賜物ですね。
今回は互いの職場での対人トラブルがメインの設定でした。
ごろちゃんは海外留学研修制度でやってきたアランの指導係として
てんてこ舞いしてしまう、プラスあのテンションの高い後輩君も
もちろんごろちゃんを諦めてるはずもなく今回もまとわり付いてます。
でも今回は何やらごろちゃんは単なる餌にされるんです!
アランの狙いはごろちゃんの後輩だったのです!?
かなり意表ついてます、攻めだと思った後輩の富岡がお尻狙われて
ごろちゃんに対してわが身を振り返り反省するんですよ~
不憫すぎて笑かして頂きましたね。
そして高梨はやはり毎日事件で忙しくしているのですが今回の
殺人事件で警視庁と県警との板挟みで悩める人になります。
そして何故だか県警の担当の刑事課長から頑なまでの威圧的な
態度で接され戸惑います。
でも犯罪を許さない高梨の態度は県警の刑事をも動かす真摯さで
県警と警視庁での合同捜査で犯人の検挙に繋がります。
事件解決後に高梨はまたもやピンチに!!それは敵視されていた
刑事課長から実はゲイで高梨を好きになってしまったと・・・
妻がいるからと丁寧にお断りするが永遠の愛は信じないと言われ
あげく高梨よりも武道も体力も上だと腕力で押し倒す事も出来る
みたいな告白を受けて逃げ出す高梨だったりします。
ごろちゃんに付きまとうお邪魔な富岡の事を単純にアランに
迫られお気の毒と思っていた高梨が心底互いに貞操は守ろうと
心の中で祈る高梨なんです。
そして二人は・・・今回も甘いです、新婚みたいな挨拶キスは
決まり事になってるし愛情の無い夫婦の事件を今回捜査した
高梨は余計にごろちゃんの優しさや気遣いに愛される悦びや
幸福を何度も噛みしめるお話でした。
次回の二人も楽しみですね、そしてアランと富岡、高梨を諦めないと
言い切った県警の刑事課長も出るのかな?なんて期待しちゃいます。
ちょっとご無沙汰していた「罪な~」シリーズ。
先日、久々に、新刊の「罪な輪郭」を読んでみたら、富岡にも、高梨にも、新たな関係者が登場したようで、それを確かめるべく本書を購入して読んでみた。
今回の殺人事件は、
IT会社社長の友人が、その社長と間違えて誘拐された上に殺されてしまう。
死体の発見現場は新宿署管内だったが、何故か捜査の主導権は神奈川県警に。
今度はその会社社長の秘書が殺されて発見、ようやく警視庁、新宿署、神奈川県警の合同捜査となったのだが、県警側の責任者・海堂は高梨に対する敵意を隠そうともしない。
一方田宮の会社には、アメリカから逆研修という名目でアランがやってきたのだが…。
このシリーズ、高梨と田宮は、全く揺るぎない、思いやりと愛とで結びついている。
ここがしっかり固定しているので、お話に変化をもたらそうと思ったら、その外側におじゃま虫を配するくらい。
そのおじゃま虫も、田宮に取り憑く富岡一人では、ちょっとマンネリ?
ということで、アランと海堂は登場したのかな。
この二人、どちらもそれぞれ、富岡と高梨のバックを狙っているという。
こんなお楽しみが設定されたので、これでまたシリーズが拡がっていくのね。
今回は新たなダブル脅威?(笑)の登場により、いつもよりは刺激の多いお話だった気がします。
いつでも田宮さん命マンなセコム富岡が思いもよらぬところから揺さぶれる姿を見るのは、とても新鮮で笑っちゃいました。
それにしても新メンバー、アランさんがどっかの国の王子か!?ってくらい高貴な見た目の美しい男で容姿はどちゃくそ好みでした。
陸裕先生の素敵イラストで拝めて幸せをひしひしと感じた。
真実が分かるまでのごろちゃん取り合いはくどい気もしましたが(なんだろう…10年前くらいの二次創作でよく見るようなノリ…ってこれももう9年前なんですね)今回も今回とて賑やかでなによりです。
警察側。海堂さんのおもいきりに関してはギャグシーンか!?と思ってしまってごめんなさい。
でも攻メンズ側がバック狙われるのって別のドキドキがあって楽しいですね。
爆発的な面白さはなくても、定期的に顔見に行きたくなるこのシリーズ。
ずっと続いてほしいものです。