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binan no tatsujin
こんな塾、実際あったら流行らないかなあ。
男の人って、あんまりこういった面で自分を磨こうとかってないかな。どうだ。
バブルの時期ならまだしも、かな。
渋谷にある美男塾。そこはイケメン養成所、もしくはモテない男救済機関として、ザザ・コミュニケーションズ・ホールディングスという会社が経営する、モテ道を指南する学校。
ここに通う羽目になった、ルックスはいいけど若い女性と出会いのない上遠野が、なんでだか、男性講師の夏秋に恋しちゃうというお話。
予想通り、猛烈に楽しかったです。
典雅作品ってBLでは異質と言われてますが、どうかこのまま染まらずに、ひたすら我が道をお進みくださいますように!
キャラもみんな素敵だし。
某漫画家の方が、漫画はストーリーよりもどんだけキャラが立ってるかが勝負と仰ってましたが、たしかに読んだ漫画をあとで思い出すとき、細かなストーリーよりも、キャラの顔が浮かぶものです。
そう考えると、私のような忘れっぽいものには特にですが、BL小説にイラストって必要不可欠だなとか思ったり。
くわえて典雅作品は、漫画を小説にしたような面白さがあると思うんです。
きっと典雅さんは無類の漫画好きじゃなかろうかと、決め付けています。
こんなラブコメ見たことない、っていうか入った塾の講師に一目ぼれしてモーレツアタックと書けばありきたりのものですが、それでも一味違ってます。
某国営放送のドラマ枠や「サラリーマン●オ」なんかのショートドラマに入れても違和感ないくらい、愉快で楽しくて傑作なんです!
友人が入塾を検討した「美男塾」なるもの・・・一昔前にTVなんかでも話題になりましよね、モテるイイ男というか結婚できる男になるための塾なんですが・・・の説明会に行った折、子供に優しく接する講師の夏秋に一目ぼれした上遠野瑛士。
さわやかないい男なのに、恋愛に興味を持てず今まで童貞の25歳。
夏秋目当てで入塾しちゃうのです。
講義の内容が詳しくて、自分まで読みながら「うん、うん、」とうなずくことしきり。
塾頭の箭内からして、ひと癖もありそうなユニークな人物。
女性とのお付き合いにおいての心得とかテクニックなど、講義を聴くたび実践するたびに、秋夏を相手に想像している瑛士が恋する乙女みたいだし。
無意識に同じ受講生の島田に高感度アップのテクニックを使ってしまっていて、惚れられてしまったり。
楽しいのなんのって!
肝心の秋夏は子持ちバツイチ、瑛士を拒否するその男らしさといったら、女神とか美人とかじゃないです。
でも、くっついちゃうんですね~
女性としての要望や本音が講義内容としてズバリ出てくるので、相方にも読ませたいとか思っちゃいました。
話題の奇作、小林典雅にしか出来ない小説!それがこの美男の達人!
顔は良いが彼女いない歴25年、上遠野はモテない上司につられて美男塾へ。
夏秋に一目惚れして思わず入塾するのだが、さぁこっからが小林典雅節!
ん?BL?何それってくらいの講義シーンの力の入れっぷりに脱帽!!
上遠野の恋の行く末は?夏秋の反応は?
そんなの後々!
非モテ男がモテ男に変身するための情報が満載!
講義シーンに力を入れすぎてBLシーンは2割くらいしか御座いません。
普通に男性が読んでも良いくらい美男への道筋が詳細に記載されてます。
普通ならハァ?ですが、ここまでやりきった作品なら全く文句無し!
先生、こんな楽しい作品を世に送り出してくれて有り難う!よくやった小林典雅!
男性にこうして欲しい、という皆様の要望が一つはココに書かれている筈です。
彼氏持ちの方は読ませてみては?(笑)
普通とは違う、異色BLを楽しみたい方には大変お勧めです!
