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馬に乗った「王子様」に愛されて
ouisama wa polybuckeni notte
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
最近、BL小説に微妙に違和感を感じていたので、「もう私、BL楽しめなくなっちゃったのかしら?」とちょっと不安に思っていたのですが、そうじゃなくて安心しました。
この話は、全寮制の学校に通う高校生のお話。
詩乃は、バカ高い授業料を払う全寮制の名門学校に通っていたけれど、父親の会社が倒産し、高校をやめなければならなくなってしまいそうになる。
何とか高校を辞めずに住む方法はないか、と考えた詩乃が見つけ出したのが「理事長推薦」という枠だった。
それは、各理事長が生徒一人に対して与えられる特権で、「理事長に気に入られれば、授業料免除」という内容だった。
おまけに、理事長の中には「学生理事」という役職があり、理事の中には一人、学生の立場から意見が言えるように、と学生が混ざっているのだという。
詩乃はその学生理事が、馬術部にいると聞き、馬術部に向かうけれど、その馬術部にいたのは美しく馬に乗る「王子」という苗字の気品ある先輩だった。
という話でした。
最初、「王子様はポリバケツに乗って」というタイトルだから、どんな話なのかと思ったら、王子が乗っている馬がポリバケツ、通称・ポリーな訳ですね。
面白いです。
内容は、典型的なキラキラBL。
王子が学生理事かそうでないかはさておき、詩乃は王子に惚れちゃって、奨学金の問題と自分が王子に近づいた理由は別にしたい! と思うぐらいに真面目な子で。
それでも、現実的には奨学金の問題は目を逸らせない現実で……と。
まあ、最後は「王子様」が現れて、ささっと解決してくれるわけですが。
そう、なんだか変にごちゃごちゃしてない王道BLが読みたかったのよ! となってしまいました。
あんまりうだうだ悩んでるシーンもなく(ちょっとツッコミたいところはあるけれど)、さらっと読めるBLが読みたい人にはオススメします。
桜花学園の新入生で二番目に人気のある詩乃ですが、父の会社の倒産より、学園をやめなくてはいけないというピンチからこの物語は始まります。
詩乃自身が学園に残るために、王子義隆に近づくのですが、まるで最初からお互いに惹かれあっていたのかなと思えるほどの熱愛っぷりでした。(笑)
いつの時代も女の子のような男の子は人気があって、攻めは王子のように格好いいというのに思わず納得しました。
『桂の憂鬱』では、野上と桂の恋愛模様を描いているのですが、桂をいじめて泣かせることが好きな野上と、いじめられるのは嫌なのに、その後優しくされることで嬉しくなってしまう桂を描いています。桂の性癖がちょっとだけ心配になりました(笑)
この人目を惹くタイトル(笑)、どんなギャグストーリーかと思いきや
そういう訳ではなく可愛らし〜い学園ラブストーリー。
全寮制の名門男子校。
新入生の詩乃は、同室の桂と共に人気投票の1、2を争い
上級生に追いかけ回される日々。
夏休みも終わって二学期になり、
家の事情で経済的に学校を続けられなくなりそうな詩乃は
理事会推薦の奨学金をもらうべく、謎の学生理事を探そうとする。
ヒントは馬術部の王子さま。
ポリバケツ号(馬)に乗った王子(←名字w)先輩と出会うが……
もう1人白鳥旺二という先輩も現れて……
典型的なカッコ良い攻め、健気で可愛い受け、わかりやすい悪役、
カラーの異なる脇カップル、と王道BLというか、昔の少女マンガというか、
読んでいて笑っちゃうというか、楽しいといえば楽しく、
それなりにメリハリもあるけれど、展開は読めるというか……
アッサリ惹かれあって、Hもそれなりに充実しております。
(王子さま、あまりにベタでおじさんぽいと思うのは私だけかな?)
まぁ、私のツボとは違いますが、
深く考えずに激甘ストーリーを楽しむにはよろしいかと。
個人的には本編よりも、意地悪な生徒会長野上と桂の短編の方が好き。
こっちもキャラに多少の癖はあれど、激甘ですけれど。
ポリバケツはポリバケツでも、あのポリバケツではなかったですねw
結局(´∀`。c)
相変わらず、かわいくてハッピーエンドな1冊であります。
主人公である詩乃くん(受)は、ようやく合格したお坊ちゃま学校で勉学にいそしんでいたわけです。一流企業に勤める父。。。まさか倒産してしまうなんて・・・そして学園生活にもピリオドがくるなんて・・・。
そんな時、ひとつだけ学園に残れる可能性。それは、学生の中に唯一存在する「学園理事」を見つけること。彼を誘惑して、推薦さえもらえれば・・・
というわけで、色仕掛けで落としてやろう!
