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表紙の色合いと描画の美しさ、まるで「アフロディーテの誕生」のような美妖精。
絵に惹かれて選んだら
・・・2010作の古い作品で、シリーズ終りの本だったみたい。また終りから読んでしまった。
著者は、最近TLが多く、BLは書いていない。
守護妖精が、王の後継者を選ぶ国。物語は、王と妖精のペアで夫々展開。
ネオアルカディア~水面の紅炎~ 2009/07/31
フレア エシル
ネオアルカディア~空を舞う風~ 2009/10/31
ウィン フロス
ネオアルカディア~奇跡の涙~ 2010/01/29 ←これを選んでしまった!
バル レリス
ネオアルカディア~闇に咲く虹~:コミック
2010/06/24
BLで古い作品だと耽美的アンハッピーな結末が多いので、避けているのですが、
このシリーズは、健気受け。ハピエン。
他シリーズ作も不幸な終わり方ではないらしいから、シリーズ終りまで遡って読んでみようと思います。
自分で面白そうだと思って選んだ本だから、萌2.
ネオアルカディア・シリーズの、物語の始まりになる作品です。
攻・国王バル
受・森の聖霊レリス
王についている聖霊が、途中で交代することがあるとはオドロキの展開でした。
今までともにあった地の聖霊が消え、喪失感に苦しんでいるバルの元に現れたのは、森の聖霊レリスでした。
レリスはとてつもない健気さんです。
元は森の泉にいる小精霊だったのですが、森にやってくるバルに惚れて思いを募らせ、どんどんと力を得ていった恋する聖霊です。
恋しい王のもとに行きたいがために実体化できるようになり、地の聖霊と虹の御子の協力を得て、王の聖霊となります。
このレリスがとてつもなく美しいんですよ~。
口絵のイラストは最高。
もっと大きいサイズで見たいなぁ。
心も見た目も美しく、献身的なレリスに惚れないはずはないですよね。
バルとレリスは両思いとなるのですが、周囲が2人の恋を妨害します。
特に王の小姓ルカは陰湿に策略をめぐらせ、王からレリスを遠ざけようとしますが・・・。
王への気持ちだけでチカラを得ているレリスにとって、迷ったり苦しんだりバルに疑われることは、力を失うことです。
まんまと周囲の策略に陥ってレリスを苦しめてしまうバルってば、本当にヘタレさん・・・。
死にかけたレリスを救うためバルのとった行動が、闇が広がる原因となりました。
レリスは力を取り戻しましたが、その罪は大きいですね…。
読み終わって、レリスの健気さに涙。
そしてシリーズ他作を再読したくなりました。