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chasting
後半書き下ろしの「プレビュー」は
監督クレメンと、俳優ジーンの視点が交互に書かれています
基本はクレメンが主なのですが
速い展開で交互の視点になることで
気持ちのすれ違いや、考え方の違いがより鮮明に描かれているように思います
で、ラストの収束で、ちゃんと二人の気持ちにオチがつくわけですが
決してそれが「結論」だという感じがありません
よりいっそう、未来に向けての新しい始まりのような終わりかたです
その躍動感やテンポがとても心地よかったです
片方の視点で書くことよりも、より心情に添えたような気がします
この作家さまは、きちんと収束すること(着地すること)と
リズム感がとても好きなのですが、両方からの視点を
交互にというのは、なかったように思います
書き下ろしならではの作品だったのではないかと思いました
やっぱり、水壬センセイ、好きだ~~
これまたシリーズの監督と俳優ですか、本家?の木佐と野田のCPとは逆で、攻めが俳優のジーン、受けが監督のクレメン。
そして!なんと!
オヤジ受け♪
しかし、イラストを見ても40超のオヤジには見えないんですよね〜。
今回は、事故で視力を弱めてしまいパイロットを離脱したヤサグレ海兵隊員とロケハンに来た監督が出会うシーンから始まります。
ジーンは捨て鉢になってるんですが、クレメンがいった言葉が頭に残り役者を目指します。
それでスターダムに登れるのが凄いけど。努力して10年、クレメンスの映画に出られるまでになるんですが、あの時のことを覚えているのか否か、ジーンは忘れられてると思いつつ、抱きたい気持ちも持ちつつ、とうとう出演の条件にしてしまいます。
なんだかんだとすれ違う思いや態度。読んでる方は焦れったくてたまりませんw
結局、最後は両思いだった、でめでたくくっつくんですが、どうもジーンは自分だけが盛り上がってる感があったりで。
プレビューのお話ではその辺がうまく収まります。
木佐や野田も出てきて勢ぞろい。
なかなかオモシロイ飲み会になってました。
良いなぁ、そんな場の壁と障子になりたい(笑)
シリーズ第5弾は「クランクイン」で登場していた俳優・ユージン(通称ジーン)と映画監督・クレメン。
5作目ではありますが、これ単体でも読めます。
そこから好きCPを見つけてチョイスして読んでみるのもアリかも?
今回は水壬さん初の外人CPでオヤジ受ということでしたが。
なるほど、言われてみればオヤジはたくさん書かれているように思うのですが意地悪な攻オヤジばかりだな、と。
今回は受なのですが。
受のせいなのかクレメンの性格の問題なのかそれほどオヤジくさいわけでもなく。
また、水名瀬さんの絵にもそれほどオヤジっぽさがなかったのでオヤジだという認識はあまりなかったかも…。
ま、43歳ではまだまだオヤジまで到達していないのかもしれませんが。
わりと年の差CPの年下攻という感じにしか思えませんでした。
ジーンは故郷へと戻る途中、不思議な男に出会う。
その後、ある雑誌で偶然その男を目にしたジーンは新しい人生の目標を男を見返してやることに置く。
そして、再会を果たすのだが…。
一度挫折を知って何をしたらいいのかもわからなくなっていたジーンにその後の道を与えたのがある意味クレメン。
クレメンに会うためだけに頑張っていたジーンだけれど、その再会はいっそあっけないくらいで。
自分ばかりがクレメンを追いかけていたことに腹立たしさが募ったり。
けれど、ジーン自身、その時点ではまだ自分の本当の気持ちには少しも気づいてなくて。
印象付けたくて契約にクレメンを抱くことを条件付けてはみるものの本気だというわけではなく。
それでも現場でクレメンが他の者に興味を示すような仕草をするたびに苛立ちを覚えて。
その後、告白するに至るのだけれど。
一方のクレメンはなんだかとても謎な人物でした。
というかのほほんとして何を考えてるのか今イチわからない感じ。
ただ、映画に関してだけは妥協がないようで。
このお話ではジーンの視点で描かれているのでクレメンの感情が見える面も少なく余計にクレメンの気持ちがわかりづらい。
けれど、最後の告白のくだりではただ言葉にしなかっただけでやはりそこに何らかの感情があったのは確実で、ジーンが煽られても仕方ない(笑)
『プレビュー』
一応、「恋人」になったはずの2人。
けれど、蜜月というわけではなく。
更に、そんな中、クレメンはジーンと女優のベッドシーンを撮りたいと言い出して…。
今度はクレメン視点のお話。
ジーンは世界的な売れっ子俳優で自分はしがない風体の監督(ホントは映画とかバンバン売れてるんだけども)
そんなわけで、本気でジーンに愛されているのか信じられず、格差を理由に臆病になってみたり。
イイ年をして恋愛下手なクレメン。
というよりも、そこから先に踏み込んで捨てられた時のことを思うほどにちゃんとジーンのこと好きだったんだな、と。
ただ、やっぱり言葉にするのは上手くないけれど。
今回は完全に周りに助けられたように思う。
ジャパンプレミアで日本に来た時のお話ということで、プレミアには千波も出てて。
そのこともあって、千波と依光、野田に木佐、クレメンとジーンという6人で飲み会をすることになるのだが。
そこでジーンが木佐に「撮りたがる理由」を聞いたりするんだが。
…監督って職業はやっかいだね(苦笑)
気持ちはわからないでもないが、その真意をちゃんと伝えないとわかってもらえないとこじれても仕方ないよね、みたいな。
けれど、ここで話が聞けたことによってジーンとクレメンの関係にもちゃんと向き合えるような兆しが見えたわけで。
さりげなくそう言った助け舟を出してもらえる仲間に出会えてよかったな、と。
じゃ、なかったらジーンの気持ちが挫けてしまったら終わってしまっていたようにも思えたので。
無事ちゃんと幸せになれてよかったvv
そんな飲み会ですが。
今回はもう完全に木佐監督に持っていかれました。
どんなに出番が少なくても、あそこでああして野田に甘えたことで一気に私のハートを鷲掴み。
むしろ、監督がかわいいですよっっ!!みたいな。
ま、その後のやりようといったらいつものオヤジなのですが。
CP的にも木佐×野田組が好きなのでこうしてチラリズム的ではあっても2人のいい関係が見れるのは楽しいです。
次回はきっと「ハッピーエンド」の2人なのでしょうね。
この先もCPは増えていくのかしら?
