俺の傍から逃げ出すことは許さない!!

虜囚-とりこ-

toriko

虜囚-とりこ-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×25
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
45
評価数
14
平均
3.4 / 5
神率
7.1%
著者
あさひ木葉 

作家さんの新作発表
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イラスト
笹生コーイチ 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
レーベル
ローズキー文庫
シリーズ
虜囚-とりこ-
発売日
価格
¥580(税抜)  
ISBN
9784861231858

あらすじ

柚木組の一人息子で繊細な容姿の操は両親の通夜で「おまえは、今日から俺のものだ」と幼馴染みの敬春に告げられる。軌条会後継者で、男らしい美貌にカリスマ性を備える敬春を尊敬していた操は、彼の突然の変貌を理解できず……。しかし喪服を引き裂かれ、戸惑いごとねじ伏せるような陵辱に、操の無垢な最奥は圧倒的な力で支配されていく。そして自由を奪われ、執拗に与えられる快楽という名の痛みに、操は抗えずに堕ちていき――!?禁断の書き下ろし有!!

(出版社より)

表題作虜囚-とりこ-

ヤクザの組長の息子で幼馴染 軌条敬春
両親を亡くしたヤクザ組長の息子 柚木操・大学生

その他の収録作品

  • たけくらべ
  • 春望
  • いつかの夢に見る月は
  • あとがき

レビュー投稿数2

狂気に近い愛情から穏やかな愛情になる日は?

ローズキー文庫からの文庫化新装版&書下ろしでの再販書籍です。
昔、新書版で読んだ時もこの激しい攻め様の事が好みだったのですが
再販で再び読んで見て&書下ろしまで加わってますます萌えです。
ストーリー自体はそれ程目新しいものではなくて受け様に対する
執着愛故の行動から来る監禁凌辱系の作品なのですが
あまりにも受け様の事を愛しすぎていて何も話せなくなり
返ってそれが裏目に出て受け様を更に傷つけてしまう事に。
思いを伝えないままに全てから切り離してしまい囲った事で
受け様にはかなり嫌われてしまう。
心がダメなら身体だけでもと言う王道パターンです。
極道としての帝王学を学んだ攻め様の唯一の弱点が受け様。
これ以上嫌われるのが怖いから真実を話すことが出来ない
攻め様は肉食獣のくせにビビりなんですよね。
そこがますます良いのです。
受け様は一見すると弱々しいのですがどんなに凌辱されても
なかなか折れない心を持った心優しき受け様でした。
かなりの意地っ張りでやっぱり極道の息子ではあるのです。
真実を知ってからの受け様の潔さは高潔な人って感じで
全ての運命を受け入れる事が出来る芯の強い人。
本編では受け様が攻め様に愛を囁く事はありませんが
二人の未来はきっと・・・と思わせる終わりになっています。

描き下ろしでは攻め様の視点で描かれた短編が2作品です。
子供の頃の出会いの話がほのぼのと描かれています。
攻め様の執着の片鱗はここから始まっていますね。
もう一つは攻め様が受け様からの愛を希う切なめのお話。
読んでると受け様に「愛してるって言ってあげて!」と
お願いしたくなるお話です。
攻め様のライバルである子猫のゆずも良い感じで登場します。

2

親<愛人、愛しい人はオレが守る!って?

旧版に書き下ろし20Pが入った新装版です。
あさひ木葉さんといえばエロエロで俺様傲慢攻め&監禁とか凌辱が定番w
これも、もちろんその典型的なお話。
どこに萌えるかって言うと、実は番外の攻め視点の短編なんですよv
そんな事でいいのかー!?って思うんですが、俺様傲慢が、本当は受けちゃんが愛しくて愛しくて、理不尽な目に合わせてるのが重々承知なもので、実は不安に思っていたりとか、
受けちゃんが可愛がっている猫に嫉妬していたりとか、そういう本編で見せない一面を見られる部分が楽しいという♪

さて、本編は小さい暴力団の組を構成している両親が何者かに惨殺された組長の息子の操が、
上部組織の組長の息子で幼馴染の敬春に「今日からお前はオレの女になれ」と言われて凌辱され、監禁され、大学には行かせてもらえるものの監視付きで、全く自由を奪われた生活を強いられるというお話。

あまりの理不尽さに操が反抗したり、無気力になったり、とにかく敬春は身体で屈服させるんですけど、監禁1年。
シラフで考えると、毎回こんなエッチしてて飽きないのかな~?とか、よく進展もなく1年も継続するよな、とか、他にも方法はあるんじゃ?とか、毎回毎回、操はいい反応するよな~とか、
色々突っ込みどころ満載なのは目をつぶるのが、こういったお話のお約束w
若干、このお話は受け視点だけど、攻めに肩入れした構成になってますよねv
全ては小さい時からの執着的想いと、守ってやるんだという、男らしさと解釈しておきましょうw
そしてその愛は実の親さえも凌駕するという、絶対的な愛情だということも。
操が主人公なんですが、それは定番の流れで展開されていってしまうので、あまり注目しなかったんですが、
でも、このお話のラストが操の「あなたを、愛してしまうかもしれない」という、その言葉で結んでいるところが一番心憎い、この話をトンチキに終わらせない、良いセリフなんですよね。

この続編も新装で出るのですが、攻め視点の短編を入れるそうです。
ついついつられてしまいそうですv

3

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