15センチメートル未満の恋

15センチメートル未満の恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×29
  • 萌36
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
28
得点
174
評価数
56
平均
3.2 / 5
神率
8.9%
著者
砂原糖子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
南野ましろ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784403522154

あらすじ

これは夢に違いない――。階段から落ちたことがきっかけで、突然身体が小さくなってしまった雪見。美大時代の同級生かつ天敵の、伏木野の作ったドールハウスで生活することになるが……!?

表題作15センチメートル未満の恋

見た目と裏腹なドールハウス職人
ミラクル体験

その他の収録作品

  • 1/1スケールの恋
  • あとがき

レビュー投稿数28

1/

あほで、ちょっぴりキュンなラブコメディ。
私は好きですよ(○´∀`○)ノ
サクッと読めて、あほてんこ盛り。
私が数読めてないだけだと思うのですが、小説ってわりと切ないとか、トラウマ~とか、重たいネタが多い印象。
なので、比重このくらい軽めで、ほろっと泣ける作品って貴重だとおもうのです。カツ!エロがあればサイコー

今回のお話は、大学時代の同級生と久しぶりの再会!
そしてトンデモ・ハプニング?!
思いがけない出会いとトラブルの行く末に~なお話。
小さくなってしまって、同居するまでの展開がイマイチわかりにくいな~と思ったのは私だけだろうか。ちゃんと最後までよめばわかったんだけれども。(しっかりよめよ自分;)

階段から突然おちて小さくなってしまった受。
嫌いな相手の家のドールハウスにしばらくやっかいになることに。
そんな受に~から始まるお話なのですが、なんやかんやはおいといて
「パンをくれただろ」
パンをくれたから受の事を好きになってしまったという攻ww
や、あほというか、餌付け・というか、そんなことで・・なところはありますが、笑ったww面白い。
不器用で、無口で、本当に言葉をうまく伝えられない攻を好きになってしまった受。
これはどうせ夢だと、エロも心開いてノってしまうさまも可愛かった。

後半の、えいままよ・・なチン子に戯れるミニチュア受。
リアルにみたら危ないですが、深く考えないでみれば可愛いものなのかもw

終わりよければすべてよし。
いろいろめちゃくちゃ有りきでしたが、最後のまとめ方がうまかった。
気持ちの変化がじわじわくるのが砂原さんのいいところよね。
すっきり爽快な気持ちで読み終われたのがなによりもマル。

1

想像しまくった

砂原さんの作品を買おうと探していた中で
設定がすっとんでいたので
購入しました

身長が突然12分の1サイズになってしまった
男性と大学時代の同級生で偶然居合わせた
男性との話です

ドールハウスを作っており、その作成している
ハウスで生活をするのですが
なんともかわいいです

作成している男性が無口でごつごつしているタイプなため
ギャップがあることがほっこりさせます

小さくなった男性は
結構うるさい。
小さくなった男の体にを触ったり
触られて反応したりするのですが

これはドール遊びとして
禁断的でありながら日常なのでは?
と思います

イラストが好みじゃないので
イメージしにくかったですが
小さくなったイラストは可愛かったです

設定が設定がだけに
好みはわかれるかもしれませんが
ファンタジーっぽくなく
現実感もありました


0

バランスが良い。

初めて読んだこの作家さんの作品がコレって、間違っていたでしょうか!?
今回は”イロモノ部門”入りを目指して書かれたとの情報が、あとがきに・・・
これが”いつもの作風”って訳じゃないんですね!

15cm未満の人間って設定はファンタジーですが、読んで行くと、思ったより突飛な感じがしません。
すでにBLはファンタジーだからっていう前提があるからかもしれませんが。

ドールハウス造りの才能に対しての嫉妬のあまりキライだと思っていた相手にお世話されちゃう15cm未満の雪村が、少しずつ伏木野の人となりを知り、その朴訥さに慣れていく様子は、自然で微笑ましいです。
猫に追われたり、ケーキに埋もれて窒息しそうになったり、読んでいて苦しくなっちゃいましたが!

