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ryakudatsu no rule
タイトルの通り、幻冬舎の日で電子が少しお安くなるということで、何を買おうか徘徊。
レビューを読んでいたら、どうやら攻めが既婚者らしいとのこと。
障害が大きければ大きいほど萌えるタイプのまりあげはは、だったらぜひとも読んでみようじゃないかとポチリ。
2011年発売の作品ともあって、攻めの着ているパンツがレザーだったり、当時流行っていたんだろうなあ的攻め描写が時代を感じて、趣き深かったです(褒め言葉)。
そして、本文。
学生時代に酔った勢いで寝てしまったらしい浮気性の元恋人と、ずるずる名前が付けられない曖昧関係を続けていた受け。
その受けが、取引先のイケメンアラフォー社長にアプローチされ、やがて惹かれていくが、彼は既婚者で、、、
実は過去、受けは両親の浮気を間近に見ていたせいで、既婚者とは絶対関係を持たないと頑なに決めていたのだ。
とにかく攻めが、受けを溺愛していてデロッデロッに甘やかしながら、確実に自分のテリトリーに受けを囲い込んでいくのが最高でした♡
既婚なのはカタチだけで、妻の人とは関係がないと言っても苦手な方はいるでしょうが、私はそこを苦悩する受けの姿と、またそれをどう力技で受けのために解決していくのかという攻めの姿を見たいマンなので、とても美味しく読むことができました。
こちらのシリーズは、受けが攻めの会社へ転職したその後がさらに読めるということなので、早速読みたいと思います♡
ちなみに電子は挿絵なしです。
前作の「純愛のルール」でキューピット役を務めた
柘植さんが主人公のお話でした。
前作でも何を考えているのか分からないような掴みどころの
無い人だと思っていたのですが今回もまさにそんな感じ。
初めにはっきりと事情を説明していれば簡単に済んだのでは?
って言う内容なのに、攻め様は恋愛を楽しむ大人でしたね。
純愛とは違う大人の駆け引きめいた恋愛でした。
激しい感情の発露はないけれど静かなる獣的な攻め様。
ロックオンした受け様を知らない間に絡め取る。
受け様は過去の出来事の為に、不倫に対して執拗に拒絶感が
惹かれてしまう攻め様が結婚している事が常に頭にあり
攻め様からの誘いをかわし続けるけど、気持ちは揺れてる。
でも、絶対に他所の家庭を壊すようなことは出来ないと
思いを押し殺し・・・・
ほんとに攻め様って隠れSなんじゃ?って思います。
既に離婚してるのに受け様に伝えないで受け様の気持ちを
強引に聞き出すしね~まぁ、結婚してても諦めきれない
くらい好きだと言う気持ちが欲しかったのかも。
結局受け様は罪悪感がありながらも攻め様に思いを告げて
一線を越えてしまうけれど、翌日に言い忘れていたけどって
離婚の話をしちゃうあたり・・・確信犯ですよね。
受け様は今後は別の意味で幸せな苦労をしそうだと
思うようなお話でした。
『純愛のルール』のスピンオフになります。
こちらもきたざわさんの『年の差(年上攻)』のパターンのひとつですね。私の苦手なタイプの。
う~ん、確かに個人的にものすごくダメな『大人げない(幼稚な)攻』ではないんですが、それでもこの柘植(攻)はまったく好みじゃない。どころかかなり苦手です。
『純愛~』で脇だったときは、それなりに味のあるキャラクターだと思ってたけど、メインになるともう無理ですね。
こういう何考えてるかわからないというか、(年の差があるからこそ)相手をいいように翻弄する悪趣味な男はどうしても好きになれないんです。きたざわさんには多いんだけど、ホントに!
特に、終盤の『不倫』の壁を越えられるかを巡ってのあたりでもううんざり。『試す』こと自体がありえないとは思わないけど、それだけは絶対やっちゃダメだというラインはあるだろう。
水鳥(受)は、私は結構好きなんですけどね。好みのタイプというわけじゃないんですが。
あとは、本編のメインCP(嘉津村×志緒)や、仲間の集うバーのあたりだけは面白かったかな。
ストーリーとしては、(スピンオフということもあり)柘植の背景もわかってるし、もう冒頭だけでだいたい展開は読めますが、それは別に構わないんです。お約束の王道ってことで。
単に、キャラクターが好みじゃないからまったく楽しめなかっただけです。
さらに続編『掠奪のメソッド』も出ています。