「ラブシーン」から始まる人気映画業界シリーズついに終幕!

ハッピーエンド

happy end

ハッピーエンド
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
36
評価数
10
平均
3.6 / 5
神率
10%
著者
水壬楓子 

作家さんの新作発表
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イラスト
水名瀬雅良 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
ラブシーン
発売日
価格
¥855(税抜)  
ISBN
9784344819986

あらすじ

映画監督・木佐の個人事務所で働く元エリート銀行員の三津谷。若手美術監督の泰丸とは、予算絡みで犬猿の仲だったが、ある理由から泰丸に恋人のふりを頼む羽目になってしまい…。
書き下ろしあり☆
(出版社より)

表題作ハッピーエンド

美術監督,29歳
元銀行員・映画監督事務所の経理,29歳

同時収録作品スペシャル

俳優
俳優

同時収録作品スペシャル

ハリウッド俳優
映画監督

同時収録作品スペシャル

警察官
元弁護士・俳優マネージャー

同時収録作品スペシャル

映画監督
俳優

その他の収録作品

  • ハッピーデイズ
  • あとがき

レビュー投稿数6

俳優さんシリーズの最終巻が俳優じゃないの?

とちょっと考えてしまいました。でも、これはシリーズ中でも好きな方なんです。

別に『ドジっ子』が特別好きとかいうわけでもないんですが、この三津谷(受)はなんかよかったです。普段(仕事)はまったく『ダメ』とは程遠いというあたりが特に。ツンデレだけど、ツンすぎない(これ苦手)ところがよかったかな。

泰丸(攻)は、男前でいいんですが、ちょっと掴みづらいキャラクターだったなぁ。でもキライじゃないです。三津屋とのCPは好き。と言うか、この2人の会話(掛け合い・駆け引き?)が面白かったです。

ラストの『スペシャル』は、まさしくシリーズの最後を飾るにふさわしいオールキャラクター総出演のストーリーでした。短い中に全員を入れるため、リレー方式なんですが、

いや、ホントに『ハッピーエンド』のタイトルにふさわしい大団円でした。
ただ、『シリーズ最終』としてはバッチリなんですが、この巻のCPが結構好きなので、その後日談(的なもの)がなかったのはちょっとさみしいです。

このシリーズは同人誌でも書かれてますが、木佐監督×野田さんCPが多い!私はシリーズでこのCPがいちばん気が乗らないので(またしても少数派・・・)、このシリーズに限っては同人誌読む楽しみは半減以下なんです。
作家さんのお気に入りCPなので無理ないんですけどね~。

2

三津谷もなかなかよかったけども、やっぱり木佐監督にもってかれましたー!!

「ハッピーエンド」
舞台美術・泰丸×木佐の事務所の経理・三津谷

このお話は一度本誌でも読んでいたのですが、改めて読んでみると三津谷がかなり自分の好みだということに気付きました。
過去の恋愛のトラウマから「好き」になることもなられることも諦めてて。
最初から「身体だけの関係」と割り切って付き合うようなことを繰り返していて。
そうすれば、終わってしまった時に好きだったよりは引き摺らずに済むから、と。
けれど、そうは言ってみてもそれは強がりでしかなくて。
割り切ったつもりの関係でも気持ちが動いていることはあるし、割り切っていると言い聞かせているだけで本当は気持ちがあったりして。
「私から好きになったら、つらいだけじゃないですか」という言葉に込められた過去の経験がなんかせつなかったり。
そして、心はともかく肌を合わせる場面での強がりっぷりも好きです。
なんとか相手よりも優位に立とうとしているような姿勢が。
しかし、泰丸の方はそんな三津谷とは対照的にいつも自然体で動じないというか、大雑把というか大らかというか。
そういう人物だからこそ、三津谷を包み込んでやれるのかな?とも思うのですが。