お相手の伏木野君は、身体こそ小さくなりませんが、性格はかなり不思議君です。最後にチャペルのドールハウスを作るくだりがあるのですが、その理由も・・・さすがというか何と言うか。
大きい身体で繊細なドールハウスを作り、容赦ない言葉を浴びせるようでいて実は単に言葉が足りないだけの可愛い男なのですが、それは雪村には中々伝わりません。

こんな2人が、否応なしに同居?するハメになってしまった数日と、その後の日々が描かれたお話なのですが、この突飛な設定をどう着地させるのか、最初はそっちが気になって読んでいました。
でも次第に、最初はツンケンしていて意外と嫌な奴だった雪村が少しずつ変わって行く様子に安心したり、伏木野のあまりの世間擦れしなさすぎの様子にハラハラして、言葉の足りなさに2人の関係の展開に不安になったりして、内容の方に引き込まれました。

伏木の焦れったさは逆に雪村に行動を起こさせたりしていて、なんだかんだ言ってこのカップルはお似合いです。
ほんと不器用カップル!
思わず「割れ鍋に綴じ蓋」という言葉が浮かんできました~。

小さな身体でのHは大変そうですが、それなりにエロく、挿絵の指に萌えました!
そして、普通サイズに戻ってからのHがより楽しみになるという素敵な効果までv

単体萌えもカップル萌えもないのに、面白く読めてしまったのは、多分物語のバランスがいいからかなぁ。
普通の設定だけど物語的にイロモノというか現実離れ感があるお話はわりとあるけれど、この作品はその逆のような感じ。すんなりと自然に読ませられたという印象です。作者の力なのかな。

今度は、同じ作者の”エロ部門”の方の作品を読んでみたいなと思いました♪

5

身長差萌えの最高峰w

ある日、突然!!!
15センチメートル未満のちびっこになってしまった受けw
攻めは180センチ台後半ですから
すげぇ身長差萌え('v`人)w

これは夢なのか?という葛藤からお話はすすむのですが
ほんとうのところは、あなたの目でたしかめてくださいよ!

ふたりは美大時代の同級生。
4年後の再会。
忘れている“約束”
再会モノといえば“約束”
しかもどちらかが“約束”を忘れてますv
定番というか古典的な題材ですが、なかなかに萌えました。

ドールハウス作家という設定は
受けが小さくなるためにあったわけじゃなく
家庭・・・“家”というものに恵まれなかった
伏木野の家庭環境によるところもあるのだなぁと。
全体的にファンタジーでコメディタッチではありますが
伏木野の手に入れたかったモノの切実さみたいなものはジンと伝わります。

15センチ受けとのえっちは、思ってた以上にエロす☆

4

身長差最大のカップル

身長15センチメートルの受けは、攻めとどんな風にHをするのか?
そんな好奇心の元に、昔懐かしの恋人が小さくなるマンガやドラマを思い出して購入してみました。
明るくてイライラせずに純粋に楽しめるエロコメは貴重なので、特にお勧めです。

ドールハウス作家・伏木野円 絶倫硬派不器用攻め×設計会社社員・雪見有一 ツンデレ受け
ある日、階段から落ちたのをきっかけに、小さくなってしまう。
大学生時代の同級生の伏木野に面倒を見てもらうことになって……。

肝心の期待のシーンもよかったですが、小さい雪見と伏木野でビーンズやマシュマロの投げ合いシーンが微笑ましくて楽しかったです。
クリームまみれな身体全体の愛撫に、顔射どころではない、全がけ?
夢の世界万歳!と言った感じで、小さいのにちゃんとエロいです。
むしろ、もっと小さくなった雪見とのエロを極めて欲しかったりも。
砂原さんの続編でのアホエロサービスに、大感謝でした。続編があってこそ、ようやく満足しました。
個人的に、小さくなった時の雪見のアホ毛がすごく可愛くて気にいってます。

伏木野がドールハウスを作る理由が、伏木野の孤独な境遇と相まって切なかったです。
だから、彼の作るドールハウスは人のいる雰囲気がして温かいのだとわかって、じんとししました。

伏木野から押せ押せで来られると、ちょっと待て!と思ってしまうのに、音沙汰がないと不安で、お見事な位にツンデレ受けの雪見が可愛かったです。

伏木野が小さくなる逆のパターンとか、続編が読んでみたい話です。

エロ:★4 小さい雪見とのHが特殊で、すごく萌えます。
総合:★4 前人未到の小さくなる受けというシチュが楽しかったです。

3

こんにちは、新しい自分!

