FLESH&BLOOD(12) (限定版)

flesh&blood

FLESH&BLOOD(12) (限定版)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
96
評価数
20
平均
4.8 / 5
神率
90%
著者
松岡なつき 

作家さんの新作発表
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イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
FLESH&BLOOD
発売日
価格
¥743(税抜)  
ISBN
9784199005138

あらすじ

海斗(かいと)救出を阻む最大の敵・ビセンテは不在!! その間隙をついて、海斗奪還に成功したジェフリー一行。けれど再会の喜びも一瞬、逃亡の旅に出ることに。道中、病を押し隠す海斗は、次第に短くなる咳の発作に、内心不安を募らせていく…。一方、いち早く罠に気づいたビセンテは、猛追跡を開始して!? 追う者の希望と追われる者の命を賭けた、息詰まるスペイン脱出行、ついにクライマックス!!小冊子付き、限定版!!
(出版社より)

表題作FLESH&BLOOD(12) (限定版)

海賊船の船長
タイムスリップした高校生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

スペイン男の愛を見せていただきました

待ちに待った12巻。
今回からイラストレーターさんが代わりましたが。
新しい海斗達も作品の雰囲気にピッタリで、私は大満足でした。

ジェフリー達の海斗救出作戦に立ちはだかるビセンテ。
海斗は無事にスペインを脱出できるのか?!
緊迫感溢れる見せ場の連続で、読者は息つく暇もありません。

そして今回の白眉はビセンテでしょう!
彼の海斗への本気の恋心には、心を打たれました。
素晴らしいスペイン男の愛を見せてもらい、涙が流れました。

国王への忠誠より、愛を優先させたビセンテには感動しましたが。
スペインへの背信行為とも取られるビセンテの行動に、彼の今後がとても気になります。
レイバ様のフォローを期待したいです。切実に。

このシリーズはBL的な濡れ場は少ないですが、
極上のエンターテイメント作品だと思います。
早く13巻が読みたくて仕方がありません!

そして限定版に付いていた「小冊子」。
表紙(カラー)のナイジェルが耽美で色っぽいです。
ナイジェルが抱える片恋の辛さ、
そしてクールな彼の熱い一面が描かれたこの作品は、
ナイジェルファンなら必読でしょう。

8

心が痛みます

ついにカイトがジェフリーとナイジェルのもとへ!!

カイトがビセンテにさらわれた時から今日(?)という日をどれだけ待っていたことか……!!

なのに、なのに……
あんなにも待っていたのにも関わらず、嬉しい反面、ビセンテを思って涙、涙、涙です。

カイトにビセンテが「ロックフォードのところへ行け」と言ったシーン…辛いです。カイトにはもちろんジェフリーと幸せになって欲しいです。でも、心の底からカイトを思っていながら、ジェフリーのもとへ返す決断をしたビセンテ。
…この時の気持ちを思うと心が痛みます。
始めはなんてしつこい男だー!って思ってたんです。でも、ひたむきにカイトに心を寄せる姿を見ていると…やはり、カイト同様辛いです。純粋で真っ直ぐで、本当にいい人なんです。この後、フェリペ二世にどんな罰を受けるのか、心配です。

読んでいて、幸せなばかりではありません。でも、どんどん世界に引き込まれて、それぞれの人物達が相手を思いやる心に触れて、気持ちが揺さぶられたので、評価を神としました。BLを越えた世界です。(エッチシーンがなくても気になりませんよ)

カイトもジェフリーもナイジェルもビセンテも幸せになれる事を祈りながら、次を待つこととします。

5

どうなるの!?

