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この身を焦がす愛も憎しみもすべてあなたが教えてくれた――
anata wa boku wo aishiteinai
攻のミハイルはドイツ人で超優秀な脳神経外科医。受の海堂も超優秀な脳神経外科医。よって知的な雰囲気の話となっていますが、バッドエンドを予感させるようなことが多すぎて読了後はグッタリで、泣かされました。小山田あみさんイラストが作品の雰囲気にピッタリ合っていて素敵です。
以下ネタバレしています。
過去、この2人はウィーンの医科大学病院で同じチームになり、将来を誓い合った恋人同士でした。しかし国費留学していた海堂が報告や手続のために一度帰国することを切っ掛けに別れたのでした。この時ミハイルは不治の病に冒された弟がいることを知り、その子の面倒を見るために、あらゆることを犠牲にしなければならないと考えていました。
その後それぞれに活躍していた2人でしたが、海堂が交通事故のせいで二度と執刀できなくなってしまったことで状況は一変します。今でもミハイルのことを忘れられない海堂はドイツに飛ぶのです。けれど、再会したミハイルは「大切な人と一緒に暮らしている」「手術もできない役立たずのくせに何をしにきた」と冷たい態度。そんな冷遇にも海堂はめげません。
ミハイルのボスと海堂のボスとが知り合いだったことから、しばらくの間2人は一緒に働くことになります。そして、ある事件を切っ掛けに海堂は彼の弟と知り合い、その治療スタッフとしてチームに参加させて欲しいとミハイルに頼むのですが、難題をふっかけられ、それがクリアできれば参加を認めてやると言われてしまいます。それは「事件に関わっていた男たちを誘って犯されてみろ!」というもので、海堂は本気でクリアしようとします(ミハイルが未遂に終わらせますけれど!)。そんな彼にミハイルは「見知らぬ男たちに平気で抱かれようとするくらいなら俺の肉欲を満たす相手になれ!」と言い、2人はミハイル宅で同居することになります。
お互いに好き同士なのに全く通じ合うことがない2人。最後まで、この調子なので泣かされます。ミハイルは、ずっと海堂のことを想い続けてきたのに、弟を守ってやらねばならないから・・・・と本音を隠し続けているし、海堂は海堂で「ミハイルが幸せなら僕は満足です」「星のように花のように遠くからジッと見つめているだけで満足です」という感じで・・・。まあ最後は、弟くんのおかげで海堂はミハイルの本心を知ることができて、ドイツを去ろうとしている彼に「僕をもらってくれ!」と本心を告げてハッピーエンドとなるのですが。
巻末にある後日談の短編が凄く面白かったです。海堂の占い結果は「恋愛運がない。ことごとくハズレくじを引く」で、ミハイルの占い結果は「恋愛運に恵まれる。最高の相手を引き当てる」という正反対のものでした(笑)
2011年発刊の作品の再編版、「シナプスの柩」のスピンオフ、医療もの。
東欧出身の人達が登場する物語。
あとがきには、ウクライナ出身のバレエダンサー、マラーホフの話題が出ていたけど、
ウクライナはいまだに難民を出している戦乱の地。
ミハイルは、戦地を回る医師として活動
・・今でいう国境無き医師団のような活動に出発する。
・・不器用なミハイルは、一臣を戦乱に巻き込まないために別れようとする。
訳を知らない一臣がずっと悩み続ける事に気付かない。
今だに東欧は戦乱が続いていて、なんとも言えない展開だった。
あとがきに有ったけど、華藤先生のもう一つの仕事は、書評家だと知らなかった。
この小説には、実際に出会った人達がモデルになっているそうで、
東欧に早く平和が訪れる事を願いつつ読了。
実はこのお話、「シナプスの柩」のスピンオフです。
あのお話で北斗医科大学病院の脳神経外科医として登場していた海堂一臣のお話。
といっても、コレだけ読んでもちゃんとわかりますが。
研修医時代に一緒にウィーンの医科大学病院の脳神経外科で働いていた一臣とミハイル。
ほかの人間と馴染まないミハイルに最初はよい印象を持っていなかったが、少しずつ近付くにつれてその人となりを知る。
