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維新の頃から薬問屋として大店だったという“宮郷製薬”の
跡取息子とお世話係りというカップリング。
“宮郷製薬”の跡取息子 宮郷和緒の
お世話係り 倉部謙の家も元は大きな会社を経営していたが
祖父の代で大きく傾き、会社ごと宮郷に抱えてもらったという恩義がある。
そんな倉部を、和緒の姉の婿にという話は姉の結婚で流れた。
と、同時に和緒の時期社長の座も一夜にして消えたわけだが
倉部にとって、和緒は
もはや恩義のある“宮郷”の“時期社長”ではなくなった。
和緒は、しがらみから解き放たれた夜、倉部に「恋人になりたい」と告白する。
すぐにふたりは恋人同士になるのだが上下関係はなくならず
本当の“倉部”が見えてこない・・・
和緒の要望にこたえてくれるだけの倉部に不安が募る。
「私(和緒)の知らないアナタ(倉部)が欲しい」というタイトルどーりのお話。
受け視点で描かれて、物語序盤ですぐに攻めが手に入る。
恋人という肩書き、キスも身体も与えてくれるけど
心が満たされないというねw
攻めの気持ちが最後まで見えない焦れ焦れを楽しむ本。
子供の頃からの主従関係、リーマンもの、すれ違い、と私の大好きな設定が入っているわりにはハマれませんでした。後日談的SSがあればまだ良かったかもしれません。
丸ごと1冊、表題作です。和緒の目線で話は進みます。
和緒(受け)は目付け係の倉部(攻め)が好き。勇気を出して告白したところ、その夜は応えてくれたものの、それから半年以上進展がない。倉部と自分の恋人・鈴木が以前付き合っていたのではないかと疑っている後藤と共に、和緒は倉部にあれこれカマをかけてみるのですが、不発に終わりガックリ。そんな中、倉部がお見合いをすると知り…という話です。
ストーリーの肝である2点に不満が残り、どうにもハマれませんでした。
ひとつは、倉部が和緒に気持ちを出さなさ過ぎること。臆病になっているにしろ、もう少し倉部が本当は嫉妬もしてあれこれ迷っているんだという気持ちが透けて、傍から分かるようにして欲しかったです。そっけなさすぎ、言葉足らずで、和緒じゃなくても、誤解をしてしまいます。
もうひとつは、鈴木の気持ちです。後藤が子供好きだと常々話している描写がないのに、子供が望めないから結婚を断るとか、後藤に対して酷い仕打ちだと思いました。後藤がヤケになって和緒を襲おうとするのもちょっと分かります。倉部もフォローなってないな、本当に有能なの?と疑ってしまったくらいです。
恋愛問題と同じくらい、仕事の場面が結構あります。仕事より恋愛重視の方には退屈に感じてしまうかもしれませんが、私はそちらは楽しんで読めました。
途中まで面白かったんだけど、攻めが「今まで受けを無視してきた理由」を説明した瞬間に萎えました。
まぁ予想通りではあったんですが、あまりにも予想ど真ん中すぎて、もうちょい捻って欲しかったなーと。
お仕事をしてる最中の心理描写も多すぎじゃないかなと思いました。
仕事中にえんえんぐじぐじぐじぐじと恋愛のことばかりを考えてるので、「有能な社会人」という設定が台無しになっちゃってる気がしました。
最後のえっちも萌えなかったな。
たまりにたまったものが爆発して野獣化する攻めって私のツボではあるんですが。
野獣化するに至った心理的な経緯を、攻めが説明しすぎだと思いました。冷静やーん!て思っちゃった。
で、そこまで筋道だてて説明できる能力があるんなら、それまでの「攻めの言葉足らずから生まれたすれ違い」に説得力がなくなっちゃう。
野獣化に萌えるには、攻めは喋りすぎちゃダメなのだ。もう少し想像の余地をください。
受けも攻めにも感情移入がどうもできなかった。上下関係、いわゆる主従という結構好きな部類に入るんですがねー
あと、攻め好きとしてもこの攻めはちょっと…萌えれないww
読んでいて面白かった!と思える内容ではなかったです(私の場合)
攻めが受けを受け入れない理由は予想通りだったのでちょっとつまらな(ゴホンゴホン)
まあ受けが不安になるのもしょうがないのかなーあれじゃあ
宮郷家の長男だけど、歳の離れた姉に婿養子が会社の跡取りとなり、長男の和緒は無能扱い。
倉部は長男の和緒の教育係。
和緒の大好きな倉部。
倉部の親友が、和緒の知らない学生時代のことを色々教える。和緒は、自分の知らない姿に惹かれていく。
主従物で、攻めの気持ちが見えなくて不安になる受けの話です。
秘書兼お目付け役・倉部謙 抱擁攻め×医薬品メーカー社長令息・宮郷和緒(22)誘い受け
姉が結婚して自分が跡継の座から外れたので、倉部に思いきって告白をする。
彼は祖父の代からの恩があるので、跡継の立場の自分には手を出せないだろうと思っていたので、ようやく気持ちを伝えられた。
受け入れてはくれたが、いつまでたっても求めるのは自分からで、本当に好きなのか不安になって。
そんな時に、倉部の友人から思いを確かめてみないかと持ちかけられて。
攻めの気持ちが全く見えないので、短気なものなのでイライラしてしまいました。
キスも抱擁も求めるのは、受けだけ。
求めるからしてくれるだけで、それ以上を求めるとするっとかわされて。
お見合いも受けに内緒で受けて、相談もしない。
受けならずとも、不安にならない訳がないと思う展開です。
倉部の友達が暴走したことで、最後の最後にようやく攻めが気持ちを見せるのですが、言葉や心を伝えれば、受けだってちゃんとわかったんじゃないかと思って、敬語が取れて逆ギレな感じに受けとHをするのが納得いかずな展開でした。
和緒も倉部のことを信頼していないと言えますが、倉部だって和緒のことを信用していなかったのでは?
あんなに不安がっている受けに、一言でもいいから愛を伝えてあげればよかったのにと、思わずにはいられませんでした。
攻めの不安も、言われた事でわかったし、きちんと納得も出来ますが、正論押しのような後出し感がして、もやもやしました。
プリズム文庫創刊3周年記念フェアのポストカード
裏面にスペシャルショートストーリーが載っていました。
呼び捨てするので敬語が取れたかと思えば、仕事中はまたいつもの態度に戻る倉部で、まだまだ厳しい恋人振りが窺い知れるエピソードでした。
受けの方が好き派な私なので、攻めに厳しいのだと思います。
エロ:★2 受けからの誘い受け
総合:★2 受け視点なので不安な気持ちをこれでもかと見せつけられたので、攻めへの点が辛くなったのかも。