条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
私のために生まれた、私だけの愛しい子──
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
若月先生お得意の設定ですよね。やっぱり若月先生の天界物は
読みやすくてとても好きです。
天使長ルシフェルの養い子ノエルは、天使でありながら、
黒髪に黒い翼を持って生まれてきた。
忌み嫌われるノエルをルシフェルだけが守り、愛してくれる。
ルシフェルもまた、無条件に信頼を寄せるノエルに癒されていたのだ。
互いが唯一の存在として寄り添っていたが、
天使長の権威を損ねるとしてノエルが天界を追われ、
翼を折られてしまう。ルシフェルは激怒したあげく──!?
攻め様の受け様に対する激アマなストーリーになってますよ。
若月先生フリークの私はお話の前半「卵のふ化、一部石化」の
フレーズで、同作者の過激シリーズを思い出し、中盤コウモリが
木の実に張り付いているで、伯爵様シリーズを思い出し
後半、氷竜の赤ちゃんでまた過激のポポを思い出しと
楽しさ倍増で一人ご満悦でした。お勧めです。
全体的に、ほのぼの甘々設定で大変読みやすい1冊です。
自分的に、こんなにスーパーヒーローな攻め様は初めてお目にかかったかもしれません。
なんといっても天使のルシフェルですから。
他の天使と違って天界を守る武闘派天使で強いんです。
彼が魔界に下るきっかけのお話といったらいいんでしょうねw
下が半分石化した天使の卵が孵る場面に立ち会ったルシフェル。
出てきたのは黒い髪と黒い翼を持った赤ちゃんの天使。
黒は忌み嫌われる天界で、ミカエルはこの不吉な天使を捨ててしまえ!と言い放つ。
卵に他のものとは違う温かい温もりと、癒しを感じたルシフェルはミカエルに反対して、自分の養い子として其の子を連れ帰ります。
その天使はノエルと名づけられ、ルシフェルの愛を一身に受けて身の回りのお世話をする従者となります。
はい、何も申しますまい。
ルシフェルはノエルに限りなく深い愛情を、揺るぎない愛を抱き、寄せいています。
またノエルも、彼を受け入れてくれるのは本当にルシフェルだけなので、ルシフェルを信頼し愛し、健気で一途です。
二人とも一途なので問題ないんです!
でも、ノエルを擁護するのはルシフェルだけというのがミソです。
ノエルは酷い目に会うのですが、それがルシフェルに天界を捨てさせるきっかけになるという。。。
天使が意外にも残酷というのは、他の作家さんの設定でもありますよね。
結構痛かったりするんですが、この場合ちょっとハラハラするけれど、ルシフェルがスーパーヒーローなんで全然痛くないし安心なんですw
そしてノエルも非力だけど、ナヨナヨはしてなくてちゃんと強い意志を持った頼るだけの子じゃないのがいいです
そして魔界に降りてそこに住むことにするルシフェルなんですけど
何だかルシフェルが面白いです!
ヤンチャな俺様全開で、また魔族達もすごく強いわけではなくて結構ヘタレでビビリで、すごくコミカルです。
ノエルには強い力がないので、ちゃんとノエルを守りながら魔族をけん制して彼に悪いことができないようにする。
ルシフェルに戦々恐々とする反面ノエルに親しみを持ってルシフェルの事を愚痴るというwww
上手い具合の魔族に対する飴と鞭のコンビができあがっているという設定w
ですがね、ノエルもすごく優しいかというと意外にもちょっと冷たい?
魔物達がルシフェルに苛められても、ルシフェルが楽しそうにしているから、ま、いいか、って思っちゃってるところw
勝手にルシフェルに家来にされてしまったセランとか、ノエルの贈り物として母親からかっさらってきた(!?)氷竜を育てる様子とか
なんだかやけにほのぼのして楽しいです。
ルシフェルがガキ大将なのがいいのかもしれないです。
とにかくラブラブのアマアマでほっこりして、純粋に楽しめる。
ひねくれれば安易かもしれませんが、タカツキさんのイラストも楽しくて、何も考えずに読めますv
これは…慈しみ育てた恋人のためには故郷をも捨て、
ただ愛のみを貫いて、戦い続ける大天使長様のお話です。
…って言えば、聞こえは良いけど実際は..
