不機嫌で甘い爪痕

fukigen de amai tsumeato

不機嫌で甘い爪痕
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神60
  • 萌×241
  • 萌39
  • 中立10
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
42
得点
591
評価数
154
平均
3.9 / 5
神率
39%
著者
崎谷はるひ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
不機嫌で甘い爪痕
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784344817098

あらすじ

大手時計宝飾会社に勤めている羽室謙也は、ゲイと噂のひとつ年上の契約デザイナー・三橋颯生の仕種や雰囲気の色っぽさに、うろたえ混乱しながらも惹かれていた。そしてついに告白する。謙也を密かに気に入っていた颯生は、その告白が興味本位なものだと思い落ち込みながらも、「試してみるか」と思わず謙也を挑発してしまい……!? 待望の文庫化!!
出版社より

表題作不機嫌で甘い爪痕

27歳,大手時計宝飾会社の営業企画部勤務
28歳,フリーの宝飾デザイナー

同時収録作品好奇心は猫を殺すか虜にするか。

その他の収録作品

  • 不可逆で甘い抱擁
  • あとがき
  • 好奇心は猫を殺すか虜にするか。

レビュー投稿数42

理想的関係

 号泣した作品に神評価を付けがちで、崎谷先生の作品には泣けるのも、もっとエロい作品もあるのですが、あえてほのぼのしたこの作品に神を。

 私はほのぼのBLが大好きです。劇的な事件が起こらなくとも、ドロドロ愛憎劇がなくとも、普通の人が普通の恋愛をしている話(しかし男同士に限る)は安心して読めます。相手を尊重しあっている感じなんかも、とっても理想的。
 お互い感謝の気持ちを伝えあい、手料理を美味しくいただき、幸せに暮らす。
 簡単に思いがちですが、現実にはとっても難しい。
 だから、男女だったら素直に読めないだろうけど、BLなので「いいな~」と憧れを持って読みました。

 しかーしっ! ほのぼのなくせして、そこは崎谷作品!!!!

 エロが……濃厚!!!!
 普段淡泊そうな人が、自分でも制御できないくらいエロくなる!というのはたまりません。この方の作品の何がエロいって、その点でしょうか。
 エロシーンにはイラストはいらなかったかな~と思ったり。

 痛すぎるトラウマを抱えた話も好きですが、このような作品もいいですね。

9

新しい『はまりもの』

基本的にわんこ攻めはそんなに好きじゃなかったはずなのに…なによなんなの謙ちゃん!惚れちゃったじゃないのーーー!

ことの始まり。スマートではないマヌケさにいい意味で裏切られ、そこからぐぐぐっと引き込まれてしまったこのお話。

ダメだ謙ちゃんいいっ!颯生もいいっ!
基本わんこな謙ちゃんですが、暴走するのもまたオイシイです。男は結局野獣ってか。笑
颯生は颯生でツンデレ具合が半端ない。
恋人の前では濃いいのか、そうですか。とニマニマです。

謙ちゃんのおっとこまえに惚れて、颯生のかっこかわいさに惚れて、ときめきっぱなしの一冊でした。

ジュエリーを扱う仕事柄、専門的な話や用語がありますが、わたし自身宝飾関係のお仕事をしていたのでより楽しめました。

『不可逆で甘い包容』での、キッチンでのあまあまシーンがお気に入りです。

はまったら一直線の謙ちゃん。
『はまりもの』に仲間入りした美人デザイナーに関して、どんどん開拓し新しく見つけた『彼』をコレクションしていくんでしょう。

ぜひぜひそのコレクションを一緒に愛でさせてください。笑

5

ヒロ○に喘がせたい

この颯生、これはもう、絶対

ヒロCに、喘がせたい!!

崎谷作品の「年上の受け」って、刷り込みのように、ヒロC声が浮かんじゃう
この颯生みたいに、自分の仕事にはちゃんと自信を持ってて、過去のつらい経験も自分の中で消化して、グルグル考えちゃってるようでいて、基本的に前向き。
で、
そしてセックスの時は、エッロエロに乱れちゃう

これはもう、ヒロC意外には、考えられない

3

二人とも可愛い

お人好しでヘタレなワンコ攻め謙ちゃん×しっかりしているけれど
甘えん坊な美人さん「颯生」の二人が主役のお話です。

ほのぼのとしていて、ド派手な展開や大きな事件はありませんが、
仕事のこと、過去の恋愛、色々あってつらいとき、お互いを支え合い
乗り越えていく姿に心から癒されます。
なんだかいいなあ~。と微笑ましく思えるんです。
こういう何気ない日常の恋愛話、大好きです。

お仕事の描写がしっかり入っているところや心理描写の丁寧さなども
個人的にとても好みでした。

エッチシーンは、ほのぼの作品なのにとてもエロくて濃厚です。
普段はあんなにキリっとしている颯生がデレデレ&甘~くなるし、
謙ちゃんは謙ちゃんで、そんな颯生が可愛くてたまらない、という感じの
あまあま幸せエッチです。

このシリーズ本当にお勧めです。大好き。

3

こういう甘さは大好き。

私は所謂『お仕事もの』がかなり苦手なんですが、こちらは(というより崎谷さん作品は)これでもか!というくらいお仕事しててその描写がうるさくても、決して『仕事だけ』じゃないのでたいして気になりません。

『仕事がイヤ』というよりも(いや、まあ別に読みたくもないのは確かなんですが、それよりも)『ラブがないがしろになるのがイヤ』なんでしょうね。
その点、仕事関係の描写はこの上なく多くても、ラブもきちんと盛り込まれているので、それこそ薀蓄として楽しめました。
まあでも、仕事関係はもっと減らしてくれても一向に構わないんだけど。

