継母に命を狙われたので森暮らしをしていたら王子様に見つかりました

mamahaha ni inochi wo nerawareta node morigurasi wo siteitara oujisama ni mitsukarimashita

継母に命を狙われたので森暮らしをしていたら王子様に見つかりました
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

182

レビュー数
4
得点
111
評価数
24
平均
4.6 / 5
神率
70.8%
著者
名倉和希 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
ひゅら光希 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
価格
ISBN
9784778136741

あらすじ

公爵家嫡男でありながら訳あって森に隠れ住んでいるエリオット。
生きる術を教えてくれた恩人も死に、孤独に押し潰されそうになっていたある日、獣用の罠に貴族の男がかかる。
「さっさと助けろ!」
偉そうに命じられムッとしたが、怪我をした彼を放っておけず面倒を見ることに。
ザンと名乗った男は質素な食事や粗末な家に戸惑いながらもエリオットに感謝し、最初の尊大さが嘘のように親身になってくれて…。

表題作継母に命を狙われたので森暮らしをしていたら王子様に見つかりました

ホールズワース王国の王弟、23歳
森に隠れて暮らす公爵家の嫡男、17→18歳

その他の収録作品

  • 王子様に見つかったその後
  • あとがき

レビュー投稿数4

張り型

先生買い。名倉先生のお話、好きなんですよー特に笑うところがあれば最高。今回、最初から最後まで ということはないですが、後半楽しかったので、萌2に近い萌にしました。いいわー張り型。頑張り屋な受けが好きな方でしたらおススメです。本編270Pほど+後日談5P+あとがき。

若くして後を継いだ兄の国王夫妻に子供がいないことから、嫁を迎えて子をもうけろとせっつかれてきた王弟のアレクサンダー。そんな周囲の思いなんか放っておいて、割と自由を頼んでいたある日、王妃が懐妊。その途端、周りからせっつかれることがなくなって、なんとなく憮然とした気持ちで・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
兄夫婦(国王、王妃)、ハミルトン(攻め側近、優秀)、受け父、継母、義弟、受けを守った男(故人)ぐらいかな。諸悪の根源は、うーーん・・・受け父も悪いんじゃない・・・?

++攻め受けについて

攻めは自由な雰囲気を持った王弟。側近ほったらかして、ぶうたれて森散策していたら、受けの作った罠にひっかかって受けに出会い、さくっと恋にハマってます。自由人だったのに、いったん決めたら一直線、受けを守るべく、まあよく働く。しごでき王弟でした。ま、側近も優秀だったからね。

受けがねえ、いいんですわ。ずっと森の中で隠れて生きてきたのもあり、もともとの性分もあり、純粋、ぴゅあ、うぶ、キレイ系青年と少年の間ぐらいな印象。いいわあ・・・・いざいたさんとなった時に謝るんですよ、準備してないってwwww張り型使ってないってwwwwそんなん目の前で言われたら鼻血出るwww

まあ攻めもよく辛抱強く待ちましたね。エライです。「よし」って言われたらガツガツがっついてましたが、まあそこまで頑張って待ったので、いいんじゃないでしょうか。後半に笑えた楽しい一冊でした。楽しいなあ。

0

森暮らしの公子はトンデもない逸材でした

名倉先生が描く健気受けは、ホンッットに最高ですね( ´∀`)
こんなに健気な子が、こんなに可愛らしい子が、こんなに才能がある子が……と、エリオットの魅力に虜になりっぱなしでした!

継母に命を狙われ、森での暮らしを余儀なくされた公爵令息・エリオットの逞しく生きる力にただただ脱帽。ハッキリ言って攻めのアレクサンダーが霞むほどのオットコマエキャラだと思います。
最初に出会ったときのアレクサンダーの悪態からしても、人間力的にもエリオットの方が遥かに上。甘ったれの王子様の情けないところ、だらしないところ、こんなにも攻め役より受け役の方が素敵に描かれているのも珍しいかと(笑)
アレクサンダーよりも惚れどころの多いストーリーがめちゃくちゃ面白かったです!

戦うスキル、狩りに長けた能力、薬草の知識、自給自足が染み付いた倹約の精神……エリオットが置かれた8年間は確かに苦労が多いですが、この国の上位貴族として平民の目線で色んな角度から見ることができたり、経験することができたのは彼の大きな糧になったと思います。
確かに命を狙われなければ…公爵の屋敷を追われなければ、エリオットは公爵令息として華々しく社交界デビューもしていただろうし、貴族子息らしくハイソサエティな生活を送っていたことでしょう。
そんな立場でアレクサンダーと出会っていても、ただの公爵令息の1人としてしか認識されていなかったのはほぼ確定です。だって、アレクサンダーが惹かれたのは森の中で強く逞しく生活を送るエリオットそのものですから^ ^

エリオットが昼食のために目の前ですぐさま鳥を狩り、その場で血抜き処理、食事まで手際よくこさえたのを見て目を丸くするアレクサンダーと従者の姿は愉快でした。特に笑いを誘うようなひとコマじゃないんだけど、その情景を思い描くと何となくコミカルな風合いに感じてしまうシーン描写が、やっぱり名倉先生のすごいところだと思います♪
健気受けはBL界にたくさんいますが、エリオットは不憫で可哀想という第一印象より、凄い!カッコいい!が最初にきます。森暮らしに適応している彼のあらゆる才能が最高に素敵でした!!( ´∀`)!!

