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flesh&blood
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
レビュータイトルどおり、涙しか出てこない12巻でした。。
「ロックフォードのもとへ行け」と海斗に告げた時のビセンテ、
どれどの悲しみだったか、、、
ほんの少しでも治る可能性があると信じられるなら、
絶対に絶対に手放さなかったであろう唯一の大事な人を( ; ; )
涙が溢れて止まらなくて、後半、ぐずぐずになりながら読み切りました。
ビセンテ……
ジェフリー達には「まだ喉の調子がおかしい」「風邪をひいている」ことにして、
覚悟を決めて懐かしの船に乗り込んだ海斗。
18歳の誕生日を、ジェフリーと一緒に迎えられたことだけが
救いでした。
でもきっと、航海の途中で気づかれてしまうよね。
この12巻も、1〜11巻と変わらず息もつけないほどの怒涛の展開でした。
一方を選べば、一方を切り捨てることになる。
”選ぶ”ことの辛さをまざまざと見せつけられ、考えさせられるお話だったな、、
ジェフリーへの愛のため、ビセンテの恋心も、
そして自分の病気も利用しようとした海斗。
痛くてとても辛かったけれど、その強さにじんと痺れました。
13巻、、涙なしで読めるかな。。
※12巻から、イラストが雪舟先生から彩先生に変わったのですね。
残念だな、、と思うところもあるけれど。。
彩先生のイラストも美麗で、見入ってしまいました。
口絵のビセンテの美しさにもう…!✨(で、また思い出して泣いてしまう;)
F&Bの12巻です。
長かったスペイン編ともお別れということで、ジェフリーと海斗の「こ〜の〜」「うふふ」的な触れ合いが大好きなわたしには嬉しい限り。
だが、しかーし!
そうはうまくいかないのが、このシリーズ(涙
前巻で自分が結核にかかったことを知り、ジェフリーたちに害が及ぶこと、ジェフリーと共にいられなくなることを恐怖する海斗。
なんかもう、可哀想すぎます。
最初の頃、わたしは海斗をあまり好きではなかったんですよね。
なーんか生意気だしね。
でも、ジェフリーを愛するうちにすごく海斗が変わったなと思いました。
お話の後半、ジェフリーたちの為に命を投げうつ覚悟を決めた海斗に涙が出ました。
このシリーズは、自分自身よりも愛する人のことを優先させることが出来る強い人間が多いですが、この巻はそれが顕著でした。
最後、ビセンテは自分の命より海斗を優先させてくれましたが、彼はいったいどうなるのでしょう。
特に個人的には好みでもなんでもないビセンテですが(苦笑)、やっぱり不幸にはなって欲しくないな。
ビセンテの友人、アロンソも。