花嫁は今夜もブルー

hanayome wa konya mo blue

花嫁は今夜もブルー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×214
  • 萌21
  • 中立6
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
6
得点
155
評価数
54
平均
3.1 / 5
神率
11.1%
著者
凪良ゆう 

作家さんの新作発表
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イラスト
唯月一 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
シリーズ
花嫁はマリッジブルー
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784592875659

あらすじ

愛する朝倉とラブラブな新婚生活を過ごす拓海。名門ホテルの御曹司である朝倉は、対外的には拓海の姉・美花を妻と紹介している。この件をマスコミが嗅ぎ付け、しかもコワーい姑の耳に入って…!?
出版社より

表題作花嫁は今夜もブルー

表向き拓海の姉と偽装結婚している御曹子
朝倉と実質結婚している庶民の大学生

同時収録作品エディの幸福、あるいは美花の受難

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

気軽でたのしいラブコメディ。

どうってことのない話……なのに、面白く読めました。デビュー作である「花嫁はマリッジブルー」の続編なのですが、続編のこちら「花嫁は今夜もブルー」の方が好きです。
なんというか新人さん時代の作品ということで、編集様の希望に沿って書かれたと思うのですが、この続編になると、その枠の中でも「凪良さんらしさ」がより出るようになってきている……みたいな感じ。

お姉さんやその恋人、お義母さん、お義父さん、女中さん…漫画チックなキャラが多いのですが、コメディタッチの作品に合っていて楽しい。

2冊通しても、サラッと短時間で読めてしまいます。深刻なつらい出来事など起きない作品ですので、気軽に読むのにピッタリですよ。

2

最強の痴話喧嘩

とにかく楽しくて可愛いラブコメ。
シリアスなネタも匙加減よく投入されてて、ただ笑えて萌えるだけじゃない、ばっちりストーリー性のある作品に仕上がってました。
さすが凪良ゆうさん。
バカップルの痴話喧嘩がこんなに面白いとは思わなかったです。
本来、痴話喧嘩で構成されてる続編って好きじゃない私なのですが、まったく関係なかったな。
攻めのアホな嫉妬がウザ可愛くて、ニヤニヤしながら読みました。

前作でめでたく結婚した二人は、めでたく新婚生活に突入。
ゲイ婚モノが苦手な方も試しに読んでみて欲しいな。絶対に損はしないと思う。もちろん前作の『花嫁はマリッジブルー』含めてオススメです。そっちを読めば絶対にこっちも読みたくなるだろうし。

今回がっつりストーリーに絡んでくる姑も、やたら可愛かったです。前作では気づかなかったけど、ほんと攻めに性格がそっくり。
姑と舅の夫婦関係については微妙にモニョる部分があったのですが、円満に向かいそうなのは良かった。(ただやっぱ舅の愛人が気になるし、その子供がまったく登場しないのが不自然だなと思ってしまった)

お姉ちゃんとエディも勢いよく突っ走ってます。
BLじゃご法度かもだけど、こんな短いSSじゃなく、もっとがっつり二人の恋模様を読みたいなと思わされました。
エディのヘタレっぷりはヘタレ攻め好きのツボにくるんだよね~w

5

30年愛

つか、30年越しのすれ違い愛。

前作で、うりゃぁっと結婚式で、神の御前で永遠の愛を誓っちゃって、どろどろの甘くて汁まみれな新婚生活を送っている二人。
パパラッチに追いかけられて、ひょんなことから、拓海は単身、羅刹の家に…
そこで姑と二人になってみて、彼女には彼女なりに思うことがあるのだと気付きます。
拓海は、庶民ならではのバランス感覚で、何とか朝倉親子の家族関係の修復を計り、自分と正嗣の関係もより良くしていきたいと奮闘していきます。
この、拓海の真っ当なバランス感覚がとってもいい。
お話的には、正嗣の両親に関しては、愛人や、愛人の子どもの事とか、実は全然何も解決しないままですが、とりあえず、拓海と正嗣は元のラブラブ生活に戻れたようだし、エディと美花も無事(?)新婚旅行中のよう。
そんなに総てが一時にうまく解決しなくても、これからまだまだ時間はあるし、とりあえずのハッピーエンドでも、「よかったね」って思える作品でした。



4

掟破りの男女恋愛ものも楽しいです

続編。期待に違わず、今回も楽しく明るい話でした。
姉の身代わりとして結婚式を挙げた前巻に続き、新婚生活。最初っからラブラブだなあと思いきや、偽装結婚がマスコミにバレそうになり、旦那の親子の確執をなくそうとして喧嘩になり、セレブと庶民の価値観の違いをわかりあえなかったり、お騒がせの暴君な姉とヘタレな恋人も相変わらずで、本人たちには別れの危機なんだけどコメディなのでした。
根っからの悪人がいなくて、お互いに歩み寄るのが微笑ましい、現実的ではないけれど読んでて楽しいのがいいですね。

3

すべてのキャラが生き生きしてました!

