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双葉〔受〕と黒岩〔攻〕は恋人同士だったのですが、黒岩の父親の死によって、実は彼らは父親違いの兄弟だった事が判明します。
弟と知ってしまってはもうこの関係を続けられないという黒岩と、それでも黒岩が好きで彼を待ち続ける双葉。
それから2年後、黒岩は結婚してしまったけれどそれでもまだ双葉は黒岩だけを想って過ごしてます。
そんな時に偶然に出会ったのが、御山という男。
黒岩によく似ていて、最初、双葉は黒岩が目の前に現れたのかと思って彼を追うのですが別人だったのです。
その後、仕事で関わる様になり愛する恋人に死なれてしまった御山と、愛する男を諦め切れず待ち続ける双葉との恋愛ではないけれど友情ともまた違う、奇妙な関係が始まります。
これはてっきりこのまま双葉は御山とくっつくんだろうなーと思ってたら、何と御山が事故死してしまうのです。
そして妻と離婚した黒岩は、やっと双葉の元へと戻ってくるのでした……。
御山が凄くいい当て馬でした、うーん、別に殺さなくても良かったんじゃないかなあ。
お約束だけど一度は事故で死んだと思われていたけど実は生きていたとか、あとは海外赴任で双葉から離れる事になるとか。
なんか双葉と黒岩がくっつく為の、黒岩を殺したって感じがしちゃってそこがどうも気になりました。
兄弟モノスキーなので兄弟でくっついたのは嬉しいんですが、どうも後味がしっくり来なかったです。
挿絵が水名瀬雅良さんだったので読みました。
残念ながら、ストーリーには納得できなかったのが残念でした。
ここからはネタバレなので、未読の方はご注意を。
仕事関係で知り合った黒岩と恋人関係になるが、黒岩の父親の死をきっかけに、双葉は黒岩と半分血が繋がっていることを知る。
黒岩からはその時点で一方的な別れを告げられるが、双葉はいつまでも待つと言う。
数ヵ月後、黒岩の結婚を風の噂で聞くが、双葉はまだ黒岩が迎えに来てくれると信じている・・・。
この時点で、私はストーリーに入り込むのが無理になってしまいました。
普通、自分を捨てて結婚もした男が自分を迎えに来るなんて・・・思わないでしょう?
しかも黒岩は血のつながりがあるから恋人ではいられない、と言っているのに。
まあ、それでも信じている双葉を健気とか一途とか思われる方もいらっしゃるでしょうが・・・、私にはムリでした。
しかも、これに追い討ちをかけるように、双葉の前に現れた黒岩そっくりな男が、双葉と心を通じ合ったと思ったところで死んじゃうんです・・・。
せめてここは最後まで三角関係でいってほしかったです。