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syokugyou ouji
CDが大好きでかなり前に購入しました。最近また読み返したんですが、何年経っても素晴らしい作品ですね。
攻めがアラブの王子(受)に拉致られるという当時はかなり珍しい設定。エロ密度が高い中ストーリーもちゃんと作りこまれていて、最後はハリウッド映画的なハッピーエンドになっております。個人的に空港での別れシーンが印象的でした。サイード、グッジョブ!
一番の読みどころはリインとアヤの関係性ですね。すれ違いながらも少しづつお互いを理解しようとする不器用な二人。アヤはリインの支えであり、ちゃんと叱ってくれる相手。初めて「神」ではなく「人」として扱ってくれる大切な存在。そんなリインを心から愛おしく思うアヤ。今まで色んなものを諦めてきた彼に「もう失いたくない」という気持ちが強く芽生えていく。本当に良いカップルです。
大昔に読んだことがあるので再読ですが、記憶がさっぱり残ってないので、未読と同じ気持ちで楽しめた。
商業小説では珍しい襲い受け。この時点で神。
受けによる攻めへの逆レイプが大好物なので、同士は絶対にこの一冊に満足できる。
自分の国に拉致してベッドに攻めを括り付け、一滴でも強力な媚薬をドバっと攻めのペニスに垂らして、挿れたい挿れたい思わせてからの騎乗位。
ただ自分が気持ちよくなれればいい受けは、攻めに極厚のゴムをつけて簡単にイカせないようにする鬼畜受け。
受け優位最高。
ある日、ゴムをつけ忘れてしまい、強力な媚薬がついた攻めのペニスを受け入れて、受けの中は熱くて痒くて苦しむ。自分の指だけでは奥に届かずに、でも正直に攻めに求めることが出来ずに泣いてしまう。快楽に弱いツンデレ王子が可愛い。
強制的に帰国させられるも、攻めの努力による再開にキュン死。
砂原さん×アラブというのがあまり想像できなかったけれど、テンプレアラブではなくて良かったです。
アラブ攻めじゃなくて、アラブ受けだし。
小椋ムクさん×アラブというところも、これまた新鮮。
ずっと積み本にしてて電子の本棚に並ぶ表紙を何度も目にしていたのだけど、あらすじを見るまで「アラブもの」だとは気づかなかった。
わがまま王子にかっさわれて、異国で性奴隷にさせられ、夜な夜な王子様にご奉仕するというやつなので、さぞやエロエロかと思いきやエロ描写はさほど濃くもなく。
そして傍若無人な淫乱王子かと思いきや、実は可愛らしくて、実は国のことを誰よりも思う孤高の王子であるという内面が次第に解けて見えてくるところが良かったです。
とても良かったのは異国の風景描写。
ただのお綺麗な風景描写に終わらず、そこに心情を上手くなぞらえるところがとても良かった。
「月の丘」と呼ぶ砂丘と辺り一面に広がる砂漠と無数の星々といった途方にくれるほど広大な景色を細やかに表現する箇所が素敵で、特に天の川を「天に川の流れさえも描く無数の星」と表現するところが好きでした。
「天に川の流れを描く無数の星」じゃなくて「天に川の流れさえも描く無数の星」とするところが。
そして国のために生きようとする王子が、自分の心はあの「月の丘」に置いてきたという箇所。
どんな大きな岩ですら次第に砕けてやがて砂になる砂漠に自分の想いをなぞらえたところが、この作品の中で一番好きなところです。
タイトルの「職業、王子」も読む前は、もうちょっと上手いタイトル無かったのか?と思ってたけど、読んでる途中で「なるほど!」となり、読後はこのタイトルで良かったと思えるところも上手いなあと思います。
アラブの王様(王子様)に拉致監禁されたら、まさかの王子受けだったという話……(ざっくり)
今までアラブの拉致監禁モノって王様攻めがほとんどだったと思うんですが、まさかの王子受け。ちょっとこの辺りが新しいところだと思います。
まあ、ちゃんと説明すると。
親の借金のせいで、AVビデオレンタル店に勤める綾高大地は、突如、店を訪れた職業欄に「王子」と記入した少年に拉致され、目を覚ましたら、砂漠の国にいた。
そこで、リインシャールという王子に性奴隷として扱われる。ただし、自らが攻めとして……。
最初は無理やりだったけれど、次第に国を想うリインの気持ちに触れて、リインに対する気持ちが変化していく……という話でした。
さらわれたのにも関わらず、攻めだったというのが斬新ではありましたが、後はほだされ系の王道でした。
おだやかなトーンでつづられるアラブ系BLなので、そういう小説がお好きな方にはお勧めします。
初アラブもの。
受けじゃなく攻めが性奴隷にされるというシチュエーションに惹かれて購入。
親の借金のせいで大学中退を余儀なくされ、AVレンタルビデオ店で働いていた綾鷹。
ある日突然、店に白装束のいかにもアラブ〜な怪しい集団が現れます。
どうやらその集団の1人だけ色白で若い青年(リイン王子)は、触手もののAVを買って帰りたいらしい。
