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moto amaku dakiyosete
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
小鳩めばるさんの可愛らしい表紙についついフラフラっと・・・
でも、お話にとっても合っている絵なんで、正に表紙から察することできるイメージそのまんまのお話です。
それにしても、こんな前向きのおバカ(子供とも言う)受けは自分的に初めてであったかもです。
母親に育児放棄され、母親の男に性的暴力を受け、それでも健気に生きてきた司が、母親に追い出されボロボロになっているところを拾われたのがクラブオーナー和貴との出逢い。
そして、3年かけてやっと思いが遂げられるというお話です。
これだけ親に見放され酷い扱いをされたのに司は丸きり子供の精神なんです。
普通、これだけ悲惨な過去を背負った子供が主人公だったりすると、どこかトラウマだったり影があったりと、ヤンデレの特徴を備えたりするものなのですが、びっくりするほどの正反対!
常に好きな人には喜んでもらいたい。
素直に感情を表現する。
ただ、語彙力と頭がついていかないので、それは丸きり子供のそのものなんです。
和貴にいつも」「好き」「好き」って言っているのだけど、それは恋愛の好きとは思ってもらえない。
体は大人だけど精神年齢がまだ子供だということに、和貴に気が付いてもらえてなかったからなんですね。
だから和貴が司の為に良かれと思ってしたことが、逆に和貴を苦しめることになってしまっていて。
そんなすれ違いで3年もかかってしまうのです。
こんなオバカが主人公で成立するのは何故?
どうしてこんなおバカが皆に好かれるのかしら?と思ってみれば、
和貴も不幸な生い立ちから影を背負った生活をしているし、司の兄のような友人になった玲についても、色々事情があって(本編)
みな、子供のような司が光になっていて、癒しになっているんだなと思うのです。
子供な精神年齢だけに、快楽には実に素直でそこがまた、エロくて色っぽくていいのです。
多分自分で考えても、冷静に考えても絶対こんなアホちゃんは嫌だー!の分類に入ってしまう人間なのですが、この本に登場する人達にとっては必要な人なのです。
今回はゲイ専門の会員制クラブ等多くの店を持つ実業家と
ゲイクラブの元ホストで現バーテンダー見習いのお話です。
受様視点で大好きな攻様との出会いから恋人になるまでと
攻様視点で本編で明かされなかった彼の事情を収録。
受様がこの世で一番大事で大好きな攻様は
周りから恐れられている謎の多い若き実業家です。
受様が攻様に出会ったのは
都心の繁華街に冷たい雨の降る春先のある日。
たった一人の家族だった母に家を追い出され、
同世代の家出少年達が器用に生き抜いているらしい
都心に出てはみたものの
世間知らずで頭も悪い受様には職はもちろん、
住む所さえ見つけられませんでした。
手持ちの金が尽きた時、
受様に出来たのはただ道端に座込む事だけでした。
そんなボロボロな受様を拾ってくれたのが
偶然にその場を通りかかった攻様だったのです。
攻様には何やら複雑な事情が有る様で
受様が目覚めた広域暴力団の会長の屋敷で
攻様は賓客として扱われている様でしたが
攻様は受様が彼らと関わる事を禁じ、
受様が動けるようになると即、自宅に連れ帰ります。
死にそうだった自分を助けてくれて
世話までしてくれる神さまみたいな攻様に
自分の好意と感謝の気持ちを伝えるべく
受様が思いついたのは攻様を気持ちよくさせる事。
母が男に貢ぐ様を当たり前に見てきた受様には
自分にできる精一で身体を差し出したのですが、
攻様には受様の気持ちは伝わりません。
そして
母親の育児放棄と彼女の男の性的虐待さえも
自覚の無かった受様は
受様が追ったトラウマを解消させるべく
攻様が与えたホストという仕事も
攻様が望んだように務める事は出来ません。
有る事件が元でクラブを辞めて
バーテンダーの見習いとなった今でも
攻様への気持ちを諦める事も
攻様の相手として認められる事も出来ない受様。
そんな時、
攻様の弟分に惚れられた受様は
攻様の薦めもあって彼と付合う事にするのですが?!
既刊『ぎゅっとずっと抱きしめて』のスピンオフ。
既刊の受様の勤めていたホストクラブの
オーナーと同僚ホストのお話です。
『ぎゅっと…』カプもガッツリ活躍していて
一粒で二度美味しいお得な一冊でした♪
複雑な出生から逃れる為裏世界で生きてきた攻様と
あまり考える事をしない天然でおバカな受様なので
元々の感覚も感性が全く違う為に
攻様が受様を可愛いと思っていても
受様が一途に攻様を慕っていても
なかなかお互いの真意が通じなくて、
そのすれ違いのドタバタが楽しかったですね。
良い意味でも悪い意味でも
人の表面しか見ない天然な受様だからこそ
常に自らを鎧ってきた攻様も
素直に受け入れる事が出来たのかな。
今回はシリーズ既刊をおススメです。
黒崎あつしさんの『ぎゅっとずっと抱きしめて』には
本作の中の事件が友人視点で書かれていますので
合わせて読むと更に楽しいですよ。
お馬鹿受け?
っていうか、
知らないことはわからない。
愛情や恋を知らないから、気持ちの伝え方がわからないだけで、それは単に無知ということで、お馬鹿っていうのとは違うかな。
実は、こういうイノセント受けはあんまり得意じゃないみたい。
小説としての盛り上がりのためには、主人公達の想いのすれ違いが必要で、
すれ違うためには、こんな無知で純粋な受けに対して、ある意味鈍感な攻めが配されるわけで、
ここでの司と和貴のすれ違いは、小説の展開としては理解できるけど、、、、
小鳩さんの挿絵はかわいくって良かったです。
司は純粋で可愛いとは思ったのですが、二人の関係が最後まで恋人には見えず…保護者と子供のようで、いつか司はもっと自分に合う誰かと幸せになるような気がしました。
あらすじ(背表紙)に書かれている「和貴の弟分・光臣」の登場は物語の中盤以降な上、結構あっさりと終わるので、読み終わった後あまり光臣の印象が残りませんでした。それ以外は、司の不幸な生い立ちの描写と、司が和貴を好き好き言っている描写。
本当に和貴が司の気持ちに気づいていなかったとすればとんだポンコツだと思いますが、スイートなイラストの印象通りほんわかしたお話でした。
あらすじとは関係ありませんが、文中に「~」が多用されていたのが目に付きました。セリフ以外で「~」が使われている小説は初めて読んだかもしれません。このお話では、ちょっとゆるい感じでマッチしていたと思いますが…。
かなり期待していたので・・ちょっと?結構物足りない作品でしたね・・
馬鹿っ子司とオーナーのお話だったんです。前作の二人も出てきてますね~・・相変わらずあの二人はラブラブでした。
私的には司が成長する所が見たかったんですが、何故か?最後まで馬鹿っ子でした・・・・
なんかねぇ~健気なんだか、なんなんだか、よく分からない・・攻めも攻めで、ある意味馬鹿だし・・
なんかあまりにも司がお馬鹿すぎて、途中で嫌になってきました・・ね・・
和貴が司の母親に会いに行ったあたりは、結構泣けましたね~・・でも母ネタで泣けても・・って感じでしょうか?
司に関しては雛の刷り込み?って感じですよね~・・初めて優しくしてくれた人を好きになったって感じで、あれじゃぁ、オーナーも分かんないですよね~・・
なので、自業自得って感じです・・
お馬鹿キャラですが、みんなに愛されてますね・・それがすくいだったかなぁ~・・