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ゆったりまったりお茶の間ラブ
pochi to tama
付き合って6年目、同棲を始めたカップルの日常のお話。
約2年弱のお話が、計22話のショートショートで構成されているので、大変読みやすくなっています。
先日出たコミックスでは、ワンコ系の攻・ポチ(修司)とニャンコ系の受・タマ(太一)の心のかたちが犬や猫で表されていて大変可愛かったですが、こちらは口絵のみで挿絵はありません。
なので黒犬ポチと白猫タマには会えませんし、犬っぽいとか猫っぽいとかいう表現が度々出てくるわけではないので、逆に私は彼らの人間らしい葛藤を楽しむことができました。
彼らの馴れ初めにまつわるトラブルや、プロポーズまでのいきさつ、何のこと無い日常における悩みや、年中行事のエピソード・・・
二人が付き合うきっかけを作った筧さん(ポチの会社の先輩)、タマの友人で傍若無人なイギリス人・マイク、タマの友人・酔ったらすごい真理子さんといった、クセがあるのに憎めない三人と、ポチの妹・加奈ちゃんが二人の味方です。
お互いのことを必要とし、お互いのためになにかをしたいと思い、支えあって暮らしている二人はアマアマなのですが、その影には我慢をしたり(主にポチ)、自分の行動に疑問を抱いたり(主にタマ)、周囲の理解が得られなかったりと紆余曲折もあるわけです。
それぞれが小さな出来事をきっかけに描かれていて、温かい気持ちになったりホロリとしたり、ちょっと考えさせられたり、だたのバカップルで終わっていないのがこのお話のいいところではないでしょうか?
最終的に、30年後のお話まで書かれています。
ちょっと振り返ってみると、タマが「幸せ?」と問うシーンが度々出てきます。
ポチは必ず「幸せだよ」と答えます。
あなたと一緒にいられることこそが幸せなんだと、即答できる幸せ。
理想的ないいカップルだと思います。
彼らと一緒に温かい気持ちになれました。
例えば結婚生活に行き詰まっててしまったり、相手への不満ばかりが爆発しそうになったとき、これを読んだらちょっと反省できるのかなと思いました。
もともとは携帯小説だったものが1冊にまとまったというこの作品。
ひとつひとつは短編なんですが
甘々とほのぼのと、時折切なさがバランスよく織り込まれていて
読み進むにつれてだんだん
ポチとタマを見守る友人達やポチの妹になったみたいな気持ちになってきますw
コミックスでも切なさはあったんですが
それでも全体にはほのぼの感が強かった印象でした。
なので、この小説版もほのぼのしてるんだろう、と思っていたら
思いがけず、ポチとタマのそれぞれの苦悩が随所に描かれていて
周りから見て幸せそうな彼らにも
ここまでたどり着くまでにこんないろんな辛い思いがあったんだと
改めて気付かされました。
おかげで、こんなほんわか作品なのに
「ポチとタマの結婚式」では思わず涙が。。。
他にも、なんでもない日常のひとコマでウルッと来ちゃったり
すっかりポチタマの世界にはまり込んでしまいましたw
肩の力を抜いて読める作品なのに
萌えもキュンもエッチも楽しめる、いい作品でした!
ほのぼの、あったかいお話。
二人の何気ない出来事の数々、日常がいい。
でもその中に見え隠れするちょっとビターな出来事もある。
それがまたいい感じに合っていてよかったです。
年をとるまでずっと一緒でいれるかといえば男女間でも難しかったりするけど、ラストのお話を読んで二人の人生を垣間見れたことが嬉しくて、そしていつまでもポチとタマなんだなぁと。
夢がありますよね。
読後は幸せな気持ちになりました。
ああ、ワンコのポチとにゃんこのタマもとても可愛かったvvv
優しくって甘い物語が読みたくて購入。でもそれだけの物語じゃなかった。ショートショート22篇で構成されています。
お互いをポチ、タマと呼び合うほのぼのカップルのなんの変哲もない甘い日常、と思い込んで読むととんでもない。
二人の馴れ初めは、彼のいたタマをポチが掠奪して始まったんだし、ポチは家族から理解されず、タマは前の男との経緯もあって心の中に哀しみや不安を抱えている。
二人の優しい日常は、二人の覚悟や関係を続けていこうという意志の上に成り立っている。決してパステル色のふわふわ綿菓子なんかじゃない愛の現実。ポチの方が絶対的愛情でタマを包み込んでいるように見えるけれど、ポチにしてみれば「タマは俺のことを重荷に感じているのでは?」と不安に感じている。ポチにとってタマは「俺の重たい愛をふんわりと包み込み、空気を柔らかくしてくれるもの。」唯一のひと。
二人はほのぼのカップルだけどもちろん性欲はあり、8話「タマの取説」や13話「ポチは狼」などでしっかりHシーンもあります。
そして最終話、30年後の二人。二人がずっと二人でいることを選んで過ごしてきた日々。さらりと「いまだにキスもセックスもしている」とあるあたりがとてもとても。愛おしい二人。
1冊丸ご表題作の二人、22の短編集が収録されています。
「ポチ」と「タマ」は擬人化でも人外でもなくお互いのあだ名です。
ポチ(犬)が攻め、タマ(猫)が受けなので覚えやすいです。
私は携帯での小説は馴染みがなく、目次の22作品の羅列を見たときは、会話ばかりでスカスカの中身かも、などと失礼なことを思ったのですが、考えを改めさせて頂きました…!当たり前ですが、読まず推測なんて良くないですね。
付き合って6年目からスタートします。
1話交代で互いの目線でほのぼの甘い日常がつづられていくのですが、「タマの浮気」で二人が付き合いだすことになった頃の話、「タマの涙」「ポチが怒った日」でタマの抱えていた不安の話、と淡々とした語り口ではありますが、決して平坦だったわけでなく悩みも涙もあると読者に示していきます。
そして、表題作かつ最終話でもある「ポチとタマ」では、二人の幸せなその後が語られます。三十年も二人でいてくれて嬉しいですが、ああ完結しちゃったなぁと残念にも思いました。ずっと続いて欲しかった作品でした。来年の新しい手帳に希望予定やメッセージを書くとか、出張を家出と言い換えて気持ちに折り合いをつけるとか、可愛らしすぎます!
