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ai wa midara na yoru ni saku
作家さんの新作発表
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今回、一番頭に残ったセリフ。
「どうしよう、入らない」
え、どんだけなの、上条wといらん下世話な妄想を抱いたところで、シリーズ第五弾です。
(↑同じことを妄想した方、ご一報くださいww)
さぁ安定のラブラブバカップルですが。
事件です。
とある学生が殺害された。
その学生が、神津の勤める大学の生徒だったのだが、殺害された生徒が所持していたのは、神津の写真や行動記録。つまり神津はストーカー被害にあっていた。
と、そこに上条への殺害予告、そして神津が拉致される。
全ては、上条に関係ある人物の犯行だったーーー。
愛しているからこそ、心配をかけたくない。迷惑になりたくない。
愛しているからこそ、どんなことでも話して欲しい。
そんな相反するふたつの思いが、さらにこの二人をラブラブバカップルへと導いていきますよ。
しかしピンチを乗り越えたあとって、燃えるよね、わかります。
シリーズを増すごとに、主役じゃないのにどんどんキャラが出張ってくる。笑
高円寺しかり、中津しかり、何と言ってもタローちゃん。(龍門は影薄かったけど)
この巻、裏主役は間違いなく、タロー、君だ。
今回、はじまりは、恋人を得た三人が、
それぞれの恋人を連れて(タローは来なかったが)集まっているシーンから始まります。
みんなカッコ良くて、みんな仕事ができて、みんなホモって(笑)
3組計6人のゲイたちって!
それぞれがくっ付くまではまだいいけど、
その後ってどーなんだろう?と。ちゃんと面白いままで話続くことって
可能なんだろうかと思っていましたが、
なんだか全然普通に面白く読めちゃうんですよね。
リアルじゃないんだけど、リアル。
人物が皆、生き生きしてる気がするので、それがそう思わせる所以かな?
で、今回シリーズ第五弾にして、
一弾目のカップルのようやく戻ってきました。
その一弾目で上条に惚れた私には待ちわびた巻だったわけです。
でも読み始めてみて、
かなりヒサモ×タローカップルに、心が奪われていることが気づきました!
タローは今回、メインではないけど拉致されるんですよ。
で、拉致されてるときとか、事件で取り調べる側のときとか、
相変わらずな女王様で、それとすごくマッチしてるヒサモも素敵で……。
このシリーズはほんと、どの人物も魅力的なんですよ!
今回メインの受け、中津は中津でマジいい奴だし(泪)。健気です!
欲を言えば、エッチシーンが今回はとても少ない!
その分、扉絵はめっちゃエロイ、肌色ずくしですが、
このシリーズはエッチシーンも好きなので、次回また楽しみにしときます。
淫らシリーズ第5弾。今作のお当番は上条×神津カップル。ですが、高円寺×タローちゃん(遠宮)も結構出張っていますね。
三バカ+それぞれの恋人(タローを除く)が集まっての飲み会から話が始まります。相変わらず結束力の堅い三バカの関係に微妙な嫉妬と疎外感を覚える神津。控えめな性格ゆえに上条に対してなかなか思いや希望を主張できない神津からすると、まさに以心伝心の三バカのやり取りは羨ましく思えてしょうがないんですね。
そんな時、事件が。神津が勤めている大学の学生が殺されるんですが、被害者が神津のストーキングをしていたらしいと分かり、神津が取り調べられることになります。高円寺とタローが取り調べにあたるのですが、二人は神津への対応をめぐって神津の前で激しい口論を繰り広げます。半ば痴話げんか入ってるんですけどね。タローちゃんは、相変わらずヒステリックに高円寺を怒鳴りつけるんですけど、これはタローの嫉妬の表れですね。高円寺と神津が自分の与り知らないところで信頼関係を築いていること、見かけによらず気配りやの高円寺が神津を優しく気遣ってあげてるのが面白くないんです。一方、神津はと言えば、お互い言いたいことをぶちまけられる二人の関係に羨望を抱くんですね。ただこれは本当に「隣の芝生」かなあと思います。高円寺を遠慮なく怒鳴りつけてるタローも実のところ、高円寺との関係に自信を持っているわけじゃないですしね。タローの怒号はむしろ彼の不安の裏返しだと思います。タローのこういう天邪鬼ぶりがたまりません。