レンタルビデオだから売ることはできないと何度も説明してるのに全然人の話を聞かない王子。
いくらだ?→売れない。の押し問答が始まっちゃいます。
仕方なく借りることに同意するものの、申込書を書いていたらまだ17歳で結局売れないことが判明。
また言い合っているうちに、王子はAVを持ち帰ることは諦めるのですが、代わりの土産が必要だと言いながら傍に立っている男に声をかけると、次の瞬間綾鷹は鳩尾を打たれ、強制的に意識を飛ばされます。
そして気が付いたらそこは見知らぬ土地…
リインに性奴隷として買ったと言い渡され、逃げられないアラブの宮殿での性奴隷の日々が始まります〜
途中までセックス中はずっと側近のサイードが監視してるんですが、最初は抵抗があったもののだんだん気にならなくなっていく攻めの順応力が高いです。
2人でセックスしているというよりも、リインが綾鷹を使ってオナニーしているという感じなんですが、強力な媚薬を使って勃たせたくせに極厚のゴムを使って綾鷹が生殺し状態になってても自分には関係ないと言うリインが鬼畜でした。笑
奴隷とは言われたけど、夜のお務め以外は基本自由で宮殿内を歩き回ったり、ラクダに乗ったりしてます。
綾鷹は思ったことは結構はっきり言う性格なんですが、リインに歯向かっても罰を受けることもなく、戸籍は消されたもののなんだかんだ人権は損なわれてません。
そしてそんな日々にも慣れ、同時にリインの過去や芯の通った性格も知っていき、気が付いたら綾鷹はリインのことを可愛いと感じるように。
リインの方も綾鷹へは信頼を見せ始め、一方的だったセックスも徐々に形を変えていきます。
でも綾鷹の日本に帰りたいという思いは健在です。
リインへの気持ちとの間で揺れながらも何とか日本へ帰ろうと画策します。
それが仇になって危険な展開になったりするんですが…
リイン王子、性奴隷として買ったとか言うし、やってることもめちゃくちゃだから初っ端読んでる時はただわがままな王子なのかと思ったら結構深刻に国のことを考えてました…
私は王子だ、という傲慢に思えた言葉。
王子だから国の物は全て自分のものだという言葉の裏には王子だからこそ手に入らないものもある、という孤独な面がありました。
自分の欲を第一に考えているのかと思いきや、そんなことはなく、国の未来を見据えて国のために死ぬ覚悟さえ持っているリインがかっこよかったです。
ラストはハッピーエンドになってよかったですが、思ったよりあっさり終わるので、せめて後日談があったら嬉しかったな…
…それにしてもカトラカマルの王族の性教育の設定が何気にすごい…成人前には知識だけでなく実施で学ぶってえろいな〜
あと初めて中に出された時、汚いって言って泣くリインがかわいかった。
精液を汚物扱いされる綾鷹…
エロに関しては結構楽しめました。
「職業、王子」でアラブときたらおきまりのパターンか?と思い長らく手をつけていなかったのですが、思い立って読んでみました。
まず主人公のエロビデオ店長、綾高がひょうひょうとしてさばけてるのがいい。お相手がアラブの王子で、一般人の綾高はめくるめくおとぎ話展開にまきこまれてしまうのだが、そんなちょっとコミカルな設定にもかかわらず、王子の苦悩がメインのストーリー。
おまけに、攻めにさせられちゃう綾高っていう設定もエロくていいですね。
確かに甘いのだが、思ったよりは変化球で楽しませてくれました。
初っ端から、なんとぶっ飛んだ設定なんだと衝撃が。
アラブの王子さまはなぜか真っ白美肌の金髪蒼眼。
綾高大地はそんな王子に気に入られ拉致され、アラブ小国まで運ばれ、性奴隷となれと命じられ…犯されるっ?!と思いきやなんと犯されたかったのは王子なのでありました。
攻め視点から始まり、時折受けであるリインの視点が入ります。
真面目で正義感が強く一本気のアヤは王子だろうがなんだろうが間違っているものは間違っていると反抗。
ところが骨の髄まで王族気質のリインはどこ吹く風。
自分が満足すればそれで良し、鬼畜で傲慢な王子さま。
逃げ出そうとアヤは画策し、日本に帰る手はずを整えていきます。
最初は、とんだワガママ王子!アヤ哀れ…と思っていたんですが。
物語が進につれ、リインの生い立ち、苦しみ嘆き、プライド…いろんなことが判明し、気づけば王子がすごく愛しい存在になりました。
傲慢で、人を家畜だと言う冷血な心もリイン。
けれど幼い顔で笑い、涙を流す純粋さも、リインなのです。
一方的にアヤを貪るのではなく、互いに気持ちよくなるセックスをするようになるアヤとリイン。
アヤも王子を可愛いと思い、リインも心を開いていく。
そんなとき、アヤはリインをかばい撃たれて倒れてしまいます。
そこでとったリインの行動は、とても眩しくかっこよかった。
駆けつけたくなる足を踏ん張って耐え、聴衆に訴える姿に胸を打たれました。
後から判明した、事実。
すべては反抗勢力をあぶり出す罠だったということ。
でも、それはどこまで?
