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女装メイドと人気俳優、秘密の恋
boku no maid lesson
イケメン若手俳優、緋流に一目で夢中になった中学生の衛里はそこから自分も彼のような俳優になりたいと頑張ります。
現在19歳。上京してなんとか彼と同じ事務所に入れたものの泣かず飛ばずで首寸前。
なんと緋流の撮影現場へ行くマネージャーに同行し本人にとうとう遭遇できて!
まあ王道といいましょうか…。緋流の相手役のヒロインがケガで降板ということで、緋流の一声で代役に決まり、なんと緋流の付き人兼ボディーガードにも決まり!
そう、今作も可愛くて女の子に見えちゃう受けなのです。そしてそのドラマはメイド役。
なんやかんやで緋流に住み込みでメイド服着て暮らすようにと言われ…。
今までで一番女装メイドの説得力や必要性があるお話でした。
というのも緋流の愛した女性が元メイドだったのです…。
叶わなかった恋を引きずり、もう誰も愛さないと誓う緋流に、すでにファンを超えてもう好きになってしまっていた衛里は…。
何を考えてるのかわからなかった緋流だったけど、実はそんな苦しい過去があり、思いつきで衛里を手元においたら、あれまあで。
衛里が初仕事に頑張りブレイクしていく様子と緋流が衛里に惹かれていく様子がとても良く書かれてました。
ライトな作風に見えて切なさと報われなさと苦さを絶妙に織り交ぜて読ませる上手さ。
さすが真船さん!
真船さんのコバルト文庫『メイド』シリーズ3作目です。
前作『身代わりメイドは恋をする』の彰史(攻)の弟・緋流(攻)がメインのスピンオフになります。
人気俳優の緋流と、緋流に憧れて役者を目指した同じ事務所の売れない新人俳優・衛里(受)。
緋流の付き人(兼ボディガード)としてドラマの撮影現場に行き、事故で急遽降板した共演女優のかわりに抜擢された衛里は、役のためと言いくるめられて緋流と同居することに。
真船さんの花嫁シリーズでもそうなんですが『身代わり花嫁→女装』の理由づけになる設定をよくまあ次々ひねり出すなあ、と感心します。
これは、現実味(リアリティ)があるという意味での『よくできた・素晴らしい』設定というのではまったくなくて、あり得ない・ドリームには違いないんですけどね。
多少(どころではないのもあるが)無理でも一応理由があれば『そういうもの』と割り切って読めるんです。
こちらのメイドシリーズもそれは同じです。
『なぜメイド・女装か』を、リアリティは完全無視だとしても作品の中ではきちんと提示してくれる。
今作の場合は、抜擢された役柄が『理由があって女装・しかもメイドコスしてる男の子』なので、衛里がメイドの格好をするのも無理がない(現実的にどうかはともかく、あくまでも作品の中では)。
私は、(こう言ってはなんですが)『BLの女装・メイド(花嫁)もの』に、そんな深遠な理由づけなんて求めてません。作中で破綻してなければそれでOKです。
その点、真船さんの設定はだいたいにおいて許容範囲内なんです。
だから、本来別に好みでもない『花嫁』『メイド』『女装』もすんなり読めるんでしょう。
私は前作の方が好きなので、前作CP(+海棠家の人々)がちらっと顔を出すのも楽しかったですね。
ただ、あとがきで緋流がヤンデレと言われてましたが、ちょっと病んでるのは確かだけど『(BLの)ヤンデレ攻』というほどではないような・・・いやでもヤンデレには違いないのかなぁ。ライトなヤンデレ?
トータルとしては結構面白かったです。
王道ものを得意とする、るのあ先生の作品は読みやすいですね。
今回のお話は「身代わりメイドは恋をする」の攻め様の弟が
今回のお話の攻め様でもあります。
芸能人ものは華やかでいいですよね。
萌え要素が多くてわりと好きな展開です。
超人気俳優の攻め様と新人でまだ売れない俳優の
可愛い受け様が主人公のお話です。
芸能ものなんですけどそれにしてもと言う展開でびっくり(笑)
俳優さんさんですから女装はお手の物?!
それからの受け様の快進撃はなかなか良いです。
前作の二人も出てきますのでスピンオフな感で良いです。
ライトな文章で、とても読みやすかったです。
内容は、「これぞ王道!」といった感じでした。。
ただ、トントン拍子に話が進みすぎかなぁ・・・なんて思ってしまいましたね。。
さえない新米が、スターの付き人になり、スター推薦で女装してドラマに出演。
実は男ということが発覚し、一躍時の人に・・・
と、あまりに現実離れしすぎてのめりこめませんでした。
しかし、そこをクリアしてしまえば甘く明るい物語を楽しめると思うので、こだわらない人にはオススメです。