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文章力が高くて、序盤から引き込まれた。切なくて、泣ける。
タイプとして分けるなら、浮気攻めと一途受けになるが、受けは惚れ薬で惚れてしまうというワンステップがあるので、本当は好きなんかじゃないという心理描写等、ほかの作品にはない良さがある。
ストーリーも恋愛要素がなくても十分楽しめるくらい、よかった。
この攻めの稚拙な愛情表現っぷり、自分の心に気づけないアホさ加減、ぜんぶぜんぶ私好みです。
すごく単純なんだよね。「好きな子に意地悪したい、泣かせたい」って、園児のような動機なのだ。でも、いざ泣かれたらオロオロ狼狽える、という…。うああ可愛い。可愛いよ。しかも、それでもまだ気づかないというアホっぷり。
こういう攻めを上手くコントロールできるのは、あやし上手スネ上手のオトナなんだけど、そんな受けだと話は面白くない。
受けを徹底的に恋愛音痴の意地っ張りくんに設定したことで、話がどんどんややこしくなっていく。
二人の性格づけのしっかりさ加減、それによるすれ違いの描き方、神がかってると思いました。
なにより、実は二人は対等に苦しんでるのがいいね。
受け視点だから、直接的に分かるのは受けの苦しさかりだけど、きちんと攻めの苦しさも伝わってくる描写がなされてました。
傷つけあい、どんどん憔悴していく二人に心を痛めつつ、キュンキュン萌えてた私です。萌え萌え。ほんと快感。
惚れ薬も上手く使ってるなぁと思いました。
最初は受けに惚れられた攻めがはかなりしゃいでます。はしゃいでイジメてます。このへん、ほんと園児。でも私には愛が見えてたよー。でも、やり過ぎw
やり過ぎたしっぺ返しはさんざんくらう羽目になるけど。それがイイ。
ラストの必死の告白のシーン、大好きです。濡れ場の百倍萌えました。
意地悪で嫌味でいやがらせばかりしてくる相手
早く離れたい、そうおもっていたのに
うっかり飲ませようとしていた惚れ薬を、自らが飲まされてしまうという悲劇w
薬の効果は絶大で、気持ちは抗っているのに
好きになってしまうのをやめられない。
かつてと変わらない言動をとられているのにも関わらず
「好き」という気持ちがあるだけでこんなに苦しい。
久しぶりに泣いた。や、受かわいそすぎん( ノД`)
わりと前半から、あれ?攻って受のこと好きだよね?
どうみてもそうだよね?好きな子虐めちゃうタイプだよね?
なんて思ってた私でさえ攻の気持ちを疑ったわ。
途中、出生の話云々がよくわからない部分はありつつも
後半怒涛の展開に。面白かったです。
ありがちなエンドも嫌いじゃない。
愚かだからこそ、気づいたその気持ちは大事にしていただきたいですな
樋口さんのデビュー作です。
花丸Blackにしてはどろどろ桃色要素が少ないですが、中世ヨーロッパ風味のファンタジー? になるのでしょうか、普通に面白いです。
ネタは、今では使い古された惚れ薬。
媚薬じゃなくって【惚れ薬】なところがベタでいい。
これはギャクかコメディかと思いながら読み始めると、なるほど中々シリアス路線でした。
それも、結構なドシリアスです……惚れ薬といえばコメディという考えが根強くあるもので。
作中、いろんな伏線も張り巡らされていて、受のキユナの出生の秘密だとか、謎も多くて先が気になり、非常にテンポよく読むことが出来ました。
惚れ薬というスパイスが物語を重たくせず、かといって薄くもせず、とにかくその当たりのバランス、塩梅が絶妙です。
泣き所もしっかりあって、結構冒頭あたりから胸が絞られます。
そのぞうきん絞り具合が、結構終盤までぴっぱられるので、全体通してずっと胸がきゅんきゅんしっぱなし。
すれ違いすぎてて、イラっとしますが、勿論ハッピーエンドです。
時代物もファンタジーも大好物なので、いいとこ取りなこの作品は非常に楽しく読めました。
大好きな樋口美沙緒先生のデビュー作「愚か者の最後の恋人」。久しぶりに読み返してやっぱり樋口先生の文体好きだなぁと改めて感じました。
舞台は中世ヨーロッパ。貴族ものです。
作中では“惚れ薬”というものが出てきます。これは樋口先生がある作品からヒントを得て使い古されてるアイテムだけど使っちゃえってってことで登場させたらしいんですが、、、樋口先生の手にかかるとこんなにも新鮮に感じるんですね!!