アヤを狙ったこと?
アヤと寝たこと?
アヤに心を開いたこと?
……好きになってしまったのも?
虐げられてきた幼少時代、疎まれ蔑まれ、どこか歪んでしまったリイン。
心にある小さな綻びをずっと無視して生きてきたリインは、アヤとの出会いによって無視できないものとなり、その苦しさに彼は涙を流します。
サイードがかっこよすぎる!
忠誠を誓う姿も、リインの幸せを願い罰を受ける覚悟を持ってリインの背中を押す姿も。
リインの勝手で連れてこられ、リインの勝手で帰されてしまったアヤ。
けれど彼は諦めません。
正攻法でリインのもとへ会いにいくのです。
すんごいマイナスポイントから入ったこのお話、けれど最後は涙なしでは語れないほどの、愛がつまったお話でした。
肝心のアラブ要素は薄いんですが…逆に言えばアラブものが苦手な方でも抵抗なく読めるんじゃないかな?と思います。
攻め側が主人公という作品は意外と少ないので新鮮でした。
さすが、アラブだから拉致だなあと思いましたが、攻めが拉致られるというのも新鮮です。
ですが、読み始めは、受け側で王子のリインが余りに好きになれなくてイライラしました。
日本でこつこつ生活していた綾高をさらってお金で戸籍も消したって…。借金を返しながら派手な人生でなくても地道に生きていた人間を何だと…って感じで、その苛立ちがかなり中盤まで続き、綾高とリインが次第に打ち解けていき、リインはリインなりに国のために頑張って生きてるんだと分かってきても全く可愛いと思えず…なんだかハズレだったかなぁと思ったのですが。
けれど読み終わってみると良くできたお話だったなぁと感嘆せずにいられまでんでした。
砂原さんの御本は1冊しか読んだことがなくて、前によんだ本も最初好みじゃない!って思ってたのに最後には良く出来た話だなぁと感心した覚えがあります。
最初にこうしておいたら、最後にグっとくる、という事を考えられて構成された一字一句が本当に素晴らしい。
やっぱりリインは最初ほどではなくとも、最後まで凄く好きとは思えなかったのですが、恋愛小説としては感動しました。
王子だから、何をしても許される(勿論誘拐も)というテイストと、王子だから何も手に入らない(周りの愛情も友達も)というテイストがリインの仲で同じラインで存在していて、だから誘拐も我侭も当然としているし、苦しい思いも当然としているんですね。
そこがだらだら書かれておらず、的確にはっとする言葉で簡潔にまとめられていて良くできたお話だと思いました。
読んでいて意外とえろかったのも良かったです。王子が幼い印象だからか、偉そうにしていてもえろいシーンは可愛いです。綾高が淫語を言わせるシーンがすごくえろく感じた…。
でもなんか納得いかない部分は、この関係を始めたのも終わらせたのもリインの意思であり、綾高の意思に依るところじゃないんですね。
綾高は突如自分の人生に入ってこられて、でも最後は好きになったから一緒にいたいというのも許されず…綾高が振り回されすぎなのが不憫すぎる。
ただ、一番ラストは少し物足りない感じもしました。ここまでぐっとくる展開の連続だったので、本トのラストはもうちょっとドラマティックでも良かったんじゃないかなぁ~と。いえ、これが悪いわけでもないんですが。
砂原さんの作品、今後もっと読んでいきたいと思える作品でした。
丸ごと一冊ひとつのストーリー。
エロいっぱいでした(^w^)
でも、王子がとってもかわいいです。
レンタル屋さんに王子が来店というところがもう「えぇぇ!?」
な感じなんですが、そういう部分からもう面白かったー。
さらわれて気付いたら王子様のお国・・・。
これってよくあるパターンなのですが。
そこからがちょっと違いましたね。
アヤタカも、イマイチな人なのかなぁと思っていたら
とんでもない!優秀な人間でした。
アヤタカはもちろん、リインシャールも、そしてザイードも
みんなイイ人でず~っとほんわか楽しめました♪
アラブものかー…って思っていたんですが
腐友さんが「あんまりアラブアラブしてないよ♪」って教えて下さって
読ませていただきました。ら!!!!
