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魔性の男で、魔性の攻めという珍しい設定のものをお探しの方にお勧めです。
見た目は凡庸な外見で知的な助教授なのに女にモテモテで、同時進行も平気で、学内で攻めを巡って3人の女で争ったりがしょっちゅうです。
受けが女からお金をもらっていたり、攻めが他の男を抱いたり、抱かれたりもあるので、苦手な方はご注意。
大学助教授・魔性の男な稲田多紀(36)魔性の男でヘタレ攻め×大学生・梁木瑞生 現代っ子的な性格で成長する受け
ホテルで相手をした女にお金をもらって帰る所に瑞生は、若い女ともめている多紀と出会う。
男は初めてだという多紀の激しいセックスに、圧倒される。
学内で女ともめる多紀に会って、カラダだけ、セックスだけを求める多紀を虚しく思いながらも、彼の謎に惹きこまれてしまって。
あらすじを読んだ印象で、助教授の多紀が受けだと思っていただけに、魔性の攻めだったのには驚きました。
離婚した妻だけではなく、実の娘の朱からもインモラルな意味で迫られて、『女』を刺激する男です。彼の前では誰もが『女』になってしまう。
多紀が女にもてはやされて遊びたいからと言う訳ではなく、ただセックスがしたいから。それだけ。
目の前で女がもめようが、なにも思わない。
彼とセックスが出来るのなら、3Pでも構わないという女が溢れるほどいる。
男に手を出してみても、彼の魔性の男振りは健在で、モラルのなさから蛇蝎のように嫌われるが、抱く方でも抱かれる方でも引く手数多で。
魔性の攻めなんて初めてみたので、とにかく衝撃的でした。
セックスに拘る理由は多紀の過去のトラウマからで、理由が判明した時の切なさは、格別でした。
適当にお金をもらって遊んでいた現代っ子風な瑞生が多紀と出会って、大人になるまで。
自分の存在さえも意味がないのではないかという無力感と、多紀への愛情が大人にさせたのではないかと思います。
置いていかれた多紀の方が年齢は上でも、子供みたいです。
セックス以外の関わり方を知らないので、不器用でヘタレで生活能力皆無でどうしようもない男なんだけど、そこが可愛いと思ってしまいます。
戀人─こいびと─
本編のシリアスドロドロ度はどこへやらで、甘い恋人達の話でした。
同窓会をやるので実家の方に帰る瑞生についてきて、瑞生の様子が気になって会場を見にきたりと、あの多紀が!と思うと可愛かったです。
エロ:★3 濃密な感じのエロがよかったです。ラブラブ時の多紀の執着の仕方の変化も見応えありました。
総合:★5 魔性の攻めの魅力にノックアウトされました。彼ありきのこの話です。