惚れ薬を飲まされたキユナは幼少時代から仕えてきた意地悪で、節操なしのフレイのことを好きになってしまいます。フレイの嫌なところは全部見てきたはずなのになぜか惹かれてしまう。フレイはキユナのそんな反応を面白がって接します。
フレイが他の貴族の女性と話しているのを見て嫉妬したり、フレイに心を見抜かれても意地を張ったり。とにかく初めて恋を知ったキユナが可愛かったですw
物語はここではもちろん終わりません。2人の身にはある重大な事件が起こります。この事件の真相が明かされるまでドキドキするし、2人の恋の行方も気になります。
前半はコミカルな感じに描かれていますが後半はかなり切ないシーンたくさんあります。このメリハリが良かったです。最後の最後まで萌えました!!全ての方にお勧めします^^
貴族、主従、惚れ薬等々要素満載のコッテコテBL作品です。
なにより、健気受け好物の私には堪らない作品でした!!
数十回と読んでますが未だに号泣しながら読んでます。
他の方もおっしゃる通り攻めのアホさと受けの強情さには呆れながらも可愛さを感じます。
少々展開になるさを感じるところ、逆に展開が早いなぁというところも確かにないとは言えません。
それを差し引いても受けであるキユナの心理描写がとてもよく書かれています。嫉妬してるところ、悔しがってるところ、悲しんでるところ、呆れてるところ本当によく書かれていると思います。
後半は牢獄に入ったり、相続で争ったりと色々慌ただしくなって情報が多い割に進みが早くやや置いてきぼり感を感じます。
キユナの親についてもご都合主義っぽさを感じます。
貴族モノで主従モノという有りがちな設定だからこそ受けと攻めの設定は相性が良く、安定感はあると思います。
ただ設定が良い割にはすっごく好きな人物が出来ないが残念です。
どの人物もいまいち魅力に欠けるというか好きになりきれませんでした。
樋口先生のキャラ設定が好きでいくつか作品も読ませて頂いてますがその中でもこの作品は頭一つ抜きん出て好きなのでこれは多分好みでしょう。
強いて言うならあと少しストーリーの方が踏み込んで書いてあったらなぁ、と惜しくおもいます。
まぁ色々書きましたが数十回読むくらい私この作品が大好きで、毎回面白く読ませて頂いています。
ちゃんと世界観を確立しているのが凄いと思いました。
ファンタジーと現実の美味しいところだけを混ぜ合わせた感じです。
舞台設定は中世ヨーロッパっぽいんですが、この世界独特の事柄も多いんです。
それがなんともBLらしい設定ではあるんですが、小さなエピソードを重ねることでご都合主義ではなく「そういう世界観なんだ」とストンと心に落ちてくる感じで、すごく素直に受け入れられます。
妾腹の子を「愛の迷い子」と呼んで、世間の「愛の迷い子」はきちんと社会的立場を認められているんですね。
ただし本筋の血統の子との相続争いに発展しないように、「愛の迷い子」は同姓としか結婚できないとか。
家督は継げないけどその分責任もないし、ちゃんと認知もされて裕福に貴族暮らしは出来るので、「愛の迷い子」は好きなように遊び歩き、あっちにふらふらこっちにふらふらと愛ばっかり探していたり(笑)
そんなとんでも設定の世界観ですが、お話はとてもシリアスで面白かったです。
「惚れ薬」なんてお約束アイテムが出てきたかと思えば、殺人事件に巻き込まれたり、よそ様のお家騒動に巻き込まれたり、出生の秘密を掘り起こしたり。
すごくてんこ盛りのお話でした。
攻めはホント、ガキんちょみたいな愛情表現しかできないお馬鹿さんです。
好きな子のスカートめくりをして「世界一大嫌い!」と言われてマジ凹む小学生みたい(笑)
好きだから気をひきたいんだけど、嫌われてるからどうやっても笑ってもらえなくて、仕方ないから意地悪して気を引いてまた嫌われる…という悪循環。
受けは受けで、最高に意地っ張り。
嫌いな相手を惚れ薬で好きになっちゃって、「ときめく自分を認めたくない!」って意地の張り方が半端なかったです。
ただ…私は外国ものにちょっと弱いので、カタカナばっかりに前半苦戦しました。
人の名前なんだか土地の名前なんだか、それすら頭が追いつかず、「とりあえず攻めと受けだけインプットしとけ!」って感じで分からないところを据え置きで読みすすめました。
段々慣れてきて覚えてくるんですが、これはこういう読み方をしちゃいけなかった。
差し出された事実や情報をきちんとその場で吸収してから次に行かないと……。
私はそれで、ひとつものっすごく損をしました。
「最後の奥さんが塔に閉じ込められてた」って話と「レオの母親が飛び降りた」って話を混同しちゃって、私の頭の中では勝手に「最後の奥さん=レオの母親」という図式が出来上がってしまっていたので、衝撃の事実!が明かされた遺言のシーンでまったく衝撃を受けられませんでした。
めっちゃ損した気分ですっ!