ホ、ホントだ!!油田油田してない!!!
(この言い方には語弊が…w)
攻めの王子がやたらごってりな歯の浮くセリフを言ったりする等のイメージが
個人的にはありまして…偏見です。すみません。
確かにお金に物を言わせたり無理矢理拉致ったり砂丘も出てくるのですけども
こちらは王子が受けですし
なんたって砂原さんのコミカルさにいちいち笑っちゃうんです!!
綾高(攻め)が店長をしているレンタルビデオ屋が
いきなりアラビアンナイトって!!w
しかも触手アニメを買おうとしてるってどうなの、ソレ!!w
冒頭から面白くてグイグイひっぱられちゃいましたよ…。
王子のリインがアラブ人とは全く違う容姿で
ワケ有りなんだろうなぁと思いつつ
17歳でまだ子供なのに傍若無人で他人の話に耳を貸さない嫌なヤツ!って印象が
綾高と同じくだんだん絆されました、私も。
ちゃんと国の将来を考えているし、
苛められてたツライ過去、大事だったペットのトカゲのジナーフ(初代)を殺され
いまだに夢に見てうなされるほどの心の傷となり……。
簡単に心を許さないのに、はっきり物言いをする綾高には
なんだかんだ言いながら信頼を寄せて
性欲処理だけだったはずがいつのまにか愛に。
綾高も、理不尽極まりない言動をされ、
ひたすら日本に帰りたい一心だったのに
企てた逃亡の道を寸前で自ら閉ざすまでに、リインを好きになってしまって、
最初は恋になんて堕ちそうにない二人が近づく過程が丁寧で
一気に読んでしまいました!!!
媚薬エロはすっごく満足でしたし!!
散々綾高に使用していたのに、
分厚いゴムのせいでそれまでのリインには影響が無く
気を緩ませた時に生で致すとリインが敏感すぎて乱れて恥ずかしがって…!
普段とのギャップ、いいっス!!!
「便器にT○T○の文字を発見したときは頬ずりしそうになった」とか笑えたのに
リインが父を見舞うシーンで涙が……。
初めて父の口から知らされる亡き母への想い、感動です!!
まさかこちらの作品で泣かされるとは思っていなかったので
なんか油断したというか…。
隙をドゴォッと突かれたような感じでした。
愛おしさを抱き方で表して、それでもキスは出来なかった綾高っていうのも
すっごくもだもだしましたし、
また別れの時の二人が……つか、リインお付き・サイードの、
自らの保身なんて全く考えず
リインの本心の為にとった行動に胸を打たれました!!!
もー、また泣かせやがって!!(?)
このままお別れのはずは無いと思いながらも
どうすんだよー、綾高!!リイン!!って最後までドキドキでした。
あれだけ望んだ帰国ですが、それから綾高なりの努力をしたというのが
めっちゃ嬉しかった!!!
ハッピーエンドで読後感が良いはずなのに
予想以上に素晴らしくてもっと続きを読みたくなってしまいましたよ…。
やっぱり読まず嫌いはいけませんね。
益々色んな作品を読みたくなりました。
特に砂原さんの作品も、まだまだ未読のものがありますので地道に集めたいです♪
はぁ……、良い意味で裏切られました!!
ねこぷーさん、こんにちは!!
コメントありがとうございます♪
ねこぷーさんのお蔭で“アラブアラブしていない”アラブものを楽しめましたww
「あ~れ~」は時代劇の悪者の「よいではないか」的な感じですけども、
おっしゃりたい事はめちゃくちゃわかりますw
でも本当、満足しまくりの作品でした♡
日野さん×福山さんってキャーどうすんの!?みたいなキャスティングですよね!!
