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俺の命を預ける代わりに、俺はあんたの体をもらう。
作家さんの新作発表
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鏑木清馬(星城の部下で忠誠を誓う 元フランス人部隊あがり)×星城貴一(公安部警視 恋人を麻薬組織に殺され復讐を誓う)
※この作品は『愛縁-きずな-』(敬春×操シリーズ最終巻)に出てくる事件の内容とリンクしている部分があります。
アジア系麻薬組織“青”に潜入捜査中の恋人を奪われ生きる意味を失っていた星城でしたが、鏑木の強引な挑発で“青”への復讐心を蘇らせます。「地獄までついていく」と忠誠を誓う鏑木に対し、星城は自分の手足となって動く代わりに体を与えるという取引をし捜査を進めていきます。そんな中ついに“青”をつぶすチャンスが廻ってきますが、星城は鏑木に対し“青”への潜入捜査を命じます。
『愛縁』では脇役として登場する二人ですが、まさかこういう形であの事件に関わっていたなんて……何か気になる二人だなぁとは思っていましたが、裏ではこんな設定だとは全く予想がつきませんでした。『愛縁』での星城はあくまでも冷酷、鏑木(『愛縁』では梁井と名乗っていますが)は飄々とした人物のように見えましたが、それはあくまでも周りから見た姿でしかなかったんですね。非情に成り切れず自分を責めながらも“青”を追い詰めるために必死な星城と、星城に対し激しい感情をぶつけながらもいたわり見守る鏑木の、決して交わることがない関係が痛々しくとても切なかったです。
甘い雰囲気はほとんどなく殺伐としたストーリーですが、とても読み応えがあり最初から最後まで引き込まれっぱなしでした。稲荷屋房之介さんのイラストも狂暴な忠犬×女王様の作品にはピッタリ!!でとても良かったです。
スピンオフ作品らしいのですが、自分は本編を読んで無かったけどさして問題は無かったです。
単品でもおそらく読める作品かと。
警視・貴一〔受〕は恋人の死を目の当たりにし、更に男達に嬲りものにされ精神が半ば壊れかけてしまい自らの殻に閉じこもっていました。
そんな貴一を無理矢理、現実世界へと引きずり出したのが鏑木〔攻〕
彼は言います、復讐をしたくはないのか、と。
その為に鏑木は貴一の部下となり、貴一は再び立ち上がりもてるだけの人脈と権力を使って、半島系犯罪組織『青』を追い詰めていくのです。
亡くなった恋人への愛情、嬲られた己の怒りや悲しみ、そんな貴一を丸ごと受け止めてくれる鏑木がかっちょいい。
あさひさん作品はエロにちょいストーリーってパターンも多いけど、これはストーリーも結構あって読みがいがあったです。
この内容なら新書版でも余裕の萌評価。