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sousakan wa kyouryuu to nemuru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
恐竜と恐竜の化石に目がない古生物学者のサイラス。
ある日、発掘現場で恐竜ではなく頭を銃で撃ち抜かれた人骨を発掘してしまったことから始まる物語。
殺人事件を発掘した現場へと捜査に駆け付けたのは、青みがかった印象的な緑色の瞳を持つ、美しいFBI捜査官・リンだった。
アメリカを舞台に繰り広げられる事件もの。
いやはや、面白かったです。
読みやすい文体と、正反対な2人が繰り広げる恋模様にプラスして、過去に起きた殺人事件の謎を2人と共に追っていくドキドキ感もある。
殺人事件ものって、事件方面に力を入れてしまうとBL的な要素が薄くなってしまいますし、逆に恋愛に力を入れると事件要素が薄くなってしまいがち。
こちらの作品は、230Pほどの厚みの中に萌えも事件もバランス良く織り交ぜられています。濃厚さを求めると少し違うかなとは思いますが、"ちょうど良い"が楽しめる作品。
おいしいところをおいしく食べられる、2時間ドラマ的な良さがありました。
そして、キャラクターがどちらも魅力的。
メインキャラクターであるサイラスとリンが2人ともアメリカ人なこともあって、会話のやり取りから海外ドラマや洋画の吹き替えのような雰囲気がちらりとする。ユーモアを交えた会話というのかな。
読んでいて小気味が良かったですね。
1億4千万年前の生き物に興味はあっても、進化した人類には興味がないと言う人嫌いで皮肉屋な考古学者と、クールで取り澄ましたようなFBI捜査官。
一緒にすれば犬猿の仲になりそうな真逆の性格を持つ2人が、1人の人骨と殺人事件をきっかけにして少しずつ少しずつ近付いていく。
全編攻めであるサイラス視点で進むのですが、サイラス視点で見るリンがどんどん柔らかく変化していくのがものすごく可愛い。
属性でいうのならツンデレにあたるのかなと思うのですけれど、それがまたちょうど良い塩梅なんですよ。
サイラスという人がですね、懐が広くどっしりと構えた男らしくて頼りになる人なので、なおさらリンがデレが多めの不器用な可愛らしい人に見えてくる。本当に可愛かった。
吊り橋効果的なものもあって、これはどうなっていくのかなーと思っていたら、これまたサイラスが良い攻めで。
とっても読み心地が良い組み合わせでした。
どっぷりと依存はしないけれど、しっかりとお互いを想い合う大人な2人なところも良かった。
有馬かつみ先生のイラストもぴったり。
面白くて、作家様の他作品も追ってみたくなりました。
アメリカシリーズ、気になります。
1冊すべて表題作です。
サイラス(攻め)の視点でストーリーは進みます。
サイラスが発掘現場で人間の白骨を発見。その殺人事件の捜査にリン(受け)がやってくるという話です。
事件捜査と恋愛模様のバランスが良い作品だと感じました。
二人が親しくなる過程も自然でしたし、主役二人はもちろんですが弟子チャーリーや犯人のキャラも良く、続編が読みたいと思ったくらいです。犯人もまったく見知らぬ人間でもなかったのがまた良かったです。
恐竜のロウソクや「他の男とベッドでいたら立ち直れない」など、事前に提示されていた話もきれいに回収されていて、もやもやが一切ないスッキリした内容でした。
私はもともとクールでツンデレっぽいけれど実は攻めに甘い受けが好きなのですが、リンもそんな感じでお気に入りです。甘い風呂場でのエンドもニヤけてしまいました!
