snowblack
ラブシーンシリーズ、番外編完結記念本。すべて書き下ろしです。
表紙がレトロな電話機の画像で、最後の可愛い一編が電話ネタでいい感じです。
(木佐監督と樋口監督の電話、オヤジ達の会話がなんともはや!)
シリーズ最終巻の「ハッピーエンド」の書き下ろし「スペシャル」に繋がる形で、
5カップルそれぞれの休日の様子が描かれています。
どちら様も仲睦まじくてエロくて、らぶらぶと幸せ気分の一冊。
コース料理のグラニテのように、間に挟まっているラブのない二人(木佐+箕島とか)の
コミカルなやりとり「幕間」も楽しい。
何と言ってもいい年した監督の可愛さったら!(笑)野田さんもいつもながら素敵だし。
巻頭に出演者のプロフィールがあり、またそれぞれのカップルの短編の前に
作者の一言と、「Q. 二人の関係は誰に知られていますか?」という質問があるのですが、
「ラブシーン」依光×千波 の「A. 全世界(笑)オープンです。」に
ちょっとジーンときちゃった私でありました。
このシリーズ、最初の依光と千波の話がかなり痛いのですが、
是非甘く幸せな感慨に浸って頂きたい一冊です。
『ラブシーン』シリーズの完結記念同人誌です。
同じシリーズの再録集『チェック』が個人的に大ハズレだったので、こちらもかなり警戒してしまったんですが、さすがにシリーズ満遍なくって感じでホッとしました。
シリーズラストの『ハッピーエンド』収録の『スペシャル』から引き続き、または平行したエピソードという感じです。
『first time』
『キャスティング』よりジーン×クレメン。
このCP苦手なんです。年下攻しかもオヤジ受だし。
『message』
ようやくメインCP(であるはず)の『ラブシーン』より依光×千波。
映画のスピンオフになるテレビドラマの収録。
メインは依光×千波ですが、シリーズ他作品のキャラクターも(名前だけを含め)かなり出て来てました。再録集の方で出ていた同人誌オリジナルのキャラクターも、脇で少し出てます。
『ラブシーン』はキャラクターがどちらもすごく好きなんです。特に、依光がホントにいい男だと思う。
こちらも、やはり千波の苦悩やらの切なさもありますが、とても甘くて優しくてよかったですね。
『off』
『ファイナルカット』より木佐監督×野田。
『ファイナルカット』すごく苦手なのでノーコメントで。
『full of love』
『スピンオフ』より箕島×花戸。
こちらは、本編は作品としては好きなんですが、箕島のふざけたキャラクターがどうも苦手なので・・・
ただ、つまらないかというと結構面白いんです。
花戸がテンション低めなので、CPとしては似合ってるとは思う。掛け合いがテンポよくて楽しいんですよ。
『flower bed』
『ハッピーエンド』より泰丸×三津谷。
シリーズ中でも、メイン(『ラブシーン』『クランクイン』)に次いで好きな作品・CPです。
『スペシャル』で撮影に使った(三津谷が生けた)花の残りをもらって来た泰丸。
とても甘くて可愛いストーリー。この2人もすごく好き。
『phone call』
何故か(?)、木佐とその旧友である樋口監督とのオヤジ会談。
もともと(メンバーフル出演の)『スペシャル』の流れということもあり、キャラクターが錯綜していて、それぞれのストーリーに(メインCP以外にも)シリーズ他作品のキャラクターがかなり顔を出してます。
そして、各ストーリーの間に『 幕間 ~インターミッション~』としてCPではないシリーズキャラクターのSSが入っていますが、これも結構面白かったですね。
とてもよかったです。シリーズお好きならきっと楽しめます。
『ラブシーン』シリーズ完結記念本。
5組のカップルが、それぞれ幸せな休日を過ごしています。
詳しい人物紹介や、各CPに対する水壬さんのコメント、
各作品をまたいでのキャラ達の電話トークなど
このシリーズのファンには嬉しい、盛り沢山な内容です♪
一番印象的だったのは、
◆【ラブシーン】依光×千波の、Q&Aコーナー。
「Q. 二人の関係は誰に知られていますか?」
「A. 全世界(笑)オープンです。」
本編で、千波のレ〇プ画像がネットに流出する場面は
千波がとても痛ましく、今読んでも辛いのですが
色んなことを乗り越え、結ばれた二人の強さや幸せが
「全世界オープン」に集約されている気がします。
そして、
◆【ファイナルカット】木佐×野田
人物紹介コーナーの秘密データが可愛すぎる!
木佐監督(50)は、老眼の足音が。
野田(35)は、お風呂にアヒルがいる!?
意外とメルヘンな人なんでしょうか…♪
恋人としても、監督-俳優としても相思相愛な二人。
野田に、大舞台のトリを任せる監督に萌えました。
俳優・野田を深く信頼し、惚れ込んでいないとできないことですね♪
忙しくてなかなか会えなくても
いつだって演劇で強く結びついている二人が大好きです。
ほかにも、
◆【スピンオフ】花戸をネチネチ可愛がる箕島
◆【キャスティング】若くカッコイイ恋人・ユージンに求められ恥じらいつつも感じる、乙女なオヤジ・クレメン
◆【ハッピーエンド】花でベッドルームを素敵に彩り、三津谷を驚かせる泰丸とか
…などなど、全部書いていたら1200字ではとても足りません!!
あ、でも外せないのはラストの
◆【phone call】
樋口と木佐、オヤジ監督同士の電話トーク。
「野田を貸し切らせてもらうぞ」と言われた木佐の反応が可愛いし
二人の会話に登場し、木佐が思い浮かべる野田がとても色っぽいです♪
表紙の、レトロな電話機ともつながっている、洒落た構成でした。