このシリーズはとにかくキャラクターがすごく好き。

謙也(攻)も颯生(受)もとても好感の持てるキャラクターです。全然『完璧』じゃないんだけど、そこがイイんです。
むしろ、完璧な(特に攻)キャラクターなんて好みじゃないどころか胡散臭いと思うだけだし。

このクドいくらいの甘さや、ある意味『勧善懲悪』ともいえる王道っぷりが好みの分かれるところなのかもしれませんが、私はそこが何よりもよかったし好きなんです。
崎谷さんの(特に昔の)ベタ甘特化的な作風も好きなので。←『クドさ』があくまでもラブ関係なのが安心して読めるんです。『仕事だけがクドい』のはただ苦痛。

旧版はイラストがものすごく苦手で、表紙の時点で挫折してどうしても読む気になれなかったんですが、新装版でイラスト変わって一安心。ようやく読めました。

正直なところ、小椋さんイラストもどちらかというと苦手なんですが(でも決してキライではないし避けることもない)、この作品の甘くて優しいイメージにはぴったりでよかったです。

シリーズが『不条理で甘い囁き』『不謹慎で甘い残像』と続きます。

3

疲れたときにこそ読みたい癒し

ひたすら!受けの三橋さんが甘やかされるだけの1冊です。ラブラブで甘いだけのBLなので、疲れたときに糖分がいいように、クタクタになりながら帰った金曜に自宅で読みたいBL小説だと思いました。

当て馬キャラは出てきますが、彼との確執のエピソードもあまり掘り下げられず。個人的に、当て馬キャラが絡んできた時点で萎えてしまうので、このあたりの軽さはとてもよかったと思います。また、三橋さんの仕事のゴタゴタ描写がありますが、そこでも胸のすくような特別な展開があったわけでもなく、「まあ、そうなるでしょうね…」という結末。本当に三橋さんと羽室のラブラブエピソード以外の無駄がまったくない潔いストーリーでした。
そんなわけで、何にも邪魔されず、三橋さんの見た目が派手でキツくてプライド高そうなのに、親密な恋人の前ではただの甘えん坊になってしまうという、年上受けの魅力が存分に出ている話だったと思います。セックスシーンでの三橋さんのセリフがどれもいいです。最高でした。

3

今までで一番最高

ドラマCDを聞き、即小説を買いました。
CD以上の甘々ぶりで、とても満足^^
続編の2冊のレビューを見る限り、
とても満足されてる方が多いので、続編2冊注文しました。

颯生さんの仕事では偉そう、
謙ちゃんの前では甘えん坊とゆう所は、かなりツボでした!

甘々シーンもあるのですが、途中は仕事関係の話が多め。

それでも、私は満足でしたけどね^^;

2

攻が何故かかわいくみえる

3大!!崎谷さん作品と勝手に個人的に思っているのは、
本作品の「不機嫌シリーズ」「不埒シリーズ」「グリーンシリーズ」なのですが、
読み返し、やはりやかったので、レビューをさせていただくことにしました。

大手時計宝飾会社勤務の謙也は、フリーのジュエリーデザイナの颯生が
ゲイという噂を聞き、気になって仕方ない。
仕事はできるのに、ワンコ系で颯生がひそかに気にいっている
謙也にその噂のことを聞かれ、颯生は、ショックを受けるものの、
謙也が遊びで試したいと思いこみ、体だけの関係を持ってしまう。
でも、謙也は、颯生のことを好きだと言い出して・・・
というストーリなのですが、

攻の謙也のワンコっぷりがかわいいのと
綺麗でありながら、男前な颯生の2人の人物が魅力的すぎます。

是非読んでいただきたいです。

2

↑o↑

 冒頭で死にました。可愛すぎる。全体的にも素敵すぎる……。

 【ここから盛大なネタバレ(冒頭のシーンだけですが)】受の颯生がゲイっていう噂を聞いた攻の羽室が、パソコンでゲイについて調べているシーンがとても萌えました。いろいろサイト内のリンクを飛んでいってるうちにウイルスに感染してしまって、しかもそのパソコンは社用のだから超絶焦った場面が可愛かったです。

 このシーンから始まったのである意味、良い意味で盛大な出落ちでした。

1

甘々の二人

5年ほど前の作品ですが
今更ながら読んで、感動しています。

謙ちゃんを彼氏にした人、男だろうが女だろうが羨ましい。
これが最初の感想です。
こんなに優しくてできた男がいるだろうか。
そしてそんな謙ちゃんが、冒頭エロサイト見てPCダメにしちゃって
始末書っていうのが、またやっぱり男の子よね・・・て思えて更に好感度UP!

颯生と本当に心通うまでに少し時間もかかって
何度も勘違いや思い違いもあったけど
やっぱり、謙ちゃんあなたはすごい。

たしかに仕事の件は少々くどく、かなり業界に詳しくなければ
理解しにくい言葉や表現もあり、その部分が長いと
ちょっとだれてしまうところはあったかも。
だけど、やっぱりその仕事絡みで縁があった2人だから
やっぱりそこは大事なんでしょうね。
社会人にとって、仕事をすることが生活の大半になっているわけで
その中で起こる様々なことを、良いことも悪いことも
恋人に話して喜びを分かち合ったり、辛い愚痴を聞いて励ましたりするのは
ごく自然で、この二人の間にもあった謙ちゃんのさりげない心配りが
颯生の心に熱く響いているのは、そのめんどくさい会社での件があったから
問題が起きたら不満があったら話し合おう・・・
と提案する謙ちゃん、できた人ですね。
こんな人が本当にいたら、そりゃぁ引く手数多でしょう。
この二人のお話はまだ続きがあります。
楽しみです。

1

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