ちょっと落ち着かない気持ちになりますww
うぉお、どんどんショタ!!!そこは私も見習いたいところですよ(爆)
(“東さん”はある意味新鮮でしたww
お好きな区切りで呼んでやって下さい!!)
これからも色んな作品に挑戦して
時々玉砕したとしても諦めずに読み続けましょうね♪w
こんにちは!
レビュー楽しく拝見させて頂きました(*^_^*)
そーなんですよね、私も、アラブって
攻めが才色兼備のイケメンで、受けにゾッコン、
歯の浮くような寒い台詞を吐きつつ、財力に任せて受けをさらい
「あ~れ~(受け)」みたいな、いつの時代のアラブ?というような
貧困な想像しか出来なかったので、この作品は目からウロコでした~(笑)
こんなに笑えて泣けて、気持ちよく読めるアラブって♪
砂原作品を片っぱしから制覇したくなりますよね!
そしてCDが日野さん×福山さんって、
私がキャスティングしたのか?と思うくらいピッタリです!!
読まず嫌いはもったいないですね(^^ゞ
私も今後は、東さんを見習って、どんどんショタを読んて行こうと思います☆
(東さんって…(-_-;)どこで区切っていいか分からなかったorz)
わたしの所持しているBL本の中で、かなりの冊数をしめているのが砂原作品です。
この作品は『アラブー!』なわけで、まったく興味がないものですから、今頃になってやっと読みました。
しかーし、アラブ色は薄くコミカルなので面白かったです。
視点は受けと攻め、両方となります。
攻めの綾高は、24歳の今、アダルト中心のDVDレンタルショップの雇われ店長。
職業のわりには真面目な常識人で、諸事情により大学中退ですが、頭は良いです。
受けのリインは17歳。
カトラカマル王国の王子様で、母に似て白い肌に金髪碧眼、可愛い外見とは180度違い性格は傍若無人。
王位継承者です。
一億で、触手アニメの代わりに日本土産にされた綾高。
もうこの辺りからこの作品の方向性が定まっており、砂原さんのコミカル路線だとしれます。
極厚のゴムだとか、カオスセックス発言だとか笑える要素がたっぷり。
特に序盤は突然買われた綾高目線が多いので、こちらも知らないことを知っていく楽しさや、セレブーに庶民である綾高がわたしの代わりにツッコミ入れてくれるようで面白い。
話の展開はわかりやすいですが、その分安心して読めます。
肌色シーンは多めだと思いますし、なかなかにえっちぃ……
アラブものは読まないので詳しくないのですが、イメージ的に王子が攻めで、しかもツンだったりご無体な感じであったりが普通かな?と思っております。
しかし、こちらは受けが王子で多少ツンですが可愛げがあって良かった。
そしてそれ以上に、綾高が男前で好感度高かったです。
軽く楽しみたい方にオススメしたいです。
私がこの本と出会ったのは、母の本棚を漁ったからなのですが
題名から見て【職業、王子】ってどんな、なんだろうな…と
思ったのですが、読んでみるととても面白かったです。
話のストーリー的には王子がたまたま出会った男を連れ去り
奴隷にするという王道的な感じで、性奴隷にされた受けが周りの手をかり
日本に無断で帰ろうとするなかで、王子の命を狙う者が色々
画策するという感じですが、この話はそうも行かなかった…!!
やはり、王子受けということで攻めは性格諸々が男前で
日本に帰るのをやめ、王子の命を助けるのですが
助けられた王子は素直にならないまま、攻めを日本に返す
という場面も感動しました。
その後の展開もとてもよっかたですが
私的に次は王子がヤキモチをやくなどという続きが
でればいいなど、個人的な願望を持ちつつ締めくくらさせていただきます。
BL界の人気テンプレの一つ、アラブもの。
いきなり現れた金髪碧眼のアラブ王子に攫われてか後に連れ去られた日本人青年、綾高。
訳がわからないまま彼は、王子・リンシャールの性奴隷にされる…
と、これだけ読むといかにもなのだけれど、これはなんと王子が受け(笑)!
