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この本の後半に入りクライマックスを迎えるまで、本当は出来上がるまでいかないんじゃないか?と思うほどに歩み寄りがありませんでした。
本当の後半に入ってやっと気持ちが近づいたけれど、これはあってもキス止まりだろう?
何と言ってもまだ兄の気持ちは恋愛までいってない、一時的な安心感からのブラコンの過剰な愛情だし、、と思っておりましたところ、あとがきを読んでこの作品の評価が上がりました!
やっぱり作者さんも、兄の気持ちについては決着をつけるつもりでいたんですねv
それならいいです、、なんてご都合な読者な自分です(汗、、)
親が許されない駆け落ちで結婚して生まれた要と清司の兄弟。
両親が亡くなった事で、大きなグループ会社の経営者である祖父母に引き取られ、跡継ぎとなるべく厳しくしつけられた2人。
まだ幼く、兄の後にくっついてくる弟を守るために良い子でいようと祖父の期待にこたえるべく努力した結果が、弟の勘当と祖父の死去による会社内での危うい立場。
要の身を削るような苦労に読んでいる自分まで苦しくなります。
要は決して悪くはないと思います。
ただ祖父の期待にこたえる、その意思を継ぐ使命にこだわり過ぎて回りに気を使うことができない。
それも、彼が充分な愛情を受けられなかったからこその事だと思うのです。
次の社長の座をめぐり、副社長である要と叔父との争いという株主総会に向けての画策がこの物語のベースになります。
自分が社長になるためにどうしても株式を確保しなくてはということで、祖父の遺産分与で勘当された弟が取得した株式をなんとか自分の有効票につかいたいと弟の元へ願いに行くことで久々の兄弟再会を果たすのです。
なのに、昔家を出て行った時のままに要を拒否するような態度をとる清司。
嫌われているのかと更に苦しむ要。
だけど、清司の元へ通った時に出会ったモデルのメグの言葉、清司の姿に自分も少し変わろうと努力することで、事態は変化を迎えます。
要が自分がどんなに未熟で、上に立つものとしてはまだまだであるということを自覚した展開は悪くはないのですが、ひどいと思うのは親族を含めた周りの人々です。
どうして要に、清司に、愛を与えてあげなかったんだろう。しかも素直に。
彼等限定でどうしてツンツンしてるんだ?
本当は、お前たちの事を考えて思っていたんだよ、なんて他の人から聞かされるなんて屈辱じゃないだろうか?
要と社長を争う叔父にしたって、そうです!!
何か憤慨しちゃったです。
長々と要の事情を綴ってしまいましたが、肝心の清司とのこと。
これについては、弟の一方的な兄への欲情と恋心です。
それで兄から離れた、そして再会してもひどい態度をとったという、実にブラコンの裏返し。
ちょっと弱虫ですよね。それを兄を突っぱねることで隠してるw
要がこの清司の気持ちを知った時、ただ清司の気持ちに応えたい程度のものでしかないと思います。
それが最後の最後で体の関係ができちゃったので、ちょっと自分的にウ~ム、、、なんですが。
続編が早いうちに出ることを期待します。
要、一時の熱が冷めた時に我に返ってまた苦しむがいいww(←鬼畜?)
清司も困難にぶつかるかも?
きっと次に出るであろう続編の方が、この物語の本質と一番正念場を迎えて見せてくれることを期待しています!!
えー・・・と、なんすかね、
細かかった。
なんかいろいろ細かかった。
主人公の想いとかそーゆう、の?
スラスラ読めたし、内容的にはおもしろかった。
まあ、うん、そんなに「心に残る」感はなかったっすね。
いい小説だったな、ぐらいで。
でも、タイトルどうり胸キュンはしましたよ。
弟と兄の関係はぎこちなかったけど。
あまあま、ってわけじゃないし、まあ人によってハマる人とハマンない人とね・・・
それはね、あると思うしね、だから、お勧めする人にはすすめますじぇ^▽^
弟視点と兄視点で書いてありました。
あ・・・そうそう!!
なんか最初から最後の結末見えた。
blだからどうせくっつくんだろう、とは予想してましたけどね、
でも話が平行すぎて、山あり谷ありみたいなのはなかったなあ。
そこがヤダッタ。
この本を一言で言うと・・・・・・
「ありきたり、っちゃありきたり」
気になる人は読んでみてもいいと思います。
「時間の無駄だった」
とは、思わないと思います。(←思いすぎ(笑))