あと、ショートストーリーの表紙に小さな挿絵があるのも良いなと思いました。
ただ、余りにあっさり淡々と進んでしまていて、もうちょっと掘り下げて欲しい部分もありました。タマの浮気とか。でもそうすると、この作品の持ち味がなくなってしまう気もするので、いわゆる無いものねだりなのかもしれません。
最近は作者様はBLの商業作品の発売はないようで、ちょっと残念です。今度は違うタイプの二人で、この作品のような連作ショートストーリーが読んでみたかったですね。
この本がショートショートの携帯小説だったということで
1話、1話が短くて、タマとポチの心の恋愛日記を読まされてる気分になる。
で!日記というのは、起きた出来事の記録なわけで過去なんですよね。
この小説を読んでる間中、なんかすごく完結された出来事の報告を
受けてる感じがして・・・
「へぇー( ̄△ ̄) 」
「ふーん(  ̄_ ̄)」
と、冷めた気持ちで読んでしまったw
コミックス版を先に読んだけどさ小説版もダメだ。
私には、どーにもこーにも苦痛。
女友達に、ラブラブっぷりを延々聞かされてるような感覚に近いw
1話、1話を単体でちょこっと読む用であって
まとめて読むと辛い。
企画としておもしろいし、サクサク読めるから
お好きな人はハマるかもしれないけど
お互いを「ポチ」とか「タマ」とかニックネームつけて呼び合う
バカップルの話に、のめりこむほどピュアでも心が広くもない自分を
再確認したw自分の底意地の悪さを思い知ったよwww
タイトル通り、一時期ブームが来たときでさえ一切読まなかった携帯小説。
"泣かせ"をモットーにした流行りのラブストーリー映画やライトノベルズが苦手なので、携帯小説に少なからず私のそうした偏見があるのだと。
(だからといって、この作品がそれを大きく覆したというわけではないのですが!)
そんなこんなで躊躇いつつも手に取ったのは、「ポチとタマ」というネーミングから。
お互いをそんな愛称で呼ぶなんて可愛すぎる…!と気になったのでした。
日常のありふれたことがポチとタマの目線で淡々と書かれているこのお話。
BLに限らず世界中のカップルが抱えている、ささいな不安やすれ違い、そしてそれを上回る幸せがここには詰まってます。
こってりステーキでも豪華なケーキでもないけれど、愛の詰まった素朴な野菜スープのような温かさを感じました。
ふとした時に1話分をぱらぱらっと読みたくなります。
がっつり読み応えではないけれど、携帯小説にはこういういい面もあるんだなと新発見。
特別な呼び方で、相手の名前を呼ぶ。
何でもないことのようですが、そこに相手への愛おしさや大切さが垣間見えた気がします。
んんー…ぶっ続けで読んだら…ちょっと物足りなく感じてしまったかも。
何というか…通しで読むよりも少しずつチマチマ読むのが良さげ?
因みに私はパソコン起動時やレンジでチンの待機中にちょろりら~と読んでいたので、各話の短さは気になるませんでした。
…やっぱり元が携帯小説だからなのかな?
でも縦書きで無意味な記号が無いので抵抗なく読めました←携帯小説にどんなイメージ持ってんだよw
お互いをポチ・タマと呼び合う2人のほんわかほのぼのストーリー。
少しずつ積み上げられていく日常の幸せの様子が好き。
でもそれだけじゃなくて、過去の辛い恋とか、2人の関係に反対するポチの両親(主に母&叔母。父は諦観気味)とか…色々あるんですよね。
結婚式・30年後の話が特に好き。
あとポチとタマがお互いの手帳に書きっこするの…何だか良いな~って思う。
何だ、そのトキメキシステムは羨ましい…←
筧さんとマイクはきっと友情以上の関係になっているに違いないと決めつけています。
因みにコレ、コミッカライズもされているようで…漫画を書かれたのは挿絵を描かれた舟斎文子さん。
こちらもいつか読みたいなーって思っています。
でも、やっぱり、ケータイ小説だからかな
小説として紙の本で読むのには、ちょっと物足りなかった。
それなりの紆余曲折はあったんだろうけど、今は同棲して、ラブイチャも少し落ち着いてきたような、もう、出来上がっちゃっているカップルの話なので、ほのぼの、まったりしちゃってて、あまり劇的な展開はない。
だからかな
「本編はどこ!?」って、つい思っちゃう。
サイトとか、同人誌で読むなら、まったり落ち着いた「いい話」で、
その限りでは極上の部類だけど、
本で読むなら、もうすこし『ワクワク』や『ドキドキ』が欲しかったかも。