:
母親の借金を返す為に、大学を中退してレンタルビデオ屋の雇われ店長として働く綾高。
窓もない灰色の空間に滅入り、おバカなバイトにウンザリし、
いかがわしい肌色のパッケージに囲まれて過ごす日々。
そんなある日、店に白い装束の訳の分からない一行が訪れ…
レンタルということが理解できずに全部買うと言い張ったり、職業欄に「王子」と書いたり
この辺りに日本の常識をぶっ飛ばしたアラビアンさや、かと思うと妙にオタクだったりという
細かいバカバカしさが、なんとも面白くて最初から楽しい気持ちで読み始めて
そのままアラブ世界へ~。
拉致、砂漠の宮殿、媚薬、複雑な血縁と相続関係、などアラブ物の王道を押さえつつ、
連れ去られた王子の国での出来事もテンポも小気味よく、楽しく話は進む。
前半のディテールに拘った可笑しさに比べると、後半はバタバタと収束した感はあるが
笑いながら可愛いおとぎ話を読んだ幸せな気分で読了。
人気の砂原糖子先生だが、悪くはないし嫌いでもないのだが、イマイチ響かないことが多い私。
だけれど、これは割と面白かった。
どうも、コミカルな方が肌が合うのかな?
砂原さんは好きな作家さんなのですが、
アラブものということで、敬遠していたのですが、
アラブの王子が受ということで、普通と違うな?と
思い、購入に至りました。
いや~。アラブものとして、十把一からげにして
すみませんでした!と勢いよく頭を下げたくなる程に
面白い作品でした。
大地は、レンタルビデオ店で働いていたところ
アラブの王子、リインに拉致られ、国まで連れ去られてしまう。
当然、大地は反発するのですが、
リインの国を思う姿勢や、その不器用さを知るようになります。
この作品のポイントは、やはり、リインです。
かわいくて、それでいて、王子として国の行く末を見据える姿が
カッコよくて、素敵です。
イラストからもリインは、線が細い感じがあるのですが、
そんなリインが頑張ろうと踏ん張っている姿に、
感情移入してしまうのでした。
なによりも、夢があってよかったです!!
帯『今日からおまえは俺の奴隷だ』
砂原さんのアラブモノと知った時にはどんな作品になるのかー!って思ってたんですがやはり一味違ってました。
といってもアラブテンプレである所の、日本から母国へ拉致軟禁、性奴隷にしちゃうってとこは一緒です。
ただし大きく違うのは、アラブ王子が受って所ですよー。
しかもがっつり誘い受ですー!
お約束の王家の媚薬もしっかり出てきますが、やはり使われ方が他のアラブテンプレとは違いますが~!
アラブテンプレを逆手にとった面白い作品に仕上がってました。
しかし王子がそこまでして見たがった日本の触手アニメって一体……エロ男性向けアニメですよね…多分。
砂原さん初のアラブものだそうですが、
アラブで、
王子が、
日本から男の子を攫っていく。
となると、たいていの場合、王子は傲慢で強引、暴君な「攻め」なのですが、この作品、砂原さんが初アラブとして上梓しただけあって、この強引な王子様は、攫ってきた男の子の上に、媚薬を使って、のっかります。
騎乗位で。
王子受け。
ツンデレ受けな王子様。
小椋さんの挿絵で、キラキラの美少年。
自分が主導権を握っているベッドの上では奔放だったのに、ある日を境に…。
エロ濃度ちょい高め。
王子様も、攫われてきた性奴隷・大地も、しっかりした人間で、最後はちゃんとハッピーエンド。
気持ちよく読める1冊でした。
一気に読めるくらいぐいぐい引き込まれるお話でした。
アヤがリインにひかれるにつれて自分も王子が大好きになって行く感じでした。
リインのお父様との関係とか他のキャラクターとの関係性とか、抱いてる思いとかもひしひし伝わってきて最後の方とか涙が…
終盤にあったリインの演説とかもう、一国を背負う王としての風格に感動したというか、
あの演説で自分もう一生貴方様に付いていきますですってなりました(;w;)
ムクさんの挿絵に引かれて手に取りました。
アラブの襲い受けってとっても新鮮!初めて読みました!
イイな、アラブ受け!
「性奴隷」って単語になんだか「エロさえあれば良いと思うなよ」って抵抗を感じるんですが、それがアラブだとすんなり「アリかも」って思っちゃう。
しかも受けって!