「ハッピーデイズ」
一緒に暮らすことになった2人。

全く甘い雰囲気がないわけではないんだけども、どこか警戒しているようにも見受けられる三津谷。
いつまで続くのかとか、終わったらどうしようとか考えもネガティブ。
そんな三津谷をうまく甘やかす方法を提案している泰丸はさすがというか。
三津谷が「好き」とちゃんと言えた相手は泰丸だけなのだから、この先も何かと言い合い(じゃれてるだけ?)しながら幸せな日々が続くといいなぁ。

「スペシャル」
シリーズラストはオールキャストのお話。
一同に会して…というには海外組がいるので、バトンリレー方式。
ま、海外組以外は結局1つの現場に集まるのですが。

それぞれのCPのちょっとしたお話がうまい具合に綴られているのですが、それぞれの関係性がいろいろでなかなか面白いです。
そして、やっぱり!というか当然!!というか。
最後の最後で木佐監督にまたしても持っていかれました。
あの人は基本的に人使い荒いし口も汚いし愛情っていうのはそう簡単に見せてはくれないのですが。
要所要所での締め方は絶妙だと思う。
今回の木佐の男前さ加減は今までの中でも一番かな。
野田がそれにあたふたしてしまうのもよくわかる。
そんなふうに守られることを嬉しく思うよりも先に、自分のために彼が犠牲になることはないのにって思ってしまうんだろうな。
普段は横柄な感じさえ見受けられるのに、今回はちゃんとそうした理由とかも説明してくれたし、それだけ大事にされているのだと野田も実感できたろうなぁ。
最後の膝枕とかも素敵だったし、「抱いて欲しいか?」「はい」なんて会話ができるのもこの2人ならではだろうなぁ。
やっぱりこの2人が一番好きなCPです。

これにてこのシリーズも終わりということで。
次はRDCかな?
また楽しみに待ちたいと思います。

1

シリーズ最終作

「俳優」シリーズ最終作。
新CPストーリー2編+シリーズ全CP総出演の中編の構成。

「ハッピーエンド」
…ですが、本作のカップリングはちょっと地味目…?
舞台や映画のセットなどを手がける美術デザイナーの泰丸(ノンケ)と、木佐の事務所に勤める元銀行員の三津谷(ゲイ)。
この三津谷は、4作目の「スピンオフ」の受け・花戸と被っちゃってるんだよなぁ…
過去の恋愛にトラウマがあって、意地っ張り・強がり・自己評価低め。三津谷はそれプラスちょっと卑屈、とってもツンデレ。
攻めの泰丸とは仕事でバチバチとやりあうケンカ相手みたいな関係だったんだけど、ある日銀行員時代の元カレ(←トラウマの元のヒト)と再会しトラウマ再燃で酔いつぶれ、泰丸を襲ってしまう!
…というはじまりです。
三津谷は卑屈が入ってるからどうしても素直になれない、でも泰丸は懐の深い男。
はじめに襲われた時にトラウマがある事はわかっているから、三津谷を丸ごと包んでくれるのです。

「ハッピーデイズ」
泰丸に誘われて同居をはじめた三津谷だが、初日から別れる時の心配を口にしてしまう…
でも泰丸は、いつ拗ねてもいい、追いかけてやるからちゃんと帰ってこい、と…
この男は手放しちゃダメよ〜三津谷!

「スペシャル」
これまでのCPが総出演。
まずジーンxクレメン。ジーンが押せ押せです。
依光x千波。盤石。安定。
泰丸x三津谷。実はドジっ子の三津谷が「また」泰丸の大事な備品を壊してしまう話。
箕島x花戸。箕島はチャラけ、花戸は冷ややか。
そして大トリは木佐x野田。オトナ組はやっぱり年季が違うね…特に野田の気概というか覚悟が違う。
そして、一見勝手そうな木佐も野田に応えている。

ラスト木佐x野田で締めてくれたのは萌x2。本作としてはやはりCPが少し地味なので総合「萌」で。

1

ハブとマングース

木佐監督のところの経理、受けの三津谷と美術監督の攻め、泰丸とのお話です。
まぁ、この三津谷という人は、ゲイで真面目(何せ元銀行員)なんですが、以前の恋愛がつらくて、もう真剣な恋愛には臆病になっちゃった人で。
まぁ、要するに拗らせ系なんです。
泰丸の方は、芸術家らしくおおらかでまっすぐで。

