ふばば
tanin doushi soushuuhen
同人誌版の「他人同士」。
この「総集編」は、2000年発表の「1」「2」、2001年発表の「3」、結川カズノ先生画の4pマンガで構成されています。
「1」
雑誌編集者の諒一と駆け出しカメラマンの暁の出会い編。
アパートが火事になって焼け出された暁が、仕事で関わっていた諒一の部屋に一時身を寄せさせてもらう、という始まり。
掃除洗濯料理をしてくれて性格も良い好青年の暁との同居は思ったより快適だったが、一つ問題が。
生粋のゲイでバリタチの諒一にとって、暁は好みど真ん中。しかし暁はストレート。
しかし、迷ってもしょうがない、とある晩諒一は暁を襲うんだけど。
見事に逆襲されて、しかもうまい。
悔しくて悔しくて、次こそはヤってやると決意する諒一だった…
…というのが「1」。
「2」
その後ナニゴトも無かったが、諒一の仕事が一段落した後、酔った暁が諒一に迫ってきて…
2度目もしてやられた諒一、というストーリーが「2」。
「3」
「三十八度戦線の彼方【諒一編】」
諒一、風邪を引く。の巻。
弱る諒一はいつもよりも素直。
そんな諒一の姿に…男なのに、と思いながらも欲望をもって再び抱く暁。
2人、まだ言えないけれどお互い「好きだ」を自覚しはじめる。
「微弱なパルス【暁編】」
その翌日、一泊の温泉取材に出かけた暁。
1日の終わりに独り露天風呂で諒一を想いながらの自慰をしてしまい、自己嫌悪しながらも声が聞きたくて諒一に電話をかける。
諒一は発熱の翌日なのに当然のように仕事で。
次アレ作れ、と料理のリクエストを言う諒一に、明日帰る、と返す暁。
「Ordinary Day/結川カズノ」
満員電車に乗る諒一と暁。急停止の時咄嗟に暁に手を握られて…
ちょっと気恥ずかしいけど、晴れてるし、と納得する。
元々バリタチの諒一視点が主なので、攻め視点的に読めるのが面白い。
意地っ張りで暁に惹かれる事を認めたくない諒一。
戸惑いながらも素直に自分の心を見つめる暁。
2人の恋の行方に萌える。