少し気になったところと言えば、タイトルにもある継母のこと。彼女は安定の悪女で、確かに断罪されてしかるべき女性でしたが、"継母"という存在の大きさが想像より小ぢんまりとしていたのが少し勿体なかったかな。
ヴィラン並みのインパクトほどはなくとも、継母視点をちょこちょこ織り交ぜながら展開していたら彼女の邪悪さが際立ち、エリオットの置かれた状況の大変さがより強く映ったかも?なんて思ったりもしました。継母の脅威を感じているとはいえ、森の暮らしが比較的安定していたように見えていたので。。。

とは言え、それなりの身分のあるワケアリ男子が森の中にひっそりと住み、しかも王子様に発見されるというシチュエーションが何となく白雪姫っぽさを想起させたこともあってか、おとぎ話のようなワクワクドキドキ感に包まれた読後感でした。
アレクサンダーの身の回りのゆるさが王道の王子像じゃないのも良かった。エリオットに絆され感化されながら性根が矯正されていく側面も面白く、最後までエリオットにメロメロになっている王子様の溺愛リスペクトを存分に楽しみました♪( ´▽`)

1

遊び人王弟殿下と森暮らしの貴族令息の恋

王弟ってすごい。

大きな本ですがこのサイズ、長さが生かされたお話でした。

受け攻め両視点で前半はエリオットの孤独や悲壮感と珍客へのソワソワ。中盤以降はアレクサンダーの決意や誠意。終盤はアレクサンダー、君はやっぱりアレクサンダーだな!な。

タイトル通りな始まりのお話で。森でひっそり孤独に隠れて生きていたエリオットが身分を隠した王弟殿下に見つかってしまい…。

エリオットが十歳から森暮らしで純粋で、でも公爵家嫡男の気品は失わず。

このお話の一番の功労者はダレルかと思います。
その身ひとつでエリオットを匿い守り、生き抜く術をたたきこみ死してもエリオットを守るその生き様。散り際も…。しかも正体が!

アレクサンダーがエリオットのために全てに手を回しお膳立てしてくれて、正直この8年は?な気もちょっとだけしました。いや、王弟というこの上ない味方がいたからこそですが。

そのわりには、え?いいのかそれで?なところもチラホラ気になり。最後もケジメをつけるところまではいったのかな?なあなあな感じ?

エリオット父も良かったのですが頼りなく。なぜこんなになるまで?
継母もえ?今頃そんな手を?

なんとなくあっさりした読み応えでした。

立派な公爵になるぞ!なエリオットに後見人兼恋人のアレクサンダーが…。
オースティン、君も頑張れ!

3

モチーフは「白雪姫」、剣と弓を操る健気男前受けの姿が胸熱

大好きな名倉先生の新刊!今年初の御本ですね☺︎

タイトルが内容を説明してくれている、こちらの物語。
「白雪姫」がモチーフのファンタジーとのことです。

白雪姫をイメージして、表紙は王子(攻め)が
棺桶(!)に入った姫(受け)を救い出すー
という構図になっています。
(※本編中にそのようなシーンはありません)

ただ、物語の主人公である受け・エリオットは、
「白雪姫」の”姫”イメージからはひと味違う!!

賢く、健気かつ勇敢で、剣と弓を自在に操り
自らの力で困難に立ち向かっていくエリオット。
恋愛方面ではウブウブな可愛らしさと、
攻めと互角に渡り合える剣技を見せる
男前な部分とのギャップがハートに刺さります✨


公爵家の嫡男でありながら、8年前、10歳の時に継母に命を狙われなんとか逃げ延びて現在は森の奥深くで暮らすエリオット。

共に逃げてきて生きる術を教えてくれた
恩人ダレルも亡くなり、寂しさを抱え
孤独な生活を送っていました。

そんなある日、仕掛けた動物用の罠に
見知らぬ貴族の男がかかっており、
流れで彼を連れ帰り世話をすることに。
ザンと名乗る男(アレクサンダー・攻)と
数日感共に過ごすうち、離れがたい気持ちが湧いてきてー

