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淫らなオール書き下ろし!
furachi na bodyguard
アジアの小国の王族のお姫さま・アニカのボディーガードの旬。仕事の真っ最中に出会ったホストの祐輔。短い出会いの中で、強烈な印象を残します。
そして今度は祐輔のボディーガードをするための再会。アニカ絡みで祐輔のボディーガードをすることになったんです。
旬は早くに家族を失ったため、ボディーガードになるべく育てられ、それしか知らないわけですよ。
祐輔を守るためなら、何でもやっちゃう旬が、何か哀しいわけですね、祐輔は。だって、「欲求不満だ」って言うと、自分のカラダで慰めようとするから。
祐輔は「仕事でやっている」って思ってるし、旬は「祐輔は特別」って思ってるし、同じ行為でも温度差があって。そこに気が付かないのが、これまた哀しいわけですよ。
ボディーガードものだから、やっぱりアクションシーンもあります。ケガもしちゃうし。でも、それで盛り上がれちゃうから、結果オーライですが。
さて、いろいろと盛り込んじゃったからか、最後のアニカの結末が、少々「あれ?」と思わないでもないけれど、収まるところに収まったから、これも結果オーライ?
とある人物から、ホストクラブ『Aquarium』のナンバーワン・桜庭の警護を依頼されたボディガードの旬。
当初、桜庭は旬のことを鬱陶しく思いはするものの、まったくもって旬の話を聞いてくれなかったけれど、忠実に命令を守ろうとする旬の頑固さに折れ、旬は桜庭の家に居候させてもらうことになった。
常に密着状態の生活の中で、他で欲求不満を解消することもできないから、と桜庭は旬にエッチなことを仕掛けられてしまう。
それに素直に応じてしまう旬。
実は旬は一年前に桜庭に出会っていて、その時から桜庭に恋をしていたのだった。
桜庭は桜庭で、何事にも動じない旬に苛立ちを覚えていて、ついつい旬にエッチなことを仕掛けてしまったことを後悔していた。
けれど、エッチの時だけ普段の無表情、無愛想な顔から変わる旬に、桜庭は旬にエッチなことを仕掛けるのを、やめられなくなる。
そんな時、桜庭を助けて旬が傷を負い、更に旬が拉致されてしまい……
という話でした。
旬は、ずっと桜庭のことが好きだったけれど、今後のことを思えば、それを伝えることができなくて、また、自分のことよりも、他人のことを守ることを第一優先する生き方をしてきたため、それを急には変えられない。
桜庭はそれに苛立ちを覚えるが、そもそも苛立ちを覚えた根底に旬を大切に思う気持ちがあって……
という感じのちょっぴりすれ違い気味のラブストーリーでした。
今まで、ボディガード物って、結構、ボディガード側が攻のイメージが強かったような気がするんですが、この話は思い込んだら融通が効かない、相手の言うことに逆らおうとも思わない、やや天然くんがボディガードだったので、こちらが受となりました。
報われない恋テイストですが、最後はハッピーエンドで、王族も関わってくるキラキラしたBLで面白かったです。
ななおさんの話はどれも好きだけど、これはイマイチ。
ホスト×ボディガードのお話です。
まず、ホストのボディーガードをするという経緯が現実から遠くて前置きが異様に長い!!
海外で親を亡くし、異国の王室警護をするための教育を子供の頃から受けてきたため、感情表現が欠落した旬。以前出会った瞬間トキメキを感じた男を今回守ることに。
一方、異国のお家騒動に巻き込まれ命を狙われてしまうホストの桜庭。無愛想で何を考えているかわからない旬に、苛立ちを覚えます。しかし音がいい人なのか、常に自分は後回しで警護に励む旬を邪険にしつつもほっとけなくてつい構ってしまいます。
旬の複雑な生い立ちや桜庭への恋心が同じように何度も出てくるので、弱冠読み手としては疲れてしまいました。
それよりも進展してほしい。しかし主人公も恋愛というよりそもそも対人下手なのでストーリーが一向に進まずスローペース。
考えてることが読みにくいため、進展には桜庭からの歩み寄りが必要。
百戦錬磨のホストといえど旬相手には思うようにいきません。
旬はほとんど一目惚れだけど、桜庭は人がいいだけの気がしてそこから果たして恋愛感情になるのか疑問です。また、王室警護の英才教育を受たために対人スキルが欠如した話の下りが気になりました。普通は逆になるんでないかな~と思うんですが。だって王女様の警護する人だから、いろいろソツなくこなさないと・・・
後半はお家騒動終息に向けてドタバタします。
これもちょっと雑な印象。それでいいのか!?みたいな・・・
ななおさんはリーマン物などけっこう面白いのが多いので、ファンタジーはあまり得意じゃないのかな?
留学中にホストクラブに通い詰めていたカマリア王国の王女様が帰国後にご懐妊。
そのせいで、将来王女様と結婚すると王族としての地位と財産が転がり込んでくるかも知れない№1ホストの桜庭の身が狙われてしまい、カマリア王国から派遣されたボディガードとして旬が就く事となる。
初っぱなから「王女様に四年間仕えているボディガード」という設定に、
ん('_')?と引っかかるものがあった。
ここの部分は作者のオリジナル設定として素通りする事はできても、若すぎるボディガードって貫禄がないかも…とは思った。
実際、読んでいくうちに何だか王女様の不始末を仰せつかったお目付け役にしか見えなかった。
ことあるごとに一年前の桜庭との初めての出会いを思い出して切ない気持ちになっていたり、桜庭の感情に一喜一憂したりと、健気受けというよりも片想いに浸っているような重さに感じて駄目だった。
一方、攻めの桜庭はホストという職業ながらも生真面目で、臨月の王女様や身籠っている赤ん坊に対しての思いやりも伺える。
それに、ぶっきらぼうながらも旬を理解しようとする努力も好感が持てた。
個人的には細かい部分が合わなくて駄目だったけれど、他の人が読むとそうでないのかも…、
と思っていたのにラストの王女様の相手、つまり産まれた世継ぎの父親の真相を読んで呆気ないを通り越してドン引き…。
ラストの印象の悪さに(やっぱりこの話、趣味じゃない)と、とどめを刺してくれた。