受けは、思考どころか脳みその構造がきっと凡人とは違うのだろうと思える、ちょっと常識の通用しない人なんですが、読みすすめていくうちになんとなく見えてくる強さやまっすぐさに、気付けば私も惹かれて切なくました。
守るべきものが多くて守ってくれる人が少ないってのは、とんでもない孤独だろうなぁ…。
後半は銃撃戦などの大立ち回りや攻めが連れてこられた理由の解明などもあって、見所ありました。
が、私はちょっと、「そういうことなんだったら性奴隷の必要なくね?」と思ってしまいました。
読みすすめていくうちに段々、「最初はただの性奴隷だったけど…」とか、逆に「受けが実はどうしようもない淫乱さん」とか、そういう必然性が欲しい気がしてきました。
最後は、受けの決断にひたすら胸が痛かったです。
個人的な欲求を持つことや、「欲しい」っていう言葉を口にすることを、セーブしているというよりも知らないって気がしました。
結局ハッピーエンドなわけですが、私は想いが通じた後の、なんのわだかまりもないエッチが読みたかったかな。
そこがちょっと物足りなかったです。
というか、実は読み始めてものの数行で「うなぎの寝床」に躓いてしまって、「それを言うなら猫の額じゃないの?」とグルグルしてしまい、暫く頭が作品の中に入っていけませんでした。
「うなぎの寝床」って、そういう使い方もするんだと、今更知りました。
恥ずかしながら、入口狭くて奥行きがあるって意味だと思ってた…。
作者様の初めてのアラブものだそうです。実は私もアラブものは初めてでした〃
BLアラブというと傲慢なアラブの王子(攻め)に純真な日本人(受け)が無理矢理……
みたいのが定番ではないでしょうか? 読んだこと無いのですが;
はっきり言って、この設定が苦手だったんです。無理矢理~は、いいとしても(?) アラブ王子って何ぞや(-Д-)って感じでした。
ですが、今回は大好きな砂原先生の著作!!
しかも、挿絵が小椋ムク先生!!!!
……迷う暇なく購入。しかし結局購入後、一週間以上手を着けていませんでした。
今なら一週間前に戻ってあの時の自分に説教です(`Д´)
他のレビューでも言われていますが、上記の設定……大体あってます。ただ、攻め、受けが逆です。あと、綾高の性格が純真というより、男前です。でも、一途で潔癖だし、純真でも合ってるかな?
と、こんな感じです。内容も他のレビュアー様の意見に激しく同意です><
トカゲプレゼント最高ですよね!!! 可愛い!!!! 綾高じゃなくても惚れる!!!! 綾高にも惚れる(>Д<)b
そして、ジナーフ(トカゲ)!!!
まさか自分がトカゲに萌える日が来るとは……。
空気を読むトカゲw いい仕事してます。
最後のイラストとかちょっぴり泣いちゃいました〃 もはや家族ですね。
最後の「ハッピーエンド」もよかったです。
わざわざ宣言するなんて、何と分かりやすい「ハッピーエンド」www
でも、そこがリイン王子らしく、可愛いくて良かったです。
とっても楽しめました。
本の帯に「今日からおまえは俺の奴隷だ」なんて書いてあると、砂原作品だし、さぞかし痛~いアラブなのかしら?
ひょっとしてドロドロ?みたいなww
最初の展開からからして、超ビックリする始まりだったのですが、進むにつれて、それは主人公達の気持ちや立場を見つめた、しっかしりた恋愛物語にしあがっておりました。
確かに、舞台や設定やしがらみはアラブなんですが、アラブの王子様が金髪碧眼のきれいな青年で、また浚われる日本人も男前であることから、ベタコテの俺様アラブ臭は極めて薄かったですよ。
親の借金から大学を中退してAVのレンタルビデオ店の店長を務める綾高の前に突然現れたアラブの男達。
もうこの冒頭でぶっ飛びます!!
レンタル店でビデオを売ってくれって。
それがエロアニメの触手もの(爆!)
オタクアラブなのか~~~!!
アラブだろ?ネットで買うとか、部下に買わせるとか、王子自ら買いにくるってどんだけなんだ~wwwと。
しかも売れ、売らないの押し問答の末、肉便器じゃなくて性奴隷としてその王子の国へ連れて行かれちゃう!