 砂原さんの新作だ!
 と最初にこの作品を本屋で手に取った時、あらすじを読んで何事かと思いました。

 15センチメートル未満って……身長の事かー!

 身長差は萌えます。が、170㎝以上の身長差というのは一体……未知の領域過ぎる。
 が、やはり砂原さんは砂原さんでした。
 まず攻めですが、何とも感情移入のしにくい硬派な……というかむっつり君(こら)。なのに職業がドールハウス作家です。BLの職業設定でドールハウス作家、初めて見ました。
 そしてツンデレ……というか若干性格の悪い気がしないでもない受けもまた、住宅模型などというちっこいものを作っています。このツンツンな受けが、とある出来事によって可愛らしいミニチュアサイズになってしまう訳なのですが。

 なんだこの設定!

 ……なんでこんなに萌えるんだ!

 攻めは本当に受けを大切にしていて、それが分かり難いながら実は所々のちょっとした言動に含まれているんです。
 猫に襲われ逃げ隠れていた受けを救出した時の攻めの台詞は、BL界屈指の名言ではないでしょうか。

 勿論、エロもばっちりです。15センチメートル未満だろうがなんだろうが、やる時はやります。これがまたムフフ……なのですが、それは読んでからのお楽しみという事で!
 設定を見て苦手だと思われた方、私も初めはそうでした。ですが、まずは手に取ってみて下さい。きっと読了後には不思議な感動と幸福感が味わえる筈です。

3

ランキング上位は伊達じゃない!


ちるちるのオフ会に参加させていただいてから、8月後半はBL小説強化月間として小説をいろいろ読んでみました。
ラピス文庫を毎月全買いする勢いで読んでいた中学の黒歴史(笑)以来、漫画は読んでも小説は木原音瀬作品を嗜む程度だったので、いい勉強になりました。
何読んだらいいのかわからなかったので、ちるちるのランキングを参考に選んでみたのがこの作品です。ランキング偉い!と叫びたくなる作品でした。

この作品のポイントは2つです!
第一に、主人公の雪見がある日突然ミニチュアサイズになってしまうという、「同人誌かよ!」と叫びたくなる設定を、商業BLらしい巧みなストーリーにうまいこと昇華していること。
途中、雪見も伏木野も「これは俺の夢だ」と言い出したあたりで、この話どうすんの?どうやって着地させんの?!と、違う意味でハラハラしたのですが、最後は綺麗に幕が降りました。
うまい!この作者はうまい!!と、スタンディングオベーションしたい気持ちです。

第二に、小さくなっている状態での濡れ場があること!
するの?!しちゃうの!?キャ~~~!!と、大喜びでした。
そもそも小さくなってしまってからの生活を、きちんとリアルに描写しているんですね。ご都合主義に甘えてしまわず、そこからしっかり描いていることが、万々歳な濡れ場につながったのだとおもいます。はい、イロモノ設定厨ですいません!

というわけで、人気のあるものは人気があるだけのことがあるんだなあ・・・と再確認した次第です。
偉い!ちるちるのランキングは偉い!!

3

イノベーション!