と、がんばってみるものの、乗馬クラブの王子様に思わず惚れてしまう。
男となんて・・・と思っていた詩乃。
誘惑とか、推薦とか・・そんなんじゃないの!なお話。
攻は、おかたくて無口。あんまり色恋なんて・・・なキャラクター設定のわりに、簡単に惚れてしまい、詩乃は詩乃で、結局すぐにほだされてしまう。
しかも、初Hは青姦とかw
大胆なのか奥手なのかな節度が難しかった(*`▽´*)
詩乃を狙う、もう一人のオウジさま。
この子がですね、何気にツボでした。
これまたもっと鬼畜な攻に攻め落とされてしまうといいと・・思わず妄想とまらずwwww
メインカップルよりそっちが主になってしまいました。
申し訳ない。
プラス~な桂と生徒会長のおはなし。
こっちの受は、まさにヤンチャなにゃんこチャン。
あんまり自分がかわいくてもてすぎることを自覚していた。
言い寄られ放題をとめるために、なんと偶然居合わせた生徒会長をたてに
「おれってば、生徒会長とつきあってんだかんなっ!」
と堂々宣言。ところが、その生徒会長様。否定するどころかまさかの肯定!?
ちょっ・・・ま・・・まって!!!!!!!!!!!!!
いっつも意地悪に攻められて、なかされて。
とことんいじめられたあとは、とびきり優しく~なバランスがかわいいお話でした。贅沢をいうのなれば、もうすこし、エロシーンをねっとり長くやっていただけたらうれしかったかなと。
さらっと甘いものが読みたいときにはぴったりの1作。
や、うん。かわいいよw
詩乃のお父さんの勤務しる会社が倒産。学校を退学しなくては!と焦る。
寮の同室、桂は恋人の野上に相談。
学生理事を探す。
馬術部の王子様をヒントに学生理事を探すが、厩舎で出会ってた先輩に夢中になる。
馬が取り持つ縁が、この作品のキーワードとなる。
この作家さん、初読みなんですが、つい”ポリバケツ”という言葉に引かれてしまいました。
デビュー作品の新装版に、書き下ろしが新たにはいっています。
お話は全寮制のセレブ学園を舞台にしたシンデレラストーリー。
主人公の詩乃は学園に入ってすぐの人気投票コンテストで二位になった程の美系、どちらかというと日本的。
一位になったのは同室の桂、こちらは西洋的。
で、学園には”お泊り”という儀式があって、恋人になった二人は、基本二人部屋の部屋の片方を追い出して、一晩一緒に過ごして朝を迎えると、カップルとして認められるという約束事があるそうです。
もう、その時点でこの学園ホモ当たり前学園です。
で、詩乃のお父さんの会社が倒産して、学校を辞めなくては、という時に理事特別奨学制度というのを知り、その理事にお願いしようと、誰もその正体を知らない学生理事を探すことに。
ヒントは”馬術部の王子様。”
馬術部に行って、一目ぼれしたのが王子義隆という上級生。
彼の乗る馬がポリバケツ号!なのでニックネームがポリバケツの君。もちろん、そのポリバケツにも由来があるのですが・・・
純粋に恋愛に走った二人のはずが、もう一人の王子、「白鳥旺二」の出現でピンチに!
奨学金狙いで近づいたと白鳥にののしられ、自分が理事だと言い、襲われそうになり。。。
全編あまあま、ヒントの”おうじ”を二人出したことで一体だれが?みたいな推理もついてますが、そこは軽いので何となく展開は読めてしまいます。
詩乃も王子も、最初から恋愛モードまっしぐらですから、誰も入りこめません。
ピンチすら甘いひと時を演出するための布石?
こってりのデコレーションケーキのようなお話。
書き下ろしの「桂の憂鬱」は恋人同士の桂と生徒会長の野上のお話。
こちらも甘いですが、野上がSで散々に桂をいたぶるので、それが楽しい♪
本編中でも、なんやらお仕置きとしょうして桂を居残りさせてましたからwww