小林先生の指南系BLである「デートしようよ」や「たとえばこんな恋のはじまり」がとても面白くて気に入ったので、指南系BLならコレ!というこちらの作品も読んでみましたが、本当に面白くて期待通りでした。
モテない先輩の付き添いでモテる男になるための美男塾の説明会に参加した上遠野。
モテに興味はなかったけれど、とある講師に一目惚れしてしまい入塾するというやつです。
とにかく「モテる男になるための心構え」のボリュームがすごい。一冊のうち8割がセミナー内容です。
もしこれをCD化するなら、講師役の人は死ぬな……ってくらいの長ゼリフの連続。
モテない男たちを前に、そんな彼らにもわかりやすく、なるほど!と思わせるために懇切丁寧に、女性の心理について、こんな時はどうするべきか、など妙に具体的に、そして世の女性の恨み節を混ぜつつ説明してくれてて笑えます。
モテないという自覚のある男たちは、いや、自覚がなくてもとりあえず男なら耳の穴かっぽじってよーーく聞くべし!と言いたくなるような内容ばかりです。
攻めは受けに一目惚れしたものの、受けは子持ちで離婚歴のあるノンケで、とにかく手強い。そっけない。
半ばストーカー化しめげずにアタックする攻めに対して取りつく島もなく、けんもほろろ。
ページ数が残りわずかなのに、全く絆される気配もなくこの二人どうなるんだろう??と心配してたら、手の平を返したかのようにあっさりOKしちゃったのには目が点になりました。
セミナーにページ割きすぎて、ラブ部分に尺が足りなくなったんだな……としか言えません。
攻めの上遠野は難あり物件なのではなく、イケメンだけど若草物語とか赤毛のアンなどの少女文学やオースティンなどを愛読するちょい乙女なところがある青年で、女の子からアプローチされることも多いのだけど適当につきあう事ができず、ちゃんと好きな人とエッチしたいと思っていたら25歳でいまだ‥‥という乙女童貞です。
受けがどうやっても振り向いてくれず、それどころか他の男をあたれと言われて憤慨するのだけど、その時に「「12人の男の子よりお前一人の方がいい」とマシュウがアンに言われたように、俺だって何億人の他の一人よりも夏秋さん一人がいいんだ!」と思うあたり、小林先生、芸が細かいなぁと笑うと同時に感心しました。
BLでマシューのあの言葉が出てくるとは思わなかった。
先述したようにラブ部分については唐突だしぶっちゃけるとオマケ感すらあるので、そこだけ見れば中立なんだけど、なんせ「小林先生のセミナーものを読みたい」という要望に関しては100%以上の満足感を得られたので、神です。
そつなく平均点じゃなくても、突き抜けたものを書けるって素敵だなと。
だけど何も知らずにラブを期待して読んだ方は、絶対ガッカリすると思います。
で、関連作品を見て、え?これリンク間違いじゃないの?と思ったら、塾長と攻めに告白してきたあの彼の前世もの&トンデモラブコメだと?
そっちも読んでみます!
講義内容が興味深かった。
24時間体制で業者に家事労働を頼んだら月30万もかかるなんて…母親の偉大さを感じました。
これ、世の男性陣が読んだら円満家庭・円満恋愛築けそうですね。
男女共通部分もあるし、BLという括りで読む人が限定されるのが勿体無い気がします。
ってかリアル美女塾の設立を希望いたします。
私もセミナー参加したいっ!!
是非とも『美女塾』に入れてくださいっ!!!←
それにしてもここまでカギ括弧間が離れているのも珍しいですよねw
1ページの半分以上を占めていたりwww
後半の夏秋さんvs上遠野さんにワロタwww
ものっすごい攻防戦ですねwww
捨て身の作戦(淫乱でセフレいっぱいいるんだぜ)に出ても功を奏さず「精進して良いセフレになります…!!!(訳)」…( д) ゚ ゚
もうあれです、夏秋さんの全ての攻撃は「ギャップも(•∀•)イイ!!」とか超ポジティブに行間読む上遠野さんに無に帰されてるというwww
息子も吃驚の華麗な足蹴り最高ですwww
凛くん可愛い♥
この子絶対将来は“美男”だなっ(人´ω`*).☆.。.:*・゜
塾頭の箭内さんと碧海くんの現世話を読みたい!!!
前世編(「なぜあの方に恋したのかと聞かれた…」)を以前先に読んでいたので、2人が出てきた時「おぉ…この2人があのっ!」とwktkしたのです。
もっと詳しく!
是非まるまる1冊で書いて頂きたいっ!!!
表情訓練の相手役を瑛士から強奪した時、碧海くんの色んな表情見れてさぞ至福の時間だっただろうにwww
きっと自分が見たい表情をさせてたんだぜーニヤ(・∀・)ニヤ
臨月の妊婦さん体験講座の時もジェスチャーご指名させてトテトテヨタヨタ歩いている姿を遠目から眺めてご満悦とか何その塾長特権乱用www
うぁーもうこの2人の現世ver読みたいよー!!!
探したけどどうやら出版されていませんでしたorz
小林さんの本はすべて既読です。
その中でも、かなり好きな作品です。
ただ、受けが攻めへ片想いして通い出す美男塾セミナーの内容にひじょーーにページを割いている為、読み返すのはキツイですが…(苦
攻めの上遠野の片想いがページのラスト辺りまで続く、珍しい作品かなと思います。
大抵はもう少しはやく両想いになったりしますよね。
受けの美男塾講師の夏秋が、外見や対外的な社会人としてのイメージを覆す「ザ・男!」でギャップがありそこが壷でした。
や、普通のノンケ+子持ちですから当たり前な反応ですよね。
ラスト近くの蹴りシーンもリアル過ぎて笑えました!
重いBLにちょっと疲れた時の清涼剤に小林さんの本を読み始めたのですが、今ではすっかりファンです。
とにかく笑える!