そして、それはやがて恋となり2人は恋人となるのだが、研修期間が終わると共に一臣は日本へと戻らねばならず2人の恋も終わる。
それから7年。
その恋をどこかで引きずったまま生きていた一臣はあることがきっかけで再びミハイルの元を訪れようと決心する。
そうして、再会を果たすがミハイルの態度は冷たくて…。
初恋、別れ、再会。
身代わり、言えない気持ち、愛しい気持ち。
タイトル見ただけで、もうせつないお話なんだなってのはわかるんですが、やっぱりせつないお話でした。
ウィーン時代の恋は一臣にとって一生に一度のような恋で。
フト最後に何を思うかと考えた時に過ったのはミハイルとの再会で。
それを叶えるために再び訪れた地で見たのは最愛の異母弟・マリオンを深く愛しているミハイルの姿。
マリオンは病のせいで幼いままに時を止めていて、残された時間も少なく。
それゆえに、余計に寄り添いたいと考えた一臣は自分の気持ちを告げにままにミハイルをうまく挑発する?ような形で医師としてそばに。
そして、よからぬ噂を消すためにカムフラージュとしてミハイルと付き合うことに。
気持ちはあるのに告げられず。
伝えたところで返ってくるものはなく。
そんな中でミハイルの都合に合わせて抱かれる。
ミハイルは一臣を試すようなこともしたけど、一臣は強かった。
ただ1つ「ミハイルを好きだ」という気持ちだけで全てを自分の中に秘めてやっていこうとするところがせつないです。
自分のことよりもミハイルの望むことを、と考えるところがせつない。
これも一種の健気なんでしょうか。
男前な健気。
健気がちょっと屈折してるけど。
そういうところが非常に好みなんだけれど。
一方、ミハイルも実はなかなか複雑な人物でした。
最初は傲慢な冷たい人間のようにも見えたんですが。
一臣との最初も「好きだ」とかじゃなくて「俺に抱かれたいのか」だし。
けれど、ミハイルはミハイルなりにいろいろ考えていて、一臣を巻き込みたくないと考えていて。
だから、突き放すようなことをしたり。
それでも、不安に圧されて手を伸ばしてみたり。
無器用で歪んでるんですよね。
一臣視点で物語は進むのでなかなかミハイルの心は見えてこないんだけれども、最後にマリオンが残したノートによってそれがなんというか非常にまたせつなくて。
互いが互いのことを想って身を引くような形をとっていて。
取り戻すことを恐れてもいて。
とにかくせつなかったです。
そして、この物語のキーパーソンとなるマリオン。
彼の人生もまたせつないような…。
いや、マリオンはきっととても幸せな人生だったと思っているだろうけども。
彼のおかげで再び巡り合わされ運命が回り始めたと言っても過言ではなくて。
マリオンとオスカーも幸せになれればよかったのに…と思わなくもないけど、彼らの繋がりは何よりも深くて。
マリオンの一番だったミハイルよりもオスカーのことが好きだとマリオン。
身体の繋がりがなくても一緒にいるだけで気持ちいい。
それこそが真実の繋がりで。
この後、オスカーの生涯は淋しいともいえるのかもしれないけれど、ずっとマリオンのことを想っていて欲しいと思いました。
「シナプスの柩」のスピンオフということで樋口も電話で登場。
時間軸的には、シナプス以降の時間のようです。
あと、「欲望と純潔のオマージュ」の2人の話題もチラリ。
一臣が蒼史におつかいを頼まれてました(笑)
そして、あとがきの後の「エゴイストMの憂鬱」
その後の2人なわけですが。
………ミハイル、かわいいv(笑)
一臣が占いをしてもらうのですが、恋愛運とかとにかく運が付いてないみたいなことを言われて、まるで俺が疫病神みたいじゃないか!と内心で苛々してるみたいなお話。
で、内心で「くそぅ。今夜は足腰立たなくなるまでヤってやる!!」みたいなことを考えてるの。
本編ではそういうところ見えてこなかったので、非常に楽しかった。
ただ、あとがきにも書かれてますが本編の余韻に浸りたい方は後日読んだ方がいいかも。
あまりに雰囲気が違うので。
私はどちらのミハイルも好きですが。
『シナプスの柩』のスピンオフ、そこに登場していた脳神経外科医の海堂が主人公なんですが・・・
子供返りした水斗に「お馬さん~」なんて言われていた海堂が、こんなに男前できれいな男、しかも受けだったなんて!!
