死にたくないので英雄様を育てる事にします ~嘘つきな僕と未来の英雄な君

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死にたくないので英雄様を育てる事にします ~嘘つきな僕と未来の英雄な君
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×28
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
65
評価数
15
平均
4.3 / 5
神率
40%
著者
ヨモギノ 

作家さんの新作発表
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イラスト
高比良りと 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799755709

あらすじ

神様の懇願に負けて彼女がお気に入りのゲームを再現した世界に転生し、美少年リアンを名乗ることになった就活生の俺。途中退場する悪役令息キャラのリアンとして、未来の英雄アルフレドを英雄様として育てるためにゲームのシナリオに沿って導くのが俺の役目。…のハズが、カッコよく成長したアルフレドになぜか迫られ、その情熱的な愛の告白に、この世界のためにはその想いに応えてはいけないと分かっていても自分の気持ちも止められず、俺は身も心もすべて受け入れてしまった…。そんなシナリオとは異なる道を選んだ俺たちに、それでも村の≪災厄の日≫は否応なしに近づいて…アルフレドと俺は定められた運命を変えられるのか――!?

表題作死にたくないので英雄様を育てる事にします ~嘘つきな僕と未来の英雄な君

アルフレッド・フラム、ゲーム(と同じ)世界で将来英雄になる予定の主人公
リアン・オーシャン、平凡な日本人・逢坂直が転生した領主の息子

その他の収録作品

  • ある花についてのこと
  • それは花が咲き乱れる暖かな日でした

レビュー投稿数3

祝・完結!!

ムーンライトノベルズで連載してる時から読んでました。この作品のファンです!!
ずっと大好きな作品だったので、こうして紙の本になって本当に嬉しかったです。

長いお話ですが、この結末を見るためにも是非ともじっくり楽しんでいただきたいです!
メインの二人だけでなく、サブキャラたちも魅力的なお話なのでいろんな人におすすめしたいです!

4

未来を変えていくのは

今回は後に英雄になる孤児院育ちの青年と
異世界に召喚された日本人大学生のお話です。 

受様が災厄の日への備える事で世界の定めを変え、
攻様の冒険譚すら変えてしまうまで
後日譚的番外編を収録。

大学生の受様はある世界を創造した女神に
その世界を救済するために召喚されます。

受様はその世界の勇者となる定めの攻様の
ライバルである村長の次男という立ち場で
攻様を勇者に育てるために尽力します。

加えて村と村人達を襲う悲劇から
遠ざけるために様々な対策を施すのです。

そんな受様の行動は
孤児で孤独だった攻様を惹きつけていき
受様と攻様は恋人めいた関係となりますが

攻様と村の未来を知る受様は
沢山の秘密と嘘を抱えていたために
素直に攻様と対峙することができません。

しかも攻様と共に戦い、
聖女となるはずの見習い尼僧は
2人が旅先で出会うはずの騎士を同行者として
村にやってくるのです。

かの騎士は聖堂騎士団の最高位である
「双璧の騎士」の1人であり
こんな僻地にやってくるはずのない人ですが

職業柄、魔物への対処法などについても詳しく
世情にも精通している上に
どんな些細なことでも面倒がらずに
丁寧に教えてくれるとても頼りになる人で

受様は助かるけれどこれでいいのかという
安心と不安と心配と心労が堂々巡り状態ですが
まだまだやるべきことは山積みなのです。

そんな受様に件の騎士は
何やら思うところがあるようですが
受様の意志を尊重してくれていた

・・・と思っていたのですが

かの騎士がこの村にやってきたのは
女神の御使いである受様を
この村から連れ出す事が目的だったのです!!

受様は岸からの申し出で協力者にあって欲しいと
教団の支部に行く事を承諾しますが

それこそが女神の御使いである受様を
災厄の襲い来る村から世界で一番安全な場所へと
連れ出すための策略だったのです。

果たして受様はこのまま騎士に拘束されてしまうのか!?
やはり"始まりの村"は滅んでしまう運命なのか!?

既刊「死にたくないので英雄様を育てる事にします
~田舎暮らしは未来の英雄と胃痛と共に」の続編で
女神に召喚された受様と未来の英雄である攻様の
異世界トリップファンタジーになります♪

続きモノだとわかっていて手を出しましたが
まさかの3冊目での完結巻でした ヾ(≧▽≦)ノ

ゲーム世界では英雄となる攻様の第1歩であるはずの
始まりの村での災厄の日がなかなかやって来ず
それまでまた長い、長い。

なのに受様が思ったようには事は進まず
女神様の余計なお助けの手が入った結果が
騎士の受様拉致事件になるのです。

受様を攫われて攻様が黙っているはずがなく
英雄様がこれでいいのか!?的な展開、
いったいどこに行くの!? と思いわされつつ

最初の予想をはるかに紆余曲折を経ての大団円で
とても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

未来の定まった世界を変えていくための伏線や
登場人物の設定も寧に描かれていたのですが
最後は駆け抜けた感が否めず

正直に言えばもう少し取捨選択されて
ぎゅと2冊でも良かったかなと思いました。

1

時間をかけてちょっとずつ読み進めるのが楽しいんだよねこういうの

長編なのですが時間をかけてちょっとずつ読み進めるのが楽しい作品かなと思います。転生したら英雄のライバル少年で村が襲われて死ぬ予定、みたいな

攻めがゲームの英雄キャラ、
受けが死ぬ予定のライバルキャラ(滅びる村の幼馴染的な)
女神様が出てきて受けに「英雄を導いてね」って言うのでライバル役を頑張るスタートなんですね
ライバル頑張るけどついつい優しくしちゃっておっと英雄から矢印が向いちゃいました、両想いで可愛いです、みたいな

12歳から始まって大人になってっていう二人の道乗りが日常~日常~日常~って進んでいくので、なるほどこれはウェブ連載っぽいなーって思いながら読んでいました。
日常を毎話積み重ねていくのウェブあるあるですよね。
一種の文化の記録みたいな、この時代こういうの流行ってたんですよって良い例となる作品かなって。

ちなみに私は一気読みしまして、連載モノは連載をリアルタイムで追いかけたほうが楽しいんだろうなって思いました。

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