「はて?15センチとはなんぞや」と考えた時、日に日に卑猥な思考になる私は
アレのサイズが15なのかとか…女子として、大丈夫かという発想をしてしまったわけですが
読んで、可愛いお話だったので…砂原先生に土下座したい気持ちでいっぱいです…!
15センチというのは、なんと雪見の身長のこと!
雪見は、四年前まで同じ美術学校に通っていた伏木野に個展の招待状を貰い、
向かった先の展示場で階段から落下、なぜか体が14,3センチ…元の十二分の一サイズ、
ちょうどドールハウスにぴったりな大きさになってしまったのです。

雪見は伏木野の家で住むことにまりますが、小さくなると世界はかなり変わってしまいます…。
行動可能範囲が狭まるし、洋服はそれこそ人形用になって、食べ物も大きいし、猫なんて怪獣。
その猫に襲われるという描写ではもう…ハラハラしてなりませんでした!相手は猫なのに!笑
そんなつり橋効果というか何というか、何気なく親切だったり、助けてくれたり、
仕事を手伝ってくれたり、心配してくれる伏木野に、雪見もちょっとずつ心を許していくようです。
一緒に眠る時は、雪見は伏木野の手の平の中。可愛いです~♪

仲良くなった二人が、じゃれ合いが発展しエロい空気になってしまうという描写でも
小さいからこその萌えシチュがかなり良かったです!
まぁ、はたから見れば、裸のフィギュア眺めてセンズリする大男…の図になっていますが
雪見は生身の男の子だし、二人の間ではあくまで共有の興奮があるのでヨシ☆
そもそもどうしてミニサイズになってしまったのか…は、
雪見が度々回想する過去などに、ちょっとしたヒントみたいなのが隠されていましたね。
ここでオチを言うと、もう…わくわく半減だと思うので、
お手にとっていない方は是非その目で、その気持ちで体感してください!

読むたびにエロさが増す気がする砂原先生。
あとがきでもお話されていましたが、先日のDear+ハル号ではエロ番長の称号をお持ちでした。
なるほどエロ番長…!
今回も、十二分の一サイズの濡れ場というイノベーションをもたらしてくださいました。
さすがです本当に。どこまでもついて行きます!

2

ミニチュア好きなら萌えるはず!

美術館の階段から落ちた弾みでいきなり身長15cm弱になってしまった雪見くんと
そんなとんでもない状況にも全く動じる事のない無口な伏木野くんの
奇妙な共同生活の様子がなんともかわいい作品です。
食玩などのミニチュア好きには
小さくなっちゃった雪見くんを見てるだけで萌えられますw

で、意外な萌えどころが
この二人のちょっと盛り上がっちゃったシーンw
当然、このサイズの差では普通にいたすのは無理なんですが
雪見くんが、伏木野くんの手のひらに跨って。。。ってのは
なんか、いけないものを見てるようで。。。萌えましたw

で、結局雪見くんは普通サイズに戻るのか?
それはどうやって戻るのか?
ってドキドキしながら読み進める事になるんですが。。。そこは読んでのお楽しみw
その裏側には、彼らが出会った大学時代からの積みあがった思いがあったんだな~
ってことだけお伝えしておきますw

書き下ろしの「1/1スケールの恋」は
まあ、タイトルを見ればわかるとおり
元のサイズに戻った雪見くんと伏木野くんのその後のお話なんですが
ここで、本編の時からその片鱗を見せていた伏木野くんの変人っぷりが
更にあらわになってますw
なんというか、頭の中の思考回路の繋がり方が普通じゃないんですよね~。
それゆえにズレまくってすれ違う二人。。。
でもちゃんと最後にはつじつまが合っちゃうあたり
おそるべし伏木野!って感じでした(これは雪見くんも思っているはずw)

砂原さんの「ファンタジー」は、もちろん「空想」の世界なんですが
それが現実には絶対にありえない、って感じではなく
もしかして、こんなこともあったりするのかな?って思えるものが多くて
だから、ファンタジーモノは苦手って人にも薦められるんですよ~。
ちょとだけ不思議な世界をぜひ味わってみてください。

2

タネ明かしに脱帽

あらすじ通りファンタジーですが、ファンタジーでない!
…と思います。小さくなったタネ明かし(?)を読んだときに私はすごく納得しました。BLは基本ファンタジーだと思いますが、設定に説得力があるとすごく読みやすいですし、冷めてしまう瞬間というものを体験しなくて済むので重要な要素だと思います。キャラのかわいさとかイチャコラな萌えとかもばっちりですが、読み物としての論理性とか設定の矛盾のなさみたいなものもすごく面白かったです。

2

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