てっきり攻め属性かと思ってましたよw
読んでいて苦しかったデス。
二人とも互いの気持ちは”きっとそうだろうな~”とわかってはいるのです。
でも海堂が、ミハイルが、二人が互いの事を全てを霧に包まれたようにと言うように、モヤモヤ~っとぼかしてかすませて、見えないようにしてしまっている。
故意のすれ違いが苦しくて苦しくて!
そうさせる二人の原因というものの設定も、無理なこじつけではなくてとてもすんなりと受け入れられるもので、華藤さんのこういった苦しい葛藤の小説は本当に読み応えがあるな、とつくづく思うのです。
海堂は、それなりにトラウマがあったりする人だけど、基本前向きでいい人だと思います。
人の心を思いやることのできる人。
だからこそ、ミハイルの気持ちの先読みをしてしまって自分の想いをダイレクトに告げることができなくて、天の邪鬼な言動をしてしまう。
ミハイルは、超ツンデレです!
自分に素直じゃない根っからの天の邪鬼。
憎まれ口で相手を挑発して、相手からの言葉を待っているような人でもあるんだけど、根が素直じゃないんでちょっとドS傾向が前面出ししながら本質のヘタレを隠しているって感じ。
すごく良く解るんだけど、ちょっと複雑な人かなww
この二人を取り持つ(?)きっかけになるのが、障害を持ち命が長くないとされているミハイルの異母弟のマリオン。
彼の持つ障害はとても重いもので苦しいけれど、彼が明るくて純粋なのが救いです。
ミハイルとマリオンのスキャンダルについて、マリオンの障害を考えれば仮にも兄弟であるのだから、ありえないと思えるはずだけど、日頃のミハイルの余り人に好かれないひねくれ者の性格と、マリオンの行為を考えるに、禁忌の関係はありえるのかも?と思ってしまうのは仕方ないですよね。
彼のラストに思わず胸がつまって涙をさそわれてしまったのだけれど、マリオンがつけていたノート。
覚えていることの他に「忘れること」を綴ったノートが出てくるのです。
これが出てきた時、あとがきの小山田さんのイラストをまさに連想して、深い感動の反面、マリオンに”これは忘れろよ!」とかいって、海堂の事をノロけたり、愚痴ったりしているミハイルの姿を想像して笑いがこみあげて・・・(爆)笑う所じゃないのにwww
海堂は、事故によって手術執刀ができなくなったことで、そしてミハイルとの再会でマリオンと出会った事で新しい道を見つけることができた。
そして、ミハイルと海堂はマリオンの願いの通りに一緒になることができた。
すれ違いも多かったけど、二人にとっては、積み重ねてきた色々な出来事が全て”おかげ”となって深く結びつくことができたんだよな~と思うのです。
海堂は男前受け、ミハイルは狭量のドSヘタレ。
マリオンがピエタを二人になぞらえた比喩が絶妙でした!
