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s.s.sp
面白かったです♪
主人公「隼鷹(はやたか)」は、マンガで言えば【め組の大吾】や【ゴッドハンド輝】のような前向きで仕事に閃きのある好青年なのに、つい気になる男を思い浮かべては“いけないいけない”と頭をブンブン振っている感じが微笑ましかったです~♪
(あらすじ参照)
その「翔」には反発心、優秀すぎる上司「宗像」には心酔するあまり、隼鷹は2人を思うと・・体に変化が・・・!
気持ちの抜けないSPという仕事に、隼鷹、それはいけません♪
どれどれ?と覗きたくなっちゃうじゃないですか(汗)
えっちいシーンでは、大人の男の色気ムンムンの攻めに元気な隼鷹も腰砕けちゃうし♪
仕事面では、アクションたっぷりでドキドキハラハラと高揚させてくれます♪
結城先生って、こんな風に軽妙でアクの無い文章を書かれてたんですね^^
最初構えて読んでいたけど、キャラと文章で直ぐに肩の力が抜けて、サラサラ読めました。
亜樹良イラストもいつも通りに色っぽくて^^(へへ)
ドッキンとするHイラスト(自分比較)、やっぱりありました!
【S.S.SP】のS.S.は Sexual Secret の略。
封入ペーパーの方も必見です!
須賀隼鷹は元刑事。
刑事時代は、持ち前の勘のよさで検挙率ナンバー1であったが、始末書の数もナンバー1。
問題児扱いされてもおかしくないような状態ではあったけれども、性格のよさで課の先輩にも可愛がられていた。
そんな須賀が、体力が有り余っているから、という理由で行かされたのは皆が嫌がる厳しいSPの研修。それを受けた中から素質有りと見なされた者だけがSPの第五係に配属されるという研修だった。
須賀は当然、自分がそんな部署に配属されるわけがないと思っていたが、どういう訳か研修を終えてみると、第五係に配属が決まってしまう。驚いた須賀であったが、第五係の係長・宗方公輔の顔を見て更に驚く。
宗方は、数ヶ月前に夜勤明けの非番に見つけた犯人を追いかけた際に、逆に捕まってしまい媚薬を飲まされた須賀を身体を宥めるためと抱いた男・翔にそっくりだったのだ。
けれど、クールで禁欲的で隙のないキレ者オーラを漂わせる宗方と、淫らな言葉とテクニックで須賀の身体を弄んだ翔とイメージがまったく一致せず、須賀は宗方と翔は別人であると結論付ける。
しかし、須賀は宗方の顔を見るたびに、翔にされたいろいろなことが頭をよぎり、ドキドキしてしまう。
おまけに、宗方の仕事に対する姿勢に徐々に惹かれていく須賀は……
という話でした。
須賀は真っ直ぐで、自分の勘と五感に頼って反射的に動いてしまうところもあるので確かに単独行動が困る場面では困ったことになる可能性も否定できないけれど、それも含めて宗方は第五係の一員として迎えているので、何も問題はなく、のびのびと仕事ができている。
ただし、あの一夜の経験が須賀の頭の中にふと浮かび上がってきて、集中力を切らしてしまうことがたまに……という状況。
一方の宗方は、エリートでありながら、現場である第五係の係長であるのには実は理由があって、そこには議員の秘書をしながら襲われ死んでしまった親友への想いがあった……という人物。
そんな宗方に須賀はだんだん惹かれていくんですが、そんな時に亡くなった宗方の親友が秘書を務めていた議員の警護をするという任務が舞い込んできて……という話でした。
宗方の状況だけ字で書くと重たいように感じなくもないですが、須賀の持ち前の明るさとあんまりくよくよしないところとが、物語全体を明るくしていて、とても読みやすくて。
宗方の親友を殺したのは誰かという内容で、ミステリー的な要素もありつつ、とても面白かったです。
宗方とはハッピーエンドの最後の一回だけだったですが、それ以外にも間ではちょこちょこ翔が登場していたので、えちのシーン的にも問題なく、おもしろく読める小説だったんじゃないかな、と思います。
全体的にコミカル・軽快です。
攻めの宗方からすればシリアスで重たい事件を取り扱っているはずなのに、
受けの須賀の元気っぷりと猪突猛進っぷりのせいで全然重たく感じさせません。
コメディかと思わせるくらい軽快です。(もしかしてコメディなのかな…?)
始まりは、須賀からすると本当にとんでもない事故でした。
夜勤明けのオフの日、偶然追っていたヤマと接触してしまい、挙句の果てに如何わしい薬を打たれて危機一髪のところを、セクシーな翔という男に助けられました。
助けてくれるだけだったら良かったんだけどw 翔は据え膳を食っちゃうのですね~
俺はホモじゃない!と言いつつ、美味しく頂かれてしまいます。
折りよくSP研修などが重なって忘れかけていたところ、新しく配属されたSPの第五係の係長が翔そっくりな宗方で。
宗方は翔なのか?
尊敬する宗方が翔なわけない!!
と、ぐるぐるぐるぐる悩んでおりますw
後半には、大物政治家狙撃事件・巻き込まれて亡くなった秘書・新たに狙われた秘書、と
SPのお仕事にまつわる事件も目白押しです。
この大物政治家と亡くなった秘書とは、宗方には浅からぬ縁があり、そちらも気になるところです。
亡き親友の最後の言葉を聞けなかったと後悔していた宗方ですが、
須賀の前向きな言葉に随分救われたようです。良かった。
…実際、髪型と眼鏡でどれだけ誤魔化せるのでしょう…しかも翔と宗方はマッチョなのに…
まぁ、この二人は同一人物なわけない!と思いたい須賀が目を瞑っていただけなわけだけどw
個人的には翔のビジュアルの方が好きだな…などと思いながら読んでいました。
コミカルで気軽に読めて楽しめる作品でした。
タイトル通りSPもの。上司と部下です。
刑事の須賀は、ピンチを助けてくれた謎の男、翔にあれこれされてしまい、忘れられなくなる。
ところが、SP(警視庁の架空の部署)に抜擢されて行ってみると、翔そっくりの上司、宗方がいた。
超一流のSPでリーダーシップもある宗方に惚れるけど、翔のことも気になり。。
という展開でした。
ドギマギしつつかわいく尻尾を振ってしまう須賀が、耳たれワンコ風味でかわいいですね。
スパダリにいいようにされる乙女の図式です。
ノンケなので戸惑いつつですが、宗方の色気の前には抵抗できず。
因縁ある大臣は、いくら何でもこんな人大臣になれないんじゃ、と思うような人物でしたが、細かいことは気にせず。気軽に読めば大丈夫だと思います。