これから読む方で、もしカタカナ苦手な方がいらっしゃったら、新しい情報が出るたびにとりあえず相関図だけは頭の中で作ってから次に進むことをオススメします。
あと、些細なことですが、私は狂気のうちに死んだ父親の遺言がちょっと分からなかったです。
どっかでなにかを読み飛ばしたのかなあ?
「黒髪」はどこから出てきたのやら…?
父親は黒髪とは付き合いなかったよね?
樋口さんのお話は好きなんですが、毎回いっこずつ謎が残ります。
じつは樋口さん、ドSなんじゃないかな……。
高階さんの美しいイラストに惹かれて購入してみました!
聞かない作家さんだなあと思ったら、初めての本だそうで。おめでたいですな。笑
中世ヨーロッパくらいの時代かな?
とある貴族と従者のお話でした~
で、この従者(受けちゃん)が惚れ薬を飲んじゃうんですね…
ってここまで書くとすごい軽い小説のようですが、後半になるにつれて結構ハードな展開でしたww
遺産争いとか血なまぐさいシーンもあったりして…。
攻めが遊び人で何かいまいち信用できないんだよね…何か冷たいこと言ったり愛してるっていったり;
発言に一貫性がないからあんまり好感持てなかったかも;
まあでも総合しておもしろかったかな~
次は現代の話が読んでみたいです♪
ムシシリーズには惹かれるけどやっぱり手をだせず、
なんとなくこっちをget。
なんとこれがデビュー作????????と驚愕。
とてもそうは思えないです。
どうにもこうにも攻め受けとも好きになれなかったため萌どまりですが
デビュー作 と聞いて本当に驚きました。
BLACKでしたが、よくあるBLACKとは全く違いました。
他家の家督争いに巻き込まれて、攻め受けがお互いの気持ちに気付く
といったところでしょうか?
仮想国(中世イタリアな感じ)の、男性同士でも全くOK~な貴族社交界。
東方人の黒髪などは、娼婦、男娼 と見做されてしまってます。うる。
そして登場人物多し・・・
フレイ:庶子次男坊。遊び呆けてる。イケメンなため入れ食い状態。
この方が愚か者。
キュナ:フレイの従者。5歳の時、フレイ、ノクシアの家の前に
捨てられていたのを拾われる。
黒髪、黒い瞳で東洋の血を引く。この方が「最後の恋人」になる。
ノクシア:フレイの兄ちゃん、コンセの領主。
フレイとキュナにしてみれば半分父親みたいなもん。
家督争いがおこる他家の方々↓
チェーザ:フレイとイケメン王座争い中。庶子次男坊。
レオ:美人、庶子三男坊。体弱い。
ルバイン:チェーザ、レオの兄ちゃん、ペルジーノの領主。
ニキシオ:ルバイン、チェーザ、レオの父、前の領主。故人。
カルロ:ニキシオの異母弟。
あとお利口狼ちゃんもちっぴり出てきます。
皆さん少しずつちゃんと役割あります。
お話としてはせつなさ満載モードのはずなのですが、
攻めがあまりに精神面未成熟な男子であり、
受けも同様、成長しきれてない印象で、好きになれませんでした。。。残念。
貴族社会にどっぷり浸らず、物静かな印象のルバインが大人な感じで
良かったんだけどなあ・・・