華藤えれなさんは本当に細部まで丁寧に描きますね。
ストーリーも背景も人物に至るまで。
読んでいてその世界に引き込まれていきました。
私は健気受け、自己犠牲精神に富んだ受けがツボなのですが、この作品も王道をいってますね。
そしてこの受けはただ単に、健気・自己犠牲溢れているだけでなく男前なのです。
見た目だけでなく、中身が特に。
攻めのミハイルがとんでもなく偏屈で不器用な性格でとんでもなく俺様なので、色々傷つけられることも言われるし、最悪なやり方で気持ちを確かめようとしますが、受けの彼が言い放った言葉、姿勢、言葉尻が男前だなあと悶えるほどにいいです。
この話しに漂うのは、終始切ない空気です。
最期の方まで二人はどうなるのー?とハラハラしましたが安心できる終わり方でした。
あとがきの後に「エゴイストMの憂鬱」、ミハイル視点の話しですがとてもいいです。
コメディのようですが、読めないミハイルの心の中を少しというかだいぶの覘けました。
ああ、もう安心だなと、それだけです。
久しぶりに号泣しました。
交通事故でメスを握れない身体になった天才脳外科医の海堂一臣(受)は、初恋の相手ミハイル・ヘルシュタット(攻)に会うためにベルリンを訪れる。しかし、ミハイルは腹違いの弟マリオンを恋人として愛していると言う。ミハイルとマリオンを世間の目から守るため、一臣はミハイルの偽恋人になる。
後書きで挙げられているキーワードは
「大人の純愛」
「再会」
「身代わり愛」
「挫折」
「再生」
「再出発」
上記のキーワードにピンときた方はネタバレ無しで読むことをお勧めします^ ^
読み応えがありました。
あとがきによるとテーマは「大人の純愛」
再会、身代わり愛、挫折、再生、再出発がキーワードだそう。
固く愛を誓うも、とある事情で別離してしまったミハイルと海堂。
事故で死にかけた際に「ミハイルにもう一度会いたい」という気持ちが湧き上がり訪独するも、彼から「今は恋人と暮らしていて彼を愛してる」と告げられます。
その恋人が異母兄弟のマリオンで、彼は脳に腫瘍を患っていて余命一年。
記憶障害があり、純真無垢でありながら性に奔放でミハイルとも近親相姦を噂されており、その噂を消すためにマリオンを看取るまでという条件で恋人を演じることになる海堂……。
まぁミハイルがキッツイんですよ。
天才的な脳神経外科医だったのに、事故のせいでメスを握ることができなくなった海堂に対して、「使えない医師など、ただのゴミだ」とか容赦ない言葉をあれこれ言っちゃう。
おまけに「他の男に抱かれてみろ!」という鬼畜な条件を突きつけるので、読んでて、こんにゃろーー!!って思うんだけど、その割にはしつこく過去の男の数を聞いてきたりとあれこれダダ漏れしてるので、あぁまだ好きなんだなと安心して読めます。
そして海堂。
マリオンが、二人の姿をバチカンのミケランジェロのピエタ像になぞらえていたけれど、まさにアレです。
最高の脳外科医でありながら最愛のマリオンの病を治せないミハイルの無力感や苦しみなど全てを受け入れようとする静かな男前受けです。
この作品が素晴らしいのは旧東ドイツや、ユーゴスラビア紛争を絡めて書いてきたところ。
旧東ドイツで社会主義的なエリート教育を受けて育ってきたミハイルや、国の犠牲となった家族の存在、そして統合により昨日まで正しかったことが意味を成さなくなるという価値観の崩壊。
そしてかつての同僚だったボスニア人のニコとセルビア人のヨヴァンの存在。(私はマリオンよりも、彼らの在りし日の姿と現在に泣いた。)
そういった故国の紛争や喪失、そしてホスピスという舞台でマリオンが照らし出す死生観が素晴らしかった。
そういったものにあれこれ泣いてしまったし、ミハイルの性格が多少(多少か?)メンドくさいものになったとしても仕方ないかなぁと思えたんです。
そして国に翻弄され辛酸を舐めたミハイルが言う「それこそ、なにがあっても生涯、私を愛していくと神の前で誓え」というかつての約束。