さて、そんな二人が思いもよらず大きな接点を持つことになります。神津が何者かに拉致されるところへ、神津を尾行していたタローが助けに入るのですが、結局共に拉致されてしまうのです。さらに、今度は、上条に対する脅迫が届き、殺人事件、そして、神津の拉致との関連性が見えてきて…。
今回の萌えポイントは、神津とタローのやり取りでした。受同士のやり取りって萌えるんです!一緒に監禁されているうちにタローが神津の一途さに感じるところもあったようで、微妙に二人の距離は縮まって行きます。神津は一見大人しく、自己を押し出すこともなくて、大和撫子か良妻賢母か、というタイプなのですが、実はどんな苦難の状況にあっても決してぶれることのない芯の強さを持った人なんですよ。自分を犠牲にしてでも自分の愛した人を守ろうとする強さがある。大人しすぎる受って見ててイライラすることもあるんですが、神津は根本的には「強気受け」なので、読んでいてなかなか爽快でした。そんな神津を身を挺して守ろうとするタローちゃんのカッコいい刑事ぶりも拝めて大満足です♪
事件の方は、結局、上条の過去の人間関係に由来するものでした。上条からすれば、とんだ災難。今回の謎解きは結構面白かったですね。色々な要素が一本の線につながっていく手法がなかなか上手かった。犯人はもう完全に壊れてますね。歪んだ妬みによって自分で自分を壊してしまったというのでしょうか。こういう人間に限って、自分の人生が上手く行かない原因を他人に帰せ、自分の無責性を主張するのはよくあることだなあ、と妙にリアリティを感じました。
さてさて、今作で印象に残ったのは、上条と神津の関係性のちょっとした変化でしょうか。これまでの印象として、上条はとにかく神津の中にストレートに飛び込んで来るのに対し、神津からはどこまで上条の領域に踏み込んでいいんだろう、という逡巡のようなものが感じられたんです。でも、今回の最後の場面では、そんな彼の逡巡が吹っ切れたように感じられ、とても読後感の良いお話でした。
シリーズ第5作は上条×神津ペアのターン。
神津の周りで起きた不可解なストーカー殺人事件。
2人の関係をネタに仕事を辞めろと訴える脅迫メール。
そして、上条に付き付けられる殺人予告。
果たして2人の運命やいかに!!
というような感じの今回のお話。
上条の過去に逆恨みする人物の事件を軸として、2人の関係を深める物語です。
心配かけまいと内緒にしてしまう気持ち。
なんでも話して欲しいと思う気持ち。
話して嫌われはしないかと不安に思う気持ち。
いろいろな気持ちが交錯して。
最後には全てを相手に打ち明けられる関係に育つ。
なんだかんだでラブラブだよねーという2人のお話でした。
というか、それよりも。
その裏側で実は並行するように?描かれている高円寺と遠宮の関係がかなり好きです。
今回はこの2人のターンではないからしっかりとは描かれてないんだけども。
それでも、遠宮のビミョーな気持ちの揺れ動きとか。
たぶん、やっぱり最終的には遠宮が好みなんだろうな、私。
神津を思いやる高円寺に普段以上にぶつかる姿とか。
自分の安否を気遣う高円寺に対してもなかなか素直になれないところとか。
神津を助けるために覚悟を決めてるシーンとかもすごく好き。
やっぱりいいなぁ~vv
「愛は淫らな夜に咲く~コミックバージョン~」
上条の鼻の下の伸び具合がステキです☆
こんなふうに描けるのってちゃんとキャラを愛してるからなんですよね。
いやー、ステキです。
「羨望」
珍しい中津と神津(+ミトモ)のお話。
大人しい人ほどお酒が入ると大変だ!というのはよくある話ですが。
…結局はノロケですから(笑)
中津のところはもう一息という感じですか。
「羨望~コミックバージョン~」
ある意味、予告編?(笑)
相変わらず、上条は何もかも包み隠さずなところがすごい。