花嫁は伯爵と恋に咲く

hanayone wa hakushaku to koi ni saku

花嫁は伯爵と恋に咲く
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
1
得点
8
評価数
4
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
水瀬結月 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
価格
ISBN
9784862637956

あらすじ

「結婚してくれ、光羽。私に――光羽を幸せにする権利をくれ」天涯孤独の少年・光羽は、偶然出逢った精悍な伯爵・憲頌に絵の才能を認められ、彼の豪邸に住み、勉強をさせてもらえることに! 華やかな世界に戸惑いながらも、必死で努力する光羽。強引だけど、光羽が喜ぶことを考えてくれる憲頌に、胸は高鳴り…♡ だが、憲頌が光羽を想ってしたある事が波乱を呼び、二人の想いはすれ違い始め!? 大好きな人との甘く幸せな花嫁物語♡

表題作花嫁は伯爵と恋に咲く

設樂憲頌,光羽を引取る投資家,貴族院議員の伯爵
竹原光羽,天涯孤独の少年

その他の収録作品

  • 浪漫は愛で綻びる

レビュー投稿数1

ただ…大切な人の為に

今回は受様を引取る投資家で貴族院議員の伯爵と
大店に住込奉公している天涯孤独の少年のお話です。

二人の出会いから気持ちが通じ合うまでと
攻様を選んで生じた生家の後継問題の顛末を収録。

受様は父を知らず
京都の老舗旅館で女中をしている
母のみを家族として育ちます。

受様は絵を描く事が好きでしたが
母をも亡くして住込み奉公に上がると
生きていくだけで精一杯に。

桜の舞う春の日、
墨の濃淡で桜を描いていた受様は
存在感に満ちた立派な身なりの紳士に
声を掛けられます。
彼が今回の攻様になります♪

攻様は投資での成功で侯爵位を得た
新興華族で貴族院議員です。

攻様は受様に共に来るなら
好きなだけ絵を描かせてやると言い、
受様は彼とともに東京へと旅立ちます。

受様は彼の後援で
画家を目指すモノと思っていましたが
受様はまるで賓客の様な扱いを受けます。

しかも攻様は
受様の素描のモデルになりますが
彼の言動には絵画への興味が
見受けられません。

なぜ自分を後援してくれるのだろう?

そう思いながらも受様の中では
自分を気にかけてくれる
攻様の役に立つ人間になりたい、
嫌われたくないと言う気持ちが
日増しに強くなっていきます。

そんな時、受様は
攻様の友人であるはずの子爵から
受様の後援話は大嘘で
別の目的があるのだと告げられます。

しかもその現場を見た攻様は
子爵の言葉を肯定さえするのです!!

受様は胸の痛みに
呼吸さえ苦しくなってしまいます。

果たして攻様の目的とは何なのか?!
そしてその時受様はどうなる?!

雑誌掲載作に書き下ろしを加えて
ノベライズされた一冊ですが
本作は書き下ろしの方が表題作です。

攻様はある公爵家の後ろ盾を得る為
原因不明の病で眠り続ける公爵の
ご落胤を見つけ出そうとしていました。

落胤探しは
血筋がモノをいう華族世界で
のし上がる為に選んだ手段でしたが
探し出した少年は自分を疑うことなく
慕ってくれるような少年でした。

攻様に利用されていると知っても
役に立つならばと思うような受様を
突き離せるほどの男なら
受様が好きになるはずがないのですよね♪

そして二人はお互いの手をとるのですが
実はこの時点でまとまっているのは
二人の恋のみでして

公爵も依然目覚めないままなので
侯爵夫人が夫の息子と認めても
正しくは受様の身元は宮内庁での調査待ち、
受様の後継問題等の諸問題も未解決で
次の続編に問題は持ちこされております。

続編は本編では目覚めを待たれていた
受様の父親が目覚めてからの話になります。

純粋に父親が
意識を取り戻す事を祈っていた受様ですが
父に後継ぎと認められた場合は
攻様と一緒にいる事も
画家になる夢も果たせないという
現実に直面します。

攻様は受様の為を思っても
もはや受様を手放せなくて…

普通はまとまった後の
ラブラブが主流の続編ですが
本作の続編は本編でやり残されたというか
納められなかった問題点の解決編、
本編と続編というより
一章、二章って感じな展開でしたね。
最後までドキドキと楽しく読めました♪

受様の京言葉も良かったです。
特に絡みの喘ぎは攻様同様
私のツボにもヒットした感じ!!

今回はある目的で攻様に引取られる受様の話、
柊平ハルモさんの『甘く淫らな檻のなか』は
いかがでしょうか?

1

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