気になるところです。
というか、また木佐×野田が読みたい!
「俳優」シリーズの5作目。
3作品目の「クランクイン」で千波がアリゾナで撮影に参加していたハリウッド大作「ADⅡ」、その主演俳優ユージン(ジーン)・キャラハンと、監督のクレメン・ハワードのストーリーとなります。
内容的には独立してるけど、やはりシリーズ通して読む方をおすすめします。
というのは、シリーズとして色々なパターンのカップリングでの恋模様を読むのが面白いという事、また本作は2作品目の「ファイナルカット」と同じく俳優と映画監督で、そちらと対比して読むのも面白いから。
本作でのクレメンの造形はかなり興味深い。
物静か、感情の起伏は少なく冷静で、いつも穏やかで、平凡な男。オタク気質。性的に積極的ではない。この辺はクセの強い木佐と比較するのも面白い。
作品の登録情報を見ればクレメンが受け、って読む前からわかっちゃうのがすごく難だなぁ。
クレメンの造形って攻めなのか受けなのかはっきりわからない部分も面白いところなのに、と思う。
1人で逸るジーンと、低温なクレメン。2人の噛み合わない想いの方向性がじれったいけれど、そこが逆にリアルにも感じられる。
ちっとも応えてくれない相手。でもいつまでも執着してしまうような…
結論から言うと、クレメンもジーンに惹かれています。だから両片想い的なすれ違いと誤解の展開だけど、後半の「プレビュー」にて野田の言葉に心の目を開かれるジーンの姿。
つまりは、「監督」というのはただの子供なのだから受け入れて振り回されてやるしかない、それを楽しむしかない。
そんな視点を知って落ち着いていくジーンです。
本作もイラストの水名瀬雅良先生が超冴えてる。特にクレメンの絵がドンピシャですね…
私にとって俳優シリーズは全て「ラブシーン」ありきの目線で読んでいます。
「ラブシーン」にジーンとクレメンが出てきた時、この二人は主人公カプの当て馬キャラになるのかと思ってました。(予想は外れましたが)
そんな二人の話だったので少し驚きです。「ラブシーン」では全くそんな素振り匂いもしなかったのに、この二人にそんな関係があったなんて。
クレメンが大人なんだけど初々しくてかわいいですね。ジーンはこの先も気苦労が絶えなそうです。
「プレビュー」は視点がコロコロ切り替わるので読みにくかったです。ジーンとクレメン、今どちらなのか迷う時がありました。
脇で登場する依光千波カプが幸せそうなのがめっちゃ嬉しいっっ!!依光がこっちでもいい仕事してるっ!!本当にいい男!
『ラブシーン』からの俳優さんたちのシリーズ5作目です。
私はこのシリーズは『ラブシーン』CPが大好きなんですが、こちらはあんまり好みじゃないですね。
あ、メイン2人が外国人だからじゃないですよ。それは別に気になりません。
私はもともとオヤジ趣味はないんですが、特に『オヤジ受』にはまったく食指が動かないなあ、と醒めた目で考えてしまいました。だからって『オヤジ攻』も決して好きではないんですが。
水壬さんはかなりの好き作家さんですが、いちばん合わないと思うのがこの『オヤジ』ですね(水壬さんは自他共に認める『オヤジ』好き)。
ただ、クレメン(受)が43歳と言う年齢相応ではまったくないので、所謂『オヤジ受』好きな方が、その醍醐味が味わえるかは疑問ですが。
この2人、どちらも年齢が高めなんですがそうは見えないというか、『大人同士』の良さが感じられませんでした。それならまだホントの『若者』同志の青い恋愛を読みたいよ。
今ひとつでした。残念。
受けが映画監督のクレメン、43歳。
攻めが俳優のユージン、37歳。
一見、しっとりした大人の男たちのお話かなと期待しましたが、杞憂に終わった作品でした。
ユージンは好きなタイプのキャラでした。
クレメンに好きな思いを分かってもらおうと奮闘する青年で、読んでいて応援したくなりました。
が、受けのクレメン、ただの映画バカでして一向にそんなそぶりも見せず天然キャラ炸裂でした。
最後のほうまでなにも萌えられず、萌えて尽きることもできず終わってしまいました。
せっかくの売れっ子映画監督・43歳!
設定だけなら脂乗ってるじゃないですか。
本当にもったいない。
それしか言葉はありません。