と続きます。

攻めのアレクサンダー(ザン)とエリオット、
双方の視点が交互に入れ替わって進むため、
それぞれどんなことを思い考えているかが
分かりやすい◎

そして攻めが受けを好きすぎて、
時折様子のおかしな発言をしているところは
さすがの名倉先生作品(*´艸`)‪

「可愛いし健気だし可愛いし賢いし
健気だし真面目だし働き者だし可愛いし!」

と、従者に放った言葉の中で3回も「可愛い」を繰り返し
「健気」も2回言っちゃってるところに笑いましたw


恋愛面の見どころは大きく2つかなと思います。
1つは、2人の心の距離の縮まり方。

好き勝手に生きてきた「遊び人」の攻めが、
苦労しながら健気に生きてきた受けに
心打たれ、力になりたい、救いたい、と
心から思うようになり、力を尽くす。

また一方、長く孤独に寂しく暮らしてきた
エリオットも、心温まるアレクサンダーとの
数日間の暮らしで彼の人となりに触れ、
心惹かれてゆくー

特にグッときたのが、攻め・アレクサンダーの
意識の変化!

政治に興味もなく、娼館などにも遊びに行き、
大事なことは兄王に任せて適当に生きてきた攻め。
そんなアレクサンダーが、初めての
「恋」を知り心入れ替え、愛を乞う姿。
また知恵と、王弟として持てる力全てを使い
エリオットを公爵家に復帰させるべく動く姿に
心打たれます(๑•̀ㅂ•́)و✧

想いが重なってゆく2人ですが、
ここでもう一つの見どころ、鍵となるのが
アレクサンダーが自分の身分(王弟)を
エリオットに告げずにいたために起こる
すれ違い。

森の奥深くに住むエリオットの耳にも
届いていた、「遊び人王弟」の噂ー

自分の額と頬にくれたキスも、ちょっとした
気まぐれ・お遊びだったのか…と誤解し
落ち込むエリオットの姿が切ない( ; ; )

過去の振る舞いが、一番痛い形でドカンと
跳ね返ってくるアレクサンダーですが、
ここからの決意が男前!!
カッコ良くて痺れました。

過去の行いは消すことはできない、だから
ここから頑張るんだ…!と奮起し、
真摯に愛を伝えるのです。

時に主を揶揄うような言葉をかけながらも、
的確なアドバイスをくれる護衛騎士・ハミルトンも
とっても良いキャラ、心強い味方です☺︎

苦労して誤解とすれ違いを乗り越え、
「王弟」ではなくひとりの人間としての
「アレクサンダー」が好きー

とエリオットに言わしめる攻めの努力が胸熱でした✨

そんな恋愛面と共に、ドキドキハラハラの展開を見せてくれるのが8年前、
エリオットの命が奪われかけた事件の真相が暴かれゆく展開です。

継母の罪を白日のもとに晒し、
エリオットは無事公爵家へ戻れるのか。
病に伏せ、命を奪われつつある公爵(エリオットの実父)を救うことはできるのか。

公爵邸庭園での刺客たちとの戦い、エリオットの大立ち回りは臨場感たっぷり。
ひとりで複数人に立ち向かう不利な戦いの中、
期待通りにアレクサンダーが駆けつけ加勢し
バッタバッタと敵を凪ぎ倒してゆく様が爽快でした。

攻めの力と助力による勧善懲悪だけれど、
エリオット自身の頑張り、踏ん張りも光っているのが
読んでいてとても心地よい✧

欲を言うならば...
孤独なエリオットが森で唯一交流していた老父婦や、
エリオットの恩人・ハニガン卿にまつわる事実は
もう一捻り何か「あっ!!」と驚く事実があるのかな、
と実は期待していました;

特に、国に名を轟かすほどの素晴らしい騎士だった
ハニガン卿が、エリオットを救い森で5年間も共に
過ごしてくれたーというエピソードのその裏の気持ち、
(森で暮らすようになる前からの献身もまた感動的)
ここをより深掘りして知りたかったな…!

それでも書かれている文章から十分、
彼の深い情と愛が伝わってきてじんと胸に響きます。

終盤、アレクサンダーとエリオットが迎えた初夜、
絶倫っぷりを披露するアレクサンダーの描写には
笑ってしまった〜〜ꉂ(๑˃▽˂๑)

まさに、「愛が溢れて止まらない!」状態。
何もかも初めてなのに、へろへろになりながら
付き合った健気なエリオット、よく頑張ったねーーー!!!

森の奥深くに隠れ住む、健気だけれど賢く強い
しっかり者の「白雪姫」。
王子の助けを借り救われるけれど、地に足つけて
自らの力で力強く歩んでいく姿が印象的で心に響く、
素敵なファンタジーでした・:*+.

あとがきにあった「(エリオットの)弟オースティンは
自堕落な王弟に呆れながらも…」という一文に
笑ってしまったw

ほどほどに公務をこなし、エリオットに
「仕方ないなあ」と甘やかされて過ごす
アレクサンダーの姿が容易に想像できる〜笑

二人が幸せなら言うことなし、文句なしです(*´艸`)


4

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