なによぉ……この二人、めーっっちゃくちゃ重い愛を交わしてたんじゃないの……とその重さに呆然。
それでも別れを選んだというのも愛ゆえなわけで……。
だから「ミハイルはおバカさんで不器用です」は真実。
「おバカさん」は太字で強調したいところだし、個人的には「ヘタレ」も書き加えたい。
最後の最後まで本心を隠している膠着状態の二人。
このままお別れエンドかと思いきや、マリオンが遺したノートのおかげで……というあたり。
隠し玉というよりも、あまりにも詳細に書き残しているところが、マリオン、意外と文章書けたのね……感と相まって、ちょい飛び道具っぽく感じてしまい泣けませんでした……。
そして巻末の攻視点の「エゴイストMの憂鬱」
「本編とかなり温度差があるので、できたら明日以降にお読みください」とあるように、コメディ色の強い番外編で笑えました。
東西の占い師に「恋愛運は最低・悪趣味のせいで、ハズレくじ続きの人生」と言われてしまう海堂の姿に、大いに自覚しつつもモヤるミハイル。
「ミハイルはおバカさん」のフレーズそのもので、笑えます。
攻めのミハイルがあまりにも冷たすぎて読むのが辛かったです。
あとがきの後の書き下ろしを読んでようやく心が満たされた気がします。
天才脳外科医の海堂は事故に遭い生死をさまよったのをきっかけにずっと忘れられない過去の恋人に会いにいきます。
海堂は事故のせいで二度とメスを握れない体になってしまったわけですが、詳しい事情は知らないにせよミハイルの態度があまりにも酷いと思いました。本人が一番辛いに決まっているのに暴言をはかれて海堂が可哀想でした。
ミハイルには恋人がいて腹違いの弟だというのですが海堂は世間の目からミハイルと弟のマリオンを守るために恋人役をする事になります。
最後まで読んでしまえば二人とも不器用で愛しい人たちだなぁと思います。 ちゃんとハッピーエンドなのですがマリオンの日記がなかったらこの二人はどうなっていたんだろうと思うとミハイルにもっと頑張って欲しかったですね。
SSのエゴイストMの憂鬱はミハイル視点で面白かったです。
海堂も「恋愛運が最悪でハズレくじをひく」って恋人の前で言ってしまうなんて天然なのかワザとなのかその時のミハイルの顔を想像すると笑っちゃいます。 なんだかんだでお似合いな二人だと思います。
ふたり揃って不器用&ツンデレ&素直じゃなさすぎるカップルのお話でした。
ミハイルは、ただでさえどん底な状態にある海堂にそこまでイケズな対応取らなくてもいいんじゃないの? と何度思ったことか。まぁ、そんな態度にも何か裏があるのであろうということは想像出来るのですけどね。それにしても酷い仕打ちの数々でしたよーー。
ミハイルの弟のマリオンは天使でした。マリオンが海堂のことを「天使さん」と呼びますが、マリオンが天使でキューピッドでしたね。
とにかく気持ちが通じ合うまで、絡まりまくり捻れまくりの二人でした。途中、かなり辛い展開もありますが、救いのあるお話です。
本作は「シナプスの棺」のスピンオフだそうです。確か以前に読んだことがはあれど、かなり忘却状態、ですが問題なく読めました。せっかくなので「シナプスの棺」も引っ張り出してきて再読してみようと思います。
あらすじから。
医師同士、留学先のオーストリーの医師、ミハイルと恋仲だった海棠だが、帰国とともに分かれてしまう。
日本では実家の病院を継ぐために、ゲイであるにも関わらず結婚させられそうになるが、事故に遭い執刀出来ない体となってしまう。忘れられない恋人に会いに、単身渡欧するが、ミハイルは冷たく、弟を愛しているから君は愛せないとつきはなされてしまう。
このミハイルがとにかく冷たいので、愛情を感じる場面がほとんどなく、つらい読書でした。もうこのままバッドエンドかなと思いましたが、最後は種明かしがありハッピーエンド。SSはもっとあまあまにして欲しかったけど、急には無理だよね。。