恋人にはひたすら甘く優しく、とろけるような笑顔☆
でも、恋人以外はどうでもいい…ちっとも優しく無い…どころか、
逆らう奴なぞ皆殺し上等、横暴の限り、やりたい放題…。
領土は取った者勝ち、これ当然ってねぇ。
ましてや愛する受様(恋人・ノエル君)を虐める奴なぞ、
タコ殴りにしてくれるわ!!! …な勢いであります、おお怖い。
ええ、冗談じゃなくタコ殴り(驚)
霊力も高潔さも、何もかもを持ち合わせているにも関わらず、
グーでボッコボコにタコ殴り(←ファンタジー界なのよ…一応。)
なりふり構わずの無頼派でございます。
これって何かに似てません? そう、戦国大名ですよ。
ちょうど織田信長様あたりが、このタイプ。
…とくれば対する受様も、何やら戦国武将の妻のような貫禄が~
毎日が命がけ(←命のやりとりは楽しいらしいけどね)の攻様を、
気丈に黙って見守り、待ち続ける賢妻っぷりには、読者的にはちょい感心☆
正しく1本スジが通ってもいるし、なにより愛に気合が入ってる!
なんだかんだ言っても古風で、やや腹黒く、順応力ある可愛い男なのですわ。
それにしても腐女子の姐様方、リアルじゃ昨今、
めったに見られなくなりましたねぇ~この攻様みたいな、いい男は(しみじみ…)
さて…お楽しみのベッドシーンは(意外にも)普通です。
最もインパクトあるのは、タコ殴りの喧嘩シーンでしたよ..
天使長・ルシフェルは、退屈な毎日の繰り返しに飽き飽きしていた。
他の天使は最高位の自分におべんちゃらを使い、何とか気に入られようとしてくるし、悪魔は天界に攻めてくるけれど、てんで弱くて相手にならない。
まったくもって何の刺激もない日常にうんざりしていた。
そんなある日、仕事である天使の孵化に立会いに行くと、生まれた子は神の祝福を受けながらも天使であるのにも関わらず、黒い髪に黒い翼をしていた。
金や銀の髪に白い翼を持つものしかいない天界において、その姿は忌み嫌われるものでしかなく、他の天使に処分されてしまうところだったのを、ルシフェルがノエルと名づけ、引き取ることにした。
成長したノエルは、その姿かたちから他の誰にもそっぽを向かれていたが、唯一自分を愛してくれるルシフェルに無条件に信頼を寄せていた。
ルシフェルもまた、そんなノエルに癒されていた。
ところがそんなある日、ルシフェルが留守中に、ノエルが天使長の権威を損ねるとして襲われ、翼を折られ、天界を追われてしまう。
慌てて戻ってきたルシフェルに間一髪のところを救われるけれど、ルシフェルはそんな天界に嫌気が差し、昨日まで敵であった魔界への移住を決意する――
という話でした。
今まではどちらかというと親愛の情を抱いていた二人が、相手を失うかもしれないという恐怖から、互いを想う気持ちがもっと強いものだと自覚して――という話でした。
なんというか、ノリは軽めで比較的楽しい話でした。
互いに相手一人しか心を許せる相手しかいなくて、その相手を失わないために天界から魔界へ移住するってなると随分センチメンタルな話に聞こえるんですが、実はまったくそんなことはなくて。
ルシフェルは天界にいた時から、相当に“いい”性格をしていたので、魔界に来ても何の違和感もなく、むしろ魔界の方が水があってるくらいに生き生きしている――
隠していた性格の悪さ全開。
なので、そんな切なくなるようなシーンはほとんどなく、楽しく読めました。
もちろん、そんなルシフェルに育てられたのだから、ノエルだってただの守られるおとなしい子じゃなくて、言うことは言う子で――
ちょっと切ないけど、結局ラブラブなバカ話を読みたい方にはオススメします。