F&Bシリーズも12作目です。
決してBL色が強い作品ではありませんが、お話がよく作られているのでとても楽しめる作品だと思います。
海賊、タイムスリップなどお好きな方には良いのではないでしょうか?
ただ、12作も出ているので読み応えはあると思います。

舞台はイギリスからスペインへと移り、フランスのお話もちらほらと出てきたりしてドキドキさせてくれます。特にこの時代の船上での生活について詳しい描写があったり、エリザベス朝の衣装などについてもいろいろと描写されているので歴史が好きな方などさらに楽しめると思います。

お話は現代のイギリスからエリザベス1世の時代に飛ばされた海斗と美貌の海賊の船長ジェフリーとの恋物語。隻眼の航海長ナイジェルや宿敵スペインの間諜ヴィセンテなどに加え、エリザベス1世やドレイクなども出てくる壮大なお話です。

今回はスペインへと連れてこられた海斗がようやく恋人ジェフリーの元に帰れるのかも?という大事な局面です。海斗がどうなってしまうのか、とてもドキドキするお話になっています。

3

感動しました!

も~、ビセンテさん!ビセンテ好きにはたまらない!
ビセンテの優しさ・愛の深さ・切なさがたっぷり入っていますね!
この人にはホント心から幸せになって欲しいと思わずにはいられない!!
ビセンテとカイトの最後のやり取りをぜひCDで聞いてみたいものです!
さてさて、次の巻を読まないと!

3

あと、少しなんです!

カイトがジェフリーのもとにたどり着くと思えばまた危険がと…。本当目が離せないんですよ(笑)
純粋物だけでは成り立たなくて、今思えば様々な人が巻き込まれてきました。
ビセンテがふっと見せる涙にも心に打たれます。自分の感情よりもカイトの思いを優先されていく。環境はこんなにも人を変えてしまう。これからどうなっていくのがとても楽しみです。

2

心配なんです。早く13巻を!

海斗奪還作戦が動き出しました。

今回印象に残ったのは、まず、海斗の体は大丈夫なのか?という点。
体調不良と様々な不安を抱きながらも、気丈に振舞う海斗が痛々しくて仕方ありませんでした。
ジェフリーに会いたい気持ちと、ビセンテに後ろ髪を引かれる気持ち、そこへ様々な問題がさらに降りかかってきて、対策を考えないわけにもいかないし・・・
ジェフリーやナイジェルと合流できてもいまひとつ覇気がなく「感動」よりも「心配」が先にたっちゃいました。(だから、萌評価どまり)

その分ナイジェルとビセンテという、どちらかといえば自分の気持ちを抑えてきた人たちがキレます。
海斗の純粋な優しさは、却って罪だなあと少し哀しくなりました。
ビセンテが、再び身を投げ出してくれたものの空っぽになってしまうだろう海斗を良しとせず、ジェフリーに戻すシーンは、思わず「それで後悔しないの?」と言いたくなりました。
あのキスだけでこの後生きていくのでしょうか?ビセンテやレオとはこれっきりなのでしょうか?

この後イングランドに戻るわけですが、海斗は和哉やリリーとどう関わっていくのでしょうか?そういえば今回、ジェフリーはあまり目立たなかったなぁ。

それから、ラウルさん。蛇だの悪魔だの言われまくりですが、こういう思いっきり悪役(しかも美形)も大好きです。
彼も、ただ処刑されてしまうのでしょうか?舞台が再びスペインに戻る事はないのでしょうか?
海斗とジェフリーにイングランドで幸せになってもらいたい反面、スペインの事も気になります。

小冊子「再会」はナイジェルの独り言的なお話。
黒髪・隻眼の寡黙な青年が、どれだけ熱い思いを内に秘めているかが分かります。
海斗への恋慕をジェフリーに黙認されたものの、反面、到底ジェフリーには敵わないと思っている自分もいて・・・この人にも幸せになってもらいたいし・・・

ずっと思っている事なんですが、登場人物が多くて時々名前も変わるので、相関図などを作っていただきたいです。切実な話です。
イラストレーターも変わった事だし、一回やってみてはくれないでしょうか?人物紹介のページができただけでも満足しなくちゃいけませんか?

5

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