ここまでは、あ、アラブだよねvっていう俺様展開だったのです。
性奴隷といえ、薬を使って綾高に乗ってしまう王子様リインの描写は一度だけ、その後も夜になると乗っかってるみたいですが、そこは流してあるw
綾高は昼間は自由が効いて、自由に宮殿の中を歩き回れて人々と会話したり拉致監禁の様は薄いです。
その中で見えてくるリインの事情。
綾高が男前でクヨクヨしたりヘタレたりしないし、適応力がある。
二人の関係が明らかに変わってくるのが、いつも綾高に使う媚薬にリインが触れてしまったこと。
いつも、側近のザイードが控えている部屋の中でセックスをする関係だったのに、乱れるリインはその日からザイードを部屋から出して綾高とセックスするようになるのです。
ここで、二人の信頼関係が深まり、愛情へ進んでいくのが見てとれるのですね。
トカゲをプレゼントする下り、可愛らしかったです。
ラストで、どうして綾高が連れて来られたか、自由にさせられていたか、薄々感じられていた部分が明らかになるネタ明かしが待っています。
最初の物語の始まりで、その後の中盤までのリインの言動から我儘な王子なんだと思っていたら、その17歳という年齢に似合わず、王の器にふさわしい、思慮深い、そして賢い人だったと言うのがわかり、すごく好感が増すのです。
彼の決断は苦しいものだったけど、すごく彼も男前でした。
ラストのハッピーエンド、すごく素敵でした。
アラブ苦手の人も、これなら全然行けると思います。
ムクさんのイラスト、リインが西洋人の容貌だからアラブっぽくないけど、この二人に良く合っていたと思います。
ザイードの顔が見たかったな~執事って感じの人だろうか?
気になりましたw
ようやく読み終わりましたっ!!
王子カワユス(ノ゚∀゚)はぁはぁ
本当は新しいの買う予定なかったんだよ。小説なんて積みまくってて死ぬまでにたぶん読みきれないんだよ。だから・・・
と思ってたんだが、あらすじ読んだらかわざるをえない
だってだよ、アラブなのに王子が攻めていない!
や、あるいみ攻めてるんだけど(笑
お話はといいますと、攻は普通の日本人。しかもエロビデオレンタル屋のしがない雇われ店長。だめだめなアルバイトの女の子にうんざりしつつ仕事をこなしていた。
ところがある日やってきたのはアラブ~な雰囲気満載の集団。
その中心にたつ少年が差し出したのは、触手ヨロシクなエロもの。
「いくらだ」としつこく聞かれ「レンタル、買うのダメ」との押し問答の末、なんとへんなクスリを飲まされアラブ~な砂漠の国に拉致されてしまう。
そして待っていたのは、王子の性奴隷としての日々。
なにが新鮮て、もちろんアラブ王子が受なのももちろんそうなんですが、
受が攻を拉致したあげく、攻を性奴隷にとか(笑
逆は散々みてきましたが、逆はなかったですな。
しかも、強力な媚薬をつかったあげく、極厚のゴムをかぶせ、攻は生殺し状態(感覚が鈍る)なのに受は一人で気持ちよく・・・・ちょっwww
しかも、監視がついてとかwww結局ザイードはなんなくいい人でしたね。
ひとはらん咬んでくるのかと思いましたがまったくまったく。
そしてそんな日々のなか、無理やり手篭めにされ、奴隷にされ
日本に残してきた彼女は、王子の策略で他の男のもとなり。家族や知人、
そして国では死んだことにされ・・・・さんざん。
けれどそれも日々すごすうちに少しずつ「可愛い」に変化していくんです。
読み手としても、少しずつ心を開き、ちょっとずつみせるようになってくる王子の変化が可愛い。のっけから、自らほぐして乗ってきたり、喘いだりなんだしてるわけで、恥じらい?そんなもん無いっちゃよwwな世界かとおもえば~な
媚薬でさぁたいへんな中盤。
そして、それに慣れてきたそれ以降。
これがまたww
エロも濃かった(゚Д゚ )んま
砂原さんの作品って、あんまり“エロ”ってイメージ全然ないの。
むしろ、サワヤカに、ピュアに~なイメージだったんですが
今回はエロエロでした。しかも濡れ場がウマイ!!
なんなの?どうしちゃったの?やっぱりアラブだから??
初めての中田氏。萌えました。
一方的にヤられていた攻が少しずつ積極的になり、すこしずつ強引な面を見せ始め、触れることも躊躇していたのに、むしろ触れたいと思うようになり~の描写が丁寧でよかったですね。
やっぱり恋愛小説なわけで、「好き」の気づき方、「好き」への近づき方
これって大事だと思うんだ。月日をかけて~の気持ちの変化も美味しかったです。
ラスト。ラストはですね、私自身の勝手な想像で
もっと感動する~と思ってたんだけどいまひとつでした。
や、不満があるわけではなく。
あれ?あれれ???こんなもんか・・・なオチでした。
ハッピーエンドは良いことなんだけどな。
というか、せっかくなので、両想いになってから~のラブHが読みたかった。
あんなにガツガツいってたリィン(王子)、なぜに最後ガツンといかないorz
とりあえずこれはイイ。
設定が好き。エロ度も満点。番外編が読みたいです!
オススメ☆☆☆☆☆
追伸:ザイード様・・・いったいおいくつなのでしょう?