本当に、凪良さんにはうっかり騙されます。いつも。
ありえない設定、ありえないキャラ、ありえない展開。
どう考えたって「作り物」としか思えないのに、読んでるうちにいつの間にか「うん、こういうこともあるかも」とか思わされてるんですよね~。

しょっぱなから無茶ですもの!
前作で出来上がった攻めと受けですが、これを「結婚」と言ってしまうところがまずぶっ飛んでる!
「気持ち的に結婚」じゃなくて、本気の結婚をしようとするところがまず無茶。
世間の目を騙すために、受けにそっくりな姉の戸籍を借りて入籍しちゃおうとかいう発想が無茶。
「そしたら戸籍上は家族になるんだから、優遇しますよ」と渋る親に持ちかける理屈もめちゃくちゃなら、戸籍を売る代わりに自分の恋人をメジャーデビューさせろと迫る姉もめちゃくちゃ(笑)

なのに「おー、上手くまとまったなぁ」と思いながら読んじゃう私って、もしかしたらいつかオレオレな電話で大金振り込んだり水晶とか壺とか買ったりするんじゃないだろうか…。
いや、ここは凪良さんが一枚も二枚も上手ってことで。

そんで、前作で「火サス」のBGM付きで登場した攻めの実家ですが、あのドロドロのお家事情も今回はすごく素敵にまとまりました。

凪良さんの作品って、特別良い人がいるわけでもなくて、けど悪人もいなくて、読んでいて嫌な気持ちになる瞬間がないんですよね。
そんで、「とんでも設定」を「とんでも」と思わせない筆力でサクサク騙してくれちゃうから、結局気持ち良く騙されて、差し出された嘘世界を思う存分楽しめるんです。

これ、「お嫁さん」なタイトルじゃなければもっと早く読んでたのに!と残念ではありますが、読み終わってみれば「嫁」以外にないよな…という感じで納得でした。

っていうか、番外編がノーマルCPっていうチャレンジャーぶりに脱帽でした(笑)

2

切なさ0%

「花嫁はマリッジブルー」の続編です。
がっつり続編なので、前作は読んでいる方が絶対良いです。

丸ごと1冊表題作で、拓海(受け)の視点で進んで行きます。

前作は、朝倉×拓海、美花(拓海の姉)×エディ(売れない歌手)でおちついたところでエンドであり、そこから拓海たちの両親に説明をする場面からスタートします。

「花嫁は今夜もブルー」
朝倉(攻め)は、世間的には朝倉と美花と結婚したように装う「偽装結婚」を言い出し、美花はエディを売り出すことを条件に受け入れます。
ところが、マスコミが偽装結婚を嗅ぎ付け、拓海は一時的に朝倉のマンションから朝倉の実家に滞在する羽目になります。そこで、義母の人柄に触れるにつれ、拓海は朝倉と義母の確執を解消したいと考えますが、朝倉の根が深くて…という話です。

コミカルテイストですが、噴出すほどの滑稽さはありません。
前作同様に拓海と朝倉、美花とエディもケンカをしますが、今回は朝倉の両親の30年もの長いすれ違いを解決するというのがメインになってます。義父が浮気して子供つくったのは事実ですし、今回のマスコミはおさえたものの偽装結婚がバレたらまずいのはそのままではありますが、まぁ良いエンドになったのではないでしょうか。

あと余談ですが、イラストの義父がどこぞのカタコト外国人のようで、ちょっと面白かったです。

「エディの幸福、あるいは美花の受難」
同時収録の短編。ノーマルカップルのエロなし話。いつもは優位に立つ美花が、新婚旅行先では逆になるという珍しい内容です。

気軽に読める楽しい作品です。
セレブ年上攻め×庶民年下受けがお好きな方にお勧めです。

2

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