仕事を発注する側の三津谷と、それを受けて仕事をする泰丸。利害関係があることで、二人の仲はハブとマングース的に険悪だったのですが、、、、
やっぱり泰丸の愛情というか、優しさというか、真っ直ぐに、向かってくる彼を好きになっちゃう三津谷。でも相手はノンケ。
想いが通じているのかどうなのか、すれ違いもありつつ、どんどん読み進むお話でした。

そしてこのシリーズのキャラクタが勢揃いの「スペシャル」も収録されています。
これまた久しぶりに依光と千波の絡みが見れたり、花戸はもとより警察官僚の箕島まで登場してくれています!
ラストのキャスティングも楽しみです〜

1

まさにハッピーエンドなシリーズ最終話でした!

表題作は、裏方さんカップル。

ツンデレなどじっ子眼鏡キャラの受けがなかなか素直じゃなくて可愛かったです。
基本的に私はどっちかというと攻めに惚れるんですけどね。
このお話では受けがとても可愛かったです。
一生懸命でお仕事が出来る奴なくせに手先は絶望的に不器用ってのがポイント高かったです。
何回壊せば気が済むんだ(笑)

逆に攻めが、最後まで不透明だったかな?
思い切りが良くて、男前で、寡黙で、仕事出来て、カッコいいんですが……。
なんだろ?好きなタイプのはずなんだけどな?
受けを好きになったきっかけが分からなかったからかもしれません。
最初に意識したのが、酔っ払って迫られて目の前で乱れる姿が綺麗だったから、では物足りなかったのかも。

けど、好きなタイプの攻め×好きなタイプの受けのお話は、大変美味しく頂きました。

ただ、地の文に引っかかってしまって、そこで立ち止まることが多かったです。
全体的にさらさら気持ちよく読めるのに、ときどき「ん?」と引っかかるもんだから、そこでなんとなく流れをぶった切った感じになってしまって、勿体無かったです。
いっこの文章の中にいくつも主語が出てきて「この2個目の主語はどこにかかってるんだ?」と思ったり、唐突に”しかし”が出てきて「ん?これはどの部分の逆説だ?」と思ったり。
文章の出だしとお尻が噛みあってないというか……。
わりと「文法よりも雰囲気」的な独特の言い回しもBLではよく見ますが、さすがに目や思考がそこで止まってしまうのは、逆効果な気がします。
この方のお話は他も全部がそうなので、狙っているわけではなくて書き癖なのかもしれませんね。
そんで、その癖がどうにも私の読み癖と噛みあわないのだと思います。

そんな感じで、内容に「萌」で文章に「中立」。さあどうしましょうって所なんですが。
最後の「スペシャル」で迷わず「萌」評価です!

いや~、全員が一気に出てくると、さすがに華やかですね~☆
お仕事ものが大好きなので、キッチリ撮影現場の雰囲気を書いていただいて、大変楽しく読みました。
表題作受けの「華道」がここに効いてくるとはっ!って、ちょっとわくわくしました。

実はレビューを読んで痛々しかったので「ラブシーン」を読んでいないんですが、この作品に限らずあっちでもこっちでもやたらと「千波が日本では云々」と出てくるので、さすがに読まなきゃかなぁ…と思い始めました。最後になって。

0

「ラブシーン」ありきの感想です。

俳優シリーズ最終作…
「ラブシーン」にどはまりしてシリーズ一気読みしましたが、ついにラスト。最終巻らしくメインカプのお話の他に全員大集合のお話が入っていたのがなにより嬉しかったです!
大好きな依光千波カプが、なんかもう神々しくて別次元の二人に…。全カプがタイトルどうりに「ハッピーエンド」な、満足出来る良いシリーズの終わり方でした。
メインカプの泰丸三津谷は…「スピンオフ」のカプと近いものを感じ、物足りなかったです。花戸さんと三津谷さん、同シリーズでこのタイプのキャラ二人も必要か〰?と思ってしまいました。


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