ここに出てくる美男塾経営の会社は他の作品にも登場したり、今回脇役だった塾長と碧海の前世?を描いた作品も出されていて楽しいですよ。
カッコいいのに何故か彼女いない歴25年(童貞)の上遠野瑛士は、
失恋したての先輩国仲(ハゲでチビで小太り)に誘われて
モテ男養成『美男塾』の説明会に出かける。
そこで一目惚れしてしまったのは、心理学講師の夏秋(♂)。
瑛士の愛読書に準えるならば、『高慢と偏見』のジェインのような
プリンスエドワード島の五月の木漏れ日のような(ゲラゲラ)
美しい彼に、すっかり惚れ込んでしまった彼は……
なんと楽しい本なんだっ!
全ての男子に読ませたい、
あらゆる男子校ではこれを教科書として採用すべしっ!
ただし、対象となるのは本全体の3/4。
つまり多くの分量が、笑えるけれどかなり真面目によくできた
美男塾の講義内容に占められているのです。
勿論、残り1/4も男子諸兄にお読み頂いて、
BLに開眼して頂くというのもありだとは思うが、
BLとしては、まぁ、最後にサクサクサクサクと。
ライトと言えばライトで初心者向きかもしれないが、
開眼する程のインパクトがあるかというと、どうだろう?
そういう比重のかけ方ってどうよ?と思わなくはないのですが
面白かったからまあいいかー。
小林さんの作品は、個性的なキャラや
長々として途中で段々トンチキさが増して行く語り口自体が
面白いんだよね。
それが、萌えかと言われると………ちょっと詰まりますが。
攻め瑛士は、純情一途(若干思い込みでめげない)のワンコ。
一方受けの夏秋は、
外面爽やかの美男なんだけれど、実は中身はツンデレ。
真面目で可愛い島田くんや、将来有望な王子さまも登場し
その他ちらちら登場する美男塾の講師やらも皆愛すべき濃いキャラ。
『なぜあの方に恋したのかと聞かれたら…』は、
この本の脇キャラ塾頭の箭内達の前世編とのことだったが、
(この箭内は、そりゃあ素敵なキャラでございますw!)
彼の現世編その後も是非所望致します。
あんまり萌えないけれど、面白かったから萌×2つけちゃいますね。
恋の舞台は「美男塾」
美人子持ち講師に恋をした童貞塾生のお話です。
瑛士の心の中でのツッコミが笑えました。
作中に登場する他の講師たちも個性的な面々ばかりでおもしろかったです。
ただ、もう少し初夜のあたりをじっくり描写してほしかったですね。
せっかくの童貞攻めなので、童貞ならではの不慣れな感じや心理描写をもっとじっくり楽しみたっかです。
最後の方の展開が駆け足気味でそこが残念でした。
それにしてもこの講義、世の男性達に聞かせたいですね。
小林典雅に嵌ってしまったきっかけの作品。
なんとなく積んでいたのを「あ、コレ読んでなかった」と手に取ったが最後、寝るのも忘れて一気に読んでしまいました。
キャラのタチ具合も良いし、モノローグと台詞のテンポの良さに引き込まれてしまいます。
皆さん仰るとおり、BLとしてはどうよ、な部分も確かにあるんですが、それがどうした!(アッテンボロー曰く最強の台詞)
これが小林典雅さんの個性というものでしょう。
少なくとも私は嵌りましたね。
ここから作家読みですよ。
後の作品ではBLらしさを意識しすぎのせいか、典雅節が鈍っているものもあったりしますが、ぜひこの個性を大事にして描き続けて欲しい作家さんです。
わりとイケメンなのに彼女いない歴25年の上遠野は
職場の先輩と一緒にモテたい男のための“美男塾”の講義に参加する。
そこで講師の夏秋に一目惚れしちゃうというお話。
この“美男塾”一般的なマナーから女性心理論から
デートプランのたてかた、ベッド講習、調理実習
介護の仕方、妊婦の扱い・・・ありとあらゆることを教えてくれます。
この講座の内容がおもしろくて懇切丁寧に描かれているのに
恋愛部分に関しては、最後に急展開で動く。
もう少し恋愛部分を前倒しで動かしてほしかったなぁ・・・
私は、別にモテ講座を読みたいわけじゃなくって
ボーイズラブを読みたかったのでちょっと前半はダレました。
あの講座講座の合間に、もう少し色っぽい展開をプリーズ。
恋愛論とか女性論は、女性からしたら至極当たり前のことなので
ボーイズラブというカテゴリーの本で
わざわざあそこまで丁寧に説明する必要はないかと・・・
あれ読んで目からうろこは、本当にモテない男性だけだと思う。
塾頭の箭内が、一癖ありそうな人物で
彼のお話のほうが読みたいなぁと思ってしまったし。
碧海とくっついたほうが個人的にはおもしろかったし。
せっかくの25歳童貞のはじめての夜も
なんかいまひとつだったよー。
あんま童貞っぽくなかった!(`・д´・ )