サイラスが素敵なワイルドマンですし現場風景の印象から「インディ・ジョーンズ」っぽいと最初は思ったのですが、あちらは考古学者でした…。作品序盤でも弟子のチャーリーにサイラスが違うと説明する場面がありましたし、古生物学者を映画で例えるなら「ジュラシック・パーク」の方になるのでしょうが、イメージはあっちの方が近いと感じた内容でした。
ワイルドなサイラスと、知的なリンのイラストも素敵でした。
どっぷり切ない話に浸りたい方には不向きでしょうが、エンターテイメント性が高く読みやすい作品です。お勧めです。
古生物学者のサイラスが恐竜の化石を発掘していると、そこに出てきたのは、人骨。
それも昔のものではなく、最近のものであった。
発掘現場が、事件現場になってしまうという最悪の状況に、捜査に訪れてきたのは、クールな美貌のFBI捜査官・リン。
サイラスは、過去の出来事から人と深く関わろうとすることをやめてしまい、今回の捜査も、発掘現場を荒らされてしまう、という理由からあまり協力的な気持ちになれずにいた。
対するリンは、高飛車なエリート様で、街から浮きまくっていて、捜査に協力的でないサイラスにいい印象を抱いているはずもなかった。
そんな二人の相性がいいはずもなく、いきなりぶつかり合ってしまう。
ところが、被害者がリンの慕っていた先輩同僚と知り、なんとなくサイラスはリンを放っておけなくなってしまう。
ついついリンの取り澄ました顔を崩してやりたいのも相まって、リンにちょっかいをかけてしまう。
どうして自分がそんな気持ちになるのか、サイラスはわからずにいたけれど……
という話でした。
取り澄ましたやつだと思ったら、意外と表情豊かで、その取り澄ませた顔を壊してみたくなって、あっちこっちつつきまわしてるうちに、気づいたら相手のことを忘れられなくなって、今度はゆっくり距離を縮めようと思ったら、思わぬ災難に巻き込まれて、一気にステップアップしちゃったけど、それを「つり橋効果」的なものにしたくなくて、少し距離を置こうと思ったら、相手にすねられた……って書くとなんかかわいいですね。
でも、おおよそこれで間違ってないと思います。
作者さんは「ツンデレ」をリンで目指したようですが。
ちゃんとツンデレになってますよ!
こういうどちからというと、攻めが大人な話は、少しくらいデレ要素が多い方が萌えますね!
ワイルドな古生物学者×繊細な金髪捜査官の
ミステリーありプチアクション冒険ありロマンスいっぱいの大満足な内容でした!
最近金髪外人受けに嵌ったので悶々と探していたところに
運命の出会いをアマゾンで・・・(笑)
日本人受け、や外人攻めはよく見かけるのですが、この作品は攻めも受けもアメリカ人です。
主人公のサイラスはワイルドでガッチリしたイケメン学者で
『俺は雑種系だからな』とあるように
アジア系やフランスイギリスインド日本と色々混ざったワイルドマン
仕事一筋で恐竜が大好き
過去に結婚を決意するほどの恋愛をしているのにフィアンセと親友に裏切られているという、なんともキュートな独身博士です。(でも体育系)
対する受けのリンは眉目秀麗、黙っているとお人形みたいなクールで
『アイス・ドール』なFBI捜査官。
でもジュードーの達人で酔って怒るとてんやわんやしてしまうツンデレっ子です。お嬢ちゃんって言ったらダメです(笑)
ゲイであるが為に自分を恥じていて、
過去に同性に告白をしたことを悔いています。
始めは発掘現場を荒らされる懸念からぶつかる二人ですが、
徐々に、お互いの仕事への誠意さから打ち解け、引かれていく描写は
とても自然でした。
洞窟で閉じ込められるシーンもリンがとても健気で、
サイラスが情熱的でとってもロマンチックです!!
でも特に私が好きなシーンはサイラスが恐竜について語るところ
リンが『男同士の告白』を後悔しているくだりで、
サイラスが『自分の初恋は恐竜だ』と始めます。
『初恋の相手が一億四千万年も前に死んでるなんて、ひどい話だろ?』と
同性で恋をしたっておかしくない、と伝える為に
リンを笑わせようとするところには、彼のふところの大きさ、思いやり
ユーモアを感じて、つい涙ぐんでしまいました。
とても素敵なシーンです
肝心の捜査官殺しについては読めば犯人が解るのでいいかな(笑)
ラブシーンが少ないイメージのキャラ文庫さんからの出版ですが
そこはたくさんサービスがあって、後日談まであって大満足です!
有馬かつみさんのイラストも本当にイメージにピッタリで素敵でした
ちょっと落ち込んでるした日に読んだのですが、たくさんの元気をもらって
幸せな気持ちになりました。サイラスとリンにはずっと幸せでいてほしいですね。
学生の頃人類学科でネコ引きずって発掘のバイトをしていた日々を
思い出しながら、エキストラ気分(おこがましいww)で二人をハラハラワクワク応援しながらの読書。
とっても楽しかったです!!
外人萌えさんに超超オススメです!